2010-07-20

7/5 ポーギー/ブラックシーバス(カヤック) - Woods Hole

連日のカヤックフィッシング。また Eddie と、今度は Woods Hole に行くことになった。午前5時45分に、Woods Hole の Public Ramp で待ち合わせる。私の家からは約2時間。午前3時45分に家をでる。途中、Route 24 から I-495 に入ったところで、Eddie に電話すると、今起きたとのこと。ちょっと遅くなると行っていた。私は初めての場所なので、先に行って待っているよと伝える。

時間とおり、午前5時45分に Ramp に到着。カヤックをおろして、Eddie に教わった場所に車を移動。カヤックに戻り、ロッドホルダーやら、魚探をつける。午前6時を少し回ったところで、気分が変わり、Eddie に電話して、とりあえず海上にでることにする。Eddie はあと15分くらいで到着とのこと。

海にでて魚探を見ながら、あたりの水深を調べていると、Eddie がやってきた。彼は本当に準備が早い。あっという間にカヤックをおろして、こちらに近付いてきた。どう、釣れてる?って聞かれたが、まだはじめてないよ、と答えた。Eddie はさっさとポイントに向かって、このあたりで始めて、だめだったら、Dock の際で釣ると良いよと教えてくれた。彼はちょっと竿をだして、あたりがあまりないようだったので、さっさと Dock の際へ移動。私は、海底の地形を観察したいので、少しあたりを探りながら竿を出す。

Woods Hole の干潮が、午前8時48分。 潮はあまり強くない。Eddie によると、2から3oz のジグが必要になることもあるとのこと。仕掛けは、1oz のメタルジグに、えさを垂らす。餌は、イカの短冊と Sea Worm を持ってきた。イカ餌で始める。何度があたりを探っていると、あたりがあった。針掛かりはしない。すると、急に魚探が反応しなくなった。どうやらトランデューサーの取り付けのトラブルのよう。

通常のフィッシングカヤックでは、トランデューサーを水に直接触れるように取り付けするのは難しいので、シューティングスルーハル(カヤックの内側にトランデューサーを接着して、ハル越しに信号を拾うのが標準的である。私は、シリコンをつかって固定してたのだが、どうやらはがれてしまったらしい。前日はまったく問題なかったのだが。多分、熱でシリコンがはがれてしまったのだろう。

仕方がないので、海底の地形をみながら釣るのはさっさとやめて、Eddie が釣りをしている、Dock 際に移動。彼はすでにブラックシーバスのキーパーを2匹あげている。Dock 際に移動して、釣りを開始。たしかにひっきりなしにあたりがある、がなかなか針掛かりしない。何匹か小型のポーギーをあげたのちに、やっとこさキーパーサイズがあがる。この後、ブラックシーバスがちょびちょび掛かるが、いずれもキーパーサイズにとどかない。Eddie のほうがブラックシーバスの掛かる割合が高い。途中、これは?というのが何回かあったが、いずれも途中でばれてしまった。

どうやら、針の違いあるようだ。Eddie は少し大きめのトレブルフックを使っているが、私はいずれもシングルフック。針がシングルだと、ブラックシーバスが掛ったときに魚が暴れるとばれやすいようだ。一方、ポーギーは私の方が枚数がちょっと多い感じ。

午前11時少し前に、持ってきた餌がすべてなくなったので能竿。私は無数のポーギーのうち、キーパーが6匹。これにあ、キーパーサイズぎりぎりのブラックシーバスが1匹。一方 Eddie はポーギーが4匹、ブラックシーバスが6匹、さらにキーパーサイズぎりぎりのヒラメ。やはり、彼はここでの釣り方がよくわかっているようだ。午前11時30分に荷物をまとめて帰路につく。帰りは Cape の端の手前と、向こうで渋滞していて、けっこうヘロヘロになっていた。
 

