天気は良いが、気温が前日からぐっと下がり、風が冷たい。最初のうちは、一本を置き竿、もう一本の竿でちょい投げ、時々竿をしゃくって巻いてきては、またちょい投げ。まったく掛からない。カニさえ喰ってこない。だんだんやる気が萎えてきて、しまいには2本とも置き竿で、バケツに腰かけてうとうとする。午前10時頃まで釣りをしていたが、隣の釣り人が1匹、その向こうの人が1匹あげただけで、私は坊主。さすがに眠くなってきたので、家へ帰ることに。
5月21日日曜日。夕飯前から、天気予報とタイドチャートを見て、どうしたものかと考えていた。昨日、Tomo さんが、Beverly でストライパーのブリッツが あり、ぼちぼちキーパーがあがり始めたと話していた。私自身も、先週 Gloucester でストライパーを見ている。まだちょっと早い気もしていたが、明日は夜風が強くなり、雨も降るようなので、きのうの坊主で不完全燃焼していたのもあり、とりあえず様子見に出かけることに。
先日釣ったニシンの冷凍を4匹持って、夜8時半過ぎに、家を出る。釣り場には午後9時半過ぎに到着。誰もいない。一人の釣りはのどかでよいものだ。1匹目のニシンを4つに切って、その一つを針にかけ、一投目。ナイフやビニール袋を片付けていたら、いきなりベイトランナーがギィーと鳴る。急いで竿を持つと、また糸が出て行った。ここでベイトランナーのドラグをロックして、竿をゆっくり合わせると、ゴンと魚がのってきた。
久しぶりの感触。とりあえずしっかりテンションを維持して、少しずつ糸を回収していくが、度々ドラグを出して抵抗する。この重量感、いきなりキーパーか?
いずれにせよ、このサイズは抜き上げることは無理なので、水面近くに降りていき、ゆっくり魚を寄せる。昨年、一昨年とストライパーがあまり釣れなくて感触を忘れてしまったが、このゆっくりとした感じ、まぁ30はあるよなと考えていた。ようやく魚影が見える。予想通り30くらいか。明らかにキーパーだったので、丁寧に時間をかけて、ランディング。メジャーで測ると、この季節の魚らしく細めの魚体だったが、31インチあった。
今年初のストライパー釣り、釣り開始3分、餌一切れ目でキーパーが掛かってしまった。これで、昨日のもやもやの分を取り返した。
釣れたストライパーは早速締めて、内臓とえらを取り、バケツに水を汲んで血を流す。餌も残っていることだし、血が抜けるまでちょっと釣りをしていようかと、2切れ目の餌。またすぐにベイトランナーの糸がでていったが、針掛かりせず。仕掛けを回収し、次の一切れ。こちらも数分もしないうちにベイトランナーが鳴る。竿を持ちベイトランナーをロックし、ゆっくりとした合わせを入れる(サークルフックなので、大きな合わせは禁物)。今度はしっかり針掛かりする。ラインから伝わってくる、ぶるぶるとした頭をふる感触。先ほどの魚よりは小さめ。キーパーにちょっと届かないくらいかなという感じだったが、上げてみれば25インチだった。3インチも足りない。まぁいずれにせよ、ストライパーは28インチ以上を1匹しかキープ出来ないので、サイズがあってもリリースなのだが。こちらのストライパーは、さっさと抜き上げて、針を外し、すぐに水へ返した。まだ餌はニシンが3匹あったがこちらはごめんなさいをして、ここで切り上げることに。
釣り道具を片付けて車に戻ると、向こうから人影。Tony だった。ということでちょっと立ち話。Tony はまだキーパーをあげてないらしい。私が、いきなりキーパーが釣れて、あたりもがんがんあるよと話したら、まだ餌は残っていないかと聞いてきた。あと10分早く来て入ればあげたのに。多分明日から Tony は目の色をかえてストライパーをやりに来るんだろうな。
家には午後11時過ぎに到着。深夜12時までには刺身の柵にして片づけを終了。明日はお刺身だ。