待ちに待ったロードアイランドのイカ釣りシーズンが始まった。フランセスのイカ船は5月7日から。週の前半に天気予報と週末の予定をいろいろ吟味して、オープニングデイの5月7日に近所の釣り仲間のOさんと行くことにした。
金曜日の午後は仕事をちょっと早めに切り上げて、午後4時ちょうどにOさんの家にピックアップに行く。ここから Route 495 をずっと下って、Route 95 に入り、ロードアイランドへ向かう。途中特にひどい渋滞もなく、2時間たらずで Narragansett に着く。船は7時出港なので、バーガーキングによって簡単に夕飯を済ませる。Gailee のフランセスフリートには午後6時15分頃着いた。
今日は Gail Frances。私の好きなバウにさっと竿を置いてからオフィスに戻って、チェックイン。料金は1人40ドル。10ノットを少し超える風が吹いていて、ちょっと肌寒い。荷物を持って船に向かうと、去年何度か乗り合い船で会った夫妻 Peter と Connie がいた。彼らはこのフランセスのイカ船の常連。シーズン中は毎週乗りに来る。久しぶりだねぇとちょっと立ち話。彼らはスターンに釣り座を確保している。
私とOさんは釣り座を確保したバウの方に荷物を置いて、仕掛けの準備にかかる。すると、桟橋の方から Hey Yoshito! と声が聞こえてきた。いったい誰かと振り返ると、いつも Salem や Marblehead で一緒に釣りをする Tony だった。去年、私が Tony をこのフランセスのイカ釣りに誘って以来、彼も何度かこの船に乗っている。今年も良く釣れているようだったら Tony に連絡しようと思っていたのだが、彼も待ちきれなかったようだ。Tony は今日は普段釣りをしない息子さんと、さらに釣り仲間をもう一人。この釣り仲間は Salem Willows のサバ釣りの常連の一人で、私も会えば話をする顔見知り(名前は知らない)。なんだか知った顔があちこちに。
船は定刻通り午後7時出港。いつもの通り、湾口を出て右(西)側に進む。7時25分にはポイントに着き、アンカーを落とす。水深は30フィートぐらいか。太陽はまだ地平線の上にある。7時35分、釣り開始。西の風15ノット、波は3フィートといったところか。潮は船の右斜め前から流れてくるがそんなに強いわけではない。Point Judith はこの日満潮が午後3時45分、干潮が午後10時36分。月齢23日。
今日はちょっと試してみたいことがあった。日本のマルイカ釣りなどで最近はやっている直ブラ仕掛け。ただし、こちらの釣り船の環境では投入器のようなものは使えそうもないので、スッテを50cm間隔ぐらいで4本。落として、底を切って、叩いて、待つの繰り返し。結局4本だと扱いきれないことが分かったので、一番下のスッテのところでラインを切り、仕掛けを少し短くした。
20分くらいやっていたが、うんともすんとも言わない。周りをみても、まだ1杯も釣れていない。太陽は沈んだもののまだ空は明るい。これはちょっと様子見かなと重い、予備に持ってきたヒラメのロッドにスイッチ。一番下に Spro の 3oz のバックテール、そこから40cmくらいのところにテザーをつけた仕掛けをキャストして手前にしゃくってくる。20分くらいしたところで、船で1杯目のイカがあがる。続いて、私の後ろにいたOさんが最初の1杯をあげる。ヒラメのあたりもまったくなし。イカがぽつぽつあがり始めたので、私もまたイカ釣りに戻った。
直ブラ風仕掛けでまたちょっとやっていたが、まったくかからない。他もたいして釣れているわけでもないので、仕掛けがよくないので釣れないのか、そうではないのか判断もつかないが、やはり自信がないので、実績のあるエギスッテを使ったブランコ仕掛けに代えることにする。しかしまったくあたりがない。周りの見える範囲であがったイカは合計4杯。私も含めてまだ1杯も釣っていない人がほとんど。結局、午後9時前には最初のポイントをあきらめてさらに西へ10分くらい移動。
今日2番目のポイント。深さは潮の向きともに最初のポイントとほぼ同じ。30分くらいしたところで、やっと私に1杯目のイカがくる。サイズは胴長が9インチくらいのまぁまぁのサイズ。しかし続かない。また30分くらいしたところで2杯目。こちらは少々小さい。
午後10時頃、風が少し落ちてきた。斜め後ろで釣りをしている Tony にはまだ1杯も掛かっていない。私も30分に1杯のペース。午後11時の時点で見える範囲では多くて4、5杯といったところ。午後11時30分、私の竿に掛かった直後に、やっと Tony に最初のイカが掛かる。少しイカの食いがよくなったようだが、それでもしぶい。
ここから Tony は釣り終了の午前12時20分まで、合計8杯。私はこの間2、3杯あげて、合計9杯。一緒に行ったOさんは合計6杯。Tony の息子さんは1杯。Tony と一緒に来た Salem Willows の常連は4杯。他の釣り客も見える範囲では似たような感じであった。港に戻って Peter にどうだった聞いてみた。多分彼らが竿頭だろうと思うが、2人で50杯くらいとのこと。
さすがにシーズンは始まったばかりでイカの群れもまだ薄く、活性も低かったようだ。過去50そこそこしか釣れなかったときでも、表層で餌を追いかけるイカの群れを何度も見たが、今晩は10杯くらいの群れがスーッと泳いでいくのを1度見ただけ。今日私が掛けたイカはすべて底近く。
Oさんと、これはまた2週間くらいしてからリベンジですねと話しながら帰途についた。
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