2013-08-14

Marblehead Dock Fishing Ban

前回、ブログを投稿してから、日本へ2週間ほど行ってきた。先週アメリカへ帰ってきて早速 Tony に釣りの調子はどうか聞いたところ、Marblehead の Commercial Street のドックに No Fishing の看板が立てられたとのこと。

詳細は以下のリンクに詳しい。

No Fishing on Popular Squid Fishing Docks

In Marblehead, squid seekers prompt dock-fishing ban
 
ここはこの近辺のイカの釣り場の中でも一番好きなところだった。昨年はイカの大群がやってきて、6月から7月は毎晩すごいことになっていたが、今年は7月の半ば頃まではそれほど混雑していなかった。ところが、今年もまたイカが戻ってきて、昨年以上にひどい状態に。

毎晩、この小さなドックに100人近くの人々(特に、ボストンあたりから来ているカンボジア人)が押し寄せ、あたりは駐車車両で溢れかえる。ドックはイカ の墨があちこちに飛び散り、毎晩大量のごみが置き去られる。夜になっても小学生くらいの子供たちが走り回り、明け方まで大騒ぎが続く。

日本に帰る前に Salem の Ferry Boat Dock が同様の理由で釣り禁止になったのに続いて、また釣り場を失った。

2年前までは、混雑していても10人程度で、静かにロブスター漁師の人たちに迷惑がかからないように釣りをしていたものだが、このような状況では Marblehead Town も何らかの対策をとらなければならないのは理解できる。ここは住宅地に隣接しているので、私が住民だったらやはり町になんとかするように要望を出すと思う。

私の釣り仲間もさすがに嫌気がさして、最近は行っていなかったのだが、やはり釣り場が閉鎖されるのは悲しい。9月のタウンミーティングで今後どうするかまた議論するようだが、秋以降のスメルトのシーズンにはまた開放されることを願っている。


2013-07-23

7/19-21 イカ釣り - Beverly, Salem, Marblehead

昨年の6月は連日記録的なイカの大漁だったが、今年は5月に1週間だけ釣れた後イカが姿も形もなくなって、6月はまったくイカが釣れなかった。

7月に入って、小型のイカがちらほら釣れ始め、先週になって大型のイカも含めて、あちこちで釣れるようになってきた。どうやらマサチューセッツノースショアでのイカのシーズンが昨年から1か月半ほど遅れて本格的に始まったようだ。これがどのくらい続くか、また昨年のように大漁が続くのか。



7月19日金曜日の夜から、3日続けてのイカ釣り。地元の釣り場のBeverly、Salem、Marblehead の各釣り場を、夜な夜な釣り友の Tony と転々としながらイカを釣った。毎晩3桁に届く釣果。奥と子供たちは今日本に行っているし、いつもイカを配っている友人たちも半分くらいは日本に帰っているので、あまりキープしても仕方がない。大きいイカを20杯くらいずつキープして、後はすべて釣り場の他の人にあげてきた。

昨年のフィーバーの影響だろうか。 連日、どこもかしこもイカ釣りの人々で溢れかえり(中国人、カンボジア人、ベトナム人のグループが多い)、話によると Rhode Islands からの遠征組までいるとのこと。こう人が多いと、釣り場が荒れるんだよな。ちょっと心配。


連載:イカ釣り (2) タックル

連載2回目は、タックルについて。

まずは、ロッド。アメリカでは岸からのイカ釣りというのはマイナーなので、専用ロッドなどというものは売っていない。

イカ釣りは常にロッドを手に持ってしゃくり続ける釣りなので、軽いのに越したことはない。釣れるイカのサイズは1ポンドを超えるようなサイズはそうそうないので、トラウト用のレーティングがウルトラライトないしライトのロッドで充分である。

マサチューセッツノースショアの人気のあるイカの釣り場は、ピアやポンツーン。基本的にジグはちょい投げ程度で、足元近くを釣ることがほとんどである。いくらライトロッドと言っても、長さがあると持ち重りし、気持ちよく釣れないので、可能な限り短めというのが基本。

ポンツーンや水面からそれほど高くないピアでは、5フィートから5フィート6インチくらい、ちょっと水面から高いところにあるピアで釣るときは、6フィートから6フィート6インチくらいまでが使いやすい。また、胴付で錘を付けてキャストするときは、ポンツーンからでも、6フィート以上あったほうが扱いやすい。

