2012-03-30

Lav Jig

GOM(メイン湾)のタラ釣りに使うジグの定番は、ノルウェースタイルのジグ。Sølvkroken の Svenskepilk Rustfri は輸入品にもかかわらず、比較的どこでも手に入る。GOM では、300フィートぐらいの水深での釣りになることが多く、潮流も早いために、この Svenskepilk Rustfri では500gのサイズがよく使われる。このジグ、表面がステンレスで覆われており、何度使っても金属の光沢が衰えない。(ただし、この金属光沢に意味があるかというと、水深200フィートを超える海底ではあまり意味がないという説が有力。)

インターネットの掲示板などでは、どのジグがよいかいろいろ議論されているが、Block Island などでは10オンス程度のダイアモンドジグ。GOMでは、この Svenskepilk Rustfri に加えて、Angerman Jig や Lav Jig がタラ釣りの常連の連中に人気がある。

Maine の Bunny Clark では、Lav Jig の16オンスが標準になっている。Lav Jig には、10オンスから2オンス刻みで16オンスまであるのだが、私もこの16オンスが好み。14オンスでも問題なく底が取れることがほとんどなのだが、このサイズは他のサイズに比べてずんぐりむっくりで、水の抵抗が大きい感じがする。16オンスはすらりとして、他の Norwegian Jig に比べても、長く、比較的まっすぐな形をしている。多少潮の流れが強くても、スーッと落ちていってくれる。

Lav Jig はもともと、Dennis LaValley という人が個人で作成して、ほんの一部のタックルショップ以外は通販でしか手に入らなかった。この通販も、Dennis に直接メールを送って注文し、チェックを送るという形をとっていた。昨年、この Dennis がこの Lav Jig の権利を売り渡して、現在は Fish-On Tackle というところが売っている。この新しいオーナーは、製造方法を改善して、Lav Jig の問題だったスイベルを装着するワイヤーのクリアランスを広く取っている。また、Dennis が原材料が高騰してやめてしまった、クロム鍍金バージョンも復活させた。

左の写真で、上が以前のもので下が新しいもの。新しいのはクロム鍍金バージョン。

スイベルが装着されている部分を拡大してみると、 ワイヤーの幅が広がっているのがよくわかると思う(左が新しいバージョン)。以前のものはこのクリアランス小さく、ものによっては、スイベルが横向きにスタックしてしまうことが時々あった。

先日、Bunny Clark と Clipper Fleet でマラソンの予約を入れた。Bunny Clark は5月、6月、10月にそれぞれ1日ずつ。Clipper Fleet のほうは、4月末。Lav Jig のストックが少なくなっていたので、写真の16オンスのクロム鍍金バージョンを5つ注文。それから試しに、Wounded Herring Jig というのを1つ買ってみた。 新しいサイトでは、オンラインで注文でき、PayPal での支払いが可能。ずいぶん簡単になった。



2012-03-26

カスタムロッド 2012 冬 その3

釣りシーズンが始まるまでに完成する予定だった8本のうち、先週2本を仕上げて、合計5本完成。

先週仕上げた1本は、釣り友達のHさんからの注文。ロードアイランドの春の船からのイカ釣り用のロッドが欲しいとのこと。昨年末に私の家でパーティをしたときに私の使っているロッドをいくつか触ってもらって、結局、私が2年前にまったく同じ用途に作ったロッドと同じブランクが良いという話になった。

このブランクは、Mudhole MHX CB841-Blend。7フィートのブランクで、ラインレーティングが6-12ポンド。アクションは Mod-Fast。本来はバス釣りのクランクベイト用で、中弾性と低弾性のカーボングラファイトを使って、荷重をかけていくとなめらかに胴にかけてベンドしていく。ただし、そこそこ硬いレジンを使っているようで、穂先はしなやかながらも、振動が敏感に伝わってくる。

