2010-05-15

5/14 Salem - 2010年初ストライパー

金曜日の夜となると家にじっとしていられない。タイドチャートによると、Salem ハーバーの干潮が午後6時10分、満潮は土曜日の午前12時23分。子供たちを寝かせてから今晩はどういうプランで行くか考える。結局、Beverly に行ってニシン釣りをして、もしニシンがいるようだったらそれを活餌にしてストライパー狙いの竿も出すというプランで行くことにした。一応、去年の残りの冷凍ニシンをバックアップに持っていく。

午後10時頃に家を出て、午後10時50分に Beverly Pier 着。 今日はストライパー狙いの先客が何人かいる。遠くの方に稲光が時折見えるが、真上には星が見えており、風もほとんどない。私はとりあえずいつもの場所でニシンを釣ることに。海面を見ると2週間前と打って変わって小魚の大群がいる。ちょっと観察していると、時々この群を追い回す魚が。サイズからしてすぐにニシンではなくストライパーであることがわかった。ぱっと見たところ最大で25インチくらいのいわゆる Schoolie と呼ばれる小型のストライパー。こいつらがいるようでは大きなニシンの群は期待できないなぁと考えていた矢先、サビキにガッというあたり。まずい、ストライパーだ。いくら小型のストライパーといっても Pier の上から6ポンドテストラインに5フィート6インチのウルトラライトのロッドではなす術はない。ここは周りが障害物だらけなので、ドラグを緩めてラインを出すわけにもいかない。結局1分もしないうちにあっさりラインブレーク。

この状況ではまったくニシンは期待できないので、ニシンの竿と仕掛けはしまって、ストライパー釣り用に持ってきたロッドをセットアップする。餌は冷凍のニシン。とりあえず基本のフィッシュファインダーリグに 3oz のシンカーをつけて Pier の外側に投げる。少し待つがまったくあたりはない。他の釣り人の仕掛けにもまったくあたりがない。だいたいストライパーが小魚を追っかけまわしている状況で、フィッシュファインダーで底にチャンクベイトが静止していても食うはずがないなぁと考え、シンカーをはずして餌をドリフトさせることにする。潮上に餌を投げては流れにのせて糸のたるみをとり、餌が潮下に流されたらまた上げて餌を投げなおすの繰り返し。しかしあたりがない。

午後10時45分。ここではまったく期待できないので、他のポイントへ移動することにする。今、上げ潮の最後の1時間ちょっと。この時間帯では Salem の White Fuel Bridge が狙い目かなと考え、車に戻る。途中、セブンイレブンに寄ってホットドッグと飲み物を買い、White Fuel Bridge に向かう。

White Fuel Bridge 着、午後11時。行ってみて分かったのだが、橋の上流側は工事中でフェンスで囲まれている。潮があげている時は上流側での釣りなので、これでは釣りにならない。あきらめて帰るかそれとも。ちょっと悩んだあげく、またしても予定変更。Salem のフェリーポートに行くことにする。

Salem フェリーポート着午後11時15分。先客が一組、フェリーポート駐車場の先端の方で竿を出している。私はちょっと手前に車を停め、向かいの Hawthome Cove Marina 側にキャストすることに。ちょっとすると先客がこちらに歩いてきて、良く見るとこのあたりの常連の人だった。ちょっと立ち話。話によると先週からキーパーサイズのストライパーが何本かあがっているとのこと。今晩は今のところまったくあたりなしだそうだ。

ちょっとして少し眠くなってきた。車の向きを変え、後ろのハッチが海側になるように駐車。ここは駐車場からすぐ向こうが海なので、リアゲートに竿をたてかけ、鈴をつけて車のシートに座って待つことに。シートをリクライニングして、ちょっとうとうと。時折鈴が鳴るが、これはカニ。何度かカニに餌を取られて投げなおす。魚のあたりはまったくない。午前1時45分。あきらめて帰るか、もう少し粘るか。それとも... 私が好きな釣り場、Lead Mills で良く釣れる時間になった。今投げている餌はニシンの頭の部分。ちょっとカニにかじられているがまだ使えそう。あとニシンの身が2片。短期決戦で Lead Mills に行くことに決める。そこで30分釣りして、それでだめなら帰ろう。

Lead Mills 着、午前2時。さっと竿と残りの餌、ヘッドライトを持って釣り場に向かう。針についたままのニシンのちょっとぼろぼろになった頭をそのままキャスト。今日は Pier から生餌で釣るための竿を持ってきたので、遠投はできない。Tidal Creek の流れ出しにちょい投げ。

5分くらいしたところで、竿先がちょっとゆれる。小さな藻がラインにでも掛かったのであろう。このくらいならとりあえずほっておこうと思っていたところ、今度は竿先がぐっとお辞儀をする。大きな藻か草でも引っ掛かってしまったかなと思い、ロッドを持つ。さらにロッドがぐっと曲がっていく。あーあと思いながら少しロッドを立てると、今度はかなり強い力でグーっとロッドがしなっていき、さらにゴッゴッとドラグが引き出される。これは魚だ!と思った瞬間、水面でバシャンという波紋が。魚をこちらに向けようとロッドを立てようとするが、どんどんドラグを引き出していく。これは大きい!

ロッドにテンションをかけながら、水際に下りて行く。何度か寄せてはまた向きを変えてドラグを引き出していく。魚とファイトすること3分くらいか、やっと魚が水際に浮き、手で下あごを掴んで抜きあげる。思ったより小さかったが、十分キーパーサイズ。

奇しくも、また今年の最初のストライパー釣りで釣れた魚がキーパー。昨年は5月14日にこの場所で、同じく初釣りで35インチをあげた。それから1年後の同じ夜(日付はすでに15日になっていたが)、同じ場所で。今回は31インチ、9.75ポンド。



さっそく釣りを切り上げて家に帰る。午前4時15分、魚をおろし終え、刺身用の柵6本を冷蔵庫にしまい、就寝。

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