昨年、メモリアルデイウィークエンドに息子を Frances のイカ釣りに連れて来た。そのときは大釣りになって、息子も10匹以上釣れた。その記憶からか、また今年も行きたいと話していた。今週末は気候も安定しているようなので、土曜日に連れて行くことにした。
土曜日は息子が通っている日本語学校が来週に予定されている運動会の分を補うために、午後に延長授業があった。午後2時40分に授業が終わり、ロードアイランドに向かう。ちょっと寄り道をしていたために、Narragansett に着いたのは午後5時30分を回っていた。とりあえず腹ごしらえのために McDonald に入ったところ、近所のOさんとその息子さんと友人の3人にあった。今週、土曜日にまた行きましょうと話しはしていたのが、今回は別行動。McDonald で会ったのは偶然であった。
Frances Fleet に到着したのは午後6時ちょっと前。今日はイカ釣り客が多く、Gail Frances と Admiral Frances の2艇がイカ釣りに出る。私たちは Gail Frances に乗ることになった。船の後ろ半分はすでに先客でぎっしりうまっている。今日は息子連れなので、後ろのほうで釣ることも考えていたが、空きがないので、一番前に釣り座を確保。Oさんのグループもすぐ隣に。その後、また中国人の釣り友達の Eddie が奥さんを連れてやって来た。彼らは Admiral France に割り当てだったが、事務所に言って Gail Frances に替えてもらって、私たちグループの隣に来た。結局 Gail Frances はほぼ満員。Admiral の方は7割の入りといったところ。こう人が多いときにはバウでライントラブルを避けるに限る。
5月22日土曜日、Point Judith の満潮は午後3時52分、干潮は午後10時51分。月齢は9日。風は5ノットくらいの南東の風。
Frances のレポートによると、火曜から水曜日にかけての嵐で沿岸近くの水が濁っており、水曜、木曜ともにヒラメ、イカがさっぱりだったそうだ。岸からのサバ釣りなどでもそうなのだが、嵐で海水が濁ると魚の食いが落ちて、2、3日は回復しない。せっかく海水温も徐々に上がってきて、イカの大釣りの情報もちらほらあがってきているのに、またちょっと後戻りだ。
Admiral Frances は午後7時の定刻に出発したが、Gail Frances は何かを待っていたのだろうか、20分遅れで出発。ポイントはいつもと同じく、 ハーバーを出て、航路の西側の堤防をかわして、ほぼ西側。20分もかからずにポイントに到着。Admiral Frances のすぐ東側にアンカーをセット。
Oさんはイカが釣れるのはもう少し後だろうと考え、ポーギー/ブラックシーバス用の仕掛けを準備していたが、釣り開始数分後にすぐにイカが何匹かあがったのを見てイカ釣りを始める。私は、息子もいるし、船が混雑しているのではじめからイカ釣り。
私はジグを3つに1.5オンスの錘を付けた仕掛けで底付近を探る。潮は左舷斜め前からこちらに流れてきている。間もなく最初の1匹。私はちょうど潮の流れてくる方向に仕掛けをキャストし、着底後糸のたるみをとって停止。30秒毎に軽くしゃくって底の取り直し。息子は自分ではキャストできないので、私がキャストして竿を渡し、はい巻いて、はいちょっと竿を立ててと横から指示を出す。そして息子にもやっと待望の1匹目。
何匹かあげたところで、隣の釣り人が私のラインをまたぐようにキャストしてきた。この人、何故か船の前方に投げようとしていたので何度かまずいと思ってなるべく避けていたのだが、このときはほぼレールに平行にまっすぐ投げてきた。そりゃ絡むよなぁ。向こうはジグをつけているリーダーも8ポンドテストくらいの細めの糸だったので,結構やっかいな絡み方。結局、私のジグをすべてはずし、向こうのジグも全部はずすことになった。全部ほどくのに5分以上かかってしまった。まったく迷惑な話。このあたりからちょっとあたりが遠のく。