予算を考えながらも、まぁ今時のロッドということで、Fuji のKシリーズのアルコナイトリングのガイドをバット側から、25 - 16 - 10 - 7 - 5.5 - 5 - 4.5 - 4.5。トップは BMCAT 4.5/4.5。リールシートは VSS-16 をダウンロック。リールシートの先端は青いアルマイト仕上げのトリムリングのみで、フォアグリップはなし。

リアグリップはスプリットで、ブランクが露出する部分は、きらきらした青いホログラムスレッドを巻いた。昼に明るいところで見ると、かなりきらきらしていて、ちょっと派手目。

もう1本は、Marblehead での岸からのイカ釣り用。つい先日、友人2人に作ったロッドとかなり似ているが、こちらは自分用で、ソリッドグラスの穂先を継ぐといった面倒なことはしていない。

ブランクは Cabela's で買った、SP720。6フィートの中弾性のブランクで、ラインレーティングは2-6ポンド。ガイドは、先日のロッドと同じく、PacBay の Minima 4 を使ったが、こちらは自分用のロッドで予算はあまり気にしていないので、TiChrome 仕上げのもの。

リールシートは VSSD-16。フォアグリップレスで、 リールシートの先端には、黒地に金色のディンプルが入ったトリムリングを装着。このトリムリングの直径と、シートのパイプの直径が合わなかったので、ラバー製のホーゼルを切って間に挟み、レッドメタリックの糸を巻いた。

こちらのロッドにも、ドロップショットスタイルのフックキーパーを装着。

バットグリップはかなり短めのスプリット。

仕上げに、Marblehead Squid Specail II とプリントしたデカールを貼って、ロッドフィニッシュをペイント。

あと残るは3本。そのうち1本は、パーツを注文するときに間違ってしまい、ガイドが足りなくなってしまったので、新たに注文した。他の2本は、とりあえずグリップを作成し、スプリットグリップで露出する部分に糸を巻いて、ロッドフィニッシュを塗ったところ。これが乾いたところで、リールシートを接着し、ガイドを巻き始める。今週の後半のどこかで完成の予定。


2012-03-17

カスタムロッド 2012 冬 その2

こちらは釣り友達の Tony のために巻いたロッド。Salem や Beverly のピアからジグサビキで鯖を釣るためのロッド。以前に、Mudhole MHX の CB847-Blend という7フィートのブランクを使って作ってあげたのだが、Tony はこれが気に入らなくて、結局釣り仲間に売ってしまった。彼が言うには、7フィートは長すぎて扱いにくい。それからもっと硬いのが良いとのこと。私からすれば、CB847 は鯖などの小物を釣るにはやりすぎ(ヘビーアクションすぎる)だとは思ったのだが、とにかく硬いのが良いというので使ってみた。しかし、それでもティップのベンドが気にいらなかったようだった。

彼の言う硬いというのがいまひとつ理解できなかった。硬いというのがいわゆるヘビーアクションのことなのか、高弾性のことなのか。それで昨シーズン手持ちの Shimano の Travela シリーズのスピニングロッド(110-240g の Butterfly Jig 用のロッド。ラインレーティングは PE の 50-100 lbs)を見せて、まさかこんながちがちのロッドじゃないよねと聞いてみたら、驚くことに、こんなのが良いとの答え。結論としては、2oz ぐらいのジグをキャストしても、ティップがあまり曲がらないようなロッド。

オフショアジギングに使うブランクは直径は小さいが、ウォールが肉厚に作ってある。大きな荷重がかかっても粘りがでるように、グラスファイバーとグラファイトのコンポジットになっており、見た目のサイズの割にはかなり重い。正直言って、このようなブランクを鯖釣りに使うのはやりすぎだよなと思いながら、Tony にじゃぁ考えておくねと言っておいた。

いろいろブランクを検討していたのだが、該当するようなブランクは、どれもこれも 5oz 以上の重さで、どう考えても岸から何度もキャストを繰り返すような釣りにはちょっときつい気がした。

