3月に入って、本業がかなり忙しくなってきた。釣りシーズンが本格的に始まる5月半ばにはなんとかけりをつけられるかな、との希望的観測のなか、夜遅くまで仕事をしていると、日本でなんかすごい地震があったというニュース。すぐに日本に電話をかけたが、つながらない。こちらの金曜日中にはなんとか親と連絡がとれて(実家は横浜なので大丈夫なはずとは思っていたが)、とりあえず一安心だったが。あれからもう一週間、仕事の合間にはニュースにはりついているが、本当に心が痛む。
先日 Fin-nor のリールを買った後に、ちょっと良さ目の小型スピニングも欲しいなぁと考え、Shimano の Sustain か Stradic CI4 か、それとも Daiwa の Fuego かといろいろ検討していたのだが、これは我慢して赤十字に募金することにした。今アメリカにいてできることは募金くらいしか思いつかなかったから。
今もニコニコ動画のNHKの中継を見ながら書いている。原発のニュースを見ていると胃が痛くなってくる。早く問題が解決しますように。
2011-03-09
Fin-nor Offshore Star Drag OFC16L
ニューイングランドの長い冬。メインのアイスフィッシングに2回行った以外は、タックルの整理や、ロッドの製作など、暇を見つけては今シーズンの準備。Cabelas や BassPro のカタログを眺めて、今シーズン用の小物の注文をしたり、Mud Hole のカタログで、次に作るロッドのことを考える。本業も、今が佳境なので、無理をして Block Island のタラの遠征に行くのは我慢する。
2月の後半に、GOM のパーティーボートの Marathon のスケジュールが順次 Web サイトに掲載される。今年こそ40ポンドオーバーのタラをなんとかしとめたい。昨年は5月の中旬に Newburyport MA の Clipper Fleet でかなり良い思いをしたので、また今年も行くことに。今回は、会社の釣り仲間の H さんに声をかけたところ、一緒に行きたいとのこと。
昨年は5月10日の Marathon に乗った。今年はNOAA の長期予想などから、おそらく幾分海水温が上がるのが遅いだろうこと、潮回りなどを検討して、5月16日の Marathon に予約を入れた。予約を入れるのが早かったので、ポート側(左舷)のバウの一番前から2つレールポジションを確保できた。Marathon の良いところは、あらかじめレールポジションを確保できるところ。朝、3時間も4時間も前に行って場所を確保しなくてすむ。また、私のような勤め人には、どうせ休暇をとるならなるべく長く釣りをしたい。
さらに、今年は NH の Eastman が、5月から6月にかけて週末の Marathon をいくつかやると Web サイトに書かれていたので、スケジュールが発表になってすぐに予約を入れた。こちらは、6月5日の日曜日。例年、6月の第一週頃は、Isles of Shoals 沖の Inshore Cod の最盛期。50ポンドオーバーがごろごろ釣れるのは、この時期、この場所に限られている。こちらも、ポート側のバウの先端にレールポジションを確保できた。
こうやって予約を入れていくと次に考えるのは釣り道具のこと。タラのジグ用の竿は自作のものが7フィート9インチと7フィート3インチの2本、それ以外に市販の竿が2本。リールは、Daiwa Saltist 40 と、バックアップに Pro Gear 454YTS と Shimano Torium 16 とあるのだが、もう一つ欲しくなった。Saltist が現在のメインのリール。こちらはまったく不満はない。Pro Gear は、ずいぶん前に買ったもので、こちらは GOM (Gulf of Maine) のタラ釣りでは非常に人気のあったリールなのだが、いまや PE ラインの時代。ちょっと大きめで重い。バックアップとしては良いのだが、ハンドルの付け根の部分に少し遊びが出たのと、ベアリング交換してもスプールがあまり滑らかでないのと、そろそろ引退かなと考えている。Torium はちょっとギヤ比が高すぎて、ハドックなどの餌釣り用リールになっている。もう一つ欲しい...