息子はもうちょっと飽きてきて、喉が渇いたとかいろいろ文句を言い始める。私がいろいろ指示するのにいろいろ文句をつけるようになって、私がはい糸のたるみをとってといっても言うことを聞かなくなる。こう人が多い時にラインを流すと絡まってしまうので、ちょっときつく言うと、ぶつぶついいながら巻き始めた。ところが糸を緩めすぎてしまってジグが底で引っかかってしまったようで、仕掛けをまるごとロスト。もちろん自分で仕掛けをつけることはできないので、お菓子でも食べさせることにして、食いが落ちてきたときに新しい仕掛けをセットアップする。息子が戻ってきた頃にはすっかりイカが食わなくなって、また釣れないとぶつぶつ文句。午後9時を過ぎて、寒いと言い出して、キャビンに入ってお菓子を食べ始めた。ちょっと食べたら眠くなったようで、そのままブランケットをかぶって睡眠。結局、釣り終了まで寝ていた。
私は息子が寝て、やっとまともに釣りができるようになった。どうもべた底での反応が悪いので、仕掛けを換えて今度は上層から下層まで広く探りを入れることにする。午後9時30分をまわって、中層でイカが掛かるようになってきた。私の釣り方は潮上に仕掛けを投げて、ある程度沈ませてから、大きめにしゃくる。イカはこのフォールのアクションで食ってくるので、しゃくったときにずんと重みを感じる。午後10時30分ころまで比較的コンスタントに数を積み上げていく。釣れてくるイカは、半分以上胴長10インチくらいある大型。この間、他の多くの釣り客はまったく釣れていなかった。彼らは依然としてべた底でしゃくっているようだ。
午後10時30分を回って、潮が弱まり、風向きも安定しないため、船の向きがあちこちにシフトする。今日は午後11時くらいに干潮なので、ちょうど潮が死んでいる時間。イカの食いがしっかり落ちてしまった。これは潮が動き出すまでだめだろうなぁと思っていたが、まさに予感が的中。結局、また潮が動きはじめた午後11時30分頃までは本当に船全体でもぽつぽつしか釣れていなかった。午後11時30分をすぎて、船の周りで小魚の群が見られるようになった。どうやらこの下にイカがいるようで、中層から下層にかけてあたりが出始める。ここから釣り終了の午前12時30分までやく1時間の間、何度か波があったが、少しまとまって釣れた。最後になって少し食いがたっていたので、もう少し釣りをさせて欲しかった。Gail Frances は出航が20分遅かったのだし。
終わってみれば、合計53杯(うち、息子が1杯)。Oさんの息子さんが約30杯。Oさんとその友人はそれぞれ10杯程度か。最後の方で少し良いペースで釣っていた Eddie は20杯程度。見渡す限りでは、私の隣の隣で釣っていた人がやはり15杯から20杯といった感じ。残りはほとんどの人が1桁だと思う。今日は正直言って難しい釣りだった。いろいろな深さを探りながら、反応があった層を丁寧に狙っていかないと、数が伸びなかった。
メモリアルデイウィークエンドの土曜日にもう一回来ようと考えている。やはり一度はバケツ1杯を超える大釣りをしてみたいが、今年はだめなのだろうか。
混んだボートで53杯は立派ですね。しかもお子さんの面倒を見ながら。僕もこの週末再挑戦しようと思います。「ジグを3つに1.5オンスの錘」と有りますがジグの色に釣果の差は有りましたか?錘は軽めが良さそうですね。次回は投げ用の大きなエギを一つだけ付けて派手にしゃくってみようかと考えてます。勿論混んでいなければの話ですが。真
返信削除家に帰ってから数えてみたら、合計22でした。妻が一杯だけ、結局私は21杯でした。初めてボートで釣るので、岸と釣るとかなり違います。それに、最後の一時間は船酔いをしてしまいました。岸で釣る際に使用するルアーによって効果が断然に違ってきますが、ボートではピンクとブルーのヨズリルアーだけど、つられている人もいました。次回行くなら、もっと長く、固めの竿を持っていくことにします。それに、2Ozのようなもっと重いシンカも使うようにします。今回、かなりやわらかい竿だったので、2ozのシンカをつけると、おもりなのかあたりなのかわからなかった。でも、みなさんと久々に会えてよかったです。
返信削除正直言って、この釣りではジグの色はあまり関係ないと思っています。昔は私もいろいろどんな色を使ったら良いかいろいろ悩んでいましたが、それよりもジグのアクションの方がずっと大きな要因だと感じるようになりました。今度、このイカ釣りの仕掛けとテクニックについてちょっと記事を書いてみようかと思います。
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