2010-10-09

9/12 タラ釣り - Captain's Lady III

忘れないうちに。いまさらながら、ひと月ほど前のタラ釣りのレポート。

9月10日の夜に Salem Ferry Port でストライパーを釣っていた Tony に、日曜日にはタラ釣りに行くと話したら、興味を持って、俺も行くという話しになった。

9月12日。Merrimack 河口の満潮が午前2時27分。私は午前6時前に到着。Tony は朝4時くらいに来て、船の近くでストライパーを釣っていたとのこと。キーパーは1匹もいなかったが、5匹釣れたとの話だった。船にはまだ誰もいない。早速バウに場所を確保。

午前7時30分。定刻通りに出航。船には20人くらいしか釣り客がいない。日曜日でこの人数とはこの船本当にやっていけるのか心配になる。Merrimack の河口を出て、東南東へ向かう。風はほぼ正面から。約2時間して最初のポイントに到着。風は予報では5から10ノットとのことだったが、10ノット以上は確実に吹いている。アンカーを打って釣り開始。

9月になると、大きなポラックの群れにあたるのを期待するのだが、あがってくる魚はすべてタラ。3匹に1匹くらいの割合でキーパーか。強い潮がほぼ真正面から川のように流れてくる。釣り人が少ないので、ラインがからむ心配はあまりしなくてよい。この最初のポイント、かなり魚影が濃いようだ。ジグを落として、何度かしゃくっていると、ゴンと乗ってくる。1時間半くらいの間にタラのキーパーを4匹確保する。ダブルでキーパーが掛かったりしたが、メイトがギャフを持ってくるのが遅くて水面でばらしたのが2匹。ただペースがよかったのであまり気にしていなかった。

これは午前中にリミットかと考えていると、やはりそううまくは行かない。だんだんあたりの間隔が遠のいてきたところで、最初の移動。これは小移動だった。2番目のポイントも魚は食ってくるが、私はサイズに恵まれなかった。タラのキーパーを1匹追加したところでまた移動。近くで釣っている常連の連中も似たようなペース。

ここからが辛かった。小移動、中移動を繰り返してあっという間に午後2時。この間、ポラックの群れに一度当たったが、私は5ポンド程度の小さなのが1匹のみ。ハドックが釣れたのを見て餌釣りに変えたが、ハドックは釣れなかった。ドッグフィッシュも時折混じる。Tony も初めてのタラ釣りで海もそこそこ荒れているのでかなり苦労しているようだ。途中、釣った魚がブルーシャークの餌食になって、ラインをがんがん持っていかれて、結局リグを失ったり。

午後2時15分頃、最後のポイント。ここで魚が食ってきた。ジグに入れ食いの状態。カスクを2匹、タラのキーパーを数匹追加した。午後2時50分頃、終了のコール。まだ食っていたので、もう少ししたかったが、もう少し時間オーバーしている。結局、タラのキーパーが8匹、ポラックが1匹、カスクが2匹。Tony の方は、タラのキーパーが5匹だった。

この日は同じエリアの釣り船を見ることはなかった。後で他の船のレポートを見ていたが、Captain's Lady III は良かった部類にはいるのではないだろうか。他の船はハドックとポラックが中心で、タラが多く釣れた船はなかったようだ。しかし他の船に比べて釣り客が少ない。このあたりでは一番快適な船だと思うのだが、ちょっと「はずれ」の日の確率が高い気がしないでもない。それにしてもそれほどの差とは思えないのだが。皆さん、この船がなくならないよう、サポートしてあげてください。

10/7 Gloucester

イカが終わったとの確信が欲しいがために、また車を走らせる。Gloucester Harbor の満潮は午後11時35分。Tony とその連れ、その他2人が釣りをしていたが、Tony 達はスメルト釣り。イカの竿も持ってきているのだが、スメルトがメイン。2人で2時間半釣りをして、スメルトが2匹とポラックが1匹のみとのこと。日が変わる前にあきらめて帰っていた。

私は開始早々、極小のスメルトを1匹。続いて、小鯖を1匹。あとが続かない。イカのジグも時折試してみるが、まったく気配がない。Tony 達が帰ってから、Pier の反対側に移動したところ、常連の1人を見つけた。もうイカの姿がまったく見えなくなって3日。彼は小鯖を釣っていた。私も15分くらい、スメルトの仕掛けをおろしたが、気配もないのでギブアップ。イカのシーズンの終わりを確信したので、もう今シーズンはここにはイカ釣りには来ない。あと何週かすると、スメルトの大きな群れが入ってくるだろう。

2010-10-07

10/5 Gloucester

午後10時少し前に家を出る。Tony に電話をするとイカもスメルトもさっぱりとのこと。雨も降っており、家に引き返すことも考えたが、やはり自分で確認しないことには。

午後11時、Gloucester の State Pier に到着。誰も見当たらない。Tony に電話をすると、ギブアップして家に帰ったとのこと。Gloucester Harbor の満潮は午後9時47分。潮位はまだかなり高め。

とりあえず岸壁からイカ釣りをしてみるが、何もあたりがない。予報では午前2時くらいまでは雨がふらないとのことだったが、そこそこ降っている。30分もしないうちにあきらめて、ポンツーンに降りる。スメルト用の浮き仕掛けに、オキアミをつけて投入。こちらはとりあえず置き竿。イカの竿を手に持って探るがやはりあたりはない。すると浮きに細かなあたりが。時折浮きがすっと沈み込むが、軽くあわせても針掛かりしない。どうやらスメルトのあたりではなさそうだ。

イカ釣りはあきらめて、スメルト用の竿を手に持って、時折軽くしゃくっては仕掛けを落とし込む。餌を塩漬けのシーウォームに変えたり、オキアミを小さくしてたらしを短くしたりいろいろ試しているうちに、やっと針掛かりした。魚体のサイズ、シルエットから Blueback Herring かなと思ったが、魚を手にして針をはずそうとしたところ、なんと12,3cmの小鯵(Horse Mackerel と呼ぶらしい)であることに気付いた。このあたり(というか、アメリカに来てから)鯵は釣ったことがない。NY や CT など、もっと南に行けばそこそこポピュラーだそうだが、このあたりで釣れると言う話は聞いたことがない。

とりあえずバケツに放り込み、次を狙う。細かいあたりは何度もあるのだが、針掛かりさせるのが難しい。スメルト用としては針はサイズ8で問題ないと思うのだが。雨の中1時間くらい辛抱強く粘って3匹釣ったが、なかなかうまく行かない。どうやら光のところに集まっているようなので、岸壁に戻って再挑戦。イカ釣りの竿もまた出して、ちょっと探ってみる。しかし岸壁の上からだと細かいあたりがよく見えない。イカもまったくあたりがないので、イカの仕掛けを車にしまって、またポンツーンに降りる。

いろいろ浮き下を変えたり、餌のつけ方を変えたりして小鯵を狙っていたところ、浮きがぐっと沈んだ。明らかに今までと違うあたり。しっかりあわせて糸を巻くと、25cmくらいの小鯖だった。今は小鯵を釣りたいのだが。この後午前2時まで釣りをしたが、小鯵は二度と掛からず、小鯖があと3匹。翌日の仕事もあるので、このあたりで切り上げた。

釣果は10cmから15cmの小鯵が3匹、25cm前後の小鯖が4匹の計7匹。鯵がいるとわかっていればもう少し釣れると思うのだが。とりあえず、南蛮漬けでも作ることにしよう。

Tony の話では前日はイカが10匹程度。この日は0。どうやらこの奇妙なイカのシーズンも終わりとなったようだ。後はスメルトの大群が入ってくるのを期待するのみ。このあたりのスメルトのピークは通常11月なので、もう少し時間がある。

2010-10-05

10/1, 2 イカ釣り - Gloucester 続報

10月1日金曜日は午後10時45分からの釣り。Gloucester Harbor の干潮は日が変わって午前12時09分。熱帯性低気圧が通過したため、現地に着く前は雨がかなり降っていた様だが、私が釣りを始めた頃にはほぼ雨は上がっていた。風はだいぶ残っていた。15ノットくらいか。気温は60度を超えていてそれほど寒くはない。

ポンツーンで Tony と話をしながら釣りをしていたが、ぽつぽつ。午前1時過ぎまで粘っていたが、食いが落ちてきた。この時点で38杯。気分転換で岸壁へ移動。これが大当たりで、入れ食い状態。途中ジグを根がかりさせたあたりで一旦食いが落ちたが、かなり安定したペースで釣れている。サイズは以前と比べて一回り大きく、このあたりで釣れる平均サイズといったところ。午前3時をまわってだんだん食いが落ちてきた。午前3時半に納竿。合計74杯。もう終わりかと思っていたが、まだいる。

10月2日土曜日。Gloucester Harbor の干潮が日曜日の午前1時10分。夕方に人の家に遊びに行っていたので、来るのが遅くなってしまった。現地着、午前12時を少しまわったところ。Tony によると、午後8時30分頃までに30杯くらい釣れたが、そこからはうんともすんともいわないとのこと。その代わり、彼の釣り友達の日本人が、かなりよいサイズの Smelt を12匹釣ったとのこと。

