2010-06-29

6/24, 25 ストライパー釣り - Salem

週の前半にキーパーサイズの魚が釣れなかった。水曜日はちょっと仕事があったので、釣りはお休み。この季節にこの釣果では納得いかないので、木曜、金曜とまた行ってしまった。

6/24 木曜日。Salem Harbor の満潮は午後10時33分。夕方、食事と子供たちのお風呂をすませて、釣りの準備をして会社に行く。人に頼んでいた仕事が終わっていなければちょっとやろうと思っていたのだが、すでに終わっていたので、さほど仕事は残っていなかった。1時間ほど仕事をして、釣りへ直行。またいつもの Lead Mills である。

午前12時頃到着。今日は北東の風がそこそこ吹いている。いつも釣り始めはサバの尾びれ側から切って餌にする。1投目。向かい風なので、距離が伸びない。思った場所へ仕掛けが飛ばなかったので、数分して投げ直すことに。2投目。これも風のため思った場所へ飛ばなかったが、まぁいいか。時合まではまだちょっとある。すぐに何度かベイトランナーをグッグッと何度か引き出す音。ウナギかと思って、少し巻こうとすると、ガーっと糸を持っていかれた。すぐにそこそこのサイズの魚だと分かった。

この魚は、水の流れの方向に走ったので、引き寄せるのに時間が掛かった。水際に下りて、近くまで引き寄せると、うん?微妙なサイズ。とりあえずランディングして、メジャーで計測。28.5インチあった。一応、キーパーである。今週は1匹は家に持って帰ろうと思っていたのだが、何を考えていたのか、リリースする気分に。釣りを始めて5分もしないうちに釣れたキーパーサイズぎりぎりの魚である。まだ釣れる気がした。

今日はいけるかなと、また新しい餌を付けて投げ直す。まぁ、こんなときは思ったように行かないのが常である。この後はまったくあたりがなかった。午前1時前にウナギが掛かっただけで、まったくうんともすんとも言わない。午前1時45分、明日仕事もあるので、あきらめて帰ることにした。

6/25 金曜日。Salem Harbor の満潮は午後11時21分。土曜日は、息子を日本語学校に連れて行って、あとは休んでいればいいだけなので、また釣りに行くことに。木曜日に釣った魚をキープしていればこの日は別のことをしていたかも。

この日はちょっと Marblehead の Commercial St のPublic Landing にイカが来ていないかチェックしにいってから、そのあとストライパー釣りに行くことにする。

Marblehead 着、午前11時55分。イカ釣り用のウルトラライトのロッドにジグを持って、陸からポンツーンへ掛かっているギャングウェイへ。満潮をすぎたばかりで、あまり流れはない。表層に、小魚の群れが見えるが、イカの姿はまったく見えない。

南の風、10ノットはない。満月が Devereux Beach の向こうにきれいに見えている。Marblehead の町は西側の半島部分と、砂州でつながった Marblehead Neck と呼ばれる島からなる。この砂州の南側が Devereux Beach。このビーチから釣りをする人たちもいるが、夏の間は夜間駐車禁止の取り締まりもあるそうなので、注意。Marblehead Neck はこのあたりでも有数の高級住宅地で、豪邸が並んでいる。

釣りを始めてすぐに、この Salem 周辺の釣りの常連の知り合いがやってくる。彼は10分もしないうちにイカがいないことが分かると、家へ帰るといって去っていった。私もイカがいないことは百も承知なのだが、とりあえず時間つぶし。

午前1時前、いつもの Lead Mills のポイントに到着。また、サバの尾びれ側の切り身を投げる。始めて5分もしないうちに、ベイトランナーからガーっと糸が引き出されていく音。竿を持ってベイトランナーをロックして、竿を立てる。私は Gamakatsu の Octopus Circle を使っているので、大きな合わせはしない。魚はしっかり乗ったようだ。

木曜日に釣った魚よりは大きい感じがする。何度かドラグを引き出しては、寄せるの繰り返し。水際に下りて、すぐすこまで寄せてくると、魚体が見えた。29か30インチといったところだろう。さて、どこから引き上げようかと考えていたところで、魚が向きを変えた。その瞬間、スポッと抜けた。なんと、最後の最後でばれてしまった。

なんだか、ちょっといやな予感。月曜日は魚体は見えなかったものの、おそらくキーパーサイズの魚があとちょっとのところでばれてしまった。木曜日は、最初に釣ったキーパーをリリースしたところ、まったく後が続かなかった。

とりあえず、餌を付けて仕掛けを投げる。すぐにストライパーのあたり。これは22インチの小さなストライパー。そのまま橋の上に抜き上げる。さっと針をはずしてリリース。

そろそろいい時間になってきたが、あたりがない。特餌(?)のサバの頭で粘ったが、ストライパーのあたりがない。新鮮な餌に交換して、投げ直すが、ウナギらしきあたりのみ。いやな予感が的中か。ちょっと焦ってきた。もう大きい魚だけ狙うことにして、またサバの頭を付け直して投げる。
 午前1時30分を回ったところで、いきなりベイトランナーが悲鳴を上げるような音。やった、ストライパーだ。どんどん糸を引き出していく。さていいかなと思ったところで、竿を立ててベイトランナーをロック。強烈な引きでドラグを引き出していく。これは確実にキーパーサイズ。魚が止まったところで、少し糸を巻き取り、水際に下りる。なかなか寄らない。ちょっとゲインしては、またドラグを引き出される。2,3分やりとりをして、やっと魚が疲れてきたようだ。こちらに寄せてくるが、重い。あと、5m、魚体が見えた。あれ、キーパーサイズはあるけど、思ったより小さい。多分、魚が水の流れが一番強い方向に走ったため、抵抗が大きかったのだろう。