2010-07-07

7/4 カレイ釣り(カヤック) - Gloucester

3年前フィッシングカヤックを買った。Hobie の Revolution というモデルで、少々良いお値段だが、フィッシングカヤックでは人気のモデル。当時は、カヤックを持っていればいろいろまた新しい釣りができると思っていた。フィッシュファインダーや追加のロッドホルダーを取り付けたり、結構手をかけたのだが、何度か釣りに出かけただけで乗らなくなってしまった。去年は一度もカヤックを出さなかった。

問題は、準備と片付けに時間がかかること。カヤックフィッシングに行くと、それだけで一日つぶれてしまう。悪天候だと出せないし、なかなか計画が立てにくいのだ。それに普段は週末二日とも家族をほっぽらかしにして出かけるわけにはいかないので、必然的に効率の良い釣りに行きたくなる。

釣り仲間の Eddie は私が買った後にカヤックを買って、あちこち出かけているとの話。彼はあまりパーティボートに乗らないかわりに、カヤックフィッシングを楽しんでいる。いつも会ったときは、今度一緒に行こうという話しになるが、去年は一度もチャンスがなかった。

先日書いたように、今は家族が日本に行っていっていて、私一人。 タラ釣りもあまり良くないし、イカも来ていないし。時間だけはある。そこで、Eddie に連絡して、July 4th ウィークエンドでカヤックフィッシングに行く予定がないか聞いてみた。彼は3日は用事があるが、4日と5日は空いているとのこと。早速4日に行く約束をした。いくつかオプションがあったが、彼は3日は夜帰りが遅くなりそうなので、近場の Gloucester に行くことになった。Gloucester のハーバー内、Niles Beach の沖でこの時期まだカレイが釣れるとのこと。Eddie は去年もこの時期に行って、一時間ちょっとでリミットアウトしてしまったとのこと。サイズも、20インチ近い超大型が釣れたとの話。

7月3日、Bunny Clark でのタラ釣りの帰り、釣り友達の Tony に電話して Sea Worm を少し融通してもらえないかお願いした。彼は Sea Worm を掘って売ることができるライセンスを取得したので、これは合法。夕方6時に Beverly Pier で釣りをしていた Tony に会って、Sea Worm を3ダースほど家から取って来てもらった。このとき Beverly Pier には久しぶりにサバが入ってきていて、彼は私にロッドを渡して、サバを釣っておいてと言い残して行ってしまった。(彼がいない間は釣れなかったが、30分して帰ってきたあとに投げていたら、10分間くらいのあいだ、入れ食いになった。ライトタックルでジグをキャストして釣るサバはやっぱり楽しい。)ちょっと前に彼が使っているPEラインが気に入らないとの話を聞いていて、Bunny Clark の帰り道に KTP によって私のお勧めのラインを買ってきた。そのラインと物々交換。

7月4日、Eddie と朝5時に現地で待ち合わせ。私は午前3時30分に起きて、4時頃に家を出た。家を出たときはTシャツではちょっと肌寒い気がしたが、Gloucester についた頃には上着は要らないぐらいの気温だった。Eddie も私も上はTシャツで、ウェーダーを履いている。彼は手馴れたもので、あっという間にカヤックを出す準備が完了。私はもたもたしていて、待たせてしまった。

この日、Gloucester Harbor の満潮は午前5時15分。Eddie が言うには、満潮から2時間くらいまでが良いとのこと。ちょうどその時間にあたる。釣り場はビーチからほんの150から200mくらい沖。天気は晴れ、風は西の方向からかすかにふいている。波はほとんどない。

浜を出て、Eddie が釣りをするエリアを教えてくれた。彼はロブスタートラップのブイにロープを固定して、釣りを開始。私は、この風ならドリフトで十分と考え、Eddie のカヤックから50から100mぐらいのエリアでフィッシュファインダーを眺めながら、水深と海底の構造を調べる。

私は Eddie の南側の少し沖、水深25フィートくらいのところから一流し目。6フィート9インチのスピニングにカレイ針2つに去年日本で買ったマシュマロボールをつけたもの。錘は2オンス。ドリフトのスピードは約0.5ノット。底に仕掛けを落としては持ち上げて底を取り直す繰り返し。西からの風で岸側に流されて、水深15フィートくらいのところで一流し目終了。どうやら、このドリフトで通過した、水深23フィート前後のところは底が岩のようだ。水深15フィートより岸側は、かなり藻が生えている様子。

