2012-11-13

ホワイティング

イカが去ってから、Gloucester、Salem、Beverly、Marblehead ではまったく魚が釣れていない。例年イカが去ってしばらくすると、鯖やスメルトが釣れていたのだが、最近はまったくだめ。10月の半ばから鯖がちょっとは釣れているようだが、いつものペースではない。スメルトもまばらで、まとまった数が釣れた話をまったく聞かない。これで終わりってことはないよなぁは思うが、シルバーサイドなどの小魚もまったく見なくなったので、少し不安である。

さて、先週の話である。Nor'easter の来る直前に Gloucester に鯖をチェックしに行ったのだがまったくだめで、ねばってもだめそうだったので、Salem にスメルトをチェックしに行った。Salem のフェリーポートのライトの下で釣り糸を垂らしたところ、すぐにあたり。一度はばらしたが、すぐにまたかかった。てっきりスメルトだと思っていたのだが、あがってきたのはこのあたりで Whiting と呼ばれている Silver Hake という魚。サイズはスメルトくらいのサイズ。


この魚、10月の終わりから11月にかけて、ピアから鯖釣りをしていると、ごくたまに釣れる。沖で見られるような30cm以上のサイズが釣れることはない。せいぜい20cmくらいまで。釣れるのはだいたい夕方になってから。30分くらいパタパタッと釣れては、くいがとまる。多分、夜になると浅いところに群れで入ってくるのだろう。

この日は深夜の釣りだった。3匹連続でかかり、その後1匹バラしたあと、まったくあたりがなくなった。ほんの10分ちょっとでおしまい。

Silver Hake というのはメルルーサ科の魚で、繊細な白身がとても美味しい。特にこのサイズは頭をとって丸揚げにでき、個人的にはスメルトより美味しいと思う。キスよりもっと上品で、適度に火が通ると半透明のホクホクした身になる。

もう少しまとまって釣れると良いのだが、岸からだと狙って釣れる魚ではないので、なかなか難しい。