すぐ水際まで寄せて、えらの付け根を掴んでランディング。まぁ、キーパーサイズはある。橋の上に戻って、計測。31インチ。それほど大きくないが、まぁ満足。えらの付け根をキッチン鋏で切って、バケツに水を張って血抜き。

午前1時45分。もう血抜きは良いかなというところで、納竿。この後、Beverly Harbor に行って、魚をおろした。家でおろすと、生ごみがたくさんでるし、この季節冷凍庫にでも入れておかないとごみがにおうので。午前2時30分、魚をおろしたところで帰宅。

2010-06-28

6/21, 22 ストライパー釣り - Salem

またすっかりレポートを溜め込んでしまった。このシーズン、私のホームグランドの Beverly/Salem/Marblehead エリアの陸っぱりのストライパー釣りの一番良い時なので、潮回りが良ければ家にじっとしていられない。

6/21月曜日。Salem Harbor の満潮は午後7時51分。子供たちをさっさとお風呂に入れて、いつも行く Lead Mills へ。先客が一人。会社の釣り仲間のHさんが竿を2本出していた。Hさんはまだ何も釣れていないとのこと。「まったく、2本も竿を出して」と冗談を言いながら、Hさんの2本の竿の真ん中に投げる。Hさんは流れ出しの両端が好みなので、必然的に真ん中しかあいていない。まぁ私はどちらかといえば、左側が好きなのだが。

午後10時前に最初のあたり。サイズはそれほど大きくない。Hさんが竿を上げようかと聞いてきたが、これなら真っ直ぐ寄せてこられそうなので、いいよと返事。抜きあげた魚は、20インチくらいのあきらかにリリースサイズ。写真をさっと撮って、海に戻す。

ここからちょっと間があいた。午後11時前、今度はごそごそとしたあたり。ウナギか。針に掛かるのもいやなので、すこし糸を巻き取ると、針掛かりしてしまった。その後、5分くらいして、ストライパーのゴンというあたり。竿を立てて魚を引き寄せようとしたドラグがガーっと引き出され、次の瞬間にスポっと抜けた。先ほどよりちょっと大きかったかと思うが。うーん、なんでばれたんだろう。

午後11時を回って、そろそろやめにしようかと考えていると、ベイトランナーをグッグッと引き出す音。ウナギかなぁと思って竿を立てたら、これはストライパー。またHさんが竿をどける?って聞いてきたが、あまり大きそうもないので、いいよと答える。ところがこの魚、半分少し巻いたところで、ドラグを引き出して抵抗し始める。思ったより大きい。先日抜きあげたキーパーサイズの魚くらいあるかも。これは抜きあげられないと思って、水際に下りてファイトするが、Hさんの糸に巻いてしまった。あと15mくらい、魚の波紋が見えたところで、ばれてしまった。 うーん、キーパーサイズだったかも。まぁ、ばれてしまったものは仕方がない。

この後すぐにまたあたりがあったが、これはウナギ。午後11時30分、だいぶ水がひいて来たので、納竿とする。Hさんはウナギ1匹のみ。

6/22 火曜日。Salem Harbor の満潮は午後8時47分。月曜日に思うように釣れなかったので、子供たちがベッドに行ったところで、また Lead Mills へ向かう。この日はだれも釣りをしていなかった。

午後11時少し前、釣りを始めて30分くらいしたところで、特餌(?)のサバの頭に魚が掛かる。この魚、かなり抵抗したので、まぁまぁのサイズかなと思ったが、こちらに寄ってき始めたところで、それほど大きくないことが分かった。水際に下りてランディング。非常に微妙なサイズ。メジャーを取り出して、計測。口の先から、尾びれの中心線までが基準になるが、28インチに1/4インチ足りないといった感じ。今日はキーパーを釣ったら持って帰ろうと思っていたが、仕方がない。リリース。

しかし、この日は風がなくて、蚊がうようよまっていた。気温は70度以上あるのだが、蚊に刺されるのがいやなので、ナイロンのジャケットを着ていた。それでも、おでこや首を刺された。

この後30分くらいしてまたストライパーのあたり。今度はウナギかと思うほど、小型の魚。これは抜きあげる。計測したところ、17インチ。このあとはウナギの小さなあたりが少しあっただけ。ストライパーは掛からなかった。午前12時、納竿。

2010-06-23

6/20 サバ釣り - Captain's Lady II

ストライパーの餌釣りに使う、サバのストックが底をついた。6月にはサバの大群が上がってくるのだが、内湾に大きな群れが入ってくるのはあまりない。入ってきてもごく短い期間だけである。この季節はニューイングランド地方では気候も良く、サバ釣りの半日の乗り合い船は手頃な娯楽である。NH のハンプトンの Eastman's、Al Gauron、Smith & Gilmore などの乗り合い船の業者は、半日のサバ船を出している。この乗り合い船でのサバ釣りは、軽めのスピニングロッドに Mackerel Jig と呼ばれる、1/3oz ないしは 1/2oz のダイアモンドジグに針が固定されたジグをつけるだけの仕掛けが標準である。仕掛けが絡んでも簡単に解消できるし、それほどテクニックもいらないので、初心者や子供でも楽しめる。