前日とうってかわって、ぐっと冷え込んで、気温は50度前後。岸壁で釣りを始めるが、まったくもってあたりがない。一度ポンツーンに降りて、1杯かけたが後が続かない。釣り人は Tony と私と中国人の常連の3人。この中国人の常連は岸壁から釣っている。午前2時を回って、そろそろ来てもいい頃だろうと思っていたところ、この中国人がぽんぽんと2杯あげたので、また岸壁に戻って釣りをすることにする。しかし後が続かない。Tony と中国人は午前4時前にギブアップ。私が釣りを始めてからは、Tony が0杯、この中国人が3杯、私が1杯のみ。彼らが帰る準備をしている頃、潮がよい感じになってきた。ここで2杯ぽんぽんとあがったので、もう少し粘ることにするが続かない。結局私も午前5時前にギブアップ。海水温も前日に比べるとだいぶ下がった気がする。今週はずっと涼しい気候が続くので、やはりもう終わりのような気がする。

2010-09-30

9/25, 28 イカ釣り - Gloucester 続報

Gloucester State Pier のイカ釣りの続報。

25日土曜日。Gloucester Harbor の満潮は日曜日の午前1時33分。今度はその他大勢のグループに仲間入りしてしまった。常連の一人は午後8時頃から明け方までねばって、ほぼ100杯。私は午後10時30分くらいからの釣りだったが、明け方までに26杯。この日はほぼ無風で、どうやら常連の連中が釣っていた岸壁のあたりの潮たまりにイカが集中していたようだ。私は相変わらず、ポンツーンで釣っていたが、どうやらイカの遊泳層がまちまちで、的が絞れなかった。最終的には痺れをきらして、岸壁へ移動したところ、この大釣りをしていた常連と似たようなペースで釣れたので、それほど釣り方自体は悪くなかったのかもしれないが。海の状態を見て、適切なポイントを選択するのも非常に重要であることが実感させられた。

28日火曜日。Gloucester Harbor の干潮が午後9時25分。雨が降っていたためか人が少なかった。午後11時頃から約3時間。皆あまり釣れていない。いつもの常連も似たようなペース。10ノットくらいの風が吹いており、表層近くにゆるい流れがある。イカがあたってくるのははほぼべた底。常連の Tony によると、ここ2日くらいはさっぱりとのこと。この日もあたりが少ない。午前2時で切り上げたが、ポンツーンで釣りをしていた私と Tony がこの時点で15杯。 岸壁で釣りをしていた常連は24杯(ただし、私が釣りを始めた時間からは、この人もあまりペースは変わりない)。どうやらイカの絶対数が先週に比べてかなり減ってきたよう。おそらく、これで終わりになるかもしれない。少しはぶり返すことを期待して、週末にもう一回トライしようか。それであまり釣れない様だったら、今シーズンのイカ釣りはおしまいになるだろう。

2010-09-25

9/21, 22, 24 イカ釣り - Gloucester

まだバックログがたまっているが、とりあえず速報。

先週末 Tony から電話があって、Gloucester でイカが釣れているとのこと。今シーズンは Beverly / Salem / Marblehead エリアのイカはどうしたことか5月にちょっと釣れたくらいで、本来のシーズンであるはずの6月から8月にはまったくイカの姿が見られなかった。今年は近場でのイカはだめかとあきらめていたところ、ここで来るとは。

そうとなるともうじっとしていられない。火曜日、水曜日、金曜日と通いつめた。場所は Gloucester の State Pier。イカが釣れていると聞いて、Salem / Beverly あたりの常連の連中が5,6人毎日来ている。

他の連中は、明かりのある岸壁から釣りをしている。私は、先日作ったロッドを持って、ポンツーンからの釣り。仕掛けは、ヤマシタの NAORY レンジハンター 1.8S のオレンジをノーシンカーで。ここは深さが20フィート以上あるので、通常使っているエギスッテスリム1.7 では棚の底近くまで落とし込むにはじれったい。NAORY 1.8S はノーシンカーで使うにはちょうどいい感じ。

私の釣り方は非常に簡単。ジグをキャストして、ラインの長さを棚の深さに合うように目視で調整。ゆっくりジグを落とし込む。ゆっくり15ぐらいカウントして軽く一度しゃくりをいれる。また10くらいカウントして軽いしゃくり。だんだんしゃくりの間隔を短くしていって、ジグが真下近くに来たら、今度はゆっくり大きめにしゃくりラインのふけを見る。ジグが真下にくるまでにイカがかかることもあるが、多くはこの上下動でかかる。イカがジグに抱きつくとラインのふけが戻らないので、ちょっとだけ間をおいてから竿を立ててしっかりイカを乗せる。あとは一定のテンションを保って糸を巻いていくだけ。

合わせを入れた瞬間にばれることも多いが、そういう時はあせらずまたゆっくりしゃくって同じ棚まで落とし込むとまたイカが乗ってくることが多い。
火曜日は満潮が午後11時02分。午後11時から約3時間の釣りで合計62匹。水曜日は満潮が午後11時40分。午後10時30分から約3時間半の釣りで50匹ちょっと(沖漬けのたれに半分以上いれてしまったので、正確な数はカウントしていなかった)。金曜日は満潮が日が変わって土曜日の午前12時55分。午後10時から約4時間半の釣りで合計74匹。潮が止まると食いがちょっと落ちるが、平均すると1時間に15-20匹程度釣れるので、なかなか悪くない。(ちょっと補足。前にも書いたとおり、イカ釣りは本当に釣り方によって何倍もの釣果の差がでる。同じ場所で釣っている他の人たちは4、5時間ねばって10匹とかざらにいるので、皆がこんな釣れているわけではない。他の常連の連中でも一番釣れている人で、私のペースの3分の2くらい。私は上にも書いたとおり、そんな難しいことをしているわけではないんだけれども。)がサイズはかなり小さいが、金曜日の最後(土曜日の早朝)に1匹だけ大型が釣れた。これは胴の長さが25cmはあるこのあたりで釣れるイカではもっとも大きい部類。また今日も行くかなぁ。

2010-09-18

カスタムロッド 2010 夏 その3

8月8日のヒラメ釣りでは、60フィートくらいのちょっと深めの釣り場で、潮の流れが速くて、8oz の錘を使うはめになった。持っていった竿はちょっとライトアクションすぎて、8oz はちょっときつい感じがした。このレンジの竿は Shimano の$100 くらいの竿を持っていたのだが、今年の初めに折ってしまった

8月中にヒラメ釣りのリベンジをしようということで(結局行かなかったのだが)、急いで7月に買っておいたブランクの作業に取り掛かる。

ブランクは、Mud Hole MHX のライトソルトウォーター用の L905-MHX。7フィート6インチでライン荷重が12から25ポンド。MHX シリーズでは、一番ヘビーなブランクである。MHX ブランクは今まで何本か巻いてきたが、値段がリーズナブルな割には、非常に質が良いと思う。このブランクは想像していたより先調子でちょっと硬めだった。

グリップはグレーの EVA を削りだして、リールシートには Fuji のトリガーシート TDPSM-20B を使った。バットキャップには American Tackle の ARBC-22。これは Fuji のバットキャップの BRC とほぼ変わらない。

化粧巻きの代わりに、マーブリングというのをやってみた。これはブランクにエポキシを塗ってまだ乾かないうちに、あらかじめエポキシに染料を混ぜておいたものを少しづつ楊枝などで混ぜ込んで、模様をつけるもの。


ガイドは American Tackle のリングロックシリーズ、Virtus Lite NBRLVL をスパイラルに巻く。リングサイズはバット側から、20、12、8、10、10、10、8、8。トップガイドは NBRLT-8-6.5。American Tackle のガイドは何度か使ったが、Fuji のガイドのようによくできていない。ガイドの足は巻く前にペンチなどで微調整したり、やすりで形を整えるのにもちょっと余計な手間がかかる。



糸は、下巻きに Madeira のポリネオンのパープル、上巻きには Gudebrod のトリマースレッドのホワイトとゴールド。出来上がったロッドを見ると、マーブリングの色とグリップの色とガイド巻きの色のバランスがあまり良くなかった気がする。

2010-09-16

8/8 ヒラメ釣り Frances Fleet

バックログの処理。どうもヒラメには嫌われているらしい。

Frances のリポートではヒラメがよく釣れているとの話でちょっと気になっていた。8月7日の晩にストライパー釣りに行って、日が変わって午前2時過ぎにベッドに入った。目覚ましを午前5時少し前にセット。もし起きられたら、Frances の午前8時の船に乗ることにした。まだ日本から帰ってきて時差ぼけが残っていたようで、起きてしまった。

午前8時の船はちょうど半分くらいの入り。私はバウの先端に釣り座を確保。定刻通り出航。Point Judith の満潮は午前6時43分、干潮は午後1時08分。天気は快晴、西系の風が吹いているが、10ノットには達していない。

8時の船は港を出てすぐの Narragansett の沿岸での釣りと思っていたのだが、船は Block Island へ向かう。Block Island の北岸でヒラメ釣りの大きな船団があったのだが、ここは通過して、さらに南に向かう。結局、約1時間半かかって、Block Island の南西岸の釣り場に到着。Frances の午前7時の船も同じ海域にいた。

風もそれほど強くないので、アンカーを打たずにドリフト。釣り糸は右舷側に流されていくので、皆右舷に集まってくる。最初の一流し目は、隣にいた家族の一人が skate を一匹かけただけでヒラメはつれなかった。 すぐに位置を直して二流し目。隣の兄ちゃんがあっさり20インチくらいのキーパーをあげた。私も一匹目がかかったが、これは19インチちょっと欠けなのでリリース。

もうそのあとは... skate とヒラメが半々くらい。私にかかるのは4分の1インチショートとか、2分の1インチショートとか、どうしてもキーパーサイズの19.5インチの壁を越えられない。隣の家族は、釣れたヒラメの半分以上がキーパーサイズ。どうなっているんでしょうね。

お昼を過ぎて長いドリフトの途中で海面を見ていると、潮目が見えている。これは期待大とわくわくしていると、さっそく隣のグループにポンポンとヒラメがかかる。来い来いと祈るような気持ちで竿先に集中していると、いきなりひったくるような強烈なひき。来たー!