Saltist をもう一つでも良いのだが、残念ながら私の持っているギヤ比が 4.9:1 のモデルは生産中止になってしまった。新しいモデルはギヤ比が 6.4:1 で、ちょっとこのタラのジギングには使いたくない。何故ハイスピードリールはだめか... これはこの釣りをやってみるとわかると思う。タラなどの底物の釣りは、海底からリールの力で引き上げる釣りとなる。タラは自分では上に向かって泳がないし、重いジグを使っているので、ポンピングしてラインテンションが抜けてしまうとフックが外れることもある。まぁ遅すぎてもジグの回収に時間がかかるので、落としどころとなるのは、4:1 から 5:1 ぐらい。
2スピードは理想かもしれないが、もれなくレバードラグになるし、高価になる。ジグを落としてはしょっちゅう底を取り直す釣りには、スタードラグのワンクリックでロックとフリースプールを切り替えられる方が都合が良い。このあたり、掲示板などでもいろいろ討論されているが、私はこの釣りに関してはスタードラグを支持する。実際、タラのパーティーボートの常連のうまい人たちはスタードラグのリールを使っている。
Daiwa の Saltiga のスタードラグは、この釣りには定評のあるリールで、私も欲しかったのだが、何せ400ドルを超える値段である。さらに、最近2スピードのレバードラグモデルがでて、このスタードラグ版はモデル末期のような気がする。生産中止になって、在庫処分で安く出回れば飛びつくのだが、その様子はいまのところない。
Penn 113HN Baja Special はこれまた GOM のタラのジギングでは非常に人気のあるリール。メインのパーティーボート Bunny Clark のジグ用のタックルは、この Baja Special を使っている。これは通常 4/0 Narrow と呼ばれるサイズで、ナイロンのラインでも充分なキャパシティがある。ただ、せいぜい400フィートくらいまでの深さで PE ラインを使うとなると、Saltist 40 のように、3/0 サイズで充分なので、もうちょっと小さいのが良い。
2011年のニューモデル、Penn TRQ Star Drag。今年モデルチェンジをして、少し軽くなった。標準では 6:1 とハイスピードだが、4.9:1 と 5.4:1 のギヤの交換キットが別売されるとのこと。サイズとしては TRQ25 ぐらいが候補だが、これも400ドル超え。かなり真剣に検討したが、TRQ シリーズは Narrow Spool モデルがない。ジギングには Narrow Spool のほうが扱いやすい。いろいろ掲示板をあさっていると、2012年に Narrow Spool モデルの TRQ25N が発売予定とのこと。これはすごく欲しいが、ちょっと待てない。
さらに釣りの掲示板をあさっていると、Fin-nor の Offshore Star Drag に 4.3:1 のモデルがあることがわかった。Cabelas や BassPro にも Offshore Star Drag が載っているのだが、すべて 6.2:1 のハイスピード版。ロースピード版があるのは知らなかった。Saltist の旧モデルがなくなった今、この Offshore Star Drag のロースピード版は知る人ぞ知る、旧 Saltist のかわりとなるリールのようだ。定価は、16L が199ドル、20L が209ドル。この値段なら、あまり悩まなくてすむ。問題は、16L か 20L か。16L はモノ20ポンドが350ヤード、20L はモノ30ポンドが380ヤード。スプールの径は同じなので、スプールの幅の違い。ラインキャパシティさえ問題なければ、16L の方が良い。あれこれ計算すると、16L で PE 65ポンドが300ヤードちょっと巻けそうだ。この300ヤードというのが非常に微妙で、Bunny Clark などで White Hake の釣り場に行くと、200ヤード。ただこちらは1年に一度行くかどうかだし、Saltist 40 では充分問題ないので、結局 16L にすることにした。
この Fin-nor の Offshore Star Drag のロースピード版は扱っているところが少ない。一番安いのは少々怪しいところ。結局、Amazon で $181.18、Super Saver Shipping を使って送料無料で購入。ちょっと時間がかかったが、月曜日に届いた。こんな感じ。Saltist はハンドルノブがプラスティックの安っぽいもので、力が入れにくいので交換したが、こちらはなかなか良い感じ。とりあえず、ストックの状態で使ってみることにする。ラインは Cabelas で注文しておいた Sufix 832 の65ポンドテストを300ヤード。これで今年の春のタラのシーズンの準備は万端である。
2月の後半に、GOM のパーティーボートの Marathon のスケジュールが順次 Web サイトに掲載される。今年こそ40ポンドオーバーのタラをなんとかしとめたい。昨年は5月の中旬に Newburyport MA の Clipper Fleet でかなり良い思いをしたので、また今年も行くことに。今回は、会社の釣り仲間の H さんに声をかけたところ、一緒に行きたいとのこと。
昨年は5月10日の Marathon に乗った。今年はNOAA の長期予想などから、おそらく幾分海水温が上がるのが遅いだろうこと、潮回りなどを検討して、5月16日の Marathon に予約を入れた。予約を入れるのが早かったので、ポート側(左舷)のバウの一番前から2つレールポジションを確保できた。Marathon の良いところは、あらかじめレールポジションを確保できるところ。朝、3時間も4時間も前に行って場所を確保しなくてすむ。また、私のような勤め人には、どうせ休暇をとるならなるべく長く釣りをしたい。
さらに、今年は NH の Eastman が、5月から6月にかけて週末の Marathon をいくつかやると Web サイトに書かれていたので、スケジュールが発表になってすぐに予約を入れた。こちらは、6月5日の日曜日。例年、6月の第一週頃は、Isles of Shoals 沖の Inshore Cod の最盛期。50ポンドオーバーがごろごろ釣れるのは、この時期、この場所に限られている。こちらも、ポート側のバウの先端にレールポジションを確保できた。
こうやって予約を入れていくと次に考えるのは釣り道具のこと。タラのジグ用の竿は自作のものが7フィート9インチと7フィート3インチの2本、それ以外に市販の竿が2本。リールは、Daiwa Saltist 40 と、バックアップに Pro Gear 454YTS と Shimano Torium 16 とあるのだが、もう一つ欲しくなった。Saltist が現在のメインのリール。こちらはまったく不満はない。Pro Gear は、ずいぶん前に買ったもので、こちらは GOM (Gulf of Maine) のタラ釣りでは非常に人気のあったリールなのだが、いまや PE ラインの時代。ちょっと大きめで重い。バックアップとしては良いのだが、ハンドルの付け根の部分に少し遊びが出たのと、ベアリング交換してもスプールがあまり滑らかでないのと、そろそろ引退かなと考えている。Torium はちょっとギヤ比が高すぎて、ハドックなどの餌釣り用リールになっている。もう一つ欲しい...
