2010-09-08

カスタムロッド 2010 夏 その2

今年の夏の2本目は、岸からの小物釣りのスピニングロッド。実はシーズン前ににこの目的で作ったロッド、一度も使わないうちに折ってしまった。前回は、Mud Hole MHX の比較的高密度のグラファイトのブランクで、繊細なロッドだったのだが、やはり硬いブランクは脆い。あまりこのような竿にお金をかけるのも何なので、今回は安めで少々荒く扱っても大丈夫そうなブランクを。やはり Mud Hole のオリジナル、CRB Custom Builder IM6 Graphite の IS601L、6フィートでライン荷重が6ポンドから10ポンドのブランクをバット側から9インチ切って、5フィート3インチにした。前回このブログに書いたブランクと同じシリーズ。色は緑。

ブランクの色が緑なので、グリップも緑にした。バットエンドは前回と同じく、黒の EVA を接着した後に整形。リールシートは American Tackle の Aero を使う。このリールシート、以前も使ったが、つかんだときの感触がソフトで、やや太め。気に入っている。このクラスのスピニングロッドにはフォアグリップの必要性を感じないので、今回もフォアグリップレス。リールシートの先端に、銀色のワインディングチェックを付ける。
リールシートの先にはタイガーラップ。今年の冬に何度かやったが、どうも立体感がでなかったので、今回は下巻きと上巻きの間のエポキシの層を厚めにした。下巻きには、青と金色。上巻きは緑の糸を使った。ちょっとエポキシが厚すぎて、少々濁りが入ってしまった。また、派手な模様を出すためには、下巻きの糸にむら(偏り)を付けるのだが、これがちょっと足りなかった感じで、浮き出る線が細かすぎる感がある。ちょっと物足りなかったので、上巻きの上に塗ったエポキシにグリッターを混ぜて、きらきら光るようにした。

 ガイドは、Fuji のアルコナイトのコンセプトガイドのセット。トップガイドも同じく Fuji のアルコナイト。Fuji の値段付けはなかなか微妙で、SiC だとセットで50ドル近くなってしまうのだが、アルコナイトだと、20ドルちょっと。もう一ランク落として、ハードロイだと15ドル足らず。さすがにこの程度のロッドでは SiC を使う気はしないが、アルコナイトとハードロイの差はたいしたことはないので、アルコナイトを選択する気になる。まぁ、目的からすれば、さらに安い、アルミニウムオキサイドで良いのだが、それだとコンセプトガイド用の背の高いガイドがない。

ガイドのラップは、金メタリックの下巻きに、緑の上巻き。もう10本くらい巻いているので、だんだんきれいに巻くコツがわかってきた気がする。こちらはなかなかきれいな発色で満足。

ブランクが20ドル、ガイドどトップで20ドル、リールシート、そのたもろもろで、部品代が総額で55ドルくらい。すでに一度ためしに使ってみたが、ちょっとアクションがヘビーすぎたかもしれない。

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