海底から引き離そうと竿を立てると、強烈な抵抗でドラグを引き出していく。これはもちろんキーパーとの確信。神経を竿に集中させ、ばらさないように丁寧に糸を巻き上げる。しかし、この魚ものすごい抵抗をする。途中でなにやらちょっとおかしい感じがしてきた。ヒラメ特有の平べったいもの抵抗感とは何か違う。中ほどまであげてきたときに、魚が横走りしていることに気付いた。だんだんいやな予感が。もうちょっとというところでまた下へ突っ込まれる。もうこの時点で何かわかってしまった。そう、この魚の正体は、ブルーフィッシュ。

午後1時半前、釣り終了。私はヒラメを5匹釣ったが、すべてアンダーサイズ。お持ち帰りはブルーフィッシュ1匹のみ。隣の家族は5人で20匹くらいヒラメのキーパーをあげている。中学生くらいのしゃべり続けていたガキンチョにいたっては、6匹釣ったうちの5匹がキーパー。(このガキンチョ、父ちゃんが最初あまり釣れなくて、からかいまくっていたのだが、その言葉が釣れなかった私には非常に障った。)

ヒラメ釣りは去年も一度 Frances に乗って、同じような経験をした。釣った魚の総数はそれほどまわりの釣り人と変わらないのだ、キーパーが来ないのだ。どうやらそうとうヒラメには嫌われているらしい。

2010-09-10

8/6, 7 ストライパー釣り - Salem

まだたまっているリポートをぽつぽつ。このブログを始めたのは、釣りのログを残しておくためだったので、遅くなっても書き残さなくては。

8月6日金曜日、Salem Harbor の満潮は午後8時30分。日本から戻ってきて、まだ時間がおかしいなっていたが、我慢できずにいつもの Lead Mills へ。午後10時前に現地到着。先客はいない。15ノット近い北からの風が吹いていて、肌寒い。海面には複雑な波が立っている。空は曇っており、月齢は24日なので、月はとっくに沈んでいる。釣り場に着いた直後に、これは来るぞという予感があった。

釣り始めて何度かウナギのあたり。何度か餌を換えて、午後10時20分を回ったところで、餌をサバの頭の部分に換える。何故か、ここでの大物は頭の切り身に掛かることが多い。頭の部分は小さく切れないので、向かい風のなかで投げると抵抗が大きい。私が仕掛けを落としたい場所までは届かなかったが、この風では精一杯。

何分かして、その魚は来た。ベイトランナーのセカンダリドラグの音が止まらない。その魚は一気に走っている。セカンダリドラグを切って竿を立てると、強烈な引きでぐんぐんドラグから糸を出していく。大型のブルーか?この魚、いったん走り出すと、竿を立てても停まらない。

やっと最初のランが停まったところで、橋の脇から水面近くへおりることにする。ブルーかもしれないので、荷物からフィッシュグリップを取り出して持っていく。

二度目のロングランの後に、竿をポンピングしながら糸を巻いて行くと、ジリッジリッと寄ってきた。この時点でブルーではなくストライパーであることを確信した。少し寄ったと思ったあとに三度目のラン。またドラグから糸をかなり出された。しかし、これが最後だった。魚もだいぶ疲れたようで、この後は大きな抵抗もなく、だんだんこちらへ近づいてきた。

約10分のやりとりのあと、暗闇の中に銀色に光る魚体が見えた。これは40インチクラス。もしかすると、私の新記録になるかもしれない。長い竿でスペースがないので、リーダーを持って足元に引き寄せ、フィッシュグリップを口に掛けた。が、その瞬間、おとなしくしていた魚が最後の抵抗。大きく頭を振ってグリップを持っていかれた。その勢いで針も外れた。

銀色に光る大きな魚体がゆっくりと向きを変えて泳いで行く。ネットもギャフも持っていないのでどうすることもできない。

呆然としながら、また橋の上に戻る。餌を付けてまた投げる。この後、二度良いあたりがあったのだが、針掛りしなかった。

8月7日土曜日。さすがに前日取り逃したのが悔しくて、連日の Lead Mills。Salem Harbor の満潮は午後9時27分。午後11時頃現地に着く。この日は、ここの常連グループ4、5人でビールを飲みながら橋の上から釣りをしていた。何人かは知っているので、どう釣れてる?と声をかけるが、まぁ釣れてないのは見てすぐにわかった。さすがに橋の上は満員なので、海岸に下りてそこから投げることにする。この連中はあまり遠投できないので、私のレンジからすると絡むことはないはず。

午後11時20分を回ったところで、最初のストライパー。この魚は餌を換えようと糸を巻き始めてから食ってきた。なかなか良く走る魚だったが、感触からしてキーパーサイズにぎりぎり届くかどうかというところ。あげて、測ってみると27インチなのでリリース。

また10分くらいして、次の魚。こちらは先ほどよりちょっと良いサイズのようだが、到底前日掛けた大物には及ばない。30インチくらいか。少々やり取りのあと、魚体が見えてあと岸から10メートルというところで、針が外れた。私はがまかつのサークルフックを使っているので、いったん掛かればそう簡単にははずれないのだが。

気を取り直して、また仕掛けを投げる。午前0時頃またそこそこの魚が掛かる。最初の魚と同じくらいか。魚をランディングして、測ってみると、今度はちょうど28インチ。一応キーパーサイズ。今回は久しぶりなので、持ち帰ることにする。えらを切ってバケツに水を張って入れておく。これが最後だった。午前0時30分頃切り上げる。

2010-09-08

カスタムロッド 2010 夏 その2

今年の夏の2本目は、岸からの小物釣りのスピニングロッド。実はシーズン前ににこの目的で作ったロッド、一度も使わないうちに折ってしまった。前回は、Mud Hole MHX の比較的高密度のグラファイトのブランクで、繊細なロッドだったのだが、やはり硬いブランクは脆い。あまりこのような竿にお金をかけるのも何なので、今回は安めで少々荒く扱っても大丈夫そうなブランクを。やはり Mud Hole のオリジナル、CRB Custom Builder IM6 Graphite の IS601L、6フィートでライン荷重が6ポンドから10ポンドのブランクをバット側から9インチ切って、5フィート3インチにした。前回このブログに書いたブランクと同じシリーズ。色は緑。

ブランクの色が緑なので、グリップも緑にした。バットエンドは前回と同じく、黒の EVA を接着した後に整形。リールシートは American Tackle の Aero を使う。このリールシート、以前も使ったが、つかんだときの感触がソフトで、やや太め。気に入っている。このクラスのスピニングロッドにはフォアグリップの必要性を感じないので、今回もフォアグリップレス。リールシートの先端に、銀色のワインディングチェックを付ける。
リールシートの先にはタイガーラップ。今年の冬に何度かやったが、どうも立体感がでなかったので、今回は下巻きと上巻きの間のエポキシの層を厚めにした。下巻きには、青と金色。上巻きは緑の糸を使った。ちょっとエポキシが厚すぎて、少々濁りが入ってしまった。また、派手な模様を出すためには、下巻きの糸にむら(偏り)を付けるのだが、これがちょっと足りなかった感じで、浮き出る線が細かすぎる感がある。ちょっと物足りなかったので、上巻きの上に塗ったエポキシにグリッターを混ぜて、きらきら光るようにした。

 ガイドは、Fuji のアルコナイトのコンセプトガイドのセット。トップガイドも同じく Fuji のアルコナイト。Fuji の値段付けはなかなか微妙で、SiC だとセットで50ドル近くなってしまうのだが、アルコナイトだと、20ドルちょっと。もう一ランク落として、ハードロイだと15ドル足らず。さすがにこの程度のロッドでは SiC を使う気はしないが、アルコナイトとハードロイの差はたいしたことはないので、アルコナイトを選択する気になる。まぁ、目的からすれば、さらに安い、アルミニウムオキサイドで良いのだが、それだとコンセプトガイド用の背の高いガイドがない。

ガイドのラップは、金メタリックの下巻きに、緑の上巻き。もう10本くらい巻いているので、だんだんきれいに巻くコツがわかってきた気がする。こちらはなかなかきれいな発色で満足。

ブランクが20ドル、ガイドどトップで20ドル、リールシート、そのたもろもろで、部品代が総額で55ドルくらい。すでに一度ためしに使ってみたが、ちょっとアクションがヘビーすぎたかもしれない。

