2011-02-15

ソルトウォーター フィッシング パーミット

昨年の移行期間を経て、ついに2011年よりニューイングランドの各州で Recreational Saltwater Fishing Permit が導入された。今までは、メイン、ニューハンプシャー、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカットのニューイングランド5州では、コマーシャル以外の海釣りをするのに特別なパーミットは必要なかった。これが法改正で、昨年の移行期間は NOAA への登録(無料)が必要となり、今年の1月からは釣りをする州で有料のパーミットを取得することが必須となった。

マサチューセッツ州では、Marine Fisheries のこちらのページに、オンラインでのパーミットの購入のリンクと概要の説明がある。マサチューセッツ州の場合、オンラインで申し込みすると、$10 の年間費用の他に、$1.85 のプロセッシングフィーがかかる。面白いのは、ニューイングランドの5州では、隣接する州で別にパーミットを取得する必要がないこと。例えば、マサチューセッツでパーミットを購入すれば、そのパーミットはニューハンプシャーとロードアイランドでも有効になる。州によってパーミットの費用も多少違ってくる。ニューイングランド以外の州からこちらに遊びで釣りに来る機会があるのであれば、そのあたりも考慮すると良い。

New Year カウントダウンが終わって、奥にあけましておめでとうと言った直後、オンラインで申請した。奥がいったい何しているの?と聞いてきたので、パーミットの申請をしたと言ったら、あきれていた。申請したのは1月1日の午前12時03分。発行された ID は 1001749 だった。どうやら、1000000 からの連番なのだろうか。どう考えても、1月1日の午前0時から3分間のあいだにこれだけ申請があったとは思えない。もっと早い番号がもらえるかと思っていたのに、ちょっと残念(と思っている自分にばかだなぁと思う...)。

パーミットはダウンロードしてプリントアウトできるのだが、昨年の NOAA のレジストレーションのように、後で正式なカードを送ってくると思っていた。しかし、いくら待ってもいっこうに来ない。先日、ちょっと気になって調べたら、カードは郵便で送らないとのこと。結局、ダウンロードしたのが正式なカードで、パウチするなり好きにしろと。まったく味気がない。

2011-02-04

スメルト料理

スメルトが大漁だったいう話を書いたところ、数百という単位でスメルトが釣れてどうやって食べるの?という質問が...ごもっともです。

もちろん、一部は友人におすそわけするのだが、この量でははけない。日曜日から、フライ、天ぷら、ムニエル、塩焼き、南蛮漬け、甘露煮と、さまざまな料理で食べているが、もちろん家族で短期間で食べられる量はしれている。スメルトは冷凍しても食べられないことはないが、味はぐっと落ちる気がする。

ではどうするかというと...干物である。ポーギーやスメルトなど、大量に釣れることのある魚は、すぐに食べる分を残して干物にしてしまう。2年くらい前に、Dehydrator を購入した。アメリカでは、ドライフルーツやビーフジャーキー用の製品がいくつかあって、Cabela's のカタログなどを見るたびに、欲しいなぁと思っていたのだが、これは買って大正解。私が買ったのは VegiKILN というブランドで、トレイが8段の機種。100ドルちょっとだったと思う。

今回は、雌は卵を残して内臓を取り、一夜干しにしてから冷凍。雄は腹を開いてからからになるまで乾燥させた。この機械を使えば、150匹近くのスメルトをいっぺんに干物にできる。開いたものは、完全に乾燥するまで1日もかからない。左の写真のような感じ。 基本的には煮干しのような感じだが、スメルト独特の匂いがほのかに香って、なかなか上品な仕上がり。

2011-02-01

1/29 スメルト釣り - Sonny's Smelt Camp

予定通り、Oさんとその友人のFさんと Sonny's で土曜の夜10時半からの釣り。Oさんが車を出してくれて、午後7時半に家に来てくれた。North Andover でFさんをひろって、メインに向かう。Sonny's 着、午後10時半ちょうど。上げ潮で釣りをしていた連中が帰っていく。夕方からの上げ潮では釣れたのであろうか。

この計画を立てる前に、Oさんと話していたのだが、この釣り、やはり2タイド分は確保しておきたい。われわれの住んでいるところからは片道3時間近く。上げ潮、下げ潮の両方あればどこかで波は来るとは思うのだが、片方の潮で外れたら後悔することになる。今回は土曜の夕方からの上げ潮から2タイドと考えていたのだが、夕方からは予約できなかった。