昔、Mudhole の在庫処分で1本8ドルくらいで売っていたブランクが1本まだ残っていた。このブランクは感じとしてはバス釣りのキャスティングロッド用で Heavy - Extra Heavy の6フィート4インチ。ラインレーティングは12-20ポンドといったところだろうか。中弾性のグラファイトのブランクで、ウォールは薄く、それほど重くない。新しいブランクを買って Tony がまた気に入らなかったらいやだし、このブランクならだめもとで良いと思い、ようするにティップが曲がらないのがいいならティップをトリムしてしまえということに。結局ティップ径を8(8/64 = 1/8 インチ)になるように先端から切り落とし、全長6フィート2インチに。

Tony はかなり保守的なデザインが好みなので、リールシートには定番の Fuji の DPSM を使い、黒の EVA を整形して特に特徴もないフォアグリップ、バットグリップを作る。バット側は彼のリクエストでかなり短め。ガイドは、Fuji のアルコナイトのコンセプトガイド。ガイド巻きの糸は、Mudhole の新製品のタイガースレッドというのを試してみた。カラーは 2003 Burnt Red/Yellow/Black。Mudhole のサイトのサンプルよりはかなりくすんだ色。仕上がりはかなり渋い色調になってしまった。あまりにも渋すぎるので、パールカラーのトリムリングを追加。

いつものように、Brother の P-touch でラベルを作成、クリアーのテープに白の文字で、"Salem Inshore Spinning 6'2" XH" と印刷。P-touch はラベルの作成が簡単にできるのだが、じかにロッドフィニッシュを塗るとはがれてきてしまう。これを防ぐために、ラベルをロッドに貼り付けた後、カラープリザーバーを重ね塗りしてからロッドフィニッシュを塗るようにしているのだが、どうもラベルの端が白く浮き出てしまう。何かきれいにできる方法はないものか。

仕上がりは...結構無茶なロッドだが、Tony が気に入るかどうか。まぁ、ブランクもただみたいなものだし、だめもとで。

2012-03-14

カスタムロッド 2012 冬 その1

昨シーズン、釣り仲間からいくつかロッドの注文を受けて、ブランクやらパーツをオーダーしたのが12月。昨年末から今月の初め頃まで本職の方が忙しくて、あっという間に3月になってしまった。注文を受けたのが6本。それに自分用に2本。4月頃までには全部できるかなと思っていたが、だいぶ予定より遅れている。今日やっと釣り仲間用に作ったロッドが2本完成した。

この2本は、Marblehead のイカ釣りに最適化したロッド。ガイド巻きの糸と飾り糸の色以外はまったく同じ仕様。一昨年、釣り仲間の Tony に巻いたロッドと同じく、Mudhole のお安い IM6 のブランク IS561L (line wt. 2-4) の先端を 40cm ほど切って、アイスフィッシング用のグラスソリッドのブランクを穂先にしたもの。これに、PacBay の Minima 4 というセラミックリングのない軽量ガイドをバット側から 20-10-7-5-5-4-4-4。これに Minima 4 のサイズ4 のトップ。

Tony はかなり保守的で、スプリットグリップや、フォアグリップレスは好きではないのだが、今回は釣り仲間の Kenny と Oさん向けなので、ちょっとモダンなグリップにすることに。Fuji の VSS-16 をダウンロックで、リールシートの先端はテーパーの付いたラバーのワインディングチェックを入れて、その上に飾り糸を巻いた。

バットグリップは、EVA のスプリットグリップ。Marblehead でイカ釣りをするギャングウェーの手すりに干渉しないように、リールシートからバットエンドまでの長さをかなり短くしてある。
グラスソリッドを穂先に使っているのと、リールシートをかなりバット側に装着しているので、バットエンドに少しカウンターウェイトを入れる。このロッドはサイズの割には少し重めだが、ノーシンカーで Naory の 1.8 を直結という、Marblehead のイカ釣りには、イカがのったときの穂先のしなやかなアクションがかなり良いと思う。

仕上げには、Marblehead Squid Special 2012 とプリントされたスティッカーを Brother の P-Touch で作り、ドロップショットスタイルのフックキーパーを装着。

