2009-12-24

アンダーラップ


今年のシーズン前に、タラのジギング用のロッドを自作した。この辺りのタラのジギングは、300フィート前後の水深で、10オンスから20オンスのかなり重いジグを使う。既製品のロッドにはこの釣りに適したのはあまりないので、タラのパーティボートの常連の連中はほとんどカスタムロッドである。私がカスタムロッドを作り始めたのも、タラのジギング用にスパイラルラップ(ガイドを螺旋状に180度回転させながら配置したもの)のロッドが欲しかったから。

このロッドには St. Coix の SCII Musky/Saltwater ブランク 2M79XXXHF を使った。このブランクは、7フィート9インチ、ラインレーティングは65ポンドから100ポンドで、ツナにも使えるようなヘビーアクションである。弾性のあまり高くないグラファイトを使用しており、St. Croix のカタログでは FAST アクションとなっているが、実際に使ってみると、ずっと胴調子である。ティップは 13.5/64 インチで、切らなくても20オンスのジグに十分対応できる。グラファイトブランクなので、Calstar、Lamiglas、Seeker 等のタラのカスタムロッドでポピュラーなブランクに比べて、軽いし細い。

このロッドのフォアグリップには、EVA フォームの上にノンスリップのシュリンクラバーを被せたのだが、それが良くなかった。タラの釣りはポンピングをせずに、一定のテンションで巻き上げるのが定石。大きい魚が掛かったときには、ボートのレールにフォアグリップをのせて、ウインチを巻き上げるようにあげる。これをやっていたら、EVA フォームが変形して、上に被せたラバーが浮いてきてしまった。ガイドのラップとコーティングもあまり上手にできていなかったので、シーズンが終わるのを待って、グリップとガイドラップをやり直すことにした。

先月からこつこつ作業にかかり、ガイドを全部はずし、変形したフォアグリップを削り取り、EVA よりずっと丈夫なハイパロンのフォアグリップを取り付けた。今日はガイド取り付けの下準備、アンダーラップを完了した。このガイドの取り付けに使う糸の色はいろいろと悩む。今回は上にまく糸を Gudebrod の Cobalt Blue にすることに決めたのだが、アンダーラップの色で悩んでいた。結局、手元にあった Sulky の Raibow Prism Purple を使うことにしたのだが、それだけではつまらないので、Gudebrod の Dark Brown と2本束ねて巻くことにした。今日のところはこのアンダーラップをすべて終えて、Color Preserver を塗ったところでお終いにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