月曜日に再度 James' Eddy に電話したが、また氷の状態があまりよくないので予約を取れないとの返答。次に Jim Worthing's に電話したところ、あっさり予約がとれた。火曜日の正午ちょうどから夕方の6時55分までの下げ潮 1 tide。釣り友達といくのであれば、上げ下げ 2 tides 分確保するかもしれないが、今回はうちのチビたちと奥が一緒なのでそんな長く釣りをするつもりはない。海からだいぶ奥まったところにあるので、下げ潮の時間が上げ潮に比べて長い。
朝、9時過ぎに家を出発して、お昼前に Gardiner という町に到着し、マクドナルドで昼ご飯。この町は Jim Wothing's のある Randolph と Kennebec River をはさんで対岸になる。マクドナルドから Gardiner と Randolph の間に架かる橋とその下流側が見えるのだが、まったく氷が見えない。本当にアイスフィッシングができるのかどうか不安になる。
マクドナルドから5分足らずで Jim Worthing's に到着。面白いことに橋の上流側には氷がちゃんとはっている。この Worthing's はこの辺りでも一番大きな Smelt Camp で、最盛期には70もの小屋を設置するのだが、シーズンが始まったばかりで、氷も十分でないため、岸よりに1列のみ。全部で15くらいだろうか。
我々は4人用の小屋に入り、さっそく壁に掛かっている手釣りの仕掛けを何本か垂らす。この仕掛けは50ポンドテストくらいのラインに2オンスくらいの錘がついており、その錘の先に10ポンドテストくらいのハリス、サイズ8程度のフックがついている。道糸には木製の環が通してあり、この環の動きをみて魚がかかったかどうか判断する。私の場合、この仕掛けはあくまでもサブで、メインは手持ちのアイスフィッシングロッド。ただこの手釣りの仕掛けはいくつセットアップしても手がかからないので、魚の棚の判断用としては役に立つ。ということで、複数の仕掛けを深さを変え投入。
メインの手持ちのロッドには、Swedish Pimple というスメルト釣りでは定番のジグ。重さは 1/10 オンスで、フックをシングルに代えてある。このフックにえさのシーウォームを短く切ったものを付けて始めたが、ここの深さ(20フィート近い)ではちょっと軽すぎる。大き目のガン玉を付けて再度トライするが、やはりちょっと軽すぎる。この仕掛けは魚の活性があがって表層に浮いて来たときは最強なのだが、深いときは流されすぎてやりにくい。結局、胴つきの仕掛けに 1/2 オンス程度の錘を付けて底から2~3フィートの辺りを狙う。奥に1本ロッドを渡して、私は2本。
開始20分くらいはあたりもなし。やはり潮の変わり目で流れがとまった影響か。その後、私が1匹目をあげる。ここからは順調にあたりが続く。棚はほぼ底。奥はあたりはあるのだが、魚をかけられないとぶつぶつ言っている。スメルトは食いがたっているときは、向こう掛かりでなにも工夫も要らないのだが、食いが渋いときはちょっと誘いをいれたりする必要もある。あたりがあってから強い引きがないときは、軽く竿先をゆっくり持ち上げて追い食いするかみてみる。ここで針掛かりしなければ、またふわーともとの位置まで落としてみる。私はホームグランドの Salem でスメルトを釣るときには、浮き仕掛けを使う。食いが渋いときはあたりがでてからそのまま待っていても餌をとられてしまうだけで、このような誘いをいれないと針掛かりしない。あたりがでてから一度ゆっくりあげて、再度落としこむと、その餌が落ちていく間に魚が食いつくというというのが典型的なパターン。スメルトは基本的にはフィッシュイーターで、さらに小さい魚や、小エビなどを捕食するので、動く餌に対する反応が良い。
その後、魚の活性が徐々にあがり、私も奥もコンスタントに釣り上げていく。チビたちにも飽きない程度にロッドを持たせて、魚が掛かったときには巻き取らせる。4時くらいには周りが暗くなってきて、あたりの間隔があいてきた。浅めにセットした手巻きの仕掛けに度々あたりが出始める。暗くなってきて魚が浮いてきたのであろう。手持ちのロッドの深さを調整して、どうやら棚が6~8フィートくらいにあることがわかった。以後、またコンスタントに釣れ始める。
釣りは6時55分までとのことだが、もう十分釣れたことだし、5時半に切り上げることにした。終わってみれば、5ガロンバケツ半分以上、魚がびっしり。ずっしり重い。小屋の外に出て、氷を少し集めてバケツに入れる。外は強風で、気温も華氏のシングルディジット。強烈に寒かった。
Portland で夕飯を食べた後、帰途についた。子供たちを寝かしつけたあと、魚の処理にかかる。大き目のスメルトを5匹刺身にした。スメルトの刺身を食べるのは実は初めて。寄生虫のアニサキスがいるものもあったが、目視で簡単に判別できるので問題ない。白身の魚ながら、やはりサケ科の寒冷地に住む魚らしく、それなりに脂がのっていて、なんとも形容しがたい味だった。魚くささはまったくなく、心地よい歯ごたえで、とても美味しかった。10匹程度を塩でしめて、5匹雌の卵を持った魚を塩焼きようにキープし、残りはおすそ分け用、冷凍用に内臓と頭をとってビニール袋に小分けした。全部で約180匹。過去に Wornthing's には何度が行ったが、その中では一番の釣果。時間ぎりぎりまで釣っていれば、250くらいいったかもしれない。
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