今回は、うちのチビたち2人を連れて行くことにした。下の子は釣り船に連れて行くのが今回初めて。上の子は数年前から連れて行くようになったのだが、下の子はまだできないから5歳になるまで我慢してねと言い聞かせていた。先日、この下の子が5歳になったので、約束通りに連れて行くことに。

ハンプトンの乗り合い船は少し混んでいそうなので、また Plum Island の Captain's に行くことに。船が Isle of Shoal に行くのなら迷わずハンプトンの船なのだが、もっと近場が釣り場だそうなので、Captain's でも構わない。

午前船に乗るために、家を午前6時50分に出発。現地に午前7時45分頃到着。今日の午前船は Captain's Lady で、すでに釣り客が結構来ている。バウの先端にはまだスペースがあったので、釣り竿を置いて場所を確保。7時を回ってまだまだ人が来る。今日は結構ぎちぎちだなぁと思っていたところ、キャプテンが Captain's Lady II も出すことにしたから、移りたい人は移ってとのアナウンス。大体こういうときは移る人は少なめになるので、こりゃいいわと思って、早速移動。Captain's Lady II の方が船が大きいし。Captain's Lady II でもバウに場所を確保。結局、移ってきた人の方が少なく、船全体で20人程度か。

午前7時30分、Captain's Lady は定刻通りに出て行った。我々が乗った II の方は、約15分遅れての出発。船はメリマックの河口を出て、北へ向かう。数マイルの岸から2マイルもないところに船団が見える。ポイントに到着した時に、Al Gauron の船がアンカーをあげて移動しようとしているのが見えた。これはあまり釣れていないかも。Captain's Lady II は船団のちょっと岸側にアンカーをうつ。

午前8時10分、釣り開始。今日はメリマック河口の干潮が午後12時54分、南系の風が5ノット程度か。私は 1/2oz の mackerel jig に自作のサビキを3つつけた仕掛け。子供たちは、1/2oz のジグのみ。潮は緩やかにポート側前方から流れているが、それほど気にならない。子供たちはスターボード側でジグを落としてしゃくらせ、私はポート側、潮上にキャストして、しゃくりながら寄せてくる。サバは一向にかからない。子供たちははやくも飽きてきた模様。

20分くらいしたところでかなり深いところでゴンとサバがのった。35cmくらいのまぁまぁのサイズ。ただし、なかなか続かない。群れが薄いのだろうか。また10分位して、今度はグィーンとかなりの重み。やはり35cmから40cmくらいのサイズがトリプルで掛かったが、水面近くで1匹ばれた。この群れで、息子が適当に振っていた竿にサバが掛かる。私も、トリプルで掛ける。娘がまだ釣れていないので、ちょっと竿を取って、サバの棚に落とし込んで何度かしゃくると乗ってきた。娘に竿を持たせてリールを巻かせる。最後はまた私が竿を持って抜きあげる。

そうこうしている間になんだかんだで合計16匹。皆似たようなサイズ。一番大きな魚で40cmちょっと。一番小さいのでも30cmはある。午前10時を回って、ちょっと食いが遠のいた。子供たちはもう飽きて、お菓子を食べている。このあたりでキャプテンが移動のコール。サバ釣りの船団が移動していった方向へ小移動かと思ったら、岸へ向かっている。どうやらカレイ釣りに切り替えるらしい。クルーは、サバも釣れないことないよと言うが、この調子では多分だめだろう。早速、子供の竿の仕掛けをカレイの仕掛けに変える。

岸側へ1/2マイル位移動したところでアンカーをうつ。子供たちに竿を持たせるが、これまたすぐに飽きる。私に竿を持たせて、お菓子を食べてくると言って行ってしまった。私の隣のグループがカレイをすぐにあげたが、アンダーサイズ。どうやら Yellow Tail Flounder のようだ。こちらはレギュレーションで13インチないとキープできない(Winter Flounder は12インチ)。この後、時折 Skate が混じるが、適当な間隔で Yellow Tail Flounder が釣れる。私は6、7匹釣っただろうか。このうち3匹がキーパーサイズ。あたりが遠のいたときは、ひまつぶしにサバの仕掛けを投げてみるが、やはりかからない。

午後12時20分頃、終了のコール。本当はもう少しサバ釣りをしたかった。Captain's Lady の方はずっとサバのポイントにいたので、移動しなければ良かった。クルーも私がストライパーの餌用にサバを確保しておきたかったのを知っていて、船を下りるときに他の客が残していったサバをくれた。これが9匹。合計25匹か。まぁ当面の餌は確保できたからいいか。

2010-06-21

6/18 Beverly/Salem

6月18日金曜日。Salem Harbor の干潮、午後11時6分。こんな時に行ってもだめだろうなぁと思いながらも、イカの仕掛けとストライパーの仕掛けを持って家を出る。まずは Beverly Pier。