私の好みのロッドは、イカの条件を満たすもの。
  •  リールを付けたとき、重心がリールを持つ手の人差指あたりにくるもの。先重りのしないロッドは、軽い力でしゃくることが出来るため疲れないし、イカを掛けたときの重みがダイレクトに伝わってくる。
  • 穂先はしなやかだが、それ以外はある程度張りがあるもの。穂先が硬すぎると、バラしが多くなる。かといって全体が柔らかいと、ジグをしゃくったときにワンテンポ遅れがでたり、イカを掛けた感触がしっかり伝わってこない。
  • 小さめのガイドが多めについているもの(マイクロガイドデザイン)。ロッドから伝わってくる情報量が多い。
イカ釣りにのめりこんでいくと、この釣り場で、この仕掛けで、この水深で、この風の強さの時は、もう少しこんな感じが良い、なんていうのを突き詰めていくと、たかがイカ釣りのために何本も長さやアクションが少しずつ違うロッドが欲しくなってしまう。市販のロッドには自分の希望を満たすものはないので、結局あれやこれや自作することになってしまう。ただ、このあたりは本当に「より良い感触」を求める趣味の世界なので、釣果にはあまり関係ない。

もし、これからイカ釣りをしてみようという方には、まずは5フィート6インチか、6フィートのトラウト用のライトアクションのロッドを1本。このあたりが一番万能である。素材は、中弾性のグラファイト(IM6 とか銘打ってあるもの)がお勧め。そんなに高いものではない(40ドルも出せばそこそこ「使える」ものが買える)。

私のお気に入りの自作ロッドは、穂先のしなやかさを出すために、グラスファイバーソリッドのブランクのテーパーを調整して、グラファイトのブランクに継ぎ足しているが、市販のグラスファイバーのロッドやグラス・カーボンコンポジットの、ウルトラライトまたはライトアクションのロッドは概して重く、全体に柔らかすぎて、えらく鈍感なことが多い(例えば、UglyStik)。ロッドを選ぶときは、軽く振ってみて、穂先のしなりが早く収束するものがお勧め。穂先がいつまでも振動しているようなロッドは、ジグが着底した感覚や、イカがもぞっと乗った感触がつかみにくい。



続いて、リール。はっきり言って、小型のスピンニングリールであればなんでも良い。ドラグを必要とする釣りではないし、遠投するわけでもないので。サイズはシマノで言えば1000番から2000番。

釣り友達の Tony や Kenny は、ステラ($600+)を使っているが(Tony はステラより軽いのが良いと言って、今度日本からヴァンキッシュを取り寄せるとのこと)、あくまでも「感触」を求める趣味の世界なので。

では私は何を使っているかというと、去年日本で買ってきた、シマノのレアニウムCI4+ C2000HGS (超軽量。今思うと、ローギアの 2000 にしておけばよかった。)、US シマノの Stradic FI 1000 (FJ が出た頃、セールで買った。ちょっと重めだが、しっかりしている。)、US ダイワの Fuego A 1000 (日本の 07 ルビアスに相当。これも昨年66%オフのセールで購入。)、その他いくつか Quantum や US ダイワの安物リール。やはり、軽いリールが良いが、これもロッドとのバランスで。鈍重なロッドに軽いリールを使っても、バランスが悪く、先重り感がひどくなるだけ。

もし、このようなイカ釣りをするのに、アメリカ国内で買えるベストチョイスはと訊かれたら、現時点では US シマノ の Stradic CI4 1000ML だろうか。以前、Tony に多分これが良いよとアドバイスしたらすぐに買って1シーズン使っていた。ただ、どうも気に入らないことがあったようで(大型のイカを掛けると、巻きが重くなる)、別の釣り友達に売ってしまった。私は何回か使わせてもらったが、個人的にはこのようなライトタックルの釣りには非常に良くあってると思う。


最後に、ライン。ラインはとても重要だと思う。この釣りを楽しむのは、ジグを思ったように操作できるのが一番で、ラインとロッドが適当であれば良いと考えている。

ナイロンのモノは扱い易く、ガイドに絡むこともあまりないが、伸びがあるので、ラインから伝わってくる感触が鈍くなる。また、この釣りは多少の根掛かりは避けられず、根掛かりする度にジグをロストするのは高くつくので、ある程度の強度は欲しいのだが、太いラインはキャストした時や水中での抵抗が大きいので私はまったく使わなくなった。フロロカーボンのラインは、ナイロンよりストレッチが少なくてよいのだが、ラインメモリが強く少々扱いにくいし、強度の問題はナイロンとたいして変わらない。

ということで、現代の釣りでは常識となった、いわゆるスーパーライン(PE)。新製品が出る度に、あれこれ試してきたが、現在のところ私がこの釣りでベストだと考えているのが、Berkley の NanoFil。