Eddie はまだあたりがないようで、はやくもぼやいている。前に来たときには、あたりがひっきりなしだったのに、今日はまったくないと。

20分くらいして、三度目のドリフトでフィッシュファインダーで確認した岩礁をちょっと越えたところで、竿を立てて底を取り直そうと思った瞬間、グンと心地よいあたり。魚が頭を振る振動が伝わってくる。Skate ではなく本命のカレイだと確信。上がってきた魚は13.5インチのカレイ。まずは最初のキーパー。

次のドリフトでまた一匹。こちらもキーパー。Eddie はまだ釣れていない。彼は今日は Berkley の Gulp の Sea Worm に、塩漬けにした Sea Worm をちょんと針先につけている。これでも十分つれるとのことだったが、やっぱり生きている Sea Worm じゃないと今日はつれないのかなぁと疑心暗鬼になりはじめている。私は今日はかなり Sea Worm を持っているので、Eddie のカヤックのところに行って、何匹か分けてあげた。

この後はちょっと食いが止まった。私は小移動を繰り返し、あちこちで試すがだめ。Eddie は最初の地点から移動して、やっと一匹目を上げた。結局私は最初に釣りをしていたエリアに戻ってドリフトを再開。何流しかしたところで、三匹目。この直後にまたいい当たりがあったのだが、あげてくる途中でばれた。Eddie はもう少し南側に行って二匹目。ちょっとして、Eddie が Fluke を釣った。こちらは10インチくらいの赤ちゃん Fluke。もちろんリリース。

しかし、今日は本当に心地が良い。まだ気温もそれほど上がっていないし、ずっとそよ風が吹いている。Gloucester Harbor は典型的な、New England の港町。目の前には美しい景色が広がっている。釣りはそれほど良くはなかったが、Eddie も私も本当リラックスできた。午前9時30分、ビーチに大勢の人が来る前に釣り終了。Eddie はカレイが三匹。私は13インチから14.5インチまで、計四匹。

カヤックの片付けが終わって、明日もどこかに行こうという話しになった。Woods Hole で Black Seabass か、South Dartmouth に行って Fluke か。Fluke 釣りは、Hit or Miss になる可能性が高く、二日連続でスローな釣りになるよりは、常に魚のあたりがある Woods Hole での釣りにすることにした。

2010-07-05

7/3 タラ釣り - Bunny Clark

奥と子供たちがいない3週間。一日たりとも休日は無駄にできない。今日は Ogunquit (ME) の Bunny Clark でタラ釣り。去年も7月3日と7月5日に Bunny Clark に乗った。この時は休む暇もないほど、入れ食いの状態(といっても、餌釣りの人はさっぱりだったが)。最近のリポートを見ていると、あまり良くないらしい。

朝4時45分に起床して、5時頃には出るつもりだったが、ふと目覚ましに気付くとすでに5時15分。急いで家を出て、I-495 を北へ向かう。少々飛ばし気味で、Ogunquit に午前6時30分に着いた。

今日は釣り客が16人。かなり少なめ。といっても、30人できつきつになる船なので、それほどすかすかというわけでもない。まわりを見ると、常連らしき人が2人。どうやらジグで釣るつもりの人は私を含めて4人。私はこの常連の2人とバウで釣りをすることになった。

午前7時、定刻通りに出発。最初の釣り場には午前8時40分に到着。この船、キャプテンが操縦するすぐ後ろに釣り客用のベンチがあり、計器類がすべて見える。これは他の大きなパーティボートではなかなか経験できない。あと何マイルで釣り場に到着するか一目でわかるし、現在の水深、キャプテンがどのようにポイントを決めるか、いろいろ参考になる。