午後11時過ぎ。あいかわらず、ものすごい数の小魚がいる。Pier の先端には釣り人が何人もいる。小魚を追いかけるストライパーでもいないかとドック側に降りて水面を見ていたが、時折ばしゃっと水音がする程度。これではルアーを投げてもだめだろう。15分くらい、あちこち観察していたが、イカはいないし、ストライパーも釣れそうにないので、Salem Ferry Port に行くことにする。

午後11時半すぎ。Salem Ferry Port には何台も車が停まっている。駐車場の脇、桟橋の上にはストライパー釣りをしている人たちが見える。ふと見ると、Hさんの車。桟橋でイカでも釣っているのだろうか。車を止めて、桟橋の先端へ。Hさんは、ソフトプラスティックを投げていた。まぁ、予想通り、何も釣れていないし、イカの姿も見えないとのこと。

時折、水中に小魚を追いかける魚の姿が見えるが、これはたぶんポラックだろう。Hさんと与太話を30分くらい。一向に魚が釣れる気配がないので、Hさんに、また Beverly Pier を見てきますと言って分かれる。

Beverly Pier に戻ると、小魚がなにかに追い掛け回されて、あちこちに波紋が見える。ストライパーのルアー釣り用の仕掛けを持って戻る。20分くらいソフトプラスティックを投げるが、まったく反応がない。よく観察していると、どうやらストライパーではないようだ。すこし明るいところに行って、水中を観察していると、やっと小魚を追い回す魚が見えた。やはりストライパーではなかった。30から40cmくらいの Shad だった。これじゃ、10インチのソフトプラスティックには反応しないはずだ。小型のバックテールなら狙えそうだが、今日は持っていない。時間の無駄なので、納竿。

この季節、6月の数週間、Shad の群れが入ってくる。一度、イカ釣りをしていたときに面白半分で手持ちのバックテールで狙ってみた。このとき Shad が掛かったのだが、イカ釣りに使っている、5フィートのウルトラライトの竿ではどうしようもなかった。なんとかだましだまし寄せようとしたところで、ばれてしまった。Shad が入ってきているときには、小魚を網ですくって、それを餌にして浮き釣りをしている連中がいる。これでそこそこいけるようだが、試したことはない。今度やってみるか。

2010-06-19

6/13 Beverly

日曜は午前中は予定が入っていなかった。前週はサバの群れが入ってきていたようなので、明け方からサバ狙いで行くことに。

Salem Harbor の干潮が午前6時24分。午前4時15分に起きて、Beverly Pier に向かう。潮の変わり目の前後1時間くらいを狙って、釣れればさっさと帰ってくるという目論見だったが。

Beverly Pier 着、午前5時30分。小魚がいるのが見えるが、サバの気配はない。サビキの先端にジグを付けた仕掛けを使って、投げてはしゃくりを繰り返すが、まったくあたりなし。さぁどうしたものか。カレイの仕掛けは一応持ってきたのだが、餌がない。午前7時頃まで、のんびり過ごすことにして、シーウォームを買いに行くことに。

この Beverly Pier のすぐ近くにある、Al's Bait はまだ開いていなかったので、車に乗って Salem の T の駅の近くの、Bridge Street Sports に行く。ちょうど店をあけたばかりのよう。そんなに粘るつもりはないので、シーウォームをハーフダースだけ買って戻る。

午前7時30分釣り再開。潮の流れが強くなってきたので、Pier の脇に仕掛けを落として、待ってはしゃくり、待ってはしゃくりの繰り返し。掛かってくるのは、カニばかり。

午前8時を回って、ここの常連の Tom がやってきた。彼はやはりカレイ狙い。2本置き竿にして、1本手持ち。最近、カレイはどうなのか聞くと、釣り人が4,5人で、10匹釣れるかどうかといった感じだそうだ。

私の竿に、やっと魚らしきあたり。すぐにカレイではないことが分かった。あがってきたのは、ブラックシーバス。10インチくらいのアンダーサイズなので、リリース。続いて、小さなスカルピン(カジカ)、カンナー(ベラ)などが続く。

午前10時近くになって、餌もなくなったので、帰る準備をする。Tom と話しながら仕掛けをはずしてしまっていると、Tom の竿に大きなあたり。カレイが掛かったようだ。あがってきたのは、17.5インチの大型のカレイ。Tom に、帰ろうとしてるんだから、釣らないでよと冗談をいいながら、また仕掛けをバッグから出す。餌がないから買ってくると言うと、Tom が持って来たのを使っていいよと。シーウォームを2匹もらって、カレイ釣り再開。30分もしないうちに、この餌をすべてカニに取られて、お終い。Tom も後が続かない。午前10時30分、納竿。

6/11 イカ釣り - Gail Frances

今さらながらのレポート。もう一週間立ってしまった。

先週の木曜日にフランセスのレポートを読んでいたら、イカがまだいること、ブラックシーバスやポーギーが釣れていることが書かれていた。もう今シーズン最後かもと考え、金曜日の夜に行くことにした。

金曜日はお昼頃まで会社で仕事。昼休みに家に帰ってきて(10分かからない)、イカ釣りの支度をして、午後は家で仕事。夕方4時で仕事を切り上げて、Point Judith に向かう。

この日は Point Judith の満潮が午後7時47分。風は南南西の風10ノットちょっとといったところか。前回の経験から、下げ潮の時は東からの流れになるので、バウの左舷側に陣取る。予約を入れたときは20人ちょっととのことだったが、30人はいるようだ。