ブランクとパーツ代は合計約45ドル。高級なパーツは何も使っていないが、Marblehead でのイカ釣りという目的にはかなり良く出来ていると思う。

2011-12-29

12/26 - 竿納め

26日の夜は久しぶりに風がおさまった。

12月の前半はまだ Salem 近辺でスメルトがそこそこ釣れていたのだが、後半に入ってからは数が釣れなくなった。釣り友達の Tony によると、Winthrop では良い時は50は行くとのことだったが、Winthrop は家からだとちょっと行きにくい。スメルトのために片道1時間以上かけて運転していくのは気が乗らないので、Salem 近辺で釣れなくなったら今年の竿納めにしようと考えていた。

23日は近所のOさんと Gloucester に行ってみたが、スメルトは私が掛けた1匹のみ。あとは小さいポラックやスカルピンなど。途中で雨が降ってきたので、早めに切り上げた。これで竿納めとするのは気残りであった。26日は Salem Harbor で満潮が日が替わって27日の午前0時33分。この潮で釣れなければ本当に終わりのはずである。

家を午後9時45分頃出発、いつもスメルトを釣りに行く、Wendy's の前のポイントへは午後10時30分頃到着。ここは非常に浅いところで、いつもの小型の電気浮きを使った仕掛けでの釣り。浮き下は1mくらい、餌はオキアミ。日本では釣り餌屋さんに行けば、オキアミは非常に安価に手に入るのだが、このあたりでは釣り餌としては売っていない。ペットショップで魚の飼育用に真空パックされた冷凍のものが売っている(Frozen Krill)。私は16オンスパックを買って(15ドルくらい)、ジップロックに小分けにしておく。本当は Grass Shrimp や Sea Worm があればよいのだが、Grass Shrimp はなかなか手に入らないし、Sea Worm は保存が利かない。

釣りを始めて20分くらい。やっぱりだめだったかと考えていたところ、浮きがスーッと横流れして、ゆっくりと沈んでいった。しっかり餌を咥えさせてから、竿をスッと立てる。とりあえず1匹。ここで続けば満潮までに10くらいは釣れるかなと思ったが、そうは行かなかった。その後はまったくあたりがなく、午後11時15分頃ポイント移動することに。

午後11時30分。今度は、Salem のフェリーポート。2週間くらい前までは明かりに集まる、シルバーサイドがうようよいたのだが、かなり少ない。ここは水深が5m以上あり、浮きでは釣りにならない。仕掛けは2本針の胴付。このポイントではスメルトがいる時はだいたい底すれすれ。仕掛けを底まで落として、誘いを入れては、止めて、あたりを待つ。うんともすんともいわなかった。午前0時10分。あきらめて、Beverly Pier に行ってみる事に。

午前0時30分。Beverly Pier。今シーズンは、ここでのスメルト釣りは始めて。以前ほどではないが、まだかなりシルバーサイドが残っている。とりあえず浮き仕掛けを投げておいて、手持ちの竿は胴付の仕掛けで底付近を探る。スカルピンが1匹。40分ほど場所を変えながら粘ってみたが、まったくだめ。

とりあえずこれで気が済んだので、2011年の竿納めとした。

今年は10月以降もずっと Salem、Marblehead、Gloucester で何かしら釣れていた。ずいぶん長い間ブログを更新していなかったが、実はかなり足繁く通ってました。

2011-10-19

ktp.com

先日 Marblehead でイカ釣りをしていたとき釣り友達の Tony が、スメルト釣りに使っている竿にリールがしっかり入らないとぼやいていたので話を聞いてみると... 彼はとにかく硬い(というかヘビー)竿を使いたいようで、バス釣り用のキャスティングロッドのラインレーティングで言うと、15から25ポンドテストくらいにシマノの 1000 サイズのスピニングをつけるという、まったく無茶なことをしている。それでリールフットがしっかり固定できないとのこと。そりゃーねーぇ。