2010-09-06

カスタムロッド 2010 夏 その1

7月に家族が日本に行っている間、ちょっと思うところがあってロッドを作り始めた。結局、私が日本に帰っている前後、足掛け2ヶ月で、4本巻いた。その1本目。

動機 - 7月の頭に、Eddie とカレイ釣り、ポーギー釣りに行って、軽めのベイトロッドが欲しくなった。

どんなロッド? - カヤック、ないしは釣り船からの餌釣りで、シンカーが最大で3ozくらいまで。 アクションは、ミディアムファーストくらい。繊細な釣りではないので、高感度なブランクは必要ない。カヤックからの釣りを想定して、バットがやや短め。あまりお金をかけるつもりはないが、あまり安っぽいのもね。

ブランクは、Mud Hole の Custom Builder IM6 Graphite という格安のもの。こちらはいろいろカラーが選べる。最近新しく追加された、オレンジ色の6フィート6インチ、14-18lbs 荷重のものを選択。グリップは、とにかく派手目ということで、ライトブルーの EVA。リールシートは、Pac Bay の Minima のキャスティング。このリールシートは、パイプがない、セパレート仕様。ブランクがむき出しになる。ガイドは、American Tackle の Zirconia リングの金色のもの。トップガイドも、同じリングのもの。リングサイズは、12-10-8-6-6-6-6。トップが、6-6.5。これにワインディングチェックを2つと、金色のアクセントリング。部品代は全部で、70ドルくらい。


バットエンドは、黒のEVAのバットキャップを、ライトブルーのEVAに接着した後に、レースを使ってサンドペーパーで滑らかになるように成型。

リアグリップとフォアグリップは同じくライトブルーのEVAを削りだす。グリップの作成は、ロッド作りの作業の中でも、一番楽しいかも。

フォアグリップの先端には、金色のワインディングチェックをアクセントに。


ガイドは、アンダーラップに Madeira のネオンイエロー。ガイドの中央の、オーバーラップの掛からない部分は、ゴールドメタリックの糸と2本で巻く。オーバーラップは、グリップの色と同じく、ライトブルー。ガイドの足からどのくらいスペースを空けるかいつも迷うのだが、もう少し短めで良かったかも。

今回はスパイラルにしなかった。このくらいの軽量ロッドで、先調子でないろっどは、スパイラルにするメリットがあまりないと思う。




オレンジのブランクにスプリットグリップで、ちょっとキャロットスティック風?

2010-08-31

7/17 ポーギー/ブラックシーバス(カヤック) - Woods Hole

奥と子供たちは日本に一足先に行っている。私は7月20日の飛行機で日本に飛んで合流の予定。となるとこの週末は、好き勝手できる最後の週末である。釣り友達の Eddie に連絡をして、週末にカヤックフィッシングに行く予定はないか聞いてみたところ、また Woods Hole に行くとのこと。今回は Eddie の友人も一緒。Eddie とその友人は、Route 24 から I-495 のパーキングエリアで待ち合わせするとこことだった。私は Route 24 を通るかどうか決めていなかったので、現地で午前5時45分に待ち合わせすることにした。結局、当日 Route 24 で行くことにしたところ、I-93 から Route 24 に入ったところで偶然 Eddie らしき車を発見。彼はちょっと飛ばし気味でいったので、少しして見失ってしまったが、パーキングエリアに入ってみたところ、カヤックを積んだ車が2台ならんでいる。やはり Eddie だった。

現地着、午前6時少し前。Eddie の話によると、NOAA のオフィスの駐車場が夏の間は週末無料で開放されるとのこと。この NOAA のオフィスの手前のビーチに面する道でカヤックをおろし、車を駐車場へ。
この日、Woods Hole の干潮が午前8時32分、満潮が午後1時45分。早速カヤックを出して、前回のように Woods Hole Oceanographic Institution の埠頭のすぐそばへ向かう。イカの切り身をメタルジグにつけてしゃくりをいれる。あたりはあるのだが、なかなかかからない。20分くらいして、やっと1匹め。リリースサイズのポーギー。どうやら小型のポーギーばかりのようだ。Eddie とその友人も思うようには釣れないようだ。私は今回はフィッシュファインダーのトランデューサーをインストールし直して、順調に動作しているようなので、あたりの海底の様子を探りながら移動を繰り返す。

Eddie はなんとか数匹ブラックシーバスのキーパーを確保。ポーギーもぽつぽつながら釣っている。やっぱり、経験がものをいっている。しかも、船が出る邪魔になるので、埠頭からちょっと離れたとき、22インチのヒラメまで釣り上げてしまった。

私はあまりポーギーのサイズに期待できないので、カヤックをドリフトさせながら、イカの切り身を付けた大きめの Spro のジグをボトムでバウンスさせる。何度か流して釣れたのは、アンダーサイズのブラックシーバスのみ。あまりにも釣れないので、また場所を移動しながらもとの仕掛けに戻す。ちょっとして、ヒラメがかかったが、これは15インチくらいのリリースサイズ。

しかし天気が良い。風と潮の流れがだんだん強くなってきて、カヤックがどんどん流されるようになってきた。まったく食いが落ちたので、一度ビーチに戻って小休憩。Eddie の提案で、今度は Woods Hole Science Aquarium の西側へ行ってみる。仕掛けを落とすとすぐにあたりがあるが、やはり小型のポーギーのようだ。この後何匹かリリースサイズのポーギーとブラックシーバスがかかるが、サイズがでない。

Eddie とその友人はまた最初に釣りをしていた辺りに戻る。私はまたちょっと海底の様子を探りながら、沖にでる。途中で、根らしきものをみつける度に、その上をドリフト。一つちょっと大きめの根があったので、その上を流すと、ポーギーが掛かった。これもちょっと小さめ。ここはいけそうだと考えて、何度かその根の上を流す。風が10ノットくらいだろうか、あっという間に流されるので、何度も行ったり来たり。やっと、ポーギーのキーパーサイズを上げた。
午後1時30分、Eddie と友人がビーチに戻っていった。まぁ、もう終わりかなという感じで、私も戻ることにする。結局、私はポーギーのキーパーが4匹。Eddie はヒラメ1、ブラックシーバスとポーギーで7,8匹。Eddie の友人はブラックシーバス1にポーギーが5。もう少し経験を積まなければ。


7/8, 9 ストライパー釣り - Salem

8月も終わりなのに、今頃7月のログ。もう一月以上も更新をサボっていた。7月の後半から8月の初めにかけて、2週間ほど日本に行って、帰ってきてからは家のメインPCのアップグレードなどしていたら、仕事が忙しくなって来てしまった。やっと一息。空いている時間に釣りにはちょくちょく行ってます。それからまた何本かロッドを作ったので、ちょっとまとめ書き。

 7月8日、9日といつもの Lead Mills にストライパーを釣りに行く。Salem ハーバーの満潮は8日が午後9時01分、9日が午後9時53分。両日とも、近所のOさんと現地で会った。Oさんはちょっとウナギを釣ってやろうと、小さめの仕掛けも投げていた。両日とも、満潮から1時間30分から3時間後までの釣りだったが、ストライパーどころか、ウナギのあたりもなし。まったくどうしたのだろうか。

2010-07-20

7/5 ポーギー/ブラックシーバス(カヤック) - Woods Hole

連日のカヤックフィッシング。また Eddie と、今度は Woods Hole に行くことになった。午前5時45分に、Woods Hole の Public Ramp で待ち合わせる。私の家からは約2時間。午前3時45分に家をでる。途中、Route 24 から I-495 に入ったところで、Eddie に電話すると、今起きたとのこと。ちょっと遅くなると行っていた。私は初めての場所なので、先に行って待っているよと伝える。

時間とおり、午前5時45分に Ramp に到着。カヤックをおろして、Eddie に教わった場所に車を移動。カヤックに戻り、ロッドホルダーやら、魚探をつける。午前6時を少し回ったところで、気分が変わり、Eddie に電話して、とりあえず海上にでることにする。Eddie はあと15分くらいで到着とのこと。

海にでて魚探を見ながら、あたりの水深を調べていると、Eddie がやってきた。彼は本当に準備が早い。あっという間にカヤックをおろして、こちらに近付いてきた。どう、釣れてる?って聞かれたが、まだはじめてないよ、と答えた。Eddie はさっさとポイントに向かって、このあたりで始めて、だめだったら、Dock の際で釣ると良いよと教えてくれた。彼はちょっと竿をだして、あたりがあまりないようだったので、さっさと Dock の際へ移動。私は、海底の地形を観察したいので、少しあたりを探りながら竿を出す。

Woods Hole の干潮が、午前8時48分。 潮はあまり強くない。Eddie によると、2から3oz のジグが必要になることもあるとのこと。仕掛けは、1oz のメタルジグに、えさを垂らす。餌は、イカの短冊と Sea Worm を持ってきた。イカ餌で始める。何度があたりを探っていると、あたりがあった。針掛かりはしない。すると、急に魚探が反応しなくなった。どうやらトランデューサーの取り付けのトラブルのよう。

通常のフィッシングカヤックでは、トランデューサーを水に直接触れるように取り付けするのは難しいので、シューティングスルーハル(カヤックの内側にトランデューサーを接着して、ハル越しに信号を拾うのが標準的である。私は、シリコンをつかって固定してたのだが、どうやらはがれてしまったらしい。前日はまったく問題なかったのだが。多分、熱でシリコンがはがれてしまったのだろう。