午後7時15分、定刻より15分遅れで出航。15分程度でポイントに着く。空はまだ明るい。多分暗くなるまではイカはだめだろうなと考え、ポーギー/シーバスの餌釣りを始める。前回釣って冷凍してあったイカを餌に持ってくるつもりだったが、ばたばたしていて忘れてしまった。仕方がないので、船にストックされているイカの切り身(これが真っ白けで、ろくなものではない)を使う。

イカは予想通り釣れていない。私のポーギー/シーバスの仕掛けもうんともすんとも言わない。隣にいたグループのうち2人がやはりポーギー/シーバス狙いで、飽きない程度にポーギーを掛けている。3匹に1匹がキーパーサイズといった感じ。この2人は、シーウォームを買ってきて餌にしている。船の冷凍イカはまったくだめ。まったくあたりがない。

仕方がないので、この餌仕掛けを置き竿にして、イカ釣りを始める。まずは底から。あたりはまったくないし、他の釣り客もまったく釣れていない。午後9時の時点で、見える範囲で釣れたイカは1匹のみ。

午後9時を回って、だんだん暗くなってくる。そろそろイカがあがって来ても良いだろうなと考え、仕掛けを変える。中低層から上層まで広く探るが、まったくだめ。午後9時30分前にやっと最初のイカを掛けた。これは超ミニサイズ。他の釣り客にも時折掛かっているのが見えた。ここで気合を入れなおしてイカ釣りに集中。何匹か連続して釣り上げることもあったが、後が続かない。あたりはやはり中層あたり。ここから1時間ちょっとで何とか10匹くらい。あまりにも釣れないので、超ミニサイズのイカを切って、ポーギー用の竿をまた置き竿。すぐにポーギーのあたりがあった。なんとかポーギーを掛けたが、釣れてくるのはちょっとアンダーサイズ。

結局、午前12時25分の釣り終了のコールまで、イカはまとまって釣れることはなかった。ポーギーのあたりも途中でぱたっと止まった。この日の釣果は、イカが合計20匹、ポーギーが5匹(うち2匹がキーパーサイズ)。イカに関してはほとんどの釣り客がまったくつれなかったか、つれても5匹くらいだったと思う。何度か表層近くを泳いでいったイカの群れを見たが、活性が低かった。去年のシーズンの最後の方も似たようなパターン(といっても、食いは渋いながらも100匹くらいは釣れていたが)。今シーズンのロードアイランドのイカ釣り船は、これで最後にする。

2010-06-15

6/9 ストライパー釣り - Salem

会社の同僚のHさんとチャット。Hさんは火曜日に Frances へヒラメ釣りに行ったらしい。24インチが1匹とブラックシーバスが1匹だったそうな。で、今日はストライパーに行くの?って聞いてきた。昨日行ったけど、ウナギ3匹しか釣れなかったことを話す。

まぁ、Hさんも行くと言っていたし、夕飯のあとに結局行くことに決めた。Salem Harbor の満潮は午後10時38分。家を午後10時少し前に出る。一度、Marblehead の Commercial St の Town Landing にイカが来ていないかチェックしに行く。4人組の先客が釣りをしてた。小さなポラックが小魚を追い回していたが、イカの姿は見えない。ちょっと風が強く、小雨がぱらついており、かなり寒かった。イカ釣りを5分ほど試すが、気配がないので、すぐにやめる。

Lead Mills 着、午後11時10分。 Hさんは来ると言っていたのに、まだ来てない。今日は、ルアーをいくつか持ってきて、水際に下りてちょっと時合が来るまで遊ぶことにする。11インチのホワイトの Hogy をキャスト。風が追い風なので、思ったより遠くに飛ぶ。時折、ストライパーが小魚を追いかけて水面を跳ねる音が聞こえる。2投目、リーリングを初めてすぐにバイトがあったが、フックできなかった。それから5分くらいして、ルアーが着水後すぐにバイト。やはりフックできなかった。どうやらストラーパーの活性は高いようなので、ポッパーに換えてみる。こちらは一度もバイトなし。

15分くらい遊んでいたが、1匹も釣れなかった。ここらで餌釣りに切り替えることにする。一旦、橋の上に戻って、サーフロッドに仕掛けをつける。サバの切り身を餌に使う。15分くらい待っていたが、あたりはなし。ストライパーが水面で跳ねる音はあちこちから聞こえてくる。ちょっとつまらなくなってきたので、荷物と竿を持ってまた水際に下りる。とりあえず、餌の仕掛けを遠投しておいて、もう1本の竿でルアーを投げることに。餌釣りの竿を岩の間にはさんで、ベイトランナーをセット。ルアーを投げようと思ったときに、餌釣りのロッドが倒れそうになった。岩の隙間に竿を立てかけただけなので、ぐらぐらしてしまったんだなと思い、ルアーの竿を一旦置くことに。この時、ベイトランナーのセカンドドラグをギーっと引き出す音が聞こえた。藻でもからんだかなと竿を手にしようとした瞬間、今度は勢い良くラインが出て行った。ストライパーだ。