私がローカルのイカなどの小物用に作ってあげた2本の竿じゃだめなのと聞いてみると、ティップが柔らかすぎて、イカには良いんだけどとの回答。そこで、そういえば自分のイカ釣り用に巻いた竿のティップが硬すぎて気に入らないのを思い出した。この竿、Mudhole の CRB シリーズの IM6 の安物ブランク。5フィート6インチでラインレーティングは2から4ポンドだが、ティップが 5/64 もあり(このクラスなら通常は 4/64 か 4.5/64)がちがち。竿先にまったくしなやかさがない。仕方がないので、イカ釣りでもシンカーをつけてキャストするときなどの特殊用途の竿に成り下がっている。

早速この竿を車に取りに行って、Tony にこれはどう?って聞いてみると... 良し買った!とのこと。あれれ、売るつもりはなかったんだけど、まぁ気に入らない竿だったので良しとするか。いくら?と聞かれたので、使ったパーツが合計いくらか考えていると、その竿に付いていたリールも一緒に売ってくれとのこと。Tony は最近お気に入りの Stradic CI4 1000 をサービスに出していて、そのバックアップに Abu の安いスピニングを買って使っていたが、それがどうも気に食わないとのこと。私の竿に付いていたリールは、昨年 Dick's で安売りになっていた、ダイワの Dick's 専用モデルの 1500 サイズ。確か40ドルくらいで購入したが、その値段を考えれば可もなく不可もなく。一応、ほぼ新品の PE ラインを巻いているので、うーん。結局、合計60ドルでどう?とオファーしたところ、すぐに財布からお金を出して、はいと渡された。

かねがねもう少し良い小型スピニングが欲しいと思っていたのだが、本当にすぐに必要になった。あれこれオンラインサイトを見て、Pflueger の Patriarch やSupreme XT とかかっこよいなとか、やはり定番のシマノの Stradic CI4 に行くべきか。ダイワの2012年モデルもよさげだけど、あまり待てないし。この辺りの小物釣り用のリールに200ドルかけるのはどんなものか。あれこれ迷っていたところ、Kittery Trading Post からセールの案内のメールが来た。

Kittery Trading Post は名前の通り、Kittery (メイン州)にある地元のアウトドアショップで、フィッシング用品の品揃えもまぁまぁ。もちろん、全国チェーンの Bass Pro や Cabela's とは品数が違うが、ある意味この辺りでターゲットとなる魚向けの仕掛けなどが Bass Pro や Cabela's より充実していることもあり、私は好きである。

ここのオンラインショップは50ドル以上買うと送料無料になるのがうれしい。今やっているセールは、一部のブランド製品を除いて150ドル以上買うと20%オフ。ここは年に2,3回このようなセールをする。釣り用具は基本的に定価販売がほとんどで、とくにシマノは小売の販売価格にうるさいようで、モデル落ちの在庫処分以外にはほとんど値引きがない(私が時々買い物をする CharkBait は、これが元でシマノと一悶着あったようで、今はシマノ製品を扱っていない)。なので、値引きが期待できないような製品は、このようなセールの時に買うとお得。

問題は、オンラインで販売している製品が一部しかないこと。最近は、Backroom とかいうのを始めたようで、少し期待してみて見たが、まだまだのようである。

さて、欲しかったリールだが、結局、型落ちのシマノ Stradic FI 1000 セール価格129ドルに、ラインやジグなどの小物をいろいろ足して、150ドルの条件をクリア。最終的にリールだけでは103ドルといったところ。悪くない買い物だったと思う。

2011-10-18

10/3 タラ釣り - Bunny Clark

もう2週間経ってしまったが... Bunny Clark である。この船はいろいろな意味で特別な船である。今年は6月の末の春のシーズン最後のマラソンと、7月の初めのエクストリームに乗った。夏の間はある意味書き入れ時で、観光客向けの釣りが中心となり、シリアスな釣り客向けのマラソンは9月までおあずけとなる。秋にも一度は乗りたかったので、9月に入ってから予約を入れた。