仕方がないので、海底の地形をみながら釣るのはさっさとやめて、Eddie が釣りをしている、Dock 際に移動。彼はすでにブラックシーバスのキーパーを2匹あげている。Dock 際に移動して、釣りを開始。たしかにひっきりなしにあたりがある、がなかなか針掛かりしない。何匹か小型のポーギーをあげたのちに、やっとこさキーパーサイズがあがる。この後、ブラックシーバスがちょびちょび掛かるが、いずれもキーパーサイズにとどかない。Eddie のほうがブラックシーバスの掛かる割合が高い。途中、これは?というのが何回かあったが、いずれも途中でばれてしまった。

どうやら、針の違いあるようだ。Eddie は少し大きめのトレブルフックを使っているが、私はいずれもシングルフック。針がシングルだと、ブラックシーバスが掛ったときに魚が暴れるとばれやすいようだ。一方、ポーギーは私の方が枚数がちょっと多い感じ。

午前11時少し前に、持ってきた餌がすべてなくなったので能竿。私は無数のポーギーのうち、キーパーが6匹。これにあ、キーパーサイズぎりぎりのブラックシーバスが1匹。一方 Eddie はポーギーが4匹、ブラックシーバスが6匹、さらにキーパーサイズぎりぎりのヒラメ。やはり、彼はここでの釣り方がよくわかっているようだ。午前11時30分に荷物をまとめて帰路につく。帰りは Cape の端の手前と、向こうで渋滞していて、けっこうヘロヘロになっていた。
 

2010-07-07

7/4 カレイ釣り(カヤック) - Gloucester

3年前フィッシングカヤックを買った。Hobie の Revolution というモデルで、少々良いお値段だが、フィッシングカヤックでは人気のモデル。当時は、カヤックを持っていればいろいろまた新しい釣りができると思っていた。フィッシュファインダーや追加のロッドホルダーを取り付けたり、結構手をかけたのだが、何度か釣りに出かけただけで乗らなくなってしまった。去年は一度もカヤックを出さなかった。

問題は、準備と片付けに時間がかかること。カヤックフィッシングに行くと、それだけで一日つぶれてしまう。悪天候だと出せないし、なかなか計画が立てにくいのだ。それに普段は週末二日とも家族をほっぽらかしにして出かけるわけにはいかないので、必然的に効率の良い釣りに行きたくなる。

釣り仲間の Eddie は私が買った後にカヤックを買って、あちこち出かけているとの話。彼はあまりパーティボートに乗らないかわりに、カヤックフィッシングを楽しんでいる。いつも会ったときは、今度一緒に行こうという話しになるが、去年は一度もチャンスがなかった。

先日書いたように、今は家族が日本に行っていっていて、私一人。 タラ釣りもあまり良くないし、イカも来ていないし。時間だけはある。そこで、Eddie に連絡して、July 4th ウィークエンドでカヤックフィッシングに行く予定がないか聞いてみた。彼は3日は用事があるが、4日と5日は空いているとのこと。早速4日に行く約束をした。いくつかオプションがあったが、彼は3日は夜帰りが遅くなりそうなので、近場の Gloucester に行くことになった。Gloucester のハーバー内、Niles Beach の沖でこの時期まだカレイが釣れるとのこと。Eddie は去年もこの時期に行って、一時間ちょっとでリミットアウトしてしまったとのこと。サイズも、20インチ近い超大型が釣れたとの話。

7月3日、Bunny Clark でのタラ釣りの帰り、釣り友達の Tony に電話して Sea Worm を少し融通してもらえないかお願いした。彼は Sea Worm を掘って売ることができるライセンスを取得したので、これは合法。夕方6時に Beverly Pier で釣りをしていた Tony に会って、Sea Worm を3ダースほど家から取って来てもらった。このとき Beverly Pier には久しぶりにサバが入ってきていて、彼は私にロッドを渡して、サバを釣っておいてと言い残して行ってしまった。(彼がいない間は釣れなかったが、30分して帰ってきたあとに投げていたら、10分間くらいのあいだ、入れ食いになった。ライトタックルでジグをキャストして釣るサバはやっぱり楽しい。)ちょっと前に彼が使っているPEラインが気に入らないとの話を聞いていて、Bunny Clark の帰り道に KTP によって私のお勧めのラインを買ってきた。そのラインと物々交換。

7月4日、Eddie と朝5時に現地で待ち合わせ。私は午前3時30分に起きて、4時頃に家を出た。家を出たときはTシャツではちょっと肌寒い気がしたが、Gloucester についた頃には上着は要らないぐらいの気温だった。Eddie も私も上はTシャツで、ウェーダーを履いている。彼は手馴れたもので、あっという間にカヤックを出す準備が完了。私はもたもたしていて、待たせてしまった。

この日、Gloucester Harbor の満潮は午前5時15分。Eddie が言うには、満潮から2時間くらいまでが良いとのこと。ちょうどその時間にあたる。釣り場はビーチからほんの150から200mくらい沖。天気は晴れ、風は西の方向からかすかにふいている。波はほとんどない。

浜を出て、Eddie が釣りをするエリアを教えてくれた。彼はロブスタートラップのブイにロープを固定して、釣りを開始。私は、この風ならドリフトで十分と考え、Eddie のカヤックから50から100mぐらいのエリアでフィッシュファインダーを眺めながら、水深と海底の構造を調べる。

私は Eddie の南側の少し沖、水深25フィートくらいのところから一流し目。6フィート9インチのスピニングにカレイ針2つに去年日本で買ったマシュマロボールをつけたもの。錘は2オンス。ドリフトのスピードは約0.5ノット。底に仕掛けを落としては持ち上げて底を取り直す繰り返し。西からの風で岸側に流されて、水深15フィートくらいのところで一流し目終了。どうやら、このドリフトで通過した、水深23フィート前後のところは底が岩のようだ。水深15フィートより岸側は、かなり藻が生えている様子。

Eddie はまだあたりがないようで、はやくもぼやいている。前に来たときには、あたりがひっきりなしだったのに、今日はまったくないと。

20分くらいして、三度目のドリフトでフィッシュファインダーで確認した岩礁をちょっと越えたところで、竿を立てて底を取り直そうと思った瞬間、グンと心地よいあたり。魚が頭を振る振動が伝わってくる。Skate ではなく本命のカレイだと確信。上がってきた魚は13.5インチのカレイ。まずは最初のキーパー。

次のドリフトでまた一匹。こちらもキーパー。Eddie はまだ釣れていない。彼は今日は Berkley の Gulp の Sea Worm に、塩漬けにした Sea Worm をちょんと針先につけている。これでも十分つれるとのことだったが、やっぱり生きている Sea Worm じゃないと今日はつれないのかなぁと疑心暗鬼になりはじめている。私は今日はかなり Sea Worm を持っているので、Eddie のカヤックのところに行って、何匹か分けてあげた。

この後はちょっと食いが止まった。私は小移動を繰り返し、あちこちで試すがだめ。Eddie は最初の地点から移動して、やっと一匹目を上げた。結局私は最初に釣りをしていたエリアに戻ってドリフトを再開。何流しかしたところで、三匹目。この直後にまたいい当たりがあったのだが、あげてくる途中でばれた。Eddie はもう少し南側に行って二匹目。ちょっとして、Eddie が Fluke を釣った。こちらは10インチくらいの赤ちゃん Fluke。もちろんリリース。

しかし、今日は本当に心地が良い。まだ気温もそれほど上がっていないし、ずっとそよ風が吹いている。Gloucester Harbor は典型的な、New England の港町。目の前には美しい景色が広がっている。釣りはそれほど良くはなかったが、Eddie も私も本当リラックスできた。午前9時30分、ビーチに大勢の人が来る前に釣り終了。Eddie はカレイが三匹。私は13インチから14.5インチまで、計四匹。

カヤックの片付けが終わって、明日もどこかに行こうという話しになった。Woods Hole で Black Seabass か、South Dartmouth に行って Fluke か。Fluke 釣りは、Hit or Miss になる可能性が高く、二日連続でスローな釣りになるよりは、常に魚のあたりがある Woods Hole での釣りにすることにした。

2010-07-05

7/3 タラ釣り - Bunny Clark

奥と子供たちがいない3週間。一日たりとも休日は無駄にできない。今日は Ogunquit (ME) の Bunny Clark でタラ釣り。去年も7月3日と7月5日に Bunny Clark に乗った。この時は休む暇もないほど、入れ食いの状態(といっても、餌釣りの人はさっぱりだったが)。最近のリポートを見ていると、あまり良くないらしい。

朝4時45分に起床して、5時頃には出るつもりだったが、ふと目覚ましに気付くとすでに5時15分。急いで家を出て、I-495 を北へ向かう。少々飛ばし気味で、Ogunquit に午前6時30分に着いた。

今日は釣り客が16人。かなり少なめ。といっても、30人できつきつになる船なので、それほどすかすかというわけでもない。まわりを見ると、常連らしき人が2人。どうやらジグで釣るつもりの人は私を含めて4人。私はこの常連の2人とバウで釣りをすることになった。