このラインは、ダイニーマの繊維(スペクトラとダイニーマは商標で、結局は同じもの)を編むのではなく、束ねて固めてある、いわゆる Fused Line と呼ばれているものの一種(だと思う)。昔からある、Berkley の FireLine みたいなものであるが、FireLine は断面が扁平して均一ではないのに対し、このラインは真円で、表面につやがあり、ガイドの滑りが抜群に良い。オリジナルの PowerPro のような4つ編み(ないし、3つ編み)は、編み目がガイドを通過するときに糸鳴りがしたりするが、このラインはそれがまったくない。ガイドの抵抗が極めて少ないので、軽いジグを投げたときに気持ちよく飛んでいく。

ラインが少々疲れてきても、PE の割にははりがあり、ガイドに巻き付いて絡むトラブルも少ない。私はこの NanoFil が発売になった一昨年から、イカ釣りに使っているが、非常に満足している。ラインの強度は、10ポンドテストないし12ポンドテスト(太さは、ナイロンの半分程度なので、ナイロンモノラインで4ポンドから6ポンド相当のはず)。このくらい強度があれば、根掛かりしたジグの回収もほぼ問題ないし、このくらいの強さで引っこ抜けなければ、これ以上いくら強度を上げても大して結果は変わらないと思う(ラインブレークしなくても、ジグの針が破損する)。人によって多少好みの差があるが、私のイカ釣り仲間でこのラインに代えた人たちは皆満足しているようだ。

この NanoFil、弱点は FireLine と同じく、消耗してくるとささくれてくること。強度は極端に変わらないと思うが、表面の滑らかさ、ガイドのすべりが悪くなる。といっても、先端のほんの2-3mくらい範囲なので、少々疲れてきたなと感じたら、先端の滑りが悪くなったところを切ってしまうだけで、またもとの状態に近くなる。

もちろん、NanoFil 以外にも良さそうなラインはいくつかある。例えば、昨年発売になった、PowerPro の Slick 8。8本編みで表面も滑らか、コーティングも少し固めで、ライントラブルも少なそうだ。

だいたいどのスーパーラインも、色違いで何種か出ているが、この釣りに関していえば、夜でも良く見えるライン、例えば、ホワイトとかイエローをお勧めする。イカはほぼ100%ジグが落ちていくときに乗ってくる。イカが見えているとき以外は、あたりは落とし込み釣りのように、糸ふけで見る。夜釣りでは、グリーン系の糸はほとんど見えない。




2013-07-17

連載:イカ釣り (1) ジグ

マサチューセッツに来て、岸からのイカ釣りをするようになって15年近くなる。日本でのイカ釣りの経験はほぼ皆無だったので、こちらでイカが釣れるとわかっても、どんな仕掛けがよいのか、いつ、どこで釣ればよいのか、暗中模索だった。最初の頃は、ギリシャ人のイカ釣りがうまい人(今は釣り仲間の一人、いつもこのブログに登場する、Tony ではない)が何十杯も釣っている横で、たったの1杯とか、かなり苦い思いをした。

それでも、シーズンになるとこまめに釣り場へ通い、日本に帰った時に仕入れてきたエギをあれこれ試したりして、やっとイカ釣りはこうすれば良いという考えが固まってきた。

最近は、釣り場であった人や、日本人の知人から、どうやって釣ればたくさん釣れるようになるのか、聞かれることも多くなった。

イカ釣りというのは、本当に差がでる釣りで、釣り方を良く知っている人が真横で100杯釣っているのに、10杯もいかないということが多々ある。長い時間を掛けて、最近はこの100杯釣るグループになったかな という気がする。少々えらそうではあるが、これから何回かに分けて、私が現在の時点で考えている、「イカの釣り方」について書いてみようと思う。(何年かしたら、あの頃はえらそうに講釈をたれていたなと思うかも)

さて、第1回目は、たぶん多くの人が興味あるであろう、ジグの選択。私が釣り場で一番良く聞かれるのは、「良く釣れてるけど、どんなジグを使っているの?」という質問。正直なところ、万能なジグがあり、そのジグさえ使っていれば、たくさん釣れるようになるというものでもないのだが、確かに重要なポイントの一つである。

