2011-09-24

9/23 ストライパー - Salem

先週の土曜日にブルーフィッシュが釣れて以来、ずっと今度はいつにするか考えていた。平日に釣りに行くときは、なるべく子供たちの寝る時間の後に出かけるようにしているので、潮の兼ね合いから金曜日まで待つことにした。

9月23日金曜日。Salem Harbor の満潮が午後8時16分。いつもの Lead Mills に午後9時55分に到着。雨でびしょびしょになると後が面倒なので、冷凍したサバを3匹入れた小さなクーラーボックスに、プライヤー、メジャー、予備の錘と針、ベイトナイフ、フィッシュグリップと最低限必要になるものを放り込む。バケツ、折りたたみの水汲みバケツ、竿を1本持って、防水のジャケットを羽織る。来る時よりは雨は弱まったが、それでも強い雨がまだ降っている。こんな時釣りしているのは、私と Tony ぐらいだろうなぁと考えながら、いつもの橋に向かう。

魚が掛かるとしたらまたブルーだろうと考え、ワイヤーリーダーを使う。

一投目。ちょっと狙っているところから右にそれた。まぁ良いかと思っていたが5分くらいあたりがないので、投げなおすことに。餌はまだついている。

二投目。今度は狙った所に行った。数分後、ベイトランナーから糸がずるずると出て行った。流れ出しが速くなってきたのか、それとも小さな藻が絡んだか。とりあえず竿を軽くあおって、藻が絡んでいるかチェック。大丈夫なようだ。また竿を置いて、糸のたるみをとり、ベイトランナーをセットしようとしたその瞬間、いきなりあたり。そのままドラッグを引き出していく。おっ、これはなかなかのサイズのブルーだなと考えながら、無理をせず竿を立てて少しラインテンションがさがったところで糸を巻き取る。何度かドラッグを出して走っていくが、ここは我慢比べ。しばらくやりとりしているうちに、何かブルーではない気がしてきた。ブルーフィッシュの引きは強烈だが、何度も方向転換しながらかなり速く泳ぐので、こちらへ向かって泳いできたときは急激に糸が緩む。ストライパーはブルーフィッシュほど速く泳がない。だいたいどっしりした重みがずっと続く。

とりあえず橋の脇から水面近くの岩まで降りる。糸を半分くらい回収したところで、これはストライパーだと確信した。魚体が見えた。30インチは余裕である。やはりストライパーだった。最後に何度か抵抗するが、ついに力尽き、足元まで寄ってきた。水辺の海草の上まで引き寄せ、リーダーを掴んで一段上の岩に持ち上げようとしたところで、リーダーが針の付け根で切れた。が、この魚本当に力尽きたようで、動かない。手でえらのところを掴み、抜きあげることができた。32インチのでっぷり太ったストライパー。9月末にここで釣れるとは正直思っていなかった。

橋の上に戻って、餌を付けて投げてから魚の後処理。水を汲んでいるところであたりがあったが、針掛かりしなかった。また餌を交換して投げる。釣った魚のえらを切り取っていたところ、またあたり。また掛からなかった。魚の処理が一段落したところで、今度はベイトランナーから糸がガーっと出て行った。竿を持ってあわせを入れる。今度はしっかりフッキング。先ほどの魚よりは泳ぎも速いし、水面で跳ねたりしたので、今度こそブルーかと思った。が、また寄せてくるうちに、ブルーフィッシュの引きとは少し違うような気がしてきた。いずれにせよ、サイズは小さい。橋の下まで寄せてくると、やはりストライパー。橋の上にそのまま抜き上げる。24インチ。針をはずして、すぐにリリース。

この後すぐに一度あたりがあったが、魚は掛からず。以降、さっぱりあたりがなくなった。午後11時20分になって、そろそろ帰り支度をするかと考えていたところ、いきなり糸が出て行った。針をサークルフックに換えていたので、あわせはいれず、そのままじんわり竿を立てる。ここからいきなりドラッグを出して走る。竿を立てて耐えては、糸を巻くチャンスをうかがうが、この魚ぜんぜん寄らない。今度こそブルーか?途中でワイヤーリーダーからナイロンに換えていたので、まずいなぁと思いながら、無理をせずやり取りする。糸をかなり出されたところで魚の抵抗が弱まった。ここからじりじり寄せ始める。これは抜きあげるサイズではないので、水面近くまで降りていく。

近くまで寄せてくると、今度もまたストライパーだった。引きからすると、最初の魚と同等、若しくはちょっと大きいかもと考えていたが、水辺まで寄せるとそれほど大きくない。こちらは30.5インチ。今年最後かもしれないので、こちらもキープ。マサチューセッツでは、28インチ以上を2匹キープできる。

とりあえず、血抜きやら後片付けをしている間、仕掛けは投げておいたが、あたりはまったくなし。午後11時40分、仕掛けを回収したところで、納竿。




2011-09-19

9/17 ブルーフィッシュ - Salem

今年の夏は本当によく釣りに行った。Lead Mills は、8月の初めまで遊歩道が閉鎖されており、それまでは車道側から、5oz の錘で遠投をしていた。ストライパーは6月末まではさっぱりだめだったのだが、7月に入ってからだんだん良くなって、8月末までにキーパーサイズを計10匹あげた。例年、8月も半ばになれば、この場所ではキーパーサイズがなかなか釣れなくなるのだが、今年は9月の頭まで長く続いたので、結果としては例年並み。サイズは一番大きいので33インチが2匹。本当に大きいのはあがらなかった。