竿を持ち直して、ベイトランナーを解除。竿がグィーンとしなり、ドラグがどんどん出て行く。これはかなりの重量感で、なかなかのサイズのようだ。2度大きくドラグを出して走ったが、その後力尽きたか、じりじりこちらに寄ってきた。あと10メートルぐらいのところで、もう一度走ったが、これでおわり。足元まで寄せて、えらの付け根に掴んで引き上げる。文句なしのキーパー。

荷物と魚を持って、橋の上にあがる。34.5インチ、12.5ポンド。ちょっとやせ気味かな。この魚はキープすることにして、釣りを続ける。

午後11時25分、2匹目。こちらは、ウナギかと思うほど、軽かった。あっさり水面に浮いて橋の上に引き抜く。こちらは16インチくらいのミニストライパー。さっと針をはずして、海に戻す。

10分くらいして、そろそろ切り上げるかなと考えていたところで、またストライパーがかかる。先ほどより大きいが、キーパーサイズはない雰囲気。何度か抵抗するが、すぐそこまであっさり引き寄せた。このぐらいなら引き抜けるかなと思い、水際に下りずに橋の真下まで寄せようとするが、ここからなかなか寄らない。

ドラグを少し締めて、ごりごり引き寄せ、最後は道糸を手繰って無理やり引き抜く。あれ、これ結構重いぞ。なんとか橋の上に抜き上げる。メジャーを出して測ってみたところ、29インチあった。キーパーサイズを無理やり引き抜いたのは初めて。不精してしまった。すでに1匹キープしているので、この魚はリリースすることに。

午前12時20分、納竿。昨日はウナギ3匹だったが、今日はストライパー3匹。うち、キーパーが2匹。そこそこ満足のいく結果だった。

2010-06-14

6/8 ストライパー釣り - Salem

このシーズンは、隔週で2度ずつくらい Salem/Beverly/Marblehead エリアにストライパー釣りに出かける。今週はそのストライパー釣りの週。

Salem Harbor の満潮、午後8時51分。いつもの Lead Mills に午後9時40分ころ到着。雨は上がっているが、風はそこそこある。この釣り場は北側にキャストするので、南からの風にはまったく問題がない。誰も釣りをしていなかったので、2本竿を出す。

午後10時前、そろそろ時合かなと考えていたら、左側の竿にもそもそとしたあたり。ウナギだと、餌を根に持ち込まれてしまうので、さっさと巻き取ると、しっかりとした魚信。針掛かりしてしまった。ウナギを引き上げて、写真でも撮ろうかとバッグを開けていたら、もう片方の竿がしなって、竿ごと持っていかれそうになっていた。急いで竿を手に持ち竿を立てると、グイングインという魚のひき。これはストライパーである。しっかりテンションをかけて、糸を巻き取ろうとした瞬間に、スポンと抜けた。ばれた。

気をとりなおして、また仕掛けを投げる。15分くらいして、右側の竿にごつごつという振動。しかし、走らない。またウナギだ。さっさと巻き上げてしまおうと思ったが、また針掛かりしてしまった。ウナギを引き上げて、針をはずそうとプライヤーをバッグから取り出したところ、左側の竿のベイトランナーのセカンドドラグの音が鳴る。ガーと糸を引き出したが、竿を持ったときにはもう遅かった。これもストライパーのあたり。

午前12時前、そろそろおしまいかなと考えていると、左側の竿のベイトランナーが鳴る。ストライパーのあたりだが、針掛かりしなかった。その5分後、今度は右側の竿にごつごつ。はいはい、またウナギです。これがまた針掛かりしてしまった。

どうやら、ウナギが餌の荒食いしている模様。6/0 サイズのフックに針掛かりすることは普通あまりないのだが、今日は3連発。ストライパーの方は、3度とも針掛かりせず。どうなってるんだろう。


こちらのウナギ3匹、20インチから25インチくらいで、それほど長くなかったが、皆でっぷりと太っていました。みなさん、海にお帰りいただきました。

午前12時10分、釣りを切り上げて、Beverly Pier にイカが来ていないかちょっと偵察に。先日は小魚が大量にいるのに、ストライパーがあまりいなくて、イカには良い傾向だと思っていたのだが、この日はこれまた見事にストライパーが小魚を追い掛け回していた。釣りをしていたひとに聞いてみると、40インチクラスのストライパーが小魚を捕食しているのも見えたとのこと。ここはイカのためにも、はやくストライパーの群れが出て行ってくれるといいのですがね。

6/6 タラ釣り - Captain's Lady II

すっかりレポートをため込んでしまった。ここのところ、空いた時間は釣りをしているか、セルティックス - レイカーズのNBAファイナルをテレビ観戦しているかのどちらかになっている。

6月4日金曜日に GOM 周辺のタラの乗り合い船のレポートをチェックしていると、インショアの大型のタラが釣れている模様。週末は日曜日がなんとか都合がつけられそうである。もう Eastman's などの人気の船は週末の予約がいっぱいのようだったので、また Captain's Fishing に電話を入れてみる。こちらはそれほど予約が入っていない感じである。日曜日は早く行って場所取りをしたいので、どの船か確認する。Captain's Lady III だよねと聞いたところ、そうだよとの返事。