イカ釣りに行くとき、「5つだけジグを選ぶ」とする。現時点で、私の選ぶジグは、以下のとおり。

  1. ヤマシタ ナオリー レンジハンター 1.8S
  2. ヤマシタ ナオリー レンジハンター 1.8B
  3. ヤマシタ エギスッテ スリム 1.7N
  4. Colman's Bullet Head Squid Jig (Non-Weighted - Standard)
  5. Colman's Bullet Head Squid Jig (Non-Weighted - Custom)
まずヤマシタのレンジハンター。こちらは、サイズが 1.5、1.8、2.2 と3種類、各々のサイズに、シャロー(S)、ベーシック(B)、ディープ(D) がある。この S/B/D は、沈んでいく速度のレーティングで、S がもっとも遅く、D が最も速い。最近は、S と B の中間の、BS というのも発売されたらしい(もともと日本国外で売られていた、Type R というものと同等と思われる)。


小さいイカが多いときは、1.5 の方が針掛かりが良いこともあるが、イカの反応自体は 1.8 でもあまり変わらないし、1.5 は針が一列(D だけは二列だったと思う)で直径が小さめなので、大きめのが掛かると、バレることが多くなる。2.2 はこのあたりのイカのサイズからすると少し大きすぎて、反応が悪くなるようだ。

スピードに関して言えば、少なくとも、私の行く釣り場では、D はちょっと速すぎて、単体ではちょっと使いにくい。釣り友達のOさんは、この D と S をタンデムで使う仕掛けをよく使うが、単体ではまず使わない。

基本的には、B を使うケースが多いが、S はゆっくり落ちていくので、水面近くに活性の高いイカの群れが見えているときや、水深10フィートくらいまでの浅場で有利になる。

「ジグはこれがお勧めですよ」と教えると、次に必ず聞かれる質問は、だいたいが「どの色が良いですか?」である。私も昔はあれこれ色違いをとっかえひっかえして、今日はピンク系だとか、色が重要な要素だと思っていたが、現在の私の考えは、「あんまり関係ない」である。まぁ、多少はあるかもしれないが、形状や速度・アクションなどの要素の方がよっぽど重要だと考える。

まぁ、「何色でも好きなものを買えば?」というのも不親切きわまりない。ということで、私の回答は、「オレンジかレッドヘッドの布巻き」である。理由は、イカの反応がよいというよりも、他の色に比べて見やすい、である。この見やすいというのは浅いところにいるイカを釣るのに非常に重要な要素で、イカの反応を見ながら誘いを入れたり、イカがジグを抱いたタイミングでフッキングすることが可能になり、確実に釣果があがる。

レンジハンターはエギスタイルのジグの中ではベストと思われるが、問題はアメリカ国内で入手が困難なこと。私は日本に行く度に私の分と釣り仲間の分を買いだめしてきたりしていたが、朗報がある。だいぶ昔釣り場で知り合った日本人の Tomo という人(彼は釣りの名人で、このあたりのカヤックフィッシングのコミュニティでは有名人)が最近 Salem に Tomo's Tackle という店を開いた。彼は日本からレンジハンター各種を仕入れてきてリーズナブルな値段で売っているので、レンジハンターが欲しければ問い合わせしてみてください。(勝手にこんなこと言っちゃっていいのかな?)


次は、ヤマシタのエギスッテスリム。



こちらは、エギとしてもスッテとしても使える、非常にゆっくり落ちていくタイプ。 5フィートぐらいしか水深がないところ、表層を泳いでいるが反応の悪いイカなど、どちらかというと、横の動きで釣りたいときに使用する。もう7,8年前になるだろうか。Beverly Pier の以前ハーバーマスターの建物があったあたりで釣りをしていたとき、このジグの効果は絶大だった。あの頃は、他の釣り人の5倍から10倍くらい釣っていたことも多々あった。

1.7 というのは絶妙なサイズで、このあたりの平均的なイカには最適なのではないかと思う。あとこのジグの一番の特徴は、名前にもあるように、細長いこと。以前、似たようなサイズや、少し小型のジグなどいろいろ試してみたが、このエギスッテスリムより良かったことは一度もなかった。違いはやはり形状だと思う。どうもこのあたりの以下は、でっぷりしたジグよりも、細めのジグの方が反応が良いようだ。最初に書いた、レンジハンターも、他メーカーの似たようなサイズのジグに比べて、やや細めである。

近年はこのジグの出番は少なくなったが、それでも胴付き仕掛けで底に錘をつけるスタイルで釣りをするときはいつもこれを使っている。やはり、非常にゆっくりなのが良いらしい。


このジグ、針が細いので、根掛かりしても、ロストする率が非常に低い。私は、胴付き仕掛け用のものとは別に、錘を接着して速度調整したものを、浅場で広く探りたいときなどに使っている。