午前7時、定刻通りに出発。最初の釣り場には午前8時40分に到着。この船、キャプテンが操縦するすぐ後ろに釣り客用のベンチがあり、計器類がすべて見える。これは他の大きなパーティボートではなかなか経験できない。あと何マイルで釣り場に到着するか一目でわかるし、現在の水深、キャプテンがどのようにポイントを決めるか、いろいろ参考になる。

最初のポイントではドリフト。風は5ノットちょっとあるか。私はスターボード側にいたが、ラインがすぐに船の下に入っていってしまう。このポイントでは私が釣ったアンダーサイズのタラ1匹のみ。どうやらキャプテンが言うにはドリフトが逆の方向になってしまったようで、15分もしないうちにまた船の位置を変えて2流し目。なかなか食ってこない。このポイントでは私は Haddock 1匹と、アンダーサイズの タラ、Pollock それぞれ1匹ずつ。

1時間くらいして、15分程度の小移動。ここで2回ほどドリフト。その後また20分くらいの移動で今度はアンカーをうつ。魚はいるのだが、食ってこない。私も何度か掛けたのだが、何度もばらしてしまった。多分、口を使ってこないので、すれ掛かりなんだろう。

午後になって、陸側に5マイルほど戻る。このポイントでは Pollock が何匹か上がっていた。私も1匹キーパーの Pollock を釣る。しかし続かない。結局1日中こんな感じだった。

この日の釣果、タラ3匹(うちキーパーが1匹のみ)、Haddock 1匹(キーパー)、Pollock 3匹(うち2匹がキーパー)、Red Fish 1匹(キーパー)、計5匹お持ち帰り。かなりさびしい釣果だった。ジグで釣っていた人は似たりよったり。餌釣りはちょっと少なめ。去年は7月3日も5日も20匹以上キーパーが釣れたのだけど、今日はだめだった。

7/1 ぶらりと Beverly/Salem

水曜日に奥と子供たちが日本へ行った。私は7月の後半に合流の予定。これから3週間、仕事以外は釣りし放題である。

Salem Harbor の干潮が午後9時26分。私の好きな釣り場ではちょっと潮が悪い。どうしたものか。以前、Beverly Pier で夜釣りをしていたときに、カレイが釣れたのを見た。Web で調べていると、カレイは基本的には夜はあまり釣れないのだが、常夜灯があるようなところでは夜でも釣れることがあるとのこと。とりあえず、試しに行ってみることにする。一応、バックアップにイカのジグと、ストライパーの仕掛けも持っていく。

午後11時少し前に Beverly Pier に到着。誰も釣りをしていないようだ。早速、車を停めて、カレイの仕掛けと冷凍塩蔵シーウォームを持って、Pier へ向かうが...

Pier に入れない!いつの間にかこんなことになっている。どうなっちゃったんだ?

ここは夜はパトカーが巡回して来るところなので、これを無視して釣りをする気にはならない。

一旦、釣具を車に置いて、ポンツーンや手前の明るいエリアをチェックする。小魚がうようよいる。よく見ていると、小さいストライパーが何匹もいて、小魚を捕食している。イカの姿は見えない。今日は、ソフトプラスティックを持ってきてはいるのだが、釣りをする気にはなれなかった。

Beverly はあきらめて、Salem Ferry Port に向かう。午前12時少し前。Tony の車があったが姿は見えない。Ferry Port の駐車場で釣りをしていた人が、ドックで40インチを釣った人がいるよと興奮気味に話しかけてきた。とりあえず釣具も持たずに、ドックの先端へ向かうと、男女2組が竿を何本も出しているその向こうに Tony がいた。40インチを釣ったのは Tony だった。

この魚、でっぷり太っていて、なかなかの重量感。Tony に聞いたら、上げ潮に変わったすぐ後につれたらしい。彼、もう24時間ぶっ続けで釣りをしているそうだ。まったくこの人は。30分ほど雑談していたが、私もとりあえず竿を出すことにした。午前1時ぐらいまで Tony とあれこれ話をしていたが、あたりはまったくない。Tony はさすがに疲れたようで、今日はもう帰るとのこと。私は少し残って釣りをしていたが、まったく釣れる気がしなかったので、午前1時30分には切り上げた。

 後日談。土曜日の夕方に Tony にシーウォームを貰うために会った。40インチが釣れたという話がまたたく間に広がり、金曜日の夜はドックに20人以上釣り人が来てたらしい。このドック、10人もいればいっぱいなのだが。Tony があれじゃ釣りにならないよとぼやいていた。

2010-06-29

6/24, 25 ストライパー釣り - Salem

週の前半にキーパーサイズの魚が釣れなかった。水曜日はちょっと仕事があったので、釣りはお休み。この季節にこの釣果では納得いかないので、木曜、金曜とまた行ってしまった。

6/24 木曜日。Salem Harbor の満潮は午後10時33分。夕方、食事と子供たちのお風呂をすませて、釣りの準備をして会社に行く。人に頼んでいた仕事が終わっていなければちょっとやろうと思っていたのだが、すでに終わっていたので、さほど仕事は残っていなかった。1時間ほど仕事をして、釣りへ直行。またいつもの Lead Mills である。

午前12時頃到着。今日は北東の風がそこそこ吹いている。いつも釣り始めはサバの尾びれ側から切って餌にする。1投目。向かい風なので、距離が伸びない。思った場所へ仕掛けが飛ばなかったので、数分して投げ直すことに。2投目。これも風のため思った場所へ飛ばなかったが、まぁいいか。時合まではまだちょっとある。すぐに何度かベイトランナーをグッグッと何度か引き出す音。ウナギかと思って、少し巻こうとすると、ガーっと糸を持っていかれた。すぐにそこそこのサイズの魚だと分かった。

この魚は、水の流れの方向に走ったので、引き寄せるのに時間が掛かった。水際に下りて、近くまで引き寄せると、うん?微妙なサイズ。とりあえずランディングして、メジャーで計測。28.5インチあった。一応、キーパーである。今週は1匹は家に持って帰ろうと思っていたのだが、何を考えていたのか、リリースする気分に。釣りを始めて5分もしないうちに釣れたキーパーサイズぎりぎりの魚である。まだ釣れる気がした。

今日はいけるかなと、また新しい餌を付けて投げ直す。まぁ、こんなときは思ったように行かないのが常である。この後はまったくあたりがなかった。午前1時前にウナギが掛かっただけで、まったくうんともすんとも言わない。午前1時45分、明日仕事もあるので、あきらめて帰ることにした。

6/25 金曜日。Salem Harbor の満潮は午後11時21分。土曜日は、息子を日本語学校に連れて行って、あとは休んでいればいいだけなので、また釣りに行くことに。木曜日に釣った魚をキープしていればこの日は別のことをしていたかも。

この日はちょっと Marblehead の Commercial St のPublic Landing にイカが来ていないかチェックしにいってから、そのあとストライパー釣りに行くことにする。

Marblehead 着、午前11時55分。イカ釣り用のウルトラライトのロッドにジグを持って、陸からポンツーンへ掛かっているギャングウェイへ。満潮をすぎたばかりで、あまり流れはない。表層に、小魚の群れが見えるが、イカの姿はまったく見えない。

南の風、10ノットはない。満月が Devereux Beach の向こうにきれいに見えている。Marblehead の町は西側の半島部分と、砂州でつながった Marblehead Neck と呼ばれる島からなる。この砂州の南側が Devereux Beach。このビーチから釣りをする人たちもいるが、夏の間は夜間駐車禁止の取り締まりもあるそうなので、注意。Marblehead Neck はこのあたりでも有数の高級住宅地で、豪邸が並んでいる。

釣りを始めてすぐに、この Salem 周辺の釣りの常連の知り合いがやってくる。彼は10分もしないうちにイカがいないことが分かると、家へ帰るといって去っていった。私もイカがいないことは百も承知なのだが、とりあえず時間つぶし。

午前1時前、いつもの Lead Mills のポイントに到着。また、サバの尾びれ側の切り身を投げる。始めて5分もしないうちに、ベイトランナーからガーっと糸が引き出されていく音。竿を持ってベイトランナーをロックして、竿を立てる。私は Gamakatsu の Octopus Circle を使っているので、大きな合わせはしない。魚はしっかり乗ったようだ。

木曜日に釣った魚よりは大きい感じがする。何度かドラグを引き出しては、寄せるの繰り返し。水際に下りて、すぐすこまで寄せてくると、魚体が見えた。29か30インチといったところだろう。さて、どこから引き上げようかと考えていたところで、魚が向きを変えた。その瞬間、スポッと抜けた。なんと、最後の最後でばれてしまった。

なんだか、ちょっといやな予感。月曜日は魚体は見えなかったものの、おそらくキーパーサイズの魚があとちょっとのところでばれてしまった。木曜日は、最初に釣ったキーパーをリリースしたところ、まったく後が続かなかった。