ここのマラソンは、ニューハンプシャーやマサチューセッツのタラ釣りのパーティボートに比べて値段が張るが、それだけの価値がある。

10月2日はオフショアからのやや強い風と高い波で船が出なかったが、10月3日は予報では波が5フィートから8フィートと相当高いものの、風は5ノットから10ノットとのこと。2日の昼頃にコンファメーションの電話を入れる。すると、船には午前3時30分までに来るようにとのこと。Bunny Clark のサイトではマラソンは午前5時から午後5時となっているが、大概は出発時間が早くなるようだ。ここのマラソンに乗るのは今年の6月の末に行ったのが初めてで、その時は午前2時45分集合だった。出発時間が早くても、帰港する時間はやはり午後5時。

家を午前2時頃に出発して、Ogunquit ME にある、Perkins Cove に午前3時15分頃到着。一旦、竿とタックルを船に運んで、車をタウンパーキングに停める。今日は16人の釣客。バーモント、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルバニア、デラウェアなど、皆遠くから来ている。どうやら私が一番近いようだ。集合時間の午前3時30分には皆揃い、この船のオーナーキャプテンの Tim が、今日の釣りのプラン、仕掛けについて、その他いつものプロトコル通りの説明。最初の釣り場へは、約2時間15分とのこと。午前3時50分に出航。もちろんあたりはまだ暗い。

Perkins Cove を出て、外海に出ると、キャプテンの予想の通り5フィートちょっとの長い波長のうねりはあるが、船を叩くような風波は立っていない。予定通り午前5時10分頃に最初のポイントに到着。アンカーを打たずに、そのままドリフト。この船は基本ドリフトで釣りをする。

このポイントでは Pollock がメインターゲットとのこと。あたりは東の空に薄明かりがさしてきたが、まだ暗い。バウの甲板に出て行ったのは私を含めて3人。これは快適に釣りができそうだと思ったが、ドリフトが早すぎる。スターボード側にジグをキャストしたが、あっという間にラインがボートの下に潜り込んでいく。底で何度かジグをしゃくった後、角度がつきすぎたので、ジグを一旦回収。ドリフトの上側に再度遠めにキャスト。ところがどうもジグがすっきり落ちていかない。この角度では他の人とラインが絡むはずがないよなと思いながら、一旦またジグを回収しようとすると、何かゴリゴリという変な感触の後に、ジグの重みがまったくなくなった。あげてみるとやはりジグがない。いったいどうしたことか。

そうこう言っているうちに、私の反対側で釣っている人に Pollock が掛かる。バウの先端で釣っている人は一度フッキングしたが、バラし。その後、根掛かりして、ジグをロスト。私も新しいジグをつけて再キャスト。またしてもあっという間にラインが下に潜り込んでいく。底に落ちて数度しゃくっただけで、ラインが船底をこすってしまうので、すぐにまた回収することになる。そうこうしている間に、バウの人が1匹目。私の反対側の人が2匹目をフッキング... ところが魚がもう少しであがるというところで、ラインを持っていかれた。明らかにブルーシャークの仕業だ。なるほど、私のジグもどうやらブルーシャークに持っていかれたのだ。こういうときはリーダーが切れてくれればジグのロストだけで済むのだが、どうもジグがきれいに口に掛かってしまったみたいで、ラインはどんどん出されるし、いくら引いてもラインが切れない。結局、リールに巻いてあるラインを半分以上持っていかれたところであきらめて、ラインを切ることに。PEラインを150ヤード以上。勿体ない。

船の後ろのほうでも、ぽつぽつ Pollock が掛かっており、そのうち数匹はブルーシャークの餌食になっていた。私はというと..一向に釣れない。Tim が今日はどうしたの?らしくないねぇ。と声をかけてくる。釣り開始から50分位して、やっと1匹目の Pollock。他の釣り人ですでに3匹は釣っている人もいたので、どうなることやらと思っていたが、とりあえず1匹釣れてほっと一息。

この釣り場では約2時間いたが、私は Pollock 2匹と小さい White Hake を1匹。スロースタートとなった。ブルーシャークによる魚のロストがひどくなってきたので、移動することに。次の釣り場は、ここから約20分くらい。White Hake がメインターゲットになる。