残念ながら、こちらは廃番となってしまったようで、近い将来手に入らなくなるかもしれない。現在のところ、上記の用途で代わりになるものは見つからないので、以前まとめ買いをして、30くらいストックしている。


最後に、Colman's の Bullet Head ジグ





上の写真はいずれも Non Weighted のバージョンだが、左は新しいモデル(Custom)で、右は古いモデル(Standard)。どうやら、古いモデルは在庫限りの模様。この2つのモデル、実は沈む速度がだいぶ違う。私はこの2つのジグは、底近くを釣るときに多用するのだが、新しいモデルはかなりゆっくり目で、20フィート以上水深があるところではかったるい。ということで、新しいモデルは浅めの釣り場や、意図的にゆっくり落としたいとき、古いモデルは風が強めでラインがあおられるときや、深めの釣り場、と使いわけている。

このジグは3年ぐらい前から多用している。以前、Woods Hole などに釣りに行ったとき、Vietnamese の連中が好んで使用していた。初めて使ったときは、どうも慣れていなかったようで、あまり良い印象はなかったのだが、3年前に Marblehead で喰い気のないイカが見えていて、あれこれ試しているうちに、このタイプのジグにだけ反応したことがあった。

アメリカ国内で比較的簡単に手に入るので、根掛かりしてもあまり痛くないこと、一般的なエギなどに比べて速く沈むこと、などなど、いろいろメリットがあり、底の釣りで多用しているうちに、かなり釣り方がわかってきた。現在は、今回紹介した中でも一番使っている時間が長いかもしれない。

私の釣り仲間の間では、このジグは、Stupid Jig と呼ばれている。Tony と話していたとき、彼がこのジグの名前を知らなくて、「あの、なんだっけ、stupid なやつ」と言っていたのがきっかけで、すっかり Stupid Jig という名前が定着してしまった。

Bullet Head ジグには、Weighted バージョンもあるのだが、フックが大きく根掛かりしやすいこと、ちょっと速すぎるので、使いにくい。昨年、Salem で25フィートくらいの水深の底近くで釣っていたとき、Weighted バージョンを底に、エギスッテスリムを胴付きにして大量に釣っていたことがあったが、このスタイルは本当にイカの大群がいて、活性が高いときしかうまくいかない。

私としては、このスタイルのジグで、いろいろな速度のものが欲しい。Weighted はちょっと速すぎるし、古いモデルでも風が強いともう少し重めのものが欲しくなるので、最近は上の Non-Weighted のものを買って、鉛テープを巻いて、重さを調整したものをいくつか持っている。

2013-06-10

6/9 サバ釣り - Captain George

ここのところ、ホームグランドの Salem、Beverly、Marblehead では、イカがまったくだめで、たまたま小さな群れが来ていても、10杯を越えることはめずらしい。去年の連日一晩200から300杯なんていうのは夢のようである。まぁ、5年くらい前のまったくだめだった年のことを考えると、例年よりちょっと不調というところだろうか。去年のように、あちこちから人が集まり、釣り場が荒れてしまったことを考えると、一回の釣りで15-30杯くらい、大釣りとなって100杯程度が丁度良いかと思うが、自然が相手なのでそう希望とおりにはならない。

昨年はありあまるイカを餌にしてストライパーを釣っていたのだが、今年は新鮮な餌が確保できない。一日中釣りをしている Tony などは、何匹かサバを釣ってきてストライパーの餌にしている。それもあってか、ここのところ Tony は絶好調で、毎日のようにキーパーをあげている。私も5月は計6匹のキーパーを釣って、悪いペースではなかったのだが、ここのところ Tony に差をつけられている。釣り仲間の O さんも同様で、ここはサバ船に乗って、まとめて餌を確保しましょうという話になった。

ということで、Captain's Fishing Party のサバ船を予約。今回はまた子供を連れて行くことに。

当日は、Captain's Lady 1,2,3 すべて出払っていて、一番古くて小さい Captain George がサバ船。意外と客が多く、船は9割近い入りか。1時間前に着いたが、スターン側はすでに客がいて、バウで釣りをしようと考えたが、一番前は柵が高すぎて、子供たちはやりにくそうなので、右舷の前からちょっと柵の下がったところに釣り場所を確保。前にちょっとだけスペースがあり、人が来なければよいなと思っていたが、後でレンタルロッド組のカップルが入ってきた。ちょっと面倒だなと思ったが、これはこれで仕方がない。(この連中は、後でジグをオーバーキャストしていたところをクルーに注意されてサイドキャストするようになった。投げるときに私の目の前に竿先が来て、危なっかしいのだが、まったく気にしていないし、ラインがいくら流れても投げ直したりしないので、結構邪魔だった。)