とりあえず、餌を付けて仕掛けを投げる。すぐにストライパーのあたり。これは22インチの小さなストライパー。そのまま橋の上に抜き上げる。さっと針をはずしてリリース。

そろそろいい時間になってきたが、あたりがない。特餌(?)のサバの頭で粘ったが、ストライパーのあたりがない。新鮮な餌に交換して、投げ直すが、ウナギらしきあたりのみ。いやな予感が的中か。ちょっと焦ってきた。もう大きい魚だけ狙うことにして、またサバの頭を付け直して投げる。
 午前1時30分を回ったところで、いきなりベイトランナーが悲鳴を上げるような音。やった、ストライパーだ。どんどん糸を引き出していく。さていいかなと思ったところで、竿を立ててベイトランナーをロック。強烈な引きでドラグを引き出していく。これは確実にキーパーサイズ。魚が止まったところで、少し糸を巻き取り、水際に下りる。なかなか寄らない。ちょっとゲインしては、またドラグを引き出される。2,3分やりとりをして、やっと魚が疲れてきたようだ。こちらに寄せてくるが、重い。あと、5m、魚体が見えた。あれ、キーパーサイズはあるけど、思ったより小さい。多分、魚が水の流れが一番強い方向に走ったため、抵抗が大きかったのだろう。

すぐ水際まで寄せて、えらの付け根を掴んでランディング。まぁ、キーパーサイズはある。橋の上に戻って、計測。31インチ。それほど大きくないが、まぁ満足。えらの付け根をキッチン鋏で切って、バケツに水を張って血抜き。

午前1時45分。もう血抜きは良いかなというところで、納竿。この後、Beverly Harbor に行って、魚をおろした。家でおろすと、生ごみがたくさんでるし、この季節冷凍庫にでも入れておかないとごみがにおうので。午前2時30分、魚をおろしたところで帰宅。

2010-06-28

6/21, 22 ストライパー釣り - Salem

またすっかりレポートを溜め込んでしまった。このシーズン、私のホームグランドの Beverly/Salem/Marblehead エリアの陸っぱりのストライパー釣りの一番良い時なので、潮回りが良ければ家にじっとしていられない。

6/21月曜日。Salem Harbor の満潮は午後7時51分。子供たちをさっさとお風呂に入れて、いつも行く Lead Mills へ。先客が一人。会社の釣り仲間のHさんが竿を2本出していた。Hさんはまだ何も釣れていないとのこと。「まったく、2本も竿を出して」と冗談を言いながら、Hさんの2本の竿の真ん中に投げる。Hさんは流れ出しの両端が好みなので、必然的に真ん中しかあいていない。まぁ私はどちらかといえば、左側が好きなのだが。

午後10時前に最初のあたり。サイズはそれほど大きくない。Hさんが竿を上げようかと聞いてきたが、これなら真っ直ぐ寄せてこられそうなので、いいよと返事。抜きあげた魚は、20インチくらいのあきらかにリリースサイズ。写真をさっと撮って、海に戻す。

ここからちょっと間があいた。午後11時前、今度はごそごそとしたあたり。ウナギか。針に掛かるのもいやなので、すこし糸を巻き取ると、針掛かりしてしまった。その後、5分くらいして、ストライパーのゴンというあたり。竿を立てて魚を引き寄せようとしたドラグがガーっと引き出され、次の瞬間にスポっと抜けた。先ほどよりちょっと大きかったかと思うが。うーん、なんでばれたんだろう。

午後11時を回って、そろそろやめにしようかと考えていると、ベイトランナーをグッグッと引き出す音。ウナギかなぁと思って竿を立てたら、これはストライパー。またHさんが竿をどける?って聞いてきたが、あまり大きそうもないので、いいよと答える。ところがこの魚、半分少し巻いたところで、ドラグを引き出して抵抗し始める。思ったより大きい。先日抜きあげたキーパーサイズの魚くらいあるかも。これは抜きあげられないと思って、水際に下りてファイトするが、Hさんの糸に巻いてしまった。あと15mくらい、魚の波紋が見えたところで、ばれてしまった。 うーん、キーパーサイズだったかも。まぁ、ばれてしまったものは仕方がない。

この後すぐにまたあたりがあったが、これはウナギ。午後11時30分、だいぶ水がひいて来たので、納竿とする。Hさんはウナギ1匹のみ。

6/22 火曜日。Salem Harbor の満潮は午後8時47分。月曜日に思うように釣れなかったので、子供たちがベッドに行ったところで、また Lead Mills へ向かう。この日はだれも釣りをしていなかった。

午後11時少し前、釣りを始めて30分くらいしたところで、特餌(?)のサバの頭に魚が掛かる。この魚、かなり抵抗したので、まぁまぁのサイズかなと思ったが、こちらに寄ってき始めたところで、それほど大きくないことが分かった。水際に下りてランディング。非常に微妙なサイズ。メジャーを取り出して、計測。口の先から、尾びれの中心線までが基準になるが、28インチに1/4インチ足りないといった感じ。今日はキーパーを釣ったら持って帰ろうと思っていたが、仕方がない。リリース。

しかし、この日は風がなくて、蚊がうようよまっていた。気温は70度以上あるのだが、蚊に刺されるのがいやなので、ナイロンのジャケットを着ていた。それでも、おでこや首を刺された。

この後30分くらいしてまたストライパーのあたり。今度はウナギかと思うほど、小型の魚。これは抜きあげる。計測したところ、17インチ。このあとはウナギの小さなあたりが少しあっただけ。ストライパーは掛からなかった。午前12時、納竿。

2010-06-23

6/20 サバ釣り - Captain's Lady II

ストライパーの餌釣りに使う、サバのストックが底をついた。6月にはサバの大群が上がってくるのだが、内湾に大きな群れが入ってくるのはあまりない。入ってきてもごく短い期間だけである。この季節はニューイングランド地方では気候も良く、サバ釣りの半日の乗り合い船は手頃な娯楽である。NH のハンプトンの Eastman's、Al Gauron、Smith & Gilmore などの乗り合い船の業者は、半日のサバ船を出している。この乗り合い船でのサバ釣りは、軽めのスピニングロッドに Mackerel Jig と呼ばれる、1/3oz ないしは 1/2oz のダイアモンドジグに針が固定されたジグをつけるだけの仕掛けが標準である。仕掛けが絡んでも簡単に解消できるし、それほどテクニックもいらないので、初心者や子供でも楽しめる。

今回は、うちのチビたち2人を連れて行くことにした。下の子は釣り船に連れて行くのが今回初めて。上の子は数年前から連れて行くようになったのだが、下の子はまだできないから5歳になるまで我慢してねと言い聞かせていた。先日、この下の子が5歳になったので、約束通りに連れて行くことに。

ハンプトンの乗り合い船は少し混んでいそうなので、また Plum Island の Captain's に行くことに。船が Isle of Shoal に行くのなら迷わずハンプトンの船なのだが、もっと近場が釣り場だそうなので、Captain's でも構わない。

午前船に乗るために、家を午前6時50分に出発。現地に午前7時45分頃到着。今日の午前船は Captain's Lady で、すでに釣り客が結構来ている。バウの先端にはまだスペースがあったので、釣り竿を置いて場所を確保。7時を回ってまだまだ人が来る。今日は結構ぎちぎちだなぁと思っていたところ、キャプテンが Captain's Lady II も出すことにしたから、移りたい人は移ってとのアナウンス。大体こういうときは移る人は少なめになるので、こりゃいいわと思って、早速移動。Captain's Lady II の方が船が大きいし。Captain's Lady II でもバウに場所を確保。結局、移ってきた人の方が少なく、船全体で20人程度か。

午前7時30分、Captain's Lady は定刻通りに出て行った。我々が乗った II の方は、約15分遅れての出発。船はメリマックの河口を出て、北へ向かう。数マイルの岸から2マイルもないところに船団が見える。ポイントに到着した時に、Al Gauron の船がアンカーをあげて移動しようとしているのが見えた。これはあまり釣れていないかも。Captain's Lady II は船団のちょっと岸側にアンカーをうつ。

午前8時10分、釣り開始。今日はメリマック河口の干潮が午後12時54分、南系の風が5ノット程度か。私は 1/2oz の mackerel jig に自作のサビキを3つつけた仕掛け。子供たちは、1/2oz のジグのみ。潮は緩やかにポート側前方から流れているが、それほど気にならない。子供たちはスターボード側でジグを落としてしゃくらせ、私はポート側、潮上にキャストして、しゃくりながら寄せてくる。サバは一向にかからない。子供たちははやくも飽きてきた模様。

20分くらいしたところでかなり深いところでゴンとサバがのった。35cmくらいのまぁまぁのサイズ。ただし、なかなか続かない。群れが薄いのだろうか。また10分位して、今度はグィーンとかなりの重み。やはり35cmから40cmくらいのサイズがトリプルで掛かったが、水面近くで1匹ばれた。この群れで、息子が適当に振っていた竿にサバが掛かる。私も、トリプルで掛ける。娘がまだ釣れていないので、ちょっと竿を取って、サバの棚に落とし込んで何度かしゃくると乗ってきた。娘に竿を持たせてリールを巻かせる。最後はまた私が竿を持って抜きあげる。

そうこうしている間になんだかんだで合計16匹。皆似たようなサイズ。一番大きな魚で40cmちょっと。一番小さいのでも30cmはある。午前10時を回って、ちょっと食いが遠のいた。子供たちはもう飽きて、お菓子を食べている。このあたりでキャプテンが移動のコール。サバ釣りの船団が移動していった方向へ小移動かと思ったら、岸へ向かっている。どうやらカレイ釣りに切り替えるらしい。クルーは、サバも釣れないことないよと言うが、この調子では多分だめだろう。早速、子供の竿の仕掛けをカレイの仕掛けに変える。

