5月に入って暖かい日が続き、ベイトフィッシュも濃くなってきたので、遅かれ早かれという感じだった。5月7日の火曜日、あまりに陽気がよかったし、冬にガイドを付け直したロッドを試してみたかったので、早いとは思ったがストライパーをいつもの Lead Mills に釣りに出かける。気温は夜になっても60度を超えており、風はそよそよだってので、心地がよかった。釣りを始めてしばらくすると、あたりの釣り場を巡回していた Tony が私の車を見つけてやってきた。Tony によると、まだこの近辺ではストライパーがあがってはいないとのこと。私もあまり期待はしていないんだけどね、などと談笑していたら、ベイトランナーをじりじりと引き出す怪しいあたり。ロッドを手に持って本あたりを待つが、このじりじりが続く。仕方がないので、ベイトランナーを解除して、軽くラインテンションをかけると、魚特有のあたりがあったので、今度はしっかりとロッドをあわせる。
最初は、22-23インチの小さい魚だと思っていたが、近くに寄せてくるともう少し強めのひき。橋の上から見て、多分25-26インチのように見えたので、そのまま抜き上げると、それにしてはかなり重い感じがした。私は、多分26くらいでしょと Tony に言ったのだが、Tony はもう少しあるんじゃないかと。シーズン最初のストライパーなので、とりあえず写真でも撮って、サイズも測っておくことに。すると、きっかり28インチあった。うーん、勘が鈍っている。シーズン中はだいたい0.5インチの誤差の範囲に収まるのだが。
その日は、その後あたりが一回あったが、針掛かりせず。シーズンの最初はまぁだいたいこんなもの。翌日は、Marblehead のイカをチェックした後、再度挑戦したが、ひどい雨の中、あたりはあったものの、1匹も掛からず。Tony によると、Lynn の Red Rock では、5月8日になって、何匹もキーパーが上がっていたとのこと。
翌日は、Gloucester でヘリング。Beverly でもヘリングは入れ掛かりなのだが、皆サイズが小さいので釣る気がしない。Gloucester では多少波があるし、入れ掛かりというわけではないのだが、25cm クラスの大型ばかり釣れる。この日は10匹程度で終わり。
金曜日は、Gloucester でヘリングを釣って、帰りに Salem でそれを餌にしてストライパーを釣ろうと思っていたところ、まったく同じ考えの人が。Gloucester に着くと、Oさんがすでに30匹くらい釣っていた。みなへリングにしては大型のもの。私も順調に釣れて、2人で合計80匹くらいか。
Gloucester では小型のイカの群れがあちこちあったが、ジグにはあまり反応しない。なんとか1杯あげたが、小さかったのでリリース。一度、大型のイカが5,6匹群れで通過していったが、釣れなかった。イカのほうもあともう少しではじまる感じだろうか。
予定とおり、午前1時少し前にヘリング釣りを切り上げて、Salem に向かう。釣り場に着くと Tony がいた。Tony は、昨日はよかったんだけど、今日は今のところだめだとのこと。早速、ヘリングのチャンクを餌にして、一投目。すると、5分もしないうちにいきなりベイトランナーが鳴る。針はしっかり掛かった。魚は先日のよりずいぶん走って、大きめだろうと思ったが、それほどではなかった。いちおう、28.5インチでキーパーサイズ。その後、Oさんが30.5インチを1匹、私が最後に29.5インチを釣って終了。
Tony や他の釣り仲間の情報だと、Beverly で大きめのイカが毎晩数杯は釣れているという事なので、Oさんと行ってみる。5人くらいイカを釣っていたが、1人が大きめのイカを1杯だけという状態だったので、まぁあまり期待はできないが、一応竿を出すことに。Beverly のピアでは潮が流れているので、シンカーを付けて、胴付き仕掛け。10分くらいやっていると、ぐんという大きなイカ特有の感触。とりあえず1杯。その後1杯追加したが、続かなかったので切り上げることに。
ストライパーはキーパーサイズぎりぎりのちょうど食べごろ。季節なのだろうか、だいぶ脂がのっていた。ヘリングも脂がのっており、まろやかな味。釣ってきた次の日は塩焼きに、残りは、オリーブやケーパーなどと一緒に、マリネにする。
ということで、いきなりシーズン開幕となった。最初の週でストライパーが3匹、いずれもキーパーというのはなかなか良いペース。例年より2週間くらい早めか。イカも各地で姿が見えており、ぽつぽつ上がってきているので、もう少しという感じか。イカは今シーズンもそこそこ期待できる感じである。