私たちの読みは、ここまでの傾向から、やはり午後10時半からの下げ潮。日曜日の午前2時から4時くらいでピークが来て、朝にはもう十分釣って早めに帰るという目論見だった。だいたいこういうのはとらぬ狸の... になることが多いのだが、結論から言ってしまうと大当たりだった。

今回の小屋は、先週Oさんが奥さんと来たときと同じ11番の4人シャンティ。$65 x 2タイド、えさ2袋込みで、$130。中央にストーブがあり、釣りをするスリットは両側に開いている。私が奥の右側、Fさんが同じ側の手前、Oさんは反対側に陣取って早速釣り開始。

釣りを開始してすぐに私が1匹目をあげる。このあとにOさんが続くが、Fさんはこの釣りがはじめてで、ちょっと苦戦している。3人とも持参のアイスフィッシングロッドでの釣り。あたりは頻繁にあるが、どうやら活性が低い。棚は底付近。Oさんはあたりを見極めてズバッと合わせをいれるタイプ。私はどちらかといえば、本あたりの前に軽い誘いを入れて追い食いしてきたなというのを見極めてから合わせをいれるタイプ。いずれも半分くらい空振りといったペース。スメルトは多分うようよいるのだろう。後は活性が上がって餌に飛びついて来るような時合がいつ来るか。私はジグの仕掛けと、2本針の胴付の仕掛けで釣っていたが、どうやらジグに反応するほど活性が高くないようなので、ジグをやめて、2本とも胴付仕掛けで釣ることにした。

食いは渋いながら、日付けが替わる頃までには、私もOさんも40から50は釣れていた。Fさんもちょっとペースは悪いながら20は釣れていた。午前2時を回って、俄然ペースが上がってきた。活性が上がってくると、だんだんと棚が上がってくる。ここから午前3時30分くらいまで、入れ食い。休む暇もない。

スメルト釣りで数を釣るには、いかに時合が来たときに手返しよく釣るかで差が出てくる。私が入れ食いのときに扱えるのは、竿が2本まで。胴付の仕掛けは針2本まで。3本になると、魚をはずすときにあちこち引っ掛けたり、ラインが絡んだときに時間を浪費してしまう。また、この釣りは活性が高いときはハリスの太さは大して関係しないと思うので、かなり太いものを使ってライントラブルが少なくなるようにしている(今回は17ポンドテストのラインを使用)。針も、すぐに魚をはずせるように、シャンクの長い Aberdeen のサイズ6を使用。とにかく仕掛けは手返しの良さを最優先に。

午前4時を回って、潮の流れがだいぶ落ちてきた。食いはだいぶ落ちてきたが、まだ細かい波がやって来る。午前5時ころ、そろそろ入れ替わりの時間。周りのグループが帰っていく。近くにいたアジア人(ベトナム人か?)が、Sonny's で働いている人から我々がかなり釣っているとの話を聞いたらしく、帰りがけに魚を見せてくれとがやがやとやってきた。どのくらい釣れた?と聞かれたので、多分3人で600は超えていると答えると、びっくりしていた。俺は4匹しか釣れなかったとか言っていたが、いったいどんな釣り方をしていたのだろう。

2タイド目、上げ潮。午前6時くらいまでは本当にぽつぽつしか釣れなかった。午前6時を回って、潮の流れが出てきて、小さな波が行ったり来たり。もう2タイド目はずっとこのペースかなと思っていたが、このあとまた入れ食いに。もう十分釣ったので、いつやめるかという話に。帰りに Bath という町にある Gilmore's Sea Foods というところで甘えび(Maine Shrimp)を買って行こうという話だったのだが、店が開くのが何時かわからなかった。多分遅くても午前9時には開くだろうということで、午前8時にやめることに。

結局3人で900匹近く釣れたようだ。私が300匹くらい、Oさんは多分400近く。Fさんはちょっと少なめで、200弱といったところだと思う。釣果には皆満足で Sonny's を後にした。

Gilmores's Sea Foods は、ルート1を下って30分くらい。店はすでに開いていた。私はここに来るのは初めて。Oさんが以前来たときには、甘えびがまだ生きていて、ぴちぴち跳ねていたそうだ。今回は生きてはいなかったが、一目で新鮮なのがわかる。値段も格安で、1ポンド1ドル50セント。Oさんが昨年来たときは、もっと安くて、1ポンド1ドルだったそうだ。私は4ポンドお土産に買った。日曜日の夕飯に刺身で食べたが、なんとも新鮮で、香りよし、味よし、歯ごたえ(ぷりぷり)よしで大満足。