チェックインするときに近況を聞くと、3日前まではかなり良かったが、天候が荒れて2日空いているので、どうなるかはまだわからない。釣り場は、Hampton の沖で20分くらいで着くとのこと。船は定刻とおり、8時30分出航、9時には釣り場に着く。周辺には、プライベートの小型の船が多数。皆、サバを釣っているようだが、釣れているのが見えない。とりあえずアンカーをうって釣り開始。まったく釣れない。左舷側で O さんが小さいのを2匹あげたが、見える範囲では他に釣れていない。しばらくして小移動。こちらもだめ。続いて、10分くらい移動。こちらもだめ。更に10分くらい移動。時刻はすでに10時30分を回っている。これが最後のポイントとなったが、アンカーをおろしている間に、隣のカップルがジグを投げて(皆さんは、キャプテンが「始め」といってから始めましょう)、いきなり中くらいのサバがかかった。今度はいけそうだ。キャプテンの「始め」の号令からすぐに、小さいサバが私の竿に。ここからは、群れがやって来ては入れ食いとなる。途中、釣れなくて飽きてしまった子供たちも戻ってきて、私はてんてこ舞い。娘はサバが掛かると、最後まで巻けない。息子は釣り上げても針をはずせない。残り時間もそれほど残されていないので、とにかく釣りまくるしかない。

午前11時40分過ぎ、釣り終了のコール。とにかく1時間釣りまくった。大きいサバは釣れたところでえらを取りバケツの中で血抜き、中くらいのサバはストライパーの餌用に、そのまま氷を入れたクーラーボックスに投げ込み、小さいサバはバケツにそのまま。港に帰る道中、食用の大きなサバの内臓を抜き、小さなサバも血抜きと内臓を取る。そうこうしているうちに、午後12時30分頃、帰港。なんとかサバの処理と片付けを終わらせたが、写真を撮る暇がなかった。

家に帰って数えてみると、大きなサバが8匹(こちらは、しめ鯖と塩焼きで食べた)、中くらいのサバが17匹(こちらはすべてストライパーの餌用)、小さなサバが27匹(たたき、なめろう、味噌煮、コンフィにした)、中型のへリングが3匹と、餌を確保し、残りを食用という目的は達成できた。子供たちもそれぞれ10匹ずつくらい釣っていたので、楽しめたようだった。やはり初夏のサバ、脂はあまりのっていない。塩焼き、たたき、味噌煮はちょっとさっぱりしすぎて秋のサバに劣るが、なめろうとコンフィはなかなかおいしかった。右は、コンフィの加熱前の写真。ローズマリーとにんにくを入れ、オリーブオイルでひたひたになるように。沸騰しないように、低温で長時間加熱する。

2013-06-04

5/30 タラ釣り - Bunny Clark Marathon

今年第一回目の Bunny Clark のマラソン。昨年の5月末の釣行と同じく、今回は数がテーマ。レポートでは、タラ、ポラックともサイズは出ないが、安定して釣れているようで、期待できそう。

今回は、午前3時に船に集合。早めに行こうと考えていたが、あれこれ準備しているうちに遅くなってしまい、結局一睡もせずに午前1時頃家を出る。現地着、午前2時30分。レールポジションを書いていくノートを見ると、バウにはすでに5人。どうもキャンセルがだいぶ出てこの日は釣り客がたったの10人しかいなかったので、無理してバウに行くことはないかと。スターボード側、スターンの角から2番目の位置を確保。といっても、バウ以外、右舷には私しかいないようなので、かなり余裕の釣りができそう。

午前3時40分に出航。最初は、少し深いところに行って、大き目のポラックや、ホワイトヘイクを狙い、その後浅いところに行く予定とのこと。最初のポイントまでは約2時間40分くらい。とりあえず、キャビンのバースにもぐりこんで、一寝することに。