先々週あたりから、大き目のブルーフィッシュがぽつぽつ釣れだし、ストライパーは掛からなくなってきた。先週は、私が岸から釣った中では最大の35インチのブルーフィッシュを掛けた。

9月17日土曜日、Salem Harbor の満潮が午後3時01分。午前中は子供を日本語学校に。一旦、家に帰って昼食を取り、午後3時前に家を出た。Lead Mills には午後4時15分頃に到着。誰も釣りはしていない。今日はおそらくストライパーは掛からないので、ブルーフィッシュに切られないように、ワイヤーリーダーを使用。

釣りを始めて15分くらいで最初のあたり。ベイトランナーから糸がぎゅいんと引き出されたが、針掛かりしていない。いったん竿をあおってみると、どうやら餌をとられたよう。餌を換えてまた投げる。しばらくして、またぎゅんと糸がでる。竿を持って、合わせのタイミングをうかがっていると、また糸がぎゅいんと出る。ここで合わせを入れたが、ずんという感触があったすぐ後に、すぽっと抜けた。

餌を交換して、5分もしないうちに、また糸がぎゅんと出る。竿を手に持ったところで、またぎゅーんと糸が出た。ここで合わせを入れる。今度はしっかりフッキングできたが、サイズはたいしたことないようだ。橋の近くまで寄せてくるが、どうやら抜きあげられるサイズ。そのまま竿先を水面近くまで下げて、一気に抜き上げる。24インチといったところ。とりあえずキープする。

また餌を付けて投げたところで、釣った魚の血抜きをする。この後、また何度かあたりがあり、餌をとられるが、針が掛からない。15分くらいして、やっと次の魚。こちらはあたりがあってから一気に持って行った。合わせを入れると、しっかりフッキング出来た。今度はちょっと大きめだが、たいしたことはないようだ。また橋の下まで寄せて抜きあげようとするが、ここでさっきのよりはだいぶ大きいことがわかった。いまさら橋の下に下りるのも面倒なので、ドラグを締めて、そのまま抜き上げる。今度は30インチ程度。

晴れた土曜日の午後なので、通行人も多い。中には立ち止まって、「おー、いいブルーが釣れているね」と立ち話になる。なんやかんや話をしているとまたあたり。しっかり糸を持っていったところでしっかり合わせをいれる。また掛かった。今度はさっきのよりちょっと大きいか。あまり無理せずにゆっくり寄せて来る。ブルーフィッシュは横走りしたり、水面でジャンプしたりするので、なかなか楽しい。何度かドラグを引き出して走った後に、やっと橋の下まで寄ってきた。また横着して抜き上げようか迷ったが、この魚はちょっと無理のようだ。橋の脇から水面近くまで降りて、足元の岩のところに抜き上げる。暴れる魚の口にグリッパーを入れるのはそう簡単ではないので、リーダーを何度か手に巻いて、そのまま上に持って上がることに。この魚は33インチ。先ほどの魚より3インチほど大きいだけだが、ブルーフィッシュの割にはでっぷり太っていて、ずっしり重い。

次もすぐに掛かった。こちらもだいぶ大きいようだ。竿を立ててこちらに向かせようとしたが、魚も負けずに抵抗する。魚が向きを変えてこっちに走った。ラインのスラックを急いでとる。ここでまた魚が沖へと走った瞬間、糸がぷつんと切れた。 糸を回収してみると、どうやらスナップの上のところで切れたようだ。おそらく、糸が魚に巻いて、口に入ってしまったのだろう。

また仕掛けをセットして投げる。またすぐに掛かる。魚はそこそこのサイズだが、33インチよりは小さい。また横着して抜き上げる。こちらは32インチあったが、先ほどの魚より身が痩せており、だいぶ軽い。釣りを始めて1時間20分くらい。これが最後だった。もう少し粘ればあと1匹か2匹は釣れたかもしれないが、午後7時に家に帰るといって出てきたので、ここで切り上げることに。


ブルーフィッシュはスポーツフィッシングの対象としては人気がある。しかし身に脂が多く、血も多いので、食べるのはちょっとという人が多い。まあ、ブルーフィッシュがおいしくないと言っている人たちは、魚を釣ってからの処理が悪いのが問題であることが多いのだが。

私も普段はブルーフィッシュは1匹キープすればそれで終わりにする。これはおいしくないからというより、フレッシュなうちに食べきれないからという理由なのだが。しかし今回はちょっと考えがあった。日曜日はちょっと家でゆっくりしようと思っていたので、久しぶりにスモークをするかと。スモークにするなら、多少量があっても良い。

土曜日の晩、このうち1匹を近所のOさんに持って行き、残りをフィレにする。これを、水、食塩、砂糖、醤油、レモン汁、ハーブ類を混ぜた液に漬けて冷蔵庫に。日曜日は寝不足だったのでお昼に起きる。昼食を食べてから、スモークの準備。フィレを取り出し、一旦フードデハイドレーターに入れ、表面を乾燥させる。ウッドチップを水につけて、スモーカーの準備にかかる。約1時間デハイドレーターで乾燥させた後、ラックの上にフィレを並べ、スモーク開始。ちょっとフィレの量が多かったが、なんとかラック2段に収まった。


温度を華氏175度で、約1時間20分。なかなか良い感じに出来ました。