忘れないうちに。
このあたりで海岸や桟橋からストライパーを釣っている人たちにとって、40インチというのは一つの壁だと思う。私の釣り仲間の間では、35-36インチクラスのストライパーは毎年1、2匹釣れるが、このクラスを超えると数がめっきり減る。40インチ越えとなると、数年間で1匹釣れるかどうか。
先日、生涯3匹目の40が釣れた。9月17日火曜日、Salem Harbor の満潮が午後10時15分。午後10時30分すぎにいつもの Lead Mills に着くと、このあたりで毎日ストライパーを釣っている、Frank がいた。とりあえず竿を出して話していると、すぐに釣り仲間の Kenny が来て、しばらくして Tony がやって来た。数年前までは、平日の夜はこのポイントは大体私一人だったのだが、最近は Tony を含め、一人で釣りをすることはほとんどなくなった。私は込み合っているのは好きでないので、海岸に下りることに。
潮が動き始めて流れが出始めると、とりあえず1匹。悪くない引きで、キーパーサイズの28に届くかなと思ったが、あげてみると26インチ。リリース。しばらくして、16インチくらいの小さいストライパー。
橋の方では、珍しく Kenny が2匹キーパーをあげたようで、上機嫌な声が聞こえてくる。午前12時55分、そろそろあがるかとかたずけを始めたところ、ベイトランナーがジリっと短く鳴った。とりあえずベイトランナーをオンにしたまま竿を手にすると、もぞもぞっとしたあたり。ベイトランナーを解除して、糸ふけをとると、魚が動きだす感触があったので、竿を立てると、しっかりとしたあたりに続いて、魚が浮いて水面を叩く音。何故かわからないが、30インチ以上のストライパーはこのパターンが多い。
よっしゃ、としっかりラインテンションを維持して魚を寄せようとすると... なかなか魚が動いてくれない。続いて、魚が走り出す。それも、ゆっくりと、ドラグをものともしないで、ラインがどんどん出て行く。このあたりで、35クラスはあると確信。小さめのストライパーは早い動きをするが、大きいのはゆっくりと力強い。
ドラグがとまったところで、ポンピングをしながら魚を寄せようとするが、なかなか動かない。これは来たなと考えながら、丁寧にラインを回収しては、またドラグを出されるの繰り返し。5分くらいして、浅瀬まで寄せてきたところで、最後の抵抗。これもまた、ドラグをものともせず、ゆっくり、力強く。さすがにここで力尽きたようで、無事ランディング。でかい。巨大な頭にでっぷり太ったからだ。これは40クラスだと考えながら、メジャーをとりに行く。ぴったり40だった。
数年前に、41.5、41と40オーバーを2匹あげたが、夏前の細めの魚だった。確か23ポンド程度だったはず。最近は、はかりも持ち歩いているので、早速計量したところ、堂々の25.5ポンド。ということで、私が過去釣ったストライパーで長さは一番ではないが、重量は一番。
魚を持って、橋にいくと、連中から Wow の声。ということで、記念撮影。
Kenny は32インチと28インチをあげていたが、彼の魚が小魚のように見える。面白いので、Kenny の28インチと並べて撮影。