忘れないうちに。いまさらながら、ひと月ほど前のタラ釣りのレポート。
9月10日の夜に Salem Ferry Port でストライパーを釣っていた Tony に、日曜日にはタラ釣りに行くと話したら、興味を持って、俺も行くという話しになった。
9月12日。Merrimack 河口の満潮が午前2時27分。私は午前6時前に到着。Tony は朝4時くらいに来て、船の近くでストライパーを釣っていたとのこと。キーパーは1匹もいなかったが、5匹釣れたとの話だった。船にはまだ誰もいない。早速バウに場所を確保。
午前7時30分。定刻通りに出航。船には20人くらいしか釣り客がいない。日曜日でこの人数とはこの船本当にやっていけるのか心配になる。Merrimack の河口を出て、東南東へ向かう。風はほぼ正面から。約2時間して最初のポイントに到着。風は予報では5から10ノットとのことだったが、10ノット以上は確実に吹いている。アンカーを打って釣り開始。
9月になると、大きなポラックの群れにあたるのを期待するのだが、あがってくる魚はすべてタラ。3匹に1匹くらいの割合でキーパーか。強い潮がほぼ真正面から川のように流れてくる。釣り人が少ないので、ラインがからむ心配はあまりしなくてよい。この最初のポイント、かなり魚影が濃いようだ。ジグを落として、何度かしゃくっていると、ゴンと乗ってくる。1時間半くらいの間にタラのキーパーを4匹確保する。ダブルでキーパーが掛かったりしたが、メイトがギャフを持ってくるのが遅くて水面でばらしたのが2匹。ただペースがよかったのであまり気にしていなかった。
これは午前中にリミットかと考えていると、やはりそううまくは行かない。だんだんあたりの間隔が遠のいてきたところで、最初の移動。これは小移動だった。2番目のポイントも魚は食ってくるが、私はサイズに恵まれなかった。タラのキーパーを1匹追加したところでまた移動。近くで釣っている常連の連中も似たようなペース。
ここからが辛かった。小移動、中移動を繰り返してあっという間に午後2時。この間、ポラックの群れに一度当たったが、私は5ポンド程度の小さなのが1匹のみ。ハドックが釣れたのを見て餌釣りに変えたが、ハドックは釣れなかった。ドッグフィッシュも時折混じる。Tony も初めてのタラ釣りで海もそこそこ荒れているのでかなり苦労しているようだ。途中、釣った魚がブルーシャークの餌食になって、ラインをがんがん持っていかれて、結局リグを失ったり。
午後2時15分頃、最後のポイント。ここで魚が食ってきた。ジグに入れ食いの状態。カスクを2匹、タラのキーパーを数匹追加した。午後2時50分頃、終了のコール。まだ食っていたので、もう少ししたかったが、もう少し時間オーバーしている。結局、タラのキーパーが8匹、ポラックが1匹、カスクが2匹。Tony の方は、タラのキーパーが5匹だった。
この日は同じエリアの釣り船を見ることはなかった。後で他の船のレポートを見ていたが、Captain's Lady III は良かった部類にはいるのではないだろうか。他の船はハドックとポラックが中心で、タラが多く釣れた船はなかったようだ。しかし他の船に比べて釣り客が少ない。このあたりでは一番快適な船だと思うのだが、ちょっと「はずれ」の日の確率が高い気がしないでもない。それにしてもそれほどの差とは思えないのだが。皆さん、この船がなくならないよう、サポートしてあげてください。
2010-10-09
10/7 Gloucester
イカが終わったとの確信が欲しいがために、また車を走らせる。Gloucester Harbor の満潮は午後11時35分。Tony とその連れ、その他2人が釣りをしていたが、Tony 達はスメルト釣り。イカの竿も持ってきているのだが、スメルトがメイン。2人で2時間半釣りをして、スメルトが2匹とポラックが1匹のみとのこと。日が変わる前にあきらめて帰っていた。