Saltist をもう一つでも良いのだが、残念ながら私の持っているギヤ比が 4.9:1 のモデルは生産中止になってしまった。新しいモデルはギヤ比が 6.4:1 で、ちょっとこのタラのジギングには使いたくない。何故ハイスピードリールはだめか... これはこの釣りをやってみるとわかると思う。タラなどの底物の釣りは、海底からリールの力で引き上げる釣りとなる。タラは自分では上に向かって泳がないし、重いジグを使っているので、ポンピングしてラインテンションが抜けてしまうとフックが外れることもある。まぁ遅すぎてもジグの回収に時間がかかるので、落としどころとなるのは、4:1 から 5:1 ぐらい。
2スピードは理想かもしれないが、もれなくレバードラグになるし、高価になる。ジグを落としてはしょっちゅう底を取り直す釣りには、スタードラグのワンクリックでロックとフリースプールを切り替えられる方が都合が良い。このあたり、掲示板などでもいろいろ討論されているが、私はこの釣りに関してはスタードラグを支持する。実際、タラのパーティーボートの常連のうまい人たちはスタードラグのリールを使っている。
Daiwa の Saltiga のスタードラグは、この釣りには定評のあるリールで、私も欲しかったのだが、何せ400ドルを超える値段である。さらに、最近2スピードのレバードラグモデルがでて、このスタードラグ版はモデル末期のような気がする。生産中止になって、在庫処分で安く出回れば飛びつくのだが、その様子はいまのところない。
Penn 113HN Baja Special はこれまた GOM のタラのジギングでは非常に人気のあるリール。メインのパーティーボート Bunny Clark のジグ用のタックルは、この Baja Special を使っている。これは通常 4/0 Narrow と呼ばれるサイズで、ナイロンのラインでも充分なキャパシティがある。ただ、せいぜい400フィートくらいまでの深さで PE ラインを使うとなると、Saltist 40 のように、3/0 サイズで充分なので、もうちょっと小さいのが良い。
2011年のニューモデル、Penn TRQ Star Drag。今年モデルチェンジをして、少し軽くなった。標準では 6:1 とハイスピードだが、4.9:1 と 5.4:1 のギヤの交換キットが別売されるとのこと。サイズとしては TRQ25 ぐらいが候補だが、これも400ドル超え。かなり真剣に検討したが、TRQ シリーズは Narrow Spool モデルがない。ジギングには Narrow Spool のほうが扱いやすい。いろいろ掲示板をあさっていると、2012年に Narrow Spool モデルの TRQ25N が発売予定とのこと。これはすごく欲しいが、ちょっと待てない。
さらに釣りの掲示板をあさっていると、Fin-nor の Offshore Star Drag に 4.3:1 のモデルがあることがわかった。Cabelas や BassPro にも Offshore Star Drag が載っているのだが、すべて 6.2:1 のハイスピード版。ロースピード版があるのは知らなかった。Saltist の旧モデルがなくなった今、この Offshore Star Drag のロースピード版は知る人ぞ知る、旧 Saltist のかわりとなるリールのようだ。定価は、16L が199ドル、20L が209ドル。この値段なら、あまり悩まなくてすむ。問題は、16L か 20L か。16L はモノ20ポンドが350ヤード、20L はモノ30ポンドが380ヤード。スプールの径は同じなので、スプールの幅の違い。ラインキャパシティさえ問題なければ、16L の方が良い。あれこれ計算すると、16L で PE 65ポンドが300ヤードちょっと巻けそうだ。この300ヤードというのが非常に微妙で、Bunny Clark などで White Hake の釣り場に行くと、200ヤード。ただこちらは1年に一度行くかどうかだし、Saltist 40 では充分問題ないので、結局 16L にすることにした。
この Fin-nor の Offshore Star Drag のロースピード版は扱っているところが少ない。一番安いのは少々怪しいところ。結局、Amazon で $181.18、Super Saver Shipping を使って送料無料で購入。ちょっと時間がかかったが、月曜日に届いた。こんな感じ。Saltist はハンドルノブがプラスティックの安っぽいもので、力が入れにくいので交換したが、こちらはなかなか良い感じ。とりあえず、ストックの状態で使ってみることにする。ラインは Cabelas で注文しておいた Sufix 832 の65ポンドテストを300ヤード。これで今年の春のタラのシーズンの準備は万端である。
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