土曜日の夜、ジグについているトレブルフックをやすりで研いでいたときにふと思いつき、トレブルフックについている安っぽい赤のチューブをナイロンヘアーに付け替えることにする。赤系、黄色系、青系と三種巻いた。一通り作業を終えて、タックルと竿をまとめる。午前1時家を出発。現地着午前2時。早速竿を Captain's Lady III のバウに置いて場所を確保。ちょうど Plum Island の Sand Bar はストライパーが最もよく釣れる時間帯(干潮)なので、ルアーを取り出してちょっと散策することに。砂浜を歩き出すとすぐに竿を出すスペースがないことに気付く。今日はウェダーを持ってきていないので、これは釣りにならない。船の方に引き返して、停泊している船から Hogy を投げることにする。15分くらい釣りをしていたが、当たりはまったくない。あきらめて車に戻ってちょっと寝ることに。

この日は少し蒸し暑くて、窓をあけていたところ、蚊が入ってきた。うとうとしていると蚊のブーンという音が耳障りで寝付けない。蚊が近づいてきたときにはたこうとするが、そうは簡単に行かない。結局、30分くらいうとうとしては、蚊に邪魔されての繰り返し。やっとこの蚊をしとめることができたころにはもう空が明るくなってきた。

朝6時を回って、事務所が開いた。早速チェックイン。今日は Captain's Lady II とのこと。なんだって?Captain's Lady II の方に竿を置いている連中がいたので、ちょっとおかしいかなと思っていたのだが。Captain's Lady II へ移動しようとするとときすでに遅し。バウは5、6人のグループがもう場所を確保している。スターンの両角もすでに人がいる。結局、スターンのポート側から2番目のところに行くことに。早速けちがついた。

午前7時30分、定刻通り出港。メリマック河口の満潮が午前6時44分。干潮が午後1時16分。船は河口を出て、インショアグランドの北東の方向へ向かうのかと思っていたが、予想に反して東南東へ向かう。ここから1時間45分。結局 Jeffrey's Ledge での釣りとなった。船は全部で25人くらいの釣り客か。だいぶすかすかである。

風は10から15ノット、ガストで25ノットという予報だったが、みたところ10ノットは吹いていないようである。朝から雨がぱらぱら降っているが、釣りにはまったく支障がない。最初のポイントではアンカーをうたずに、ドリフトとなる。私は16ozのLavJig に昨晩巻いた黄色のナイロンヘアをあしらったトレブルフック。ティーザーにはやはり黄色系のコッドフライ。最初のキャスト。着底後糸の弛みをとって、シャクリながら引き寄せてくる。ゆっくりシャクリ上げ、また落とす繰り返し。すぐにゴンという感触。それほど大きくないが、まぁキーパーサイズのタラだろう。水面に上がってきたのは予想通り、30インチくらいのタラ。船で最初の魚である。メイトがギャフで引き上げてくれる。まぁ幸先の良いスタートかな。と思っていたら、後が続かない。10分くらいして、キャプテンが移動のコール。どうやらドリフトの方向が意図していた方向に行かなかったらしい。

15分くらいの小移動後、またドリフト。すぐにまた掛けるが、キーパーサイズには程遠い。そうこうしている内に、となりのポートの角にいたおじさんが、10ポンドちょっとのまぁまぁのサイズをあげる。このあたりからどうも風の方向と潮の方向が合っていないため、やけにラインがスターボード側に流れていくのが気になり始める。このとなりで釣りをしているおじさん、自分が一番流れの上側にいるのだが、船の真後ろにキャストするので、すぐにラインが私の前を横切るようになって、釣りしにくくて仕方がない。もっとポート側にキャストしてくれれば良いのに。

2番目のポイントでもあまりぱっとせず、再度移動。また15分くらいで次のポイント。ポート側からスターボード側へのラインの流れがさらにきつくなる。となりのおじさんがキャストに失敗してライントラブルになっている間は、ポート側に思いっきり投げられたが、魚がかからない。またとなりのおじさんが釣りに復帰すると、もうキャストするスペースがない。反対にいる連中もレンタルロッドが混じったグループで、投げるときに私のラインをあまり気にしていない。もうフラストレーションが絶頂である。もうどうでもいいや、どうせドリフトしているんだし、とキャストもせずに真下にジグを落とす。ジグが底に着いて、数度しゃくったところ、ガーンという強烈なひき。竿を立ててフッキングするが、糸がまけない。ちょっと緩めにセットしたドラグを引き出していく。魚がいったん止まったところで、底から引き剥がす。魚が抵抗してドラグを引き出すのが何度かあったのちに、徐々にあがってきた。うーん、思ったよりは重量感がない。となると、ポラックか?水面に上がってきたのは思っていた通り、大型のポラック。かなり良いサイズである。

この後、船で何匹かタラが釣れていたが、あまりぱっとしない。再びキャプテンの移動のコール。ここから30分くらい北東側に移動。風がちょっとあがって、ドリフトはちょっと無理なので、アンカーをうつ。今度はハドックがメインのエリアのようである。今日はわたしはとことん大型のタラにこだわっているので、ジグでの釣りを続ける。となりのおじさんは餌釣りに変更。ちょっとジグでの釣りがしやすくなったが、釣れない。このエリアでまた何度か移動。ハドックと小さなタラがぱらぱら。