私は開始早々、極小のスメルトを1匹。続いて、小鯖を1匹。あとが続かない。イカのジグも時折試してみるが、まったく気配がない。Tony 達が帰ってから、Pier の反対側に移動したところ、常連の1人を見つけた。もうイカの姿がまったく見えなくなって3日。彼は小鯖を釣っていた。私も15分くらい、スメルトの仕掛けをおろしたが、気配もないのでギブアップ。イカのシーズンの終わりを確信したので、もう今シーズンはここにはイカ釣りには来ない。あと何週かすると、スメルトの大きな群れが入ってくるだろう。
私は開始早々、極小のスメルトを1匹。続いて、小鯖を1匹。あとが続かない。イカのジグも時折試してみるが、まったく気配がない。Tony 達が帰ってから、Pier の反対側に移動したところ、常連の1人を見つけた。もうイカの姿がまったく見えなくなって3日。彼は小鯖を釣っていた。私も15分くらい、スメルトの仕掛けをおろしたが、気配もないのでギブアップ。イカのシーズンの終わりを確信したので、もう今シーズンはここにはイカ釣りには来ない。あと何週かすると、スメルトの大きな群れが入ってくるだろう。
2010-10-07
10/5 Gloucester
午後10時少し前に家を出る。Tony に電話をするとイカもスメルトもさっぱりとのこと。雨も降っており、家に引き返すことも考えたが、やはり自分で確認しないことには。
午後11時、Gloucester の State Pier に到着。誰も見当たらない。Tony に電話をすると、ギブアップして家に帰ったとのこと。Gloucester Harbor の満潮は午後9時47分。潮位はまだかなり高め。
とりあえず岸壁からイカ釣りをしてみるが、何もあたりがない。予報では午前2時くらいまでは雨がふらないとのことだったが、そこそこ降っている。30分もしないうちにあきらめて、ポンツーンに降りる。スメルト用の浮き仕掛けに、オキアミをつけて投入。こちらはとりあえず置き竿。イカの竿を手に持って探るがやはりあたりはない。すると浮きに細かなあたりが。時折浮きがすっと沈み込むが、軽くあわせても針掛かりしない。どうやらスメルトのあたりではなさそうだ。
イカ釣りはあきらめて、スメルト用の竿を手に持って、時折軽くしゃくっては仕掛けを落とし込む。餌を塩漬けのシーウォームに変えたり、オキアミを小さくしてたらしを短くしたりいろいろ試しているうちに、やっと針掛かりした。魚体のサイズ、シルエットから Blueback Herring かなと思ったが、魚を手にして針をはずそうとしたところ、なんと12,3cmの小鯵(Horse Mackerel と呼ぶらしい)であることに気付いた。このあたり(というか、アメリカに来てから)鯵は釣ったことがない。NY や CT など、もっと南に行けばそこそこポピュラーだそうだが、このあたりで釣れると言う話は聞いたことがない。
とりあえずバケツに放り込み、次を狙う。細かいあたりは何度もあるのだが、針掛かりさせるのが難しい。スメルト用としては針はサイズ8で問題ないと思うのだが。雨の中1時間くらい辛抱強く粘って3匹釣ったが、なかなかうまく行かない。どうやら光のところに集まっているようなので、岸壁に戻って再挑戦。イカ釣りの竿もまた出して、ちょっと探ってみる。しかし岸壁の上からだと細かいあたりがよく見えない。イカもまったくあたりがないので、イカの仕掛けを車にしまって、またポンツーンに降りる。
いろいろ浮き下を変えたり、餌のつけ方を変えたりして小鯵を狙っていたところ、浮きがぐっと沈んだ。明らかに今までと違うあたり。しっかりあわせて糸を巻くと、25cmくらいの小鯖だった。今は小鯵を釣りたいのだが。この後午前2時まで釣りをしたが、小鯵は二度と掛からず、小鯖があと3匹。翌日の仕事もあるので、このあたりで切り上げた。