午前6時20分頃、最初のポイントに到着。風はそよそよ吹いていて、余裕のドリフト。水深は420フィートで、Bunny Clark ではそれほど深いわけではない。はじめからホワイトヘイク狙いで、自作の銅パイプジグを使うか、16オンスの LavJig にするか迷ったが、とりあえず LavJig に。ジグが着底後、何度かシャクルと、もわっとしたあたりに、プルプルッと魚信。多分レッドフィッシュだなと思ってあげると、レッドフィッシュがダブル。この魚、結構おいしいので、とりあえずよしとする。次も同じくレッドフィッシュ。船内では、10ポンドクラスのポラックが1匹釣れただけで、他はすべてレッドフィッシュ。私はなかなかのサイズのレッドフィッシュが入れ食い状態で、何匹か確保したので、銅パイプのジグにイカの短冊をつけて、ホワイトヘイク狙い(というかプール狙い)に切り替えた、が、何をやっても結局レッドフィッシュがかかる。レッドフィッシュを10匹(1匹はリリース)を釣り上げたところで、ポイント移動。キャプテンは深場をあきらめて、浅場へ移動することに。

2番目のポイントは、水深180から190フィートの浅場。ポラックの群れが回ってきては、入れ食いとなる。平均サイズは小さめ。大きいものでも、10ポンドくらいか。この後、何度か小移動。ときどきタラやハドックが混じるが、サイズがでない。ポラックも多少サイズが大きいものが混じるようになり、楽しいのは楽しいのだが、昨年のようにあまり釣り過ぎても処理に困るので、ベイトに切り替えたりしたが、それでもポラックがかかる。ベイトの仕掛けでもジグのように針掛かりはしないものの、底に着く前にあたりがあり、かなり活性が高い。ベイトで何匹かハドックを釣ったが、キーパーの21インチに達したのは1匹のみ。

ポラックの食いが少し収まったところで、中移動を繰り返す。何度かポイントを代えて、午前12時30分頃に行ったポイントでマーケットサイズのタラが入れ食いになり、この日最高のポイントとなった。これは20分くらいしか続かなかったが。

その後、どこに行っても、そこそこのペースでポラックとタラが釣れる。釣り終了は午後2時30分。私はポラックが18匹(アンダーサイズは10匹くらい?)、タラが11匹(Bunny Clark のマラソンでは、船で自主的に23インチをミニマムサイズとしている。アンダーサイズは多分20匹くらいだったか)、レッドフィッシュが9匹(アンダーサイズは2匹かな?)、ハドックが2匹(アンダーサイズは、多分10匹くらい)...と数は出て、バウで釣っていた1人とハイフックを競っていたが、サイズが出なくて、またしてもプールはおあずけ。 あいかわらず、Bunny Clark のマラソンは楽しい。

さて、少し Bunny Clark の釣りのスタイルを紹介。船は40フィートのロブスターボートを改造したもので、バウのデッキ以外はレール越しに水面に手が届くほど。魚の取り込みにはほとんどギャフは必要ない。


基本的にはかなり風が吹いていてもアンカーをうたずに、ドリフトでポイントを流す。風や潮が強すぎて、ラインが流れていくときは、シーアンカーを使うことも。

船では釣り人またはグループごとに番号が振られ、魚をキープするときには、メイトないしキャプテンに、番号を伝える。メイトがえらの付け根をさっと切って血抜きをし、魚に番号のマーキング(ローマ数字)をして、コンテナに魚を入れる。 メイトは、コンテナに入った魚を順に取り出し、次々におろしていく。もちろん、誰かヘルプが必要なときは、いったんおろすのを中止して、ヘルプに行く。他の大きな船と違って、キャプテンとメイトが常に周りをみているので、なにかトラブルが起きたときや、ギャフが必要な魚が上がってきたときも、さっとヘルプをしてくれる。

メイトはおろしたフィレを番号毎に用意されたバケツに入れていく。バケツには常に海水が張ってあり、海水ポンプのホースを順々にバケツに流していき、ぬるくならないようにしている。バケツにある程度フィレがたまったところで、番号をマジックでかいたビニール袋を用意し、フィレを袋いっぱいに詰めて、口を縛る。フィレの入った袋は、日陰にある別のコンテナに並べられ、その上に氷が敷かれる。船が港へ帰ってきたときに、フィレの袋は番号毎にまとめられ、釣り客はくるまからクーラーボックスを持ってきて詰め込むことになる。

Bunny Clark は小さな船で、魚を入れる大きなクーラーボックスを持ち込むことはできないが、釣ったらすぐに適切に処理されるので、大変よくできたシステムである。

なお、メイトへのティップのガイドラインは、フィレ袋あたり6ドル程度。重さはフィレ袋1つで、約12ポンド程度になるとのこと。 今回は、フィレ袋6つと、内臓をとったレッドフィッシュ(フィレにはしないでとお願いしておいた)が9匹で、70Qtサイズのクーラーボックスでは収まらなかった。(というか、70Qt のクーラーボックスいっぱいに詰めると、重すぎて持ち運べないので、2つに分けた。)