White Hake の釣り場に到着してフィッシュファインダーを見ると、約110ファゾム。650フィート以上の深場である。このあたりの White Hake のグランドはだいたい500フィートから700フィートなので、まぁ予想通り。私は秘密兵器の自作シャクリ棒に、タコベイトを付けたちらし針。針には持参のサバの切り身を付ける。(船でもサバの切り身を配るが、鮮度があまりよくない。)このシャクリ棒、他の人が使っているジグに比べて200グラム以上重く、抵抗も少ないので、底まで落ちる時間はずっと短い。以前はタコベイトにトレブルフックを付けていたのだが、どうもトレブルだとバラしが多い気がするので、シングルを2本にしたところバラしが減った気がする。

とりあえず1番に底について、底を何度か叩き、ゆっくりシャクリ上げるという動作を何度か繰り返すと、ずんという重みが伝わってきた。ラインのふけを回収し、しっかりあわせを入れる。サイズは、White Hake にしては小さいが、魚の大きさは選べないので仕方がない。650フィート分、延々と巻いてきて、とりあえず1匹目。この釣り場では、ドリフトを3流し。約1時間30分、船がポイントを外れていない間はコンスタントに釣り上げて、White Hake を6匹(その他、Red Fish を2匹)。残念ながら、30ポンドオーバーどころか20ポンドオーバーの1匹も掛からなかった。船内では、35.5ポンド(これが結局、この日のプールフィッシュとなった)、20ポンドオーバーが4,5匹上がっていたようだが、私の釣った合計7匹の White Hake は10ポンドから15ポンドクラスばかり。またしても、プールフィッシュの夢は破れた。(Bunny Clark はこれで6回目だが、マラソンでのセカンドプールしか取れていない。プールを取るともらえるステッカーが欲しい...)

続いて、タラ狙いのポイント。250フィートから350フィートの少し浅めのポイントをいくつか試すが、あまり釣れない。何度か長い移動をはさんで、午後1時すぎに着いたポイントでやっと魚の食いが良くなったが、ブルーシャークが待ち構えていて、4匹に1匹くらいは水面近くで持っていかれる。私も一度なかなかのサイズの魚を掛けたが、あと50フィートというところで持っていかれた。ゴンときて、パツンとラインが切れた感触のあと巻き上げたところ、テーザーにまだ5,6ポンドクラスの Pollock が付いていた。たぶんジグのほうには15ポンドクラスの Pollock が掛かっていたと思われるが、ジグごと持っていかれた。それでもこのポイントで何匹か Pollock とキーパーサイズぎりぎりのタラを上げる。

一度ブルーシャークを嫌って小移動したが、結果は同じ。魚は掛かるものの、ブルーシャークの餌食になるものが多数。ブルーシャークが待ち構えているときには、深さ50フィートあたりから水面までなるべく早く巻き上げないと、持って行かれる確率が高くなる。掛かった魚が大きいほど早く巻けないので、ブルーシャークの餌食となり、フラストレーションがたまる。私はこの最後の2つのポイントでジグを2つロスト。午後3時の終了のコールの直前に釣った Pollock はブルーシャークに噛まれたが、その時点で強烈に竿をしゃくって一気に引き上げたので、傷だらけだった。

この日の釣果は、タラが2匹(船内8匹)、White Hake が7匹(船内28匹)、Pollock を7匹、Red Fish を4匹、Cusk が1匹、Whiting が1匹の合計22匹。フィレにした状態で50ポンド前後だろうか。


後日の Bunny Clark のフィッシングレポートによると、"I believe Shawn Rosenberger (PA) and Yoshito .... tied for high hook with over twenty legal. Yoshito had more hake and cod but Shawn had more pollock. Yoshito caught a 15.5 pound white hake (his largest hake of the trip), a 12.5 pound pollock and the largest (only) cusk weighing in at 11 pounds...."  とのことで、竿頭か2番といったところ。スロースタートだったが、得意の White Hake で挽回したといった感じか。