釣果は10cmから15cmの小鯵が3匹、25cm前後の小鯖が4匹の計7匹。鯵がいるとわかっていればもう少し釣れると思うのだが。とりあえず、南蛮漬けでも作ることにしよう。
Tony の話では前日はイカが10匹程度。この日は0。どうやらこの奇妙なイカのシーズンも終わりとなったようだ。後はスメルトの大群が入ってくるのを期待するのみ。このあたりのスメルトのピークは通常11月なので、もう少し時間がある。
午後11時、Gloucester の State Pier に到着。誰も見当たらない。Tony に電話をすると、ギブアップして家に帰ったとのこと。Gloucester Harbor の満潮は午後9時47分。潮位はまだかなり高め。
とりあえず岸壁からイカ釣りをしてみるが、何もあたりがない。予報では午前2時くらいまでは雨がふらないとのことだったが、そこそこ降っている。30分もしないうちにあきらめて、ポンツーンに降りる。スメルト用の浮き仕掛けに、オキアミをつけて投入。こちらはとりあえず置き竿。イカの竿を手に持って探るがやはりあたりはない。すると浮きに細かなあたりが。時折浮きがすっと沈み込むが、軽くあわせても針掛かりしない。どうやらスメルトのあたりではなさそうだ。
イカ釣りはあきらめて、スメルト用の竿を手に持って、時折軽くしゃくっては仕掛けを落とし込む。餌を塩漬けのシーウォームに変えたり、オキアミを小さくしてたらしを短くしたりいろいろ試しているうちに、やっと針掛かりした。魚体のサイズ、シルエットから Blueback Herring かなと思ったが、魚を手にして針をはずそうとしたところ、なんと12,3cmの小鯵(Horse Mackerel と呼ぶらしい)であることに気付いた。このあたり(というか、アメリカに来てから)鯵は釣ったことがない。NY や CT など、もっと南に行けばそこそこポピュラーだそうだが、このあたりで釣れると言う話は聞いたことがない。
とりあえずバケツに放り込み、次を狙う。細かいあたりは何度もあるのだが、針掛かりさせるのが難しい。スメルト用としては針はサイズ8で問題ないと思うのだが。雨の中1時間くらい辛抱強く粘って3匹釣ったが、なかなかうまく行かない。どうやら光のところに集まっているようなので、岸壁に戻って再挑戦。イカ釣りの竿もまた出して、ちょっと探ってみる。しかし岸壁の上からだと細かいあたりがよく見えない。イカもまったくあたりがないので、イカの仕掛けを車にしまって、またポンツーンに降りる。
いろいろ浮き下を変えたり、餌のつけ方を変えたりして小鯵を狙っていたところ、浮きがぐっと沈んだ。明らかに今までと違うあたり。しっかりあわせて糸を巻くと、25cmくらいの小鯖だった。今は小鯵を釣りたいのだが。この後午前2時まで釣りをしたが、小鯵は二度と掛からず、小鯖があと3匹。翌日の仕事もあるので、このあたりで切り上げた。
釣果は10cmから15cmの小鯵が3匹、25cm前後の小鯖が4匹の計7匹。鯵がいるとわかっていればもう少し釣れると思うのだが。とりあえず、南蛮漬けでも作ることにしよう。
Tony の話では前日はイカが10匹程度。この日は0。どうやらこの奇妙なイカのシーズンも終わりとなったようだ。後はスメルトの大群が入ってくるのを期待するのみ。このあたりのスメルトのピークは通常11月なので、もう少し時間がある。
2010-10-05
10/1, 2 イカ釣り - Gloucester 続報
10月1日金曜日は午後10時45分からの釣り。Gloucester Harbor の干潮は日が変わって午前12時09分。熱帯性低気圧が通過したため、現地に着く前は雨がかなり降っていた様だが、私が釣りを始めた頃にはほぼ雨は上がっていた。風はだいぶ残っていた。15ノットくらいか。気温は60度を超えていてそれほど寒くはない。
