2013-06-04

5/30 タラ釣り - Bunny Clark Marathon

今年第一回目の Bunny Clark のマラソン。昨年の5月末の釣行と同じく、今回は数がテーマ。レポートでは、タラ、ポラックともサイズは出ないが、安定して釣れているようで、期待できそう。

今回は、午前3時に船に集合。早めに行こうと考えていたが、あれこれ準備しているうちに遅くなってしまい、結局一睡もせずに午前1時頃家を出る。現地着、午前2時30分。レールポジションを書いていくノートを見ると、バウにはすでに5人。どうもキャンセルがだいぶ出てこの日は釣り客がたったの10人しかいなかったので、無理してバウに行くことはないかと。スターボード側、スターンの角から2番目の位置を確保。といっても、バウ以外、右舷には私しかいないようなので、かなり余裕の釣りができそう。

午前3時40分に出航。最初は、少し深いところに行って、大き目のポラックや、ホワイトヘイクを狙い、その後浅いところに行く予定とのこと。最初のポイントまでは約2時間40分くらい。とりあえず、キャビンのバースにもぐりこんで、一寝することに。

午前6時20分頃、最初のポイントに到着。風はそよそよ吹いていて、余裕のドリフト。水深は420フィートで、Bunny Clark ではそれほど深いわけではない。はじめからホワイトヘイク狙いで、自作の銅パイプジグを使うか、16オンスの LavJig にするか迷ったが、とりあえず LavJig に。ジグが着底後、何度かシャクルと、もわっとしたあたりに、プルプルッと魚信。多分レッドフィッシュだなと思ってあげると、レッドフィッシュがダブル。この魚、結構おいしいので、とりあえずよしとする。次も同じくレッドフィッシュ。船内では、10ポンドクラスのポラックが1匹釣れただけで、他はすべてレッドフィッシュ。私はなかなかのサイズのレッドフィッシュが入れ食い状態で、何匹か確保したので、銅パイプのジグにイカの短冊をつけて、ホワイトヘイク狙い(というかプール狙い)に切り替えた、が、何をやっても結局レッドフィッシュがかかる。レッドフィッシュを10匹(1匹はリリース)を釣り上げたところで、ポイント移動。キャプテンは深場をあきらめて、浅場へ移動することに。

2番目のポイントは、水深180から190フィートの浅場。ポラックの群れが回ってきては、入れ食いとなる。平均サイズは小さめ。大きいものでも、10ポンドくらいか。この後、何度か小移動。ときどきタラやハドックが混じるが、サイズがでない。ポラックも多少サイズが大きいものが混じるようになり、楽しいのは楽しいのだが、昨年のようにあまり釣り過ぎても処理に困るので、ベイトに切り替えたりしたが、それでもポラックがかかる。ベイトの仕掛けでもジグのように針掛かりはしないものの、底に着く前にあたりがあり、かなり活性が高い。ベイトで何匹かハドックを釣ったが、キーパーの21インチに達したのは1匹のみ。

ポラックの食いが少し収まったところで、中移動を繰り返す。何度かポイントを代えて、午前12時30分頃に行ったポイントでマーケットサイズのタラが入れ食いになり、この日最高のポイントとなった。これは20分くらいしか続かなかったが。

その後、どこに行っても、そこそこのペースでポラックとタラが釣れる。釣り終了は午後2時30分。私はポラックが18匹(アンダーサイズは10匹くらい?)、タラが11匹(Bunny Clark のマラソンでは、船で自主的に23インチをミニマムサイズとしている。アンダーサイズは多分20匹くらいだったか)、レッドフィッシュが9匹(アンダーサイズは2匹かな?)、ハドックが2匹(アンダーサイズは、多分10匹くらい)...と数は出て、バウで釣っていた1人とハイフックを競っていたが、サイズが出なくて、またしてもプールはおあずけ。 あいかわらず、Bunny Clark のマラソンは楽しい。

さて、少し Bunny Clark の釣りのスタイルを紹介。船は40フィートのロブスターボートを改造したもので、バウのデッキ以外はレール越しに水面に手が届くほど。魚の取り込みにはほとんどギャフは必要ない。


基本的にはかなり風が吹いていてもアンカーをうたずに、ドリフトでポイントを流す。風や潮が強すぎて、ラインが流れていくときは、シーアンカーを使うことも。

船では釣り人またはグループごとに番号が振られ、魚をキープするときには、メイトないしキャプテンに、番号を伝える。メイトがえらの付け根をさっと切って血抜きをし、魚に番号のマーキング(ローマ数字)をして、コンテナに魚を入れる。 メイトは、コンテナに入った魚を順に取り出し、次々におろしていく。もちろん、誰かヘルプが必要なときは、いったんおろすのを中止して、ヘルプに行く。他の大きな船と違って、キャプテンとメイトが常に周りをみているので、なにかトラブルが起きたときや、ギャフが必要な魚が上がってきたときも、さっとヘルプをしてくれる。

メイトはおろしたフィレを番号毎に用意されたバケツに入れていく。バケツには常に海水が張ってあり、海水ポンプのホースを順々にバケツに流していき、ぬるくならないようにしている。バケツにある程度フィレがたまったところで、番号をマジックでかいたビニール袋を用意し、フィレを袋いっぱいに詰めて、口を縛る。フィレの入った袋は、日陰にある別のコンテナに並べられ、その上に氷が敷かれる。船が港へ帰ってきたときに、フィレの袋は番号毎にまとめられ、釣り客はくるまからクーラーボックスを持ってきて詰め込むことになる。

Bunny Clark は小さな船で、魚を入れる大きなクーラーボックスを持ち込むことはできないが、釣ったらすぐに適切に処理されるので、大変よくできたシステムである。

なお、メイトへのティップのガイドラインは、フィレ袋あたり6ドル程度。重さはフィレ袋1つで、約12ポンド程度になるとのこと。 今回は、フィレ袋6つと、内臓をとったレッドフィッシュ(フィレにはしないでとお願いしておいた)が9匹で、70Qtサイズのクーラーボックスでは収まらなかった。(というか、70Qt のクーラーボックスいっぱいに詰めると、重すぎて持ち運べないので、2つに分けた。)




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