2010-01-30

同時進行プロジェクト

あれもこれもと考えているうちに、ロッド自作プロジェクトが3本同時進行になってしまった。実は先日 Mudhole にパーツを注文した際に、ついでにブランクを3本買っていて、タイガーラップでロッドフィニッシュが乾燥する間、そのうちの1本にグリップを付ける作業をしていた。このブランクは Mudhole オリジナルのMHXシリーズのライトスピニングブランクで型番は S781-MHX。このシリーズは G.Loomis の IMX クローンとのこと。G.Loomis は今年からブランクの小売をやめてしまったので、その穴を埋めるためのものとのことだが、値段はぐっと安い。型番は G.Loomis のブランクに準じる。

この S781-MHX は6フィート6インチのラインレーティングが2-6ポンド。これはポンツーンでのイカなどの小物釣り用のロッドにするつもりで作り始めた。6フィート6インチではちょっと長いので、バット側から約9インチ切り落として、5フィート9インチにした。リールシートは Fuji の IPSM。これとセットのコルクグリップを使った。

Flexcoat のポリウレタン製のアーバーがあまっていたのを切り、外周がリールシートに合うように削った。これをリールシートの部分に2つ。そのアーバーの間とコルクグリップの部分には、ファイバーグラスのテープを巻いた。

まず、このリールシートを装着する部分に、U-40 のロッドボンドをぬったくって、アーバーの間の隙間をうめた。これにシートを装着。このロッドボンドはある程度硬くなるまで1日はかかるので、ここで一休み。次の日に今度はコルクグリップを20分エポキシで装着した。

ここで次はフォアグリップの装着となるのだが、ハンドルキットについてきたコルクのフォアグリップはなんか気に入らない。大きすぎる気がするのだ。昨晩どうしたものか考えていて Mudhole の2010年のカタログを眺めていた。カタログの表紙には派手派手のロッドの写真があるのだが、これがフォアグリップなし。

この程度のライトロッドでは確かにフォアグリップが必要だと感じたことがない。手持ちのライトロッドを握ってみて、本当にフォアグリップが役に立っているのか確かめてみた。これはいらんぞ。

ここで問題は、このリールシートの先端の部分とブランクのギャップをどうするかだ。以前別のロッドを作ったときに、ワインディングチェックと呼ばれる薄っぺらいビニールのわっかの代わりに、ゴム製のホーゼル(円錐台状になっている)を使ったことがある。一旦、ここで作業を中断して、ホーゼルを注文しようか、それとも何か代替品はないものか。いろいろ手持ちの材料を眺めているうちに、リールシートの固定に使った Flexcoat のポリウレタン製のアーバーを加工してみようと思いついた。このアーバーを1インチ程度に切って、ドリルの先端に固定してサンドペーパーで削っていったところ、意外に思った通りのものができた。これでいける。さっそく、エポキシで接着。このアーバーは白っぽい色で、この上に糸を巻いてすこし透けたときに下地の色の差が目立つのを避けるために、マジックペンで黒く塗った。今日はここで作業終了。

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