ポンツーンで Tony と話をしながら釣りをしていたが、ぽつぽつ。午前1時過ぎまで粘っていたが、食いが落ちてきた。この時点で38杯。気分転換で岸壁へ移動。これが大当たりで、入れ食い状態。途中ジグを根がかりさせたあたりで一旦食いが落ちたが、かなり安定したペースで釣れている。サイズは以前と比べて一回り大きく、このあたりで釣れる平均サイズといったところ。午前3時をまわってだんだん食いが落ちてきた。午前3時半に納竿。合計74杯。もう終わりかと思っていたが、まだいる。
10月2日土曜日。Gloucester Harbor の干潮が日曜日の午前1時10分。夕方に人の家に遊びに行っていたので、来るのが遅くなってしまった。現地着、午前12時を少しまわったところ。Tony によると、午後8時30分頃までに30杯くらい釣れたが、そこからはうんともすんともいわないとのこと。その代わり、彼の釣り友達の日本人が、かなりよいサイズの Smelt を12匹釣ったとのこと。
前日とうってかわって、ぐっと冷え込んで、気温は50度前後。岸壁で釣りを始めるが、まったくもってあたりがない。一度ポンツーンに降りて、1杯かけたが後が続かない。釣り人は Tony と私と中国人の常連の3人。この中国人の常連は岸壁から釣っている。午前2時を回って、そろそろ来てもいい頃だろうと思っていたところ、この中国人がぽんぽんと2杯あげたので、また岸壁に戻って釣りをすることにする。しかし後が続かない。Tony と中国人は午前4時前にギブアップ。私が釣りを始めてからは、Tony が0杯、この中国人が3杯、私が1杯のみ。彼らが帰る準備をしている頃、潮がよい感じになってきた。ここで2杯ぽんぽんとあがったので、もう少し粘ることにするが続かない。結局私も午前5時前にギブアップ。海水温も前日に比べるとだいぶ下がった気がする。今週はずっと涼しい気候が続くので、やはりもう終わりのような気がする。
ポンツーンで Tony と話をしながら釣りをしていたが、ぽつぽつ。午前1時過ぎまで粘っていたが、食いが落ちてきた。この時点で38杯。気分転換で岸壁へ移動。これが大当たりで、入れ食い状態。途中ジグを根がかりさせたあたりで一旦食いが落ちたが、かなり安定したペースで釣れている。サイズは以前と比べて一回り大きく、このあたりで釣れる平均サイズといったところ。午前3時をまわってだんだん食いが落ちてきた。午前3時半に納竿。合計74杯。もう終わりかと思っていたが、まだいる。
10月2日土曜日。Gloucester Harbor の干潮が日曜日の午前1時10分。夕方に人の家に遊びに行っていたので、来るのが遅くなってしまった。現地着、午前12時を少しまわったところ。Tony によると、午後8時30分頃までに30杯くらい釣れたが、そこからはうんともすんともいわないとのこと。その代わり、彼の釣り友達の日本人が、かなりよいサイズの Smelt を12匹釣ったとのこと。
前日とうってかわって、ぐっと冷え込んで、気温は50度前後。岸壁で釣りを始めるが、まったくもってあたりがない。一度ポンツーンに降りて、1杯かけたが後が続かない。釣り人は Tony と私と中国人の常連の3人。この中国人の常連は岸壁から釣っている。午前2時を回って、そろそろ来てもいい頃だろうと思っていたところ、この中国人がぽんぽんと2杯あげたので、また岸壁に戻って釣りをすることにする。しかし後が続かない。Tony と中国人は午前4時前にギブアップ。私が釣りを始めてからは、Tony が0杯、この中国人が3杯、私が1杯のみ。彼らが帰る準備をしている頃、潮がよい感じになってきた。ここで2杯ぽんぽんとあがったので、もう少し粘ることにするが続かない。結局私も午前5時前にギブアップ。海水温も前日に比べるとだいぶ下がった気がする。今週はずっと涼しい気候が続くので、やはりもう終わりのような気がする。
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