2013-06-03

5/27 ポーギー、ブラックシーバス - Viking Starship

恒例の春のポーギー。昨年乗った Lynn の American Classic は、キャプテンが Casino 船を始めることになって、今年の2月で乗り合い船を辞めた。まだ船は Lynn にあるようだが、将来再開するかどうかは未定のようだ。

ということで、今回はこの時期 New Bedford からポーギー船を出している、Viking Fleet にすることに。以前、この船は子供料金がないと書いたが、Web サイトでは情報がないにもかかわらず、電話で予約をしたところ、12歳までは45ドルとのこと。私と子供2人分予約をいれる。

5月27日、メモリアルデイ。私はほとんど眠れず。子供たちを午前2時すぎに起こす。娘は数日前からおなかの調子が悪く、前日は回復したように見えたのだが、着替えをしようかというときに、トイレに駆け込む。本人は行きたいようだが、もう一度自分で考えて決めなさいと話したところ、半べそをかきながらやっぱりやめるとのこと。また半月先くらいに鯖の船に連れてってあげるからと慰めてまた寝かせる。この子は本当に自制が効く子で、感心。45ドルはノンリファンダブルなのでちょっともったいなかったが、つらい思いをさせたくなかったので、仕方がない。息子のほうは寝ぼけている中着替えさせる。


家を午前2時30分頃出発。New Bedford の State Pier には、午前4時頃到着。釣り客は6割の入りといったところか。息子にどこで釣りたいと聞くと、前のほうが良いというので、ポート側の前のほうに陣取る。昨年は American Classic で出航までイカ釣りをしており、小さいながらそこそこ釣れていたので少し停泊する船からイカを狙ってみたが、まったく反応がないので10分であきらめる。

午前5時、定刻とおりに出発。釣り場までは約1時間半。風は10ノットちょっとといったところか。午前6時40分、最初のポイント。釣り糸をおとしてしばらくしてポーギーのあたり。とりあえず1匹めを釣るが、食いがわるいよう。まわりもまったくつれていない。しばらくして息子の竿に大きなあたり。息子がリールが巻けないと言うので代わりに巻き上げるとなんとトートグ(NY の人たちはブラックフィッシュと呼ぶ)。メイトにネットを入れてもらう。18インチのずっしりしたキーパー。息子は、これ、プールで勝てる?と興奮気味。しばらくしてあたりが続かないので小移動。

次の釣り場ではまたちょこちょこポーギーが釣れたが、続かない。あたりを細かにとってあわせをいれないとうまくかからない。これは息子にはちょっとむずかしいかなと考えていると、また息子の竿に大きなあたり。また途中で巻けないから助けてといってきた。とりあえず代わってあげてあげてみると、頭にこぶがあり、青味がかった、堂々としたオスのブラックシーバス。こちらもネットですくってもらう。20.5インチの立派なブラックシーバス。息子はこれでプールは取ったつもりでますます興奮。プールのお金をもらったらどうする?とか聞いてくる。まったくもう。

この30分ちょっとでこのポイントもあきらめ、30分くらいの移動。同じく New Bedford から出ている、Nice Day Too や、Onset の Lady K、プライベートの小船が集まっている。今日はこのポイントなんだろうな。ただ、前日まで海が荒れていたためか、水がかなりにごっている。早速釣り糸をおろし、何匹かあげたが、かなりスローなペース。

時計を見ると、そろそろ時間だが、どうやらキャプテンは午後船がないので、すこし粘ってみるつもりのようで、これが良かった。午前11時を回ってだんだんペースが上がってくる。風が上がって、船が左右にシフトする。どうやら左側に良い場所があるようで、船がアンカーから左側にふれたとき、入れ食いになった。結局、午後12時30分くらいまで粘って、最後はかなり良いペースで釣れた。最後食いが良くなってきたときに帰るのはしのびないが、すでに1時間半くらい時間がオーバーしているので、しかたがない。

New Bedford に帰港したのが午後2時。最終的な釣果は息子と2人で、トートグが1匹、20インチクラスの2匹を含めたブラックシーバスが5匹、ポーギーは最大16インチくらいで、合計30匹ちょっと。ポーギーは10インチがミニマムサイズだが、12インチ未満の4,5匹はリリースしてしまった。私は1度ストライパーを釣り上げたのだが、こちらは27.5インチで、0.5インチ足りなかったのでリリース。息子の魚は残念ながらプールには勝てなかったが、たぶん3番目くらいのサイズだったのではないかと思う。