岸側へ1/2マイル位移動したところでアンカーをうつ。子供たちに竿を持たせるが、これまたすぐに飽きる。私に竿を持たせて、お菓子を食べてくると言って行ってしまった。私の隣のグループがカレイをすぐにあげたが、アンダーサイズ。どうやら Yellow Tail Flounder のようだ。こちらはレギュレーションで13インチないとキープできない(Winter Flounder は12インチ)。この後、時折 Skate が混じるが、適当な間隔で Yellow Tail Flounder が釣れる。私は6、7匹釣っただろうか。このうち3匹がキーパーサイズ。あたりが遠のいたときは、ひまつぶしにサバの仕掛けを投げてみるが、やはりかからない。

午後12時20分頃、終了のコール。本当はもう少しサバ釣りをしたかった。Captain's Lady の方はずっとサバのポイントにいたので、移動しなければ良かった。クルーも私がストライパーの餌用にサバを確保しておきたかったのを知っていて、船を下りるときに他の客が残していったサバをくれた。これが9匹。合計25匹か。まぁ当面の餌は確保できたからいいか。

2010-06-21

6/18 Beverly/Salem

6月18日金曜日。Salem Harbor の干潮、午後11時6分。こんな時に行ってもだめだろうなぁと思いながらも、イカの仕掛けとストライパーの仕掛けを持って家を出る。まずは Beverly Pier。

午後11時過ぎ。あいかわらず、ものすごい数の小魚がいる。Pier の先端には釣り人が何人もいる。小魚を追いかけるストライパーでもいないかとドック側に降りて水面を見ていたが、時折ばしゃっと水音がする程度。これではルアーを投げてもだめだろう。15分くらい、あちこち観察していたが、イカはいないし、ストライパーも釣れそうにないので、Salem Ferry Port に行くことにする。

午後11時半すぎ。Salem Ferry Port には何台も車が停まっている。駐車場の脇、桟橋の上にはストライパー釣りをしている人たちが見える。ふと見ると、Hさんの車。桟橋でイカでも釣っているのだろうか。車を止めて、桟橋の先端へ。Hさんは、ソフトプラスティックを投げていた。まぁ、予想通り、何も釣れていないし、イカの姿も見えないとのこと。

時折、水中に小魚を追いかける魚の姿が見えるが、これはたぶんポラックだろう。Hさんと与太話を30分くらい。一向に魚が釣れる気配がないので、Hさんに、また Beverly Pier を見てきますと言って分かれる。

Beverly Pier に戻ると、小魚がなにかに追い掛け回されて、あちこちに波紋が見える。ストライパーのルアー釣り用の仕掛けを持って戻る。20分くらいソフトプラスティックを投げるが、まったく反応がない。よく観察していると、どうやらストライパーではないようだ。すこし明るいところに行って、水中を観察していると、やっと小魚を追い回す魚が見えた。やはりストライパーではなかった。30から40cmくらいの Shad だった。これじゃ、10インチのソフトプラスティックには反応しないはずだ。小型のバックテールなら狙えそうだが、今日は持っていない。時間の無駄なので、納竿。

この季節、6月の数週間、Shad の群れが入ってくる。一度、イカ釣りをしていたときに面白半分で手持ちのバックテールで狙ってみた。このとき Shad が掛かったのだが、イカ釣りに使っている、5フィートのウルトラライトの竿ではどうしようもなかった。なんとかだましだまし寄せようとしたところで、ばれてしまった。Shad が入ってきているときには、小魚を網ですくって、それを餌にして浮き釣りをしている連中がいる。これでそこそこいけるようだが、試したことはない。今度やってみるか。

2010-06-19

6/13 Beverly

日曜は午前中は予定が入っていなかった。前週はサバの群れが入ってきていたようなので、明け方からサバ狙いで行くことに。

Salem Harbor の干潮が午前6時24分。午前4時15分に起きて、Beverly Pier に向かう。潮の変わり目の前後1時間くらいを狙って、釣れればさっさと帰ってくるという目論見だったが。

Beverly Pier 着、午前5時30分。小魚がいるのが見えるが、サバの気配はない。サビキの先端にジグを付けた仕掛けを使って、投げてはしゃくりを繰り返すが、まったくあたりなし。さぁどうしたものか。カレイの仕掛けは一応持ってきたのだが、餌がない。午前7時頃まで、のんびり過ごすことにして、シーウォームを買いに行くことに。

この Beverly Pier のすぐ近くにある、Al's Bait はまだ開いていなかったので、車に乗って Salem の T の駅の近くの、Bridge Street Sports に行く。ちょうど店をあけたばかりのよう。そんなに粘るつもりはないので、シーウォームをハーフダースだけ買って戻る。

午前7時30分釣り再開。潮の流れが強くなってきたので、Pier の脇に仕掛けを落として、待ってはしゃくり、待ってはしゃくりの繰り返し。掛かってくるのは、カニばかり。

午前8時を回って、ここの常連の Tom がやってきた。彼はやはりカレイ狙い。2本置き竿にして、1本手持ち。最近、カレイはどうなのか聞くと、釣り人が4,5人で、10匹釣れるかどうかといった感じだそうだ。

私の竿に、やっと魚らしきあたり。すぐにカレイではないことが分かった。あがってきたのは、ブラックシーバス。10インチくらいのアンダーサイズなので、リリース。続いて、小さなスカルピン(カジカ)、カンナー(ベラ)などが続く。

午前10時近くになって、餌もなくなったので、帰る準備をする。Tom と話しながら仕掛けをはずしてしまっていると、Tom の竿に大きなあたり。カレイが掛かったようだ。あがってきたのは、17.5インチの大型のカレイ。Tom に、帰ろうとしてるんだから、釣らないでよと冗談をいいながら、また仕掛けをバッグから出す。餌がないから買ってくると言うと、Tom が持って来たのを使っていいよと。シーウォームを2匹もらって、カレイ釣り再開。30分もしないうちに、この餌をすべてカニに取られて、お終い。Tom も後が続かない。午前10時30分、納竿。

6/11 イカ釣り - Gail Frances

今さらながらのレポート。もう一週間立ってしまった。

先週の木曜日にフランセスのレポートを読んでいたら、イカがまだいること、ブラックシーバスやポーギーが釣れていることが書かれていた。もう今シーズン最後かもと考え、金曜日の夜に行くことにした。

金曜日はお昼頃まで会社で仕事。昼休みに家に帰ってきて(10分かからない)、イカ釣りの支度をして、午後は家で仕事。夕方4時で仕事を切り上げて、Point Judith に向かう。

この日は Point Judith の満潮が午後7時47分。風は南南西の風10ノットちょっとといったところか。前回の経験から、下げ潮の時は東からの流れになるので、バウの左舷側に陣取る。予約を入れたときは20人ちょっととのことだったが、30人はいるようだ。

午後7時15分、定刻より15分遅れで出航。15分程度でポイントに着く。空はまだ明るい。多分暗くなるまではイカはだめだろうなと考え、ポーギー/シーバスの餌釣りを始める。前回釣って冷凍してあったイカを餌に持ってくるつもりだったが、ばたばたしていて忘れてしまった。仕方がないので、船にストックされているイカの切り身(これが真っ白けで、ろくなものではない)を使う。

イカは予想通り釣れていない。私のポーギー/シーバスの仕掛けもうんともすんとも言わない。隣にいたグループのうち2人がやはりポーギー/シーバス狙いで、飽きない程度にポーギーを掛けている。3匹に1匹がキーパーサイズといった感じ。この2人は、シーウォームを買ってきて餌にしている。船の冷凍イカはまったくだめ。まったくあたりがない。

仕方がないので、この餌仕掛けを置き竿にして、イカ釣りを始める。まずは底から。あたりはまったくないし、他の釣り客もまったく釣れていない。午後9時の時点で、見える範囲で釣れたイカは1匹のみ。

午後9時を回って、だんだん暗くなってくる。そろそろイカがあがって来ても良いだろうなと考え、仕掛けを変える。中低層から上層まで広く探るが、まったくだめ。午後9時30分前にやっと最初のイカを掛けた。これは超ミニサイズ。他の釣り客にも時折掛かっているのが見えた。ここで気合を入れなおしてイカ釣りに集中。何匹か連続して釣り上げることもあったが、後が続かない。あたりはやはり中層あたり。ここから1時間ちょっとで何とか10匹くらい。あまりにも釣れないので、超ミニサイズのイカを切って、ポーギー用の竿をまた置き竿。すぐにポーギーのあたりがあった。なんとかポーギーを掛けたが、釣れてくるのはちょっとアンダーサイズ。

結局、午前12時25分の釣り終了のコールまで、イカはまとまって釣れることはなかった。ポーギーのあたりも途中でぱたっと止まった。この日の釣果は、イカが合計20匹、ポーギーが5匹(うち2匹がキーパーサイズ)。イカに関してはほとんどの釣り客がまったくつれなかったか、つれても5匹くらいだったと思う。何度か表層近くを泳いでいったイカの群れを見たが、活性が低かった。去年のシーズンの最後の方も似たようなパターン(といっても、食いは渋いながらも100匹くらいは釣れていたが)。今シーズンのロードアイランドのイカ釣り船は、これで最後にする。