最初のポイントではドリフト。風は5ノットちょっとあるか。私はスターボード側にいたが、ラインがすぐに船の下に入っていってしまう。このポイントでは私が釣ったアンダーサイズのタラ1匹のみ。どうやらキャプテンが言うにはドリフトが逆の方向になってしまったようで、15分もしないうちにまた船の位置を変えて2流し目。なかなか食ってこない。このポイントでは私は Haddock 1匹と、アンダーサイズの タラ、Pollock それぞれ1匹ずつ。

1時間くらいして、15分程度の小移動。ここで2回ほどドリフト。その後また20分くらいの移動で今度はアンカーをうつ。魚はいるのだが、食ってこない。私も何度か掛けたのだが、何度もばらしてしまった。多分、口を使ってこないので、すれ掛かりなんだろう。

午後になって、陸側に5マイルほど戻る。このポイントでは Pollock が何匹か上がっていた。私も1匹キーパーの Pollock を釣る。しかし続かない。結局1日中こんな感じだった。

この日の釣果、タラ3匹(うちキーパーが1匹のみ)、Haddock 1匹(キーパー)、Pollock 3匹(うち2匹がキーパー)、Red Fish 1匹(キーパー)、計5匹お持ち帰り。かなりさびしい釣果だった。ジグで釣っていた人は似たりよったり。餌釣りはちょっと少なめ。去年は7月3日も5日も20匹以上キーパーが釣れたのだけど、今日はだめだった。

7/1 ぶらりと Beverly/Salem

水曜日に奥と子供たちが日本へ行った。私は7月の後半に合流の予定。これから3週間、仕事以外は釣りし放題である。

Salem Harbor の干潮が午後9時26分。私の好きな釣り場ではちょっと潮が悪い。どうしたものか。以前、Beverly Pier で夜釣りをしていたときに、カレイが釣れたのを見た。Web で調べていると、カレイは基本的には夜はあまり釣れないのだが、常夜灯があるようなところでは夜でも釣れることがあるとのこと。とりあえず、試しに行ってみることにする。一応、バックアップにイカのジグと、ストライパーの仕掛けも持っていく。

午後11時少し前に Beverly Pier に到着。誰も釣りをしていないようだ。早速、車を停めて、カレイの仕掛けと冷凍塩蔵シーウォームを持って、Pier へ向かうが...

Pier に入れない!いつの間にかこんなことになっている。どうなっちゃったんだ?

ここは夜はパトカーが巡回して来るところなので、これを無視して釣りをする気にはならない。

一旦、釣具を車に置いて、ポンツーンや手前の明るいエリアをチェックする。小魚がうようよいる。よく見ていると、小さいストライパーが何匹もいて、小魚を捕食している。イカの姿は見えない。今日は、ソフトプラスティックを持ってきてはいるのだが、釣りをする気にはなれなかった。

Beverly はあきらめて、Salem Ferry Port に向かう。午前12時少し前。Tony の車があったが姿は見えない。Ferry Port の駐車場で釣りをしていた人が、ドックで40インチを釣った人がいるよと興奮気味に話しかけてきた。とりあえず釣具も持たずに、ドックの先端へ向かうと、男女2組が竿を何本も出しているその向こうに Tony がいた。40インチを釣ったのは Tony だった。

この魚、でっぷり太っていて、なかなかの重量感。Tony に聞いたら、上げ潮に変わったすぐ後につれたらしい。彼、もう24時間ぶっ続けで釣りをしているそうだ。まったくこの人は。30分ほど雑談していたが、私もとりあえず竿を出すことにした。午前1時ぐらいまで Tony とあれこれ話をしていたが、あたりはまったくない。Tony はさすがに疲れたようで、今日はもう帰るとのこと。私は少し残って釣りをしていたが、まったく釣れる気がしなかったので、午前1時30分には切り上げた。

 後日談。土曜日の夕方に Tony にシーウォームを貰うために会った。40インチが釣れたという話がまたたく間に広がり、金曜日の夜はドックに20人以上釣り人が来てたらしい。このドック、10人もいればいっぱいなのだが。Tony があれじゃ釣りにならないよとぼやいていた。