日本の釣具店に行くと、本当にイカ釣りがポピュラーなのがよくわかる。いくつものメーカーが様々なサイズ、カラーの餌木を作っており、陳列棚いっぱいに並んでいる。残念なことに、こちらでは Squid Jig を手に入れるのは一苦労。少なくとも私が知っている Tackle and Bait Shop で Squid Jig を置いているところはごくわずか。しかも、置いていてもせいぜい2、3種類。値段も結構いいお値段である。
こちらで手に入る Squid Jig で定評のあるのは、やはり日本のメーカーのものである。多分、もっともポピュラーなのは、左の写真のYozuri のレンズジグ。ピンク、蛍光、青、緑がある。これは比較的手に入りやすい部類。この近辺の釣具店で扱っているのも、このレンズジグが多いし、インターネットの通販でもあちこちで扱っている。一時期はこのジグばかり使っていた。イカ釣りに行くときは必ず何個か持って行くが、ここ数年はあまり使うことがない。
右の写真はやはり Yozuri 製のジグ。上のレンズジグに比べると小型だが、こちらはスッテに近い、フローティングタイプ。陸っぱりでの釣りでは、ジグだけでゆっくりと沈ませたいので、スプリットショットを半分に割って、目の下の錘の部分に接着して重さを調整している。こちらはあまり近くの釣具店では見かけない。オンラインでは、Peace Token が扱っている。こいつは私の行く釣り場では非常に反応の良いジグで、赤白とオレンジを持っている。赤白は本当にイカが良く食いつくのだが、どうも頭の方ばかり狙ってくるので、針掛かりしないでいらいらすることも多い。
いろいろなジグを使ってきて、今まで一番良かったのが、Yamashita のエギスッテスリム1.7。こちらはアメリカでは手に入らない。日本に行ったときにまとめ買いしてくる。ピンク、オレンジ、青、緑、紫のどれも良く釣れる。スッテとしても使えるスローシンキングタイプの餌木で、Beverly Pier や Marblehead でのイカ釣りでは他の Squid Jig に見向きをしないときにも良く掛かる。釣り場で知り合った友人にもいくつか分けてあげたのだが、皆このジグが一番良いと太鼓判。ここ数年はこのエギスッテスリムが私の一番のオプションである。
右の写真は、やはり Yamashita の Naory シリーズの餌木。昨年日本に行ったときに何本か仕入れてきた。アメリカでは手に入らない。1.8号と小型で、陸からのヤリイカには最適だと思われるが、去年はイカのシーズンがもう終わりであまり試す機会がなかった。結局、シーズンの最後の最後で1杯釣ったのみ。多分今年はこのジグを使う機会が多いと思う。サイズ、シンキングスピード、水中でのバランスなど、非常に良い感じで、結構いけるのではないかと思う。
この近辺の陸っぱりのイカ釣りでは、小型のスローシンキングのジグが基本である。このようなジグをオンラインでもあちこち探しまわったが、結局は日本で仕入れてきたものが段違いに良かった。西海岸のオンラインの Squid Jig を数多く扱っている店(あえて名前は書かないが)から小型のジグを何種類か買って試してみたが、つくりが粗雑で、バランス、アクションともぐちゃぐちゃで、あまり良いものではなかった。正直言って、止めはしないが、お勧めはできない。
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