お昼をすぎて、またここから西南西の方向に40分くらいの大移動。いくつかポイントをチェックしているようだが、あまり芳しくない様子。釣れない。ここから最後のポイントまで、20分くらい釣りをしてまた移動を繰り返す。午後2時30分。もう最後のポイントだろう。ここでも釣れない。今日は散々だったなと考えていたところ、最後の最後でちょっと良い当たり。10ポンドくらいのタラ。この魚のあと5分もしないうちに、終了のコール。最終的には、タラのキーパーが最初と最後に釣った2匹。アンダーサイズのタラが5匹。大きなポラックが1匹。いろいろフラストレーションのたまる釣りだった。

船の他の連中は、1匹も確保できなかったのが半分くらいか。竿頭は多分餌釣りでハドックを何匹か確保した連中だろうか。それでも4匹といったところだと思う。

釣りを終わって、プールフィッシュを選ぶ。ぱっとみたところ、私のポラックだろうなと思っていたが、その通り。このポラックは18ポンドあった。とりあえず、賞金85ドル獲得。これで2週連続のプールとなった。運はあるのかなぁ。本当のところ、プールで勝つより、30ポンドオーバーのタラを釣りたかったのだけど。

翌日、他の船のレポートをチェック。やはり、30から60ポンドクラスのタラがインショアで何匹も釣れていたとのこと。この季節、多少混んでいても他の船にするべきなのかも。いろいろ考えさせられた。

2010-06-08

6/4 Beverly/Salem

金曜の夜。今日はどこに行ったものか。分かっているくせに、もう一度タイドチャートを見る。Salem Harbor の干潮が午後11時41分。この季節、夜の下げの時は Beverly/Salem エリアで釣るものがない。というか、良い釣り場がない。Plum Island の Sand Bar に行ってストライパーでも釣るかとふと考えたが、あまり気乗りしない。かといって、家でうだうだしているのも。

結局、Beverly/Salem エリアにあまりあてもなく行くことにした。先日、Viking でポーギー釣りをしているときに Tony から電話があって、Beverly でイカがちょっと釣れたと言っていた。この潮周りでは、本当に大群が入ってきていないとイカは釣れない。Salem のフェリーポートなら干潮でも水深がかなりあるので、このあたりちょっとチェックして来ようか。一応、ストライパーの仕掛けも持っていく。

午後10時30分頃出発。午後11時20分に Beverly Pier に到着。そういえばこの間 O さんが、Pier からその脇のポンツーンに降りられるようになっていたよと言っていたのを思い出した。とりあえず、イカ釣りの仕掛けを持って、このポンツーンに降りる。竿は5フィートのウルトラライト、$30 もしない安物である。仕掛けは、Yozuri の2.5インチのフローターにスプリットショットでスローシンキングになるように調整したもの。錘もなにもつけない。

去年は、この Beverly Pier はイカのはずれ年だった。この時期、schoolie (小さなストライパー)がうじゃうじゃいて、ベイトフィッシュを追いかけ回していた。これじゃイカも入って来ないだろうなぁと思っていた。今日は小さなベイトフィッシュの大群がいるが、schoolie が小魚を追い掛け回している気配がない。これはちょっといいかもと思い、ジグをキャスト。底近くをゆっくりひいてくるが、あたりはまったくない。ポンツーンの端から端まで歩きながら水中を観察するが、イカの姿は見えない。やっぱりだめか。

午前12時を回って、Beverly Harbor のクレーンの近くへ小移動。やはりイカの気配はない。午後12時10分、ここはあきらめて Salem のフェリーポートに移動。

今日は営業を終えたフェリーが桟橋に停泊している。電灯もまだついている。ここは日によって電灯が消えていたりついていたりする。いつもついていると助かるのですが。駐車場の脇でストライパー釣りをしているグループが一組。まったく釣れていない模様。

私はイカ釣りの竿とストライパーの竿を持って、フェリーの停泊する桟橋の先端へ。ちょっと風が吹いて来たのと、水の透明度があまり高くないので、水中の様子がよく見えない。とりあえず、イカ釣り。ジグを底近くまで落として、ゆっくりとしゃくる。

ちょっと水中を見ていると、ストライパーが桟橋の際を行き来しているのが見えた。合計3匹。1匹はみたところキーパーサイズぎりぎりのよう。他の2匹は20インチもない。この魚たち、同じところを何回もゆっくり行き来している。

ちょっとからかってやろうと、ストライパーの仕掛けにニシンの切り身を付けて、ノーシンカーでゆっくり落とす。まぁ、こういう魚は食ってこないだろうなぁとは思っていたのだが、やはりまったく興味を示してこない。仕方がないので、ノーシンカーのままちょっと遠くに投げて置き竿。結局、イカ、ストライパーとも何も反応なし。午前1時50分、納竿。

2010-06-03

5/31 ポーギー釣り - Viking Starship

マサチューセッツでは5月の中旬から6月の中旬限定で乗り合い船が優遇されており、乗り合い船の釣り客はバッグリミットが大幅に拡大されている。今年は通常はミニマム10.5インチでバッグリミットが10なのだが、乗り合い船の釣り客はミニマム11インチ、バッグリミットが40である。

去年、息子を連れて初めて Buzzards Bay のポーギーの乗り合い船に乗った。ポーギーの釣りは比較的浅場の釣りになるし、タックルも軽量で、小さな子供でも楽しめる。先日イカ釣りに連れて行って、1杯しか釣れずにちょっとがっかりしていたが、今回は大丈夫だろう。

午前2時30分起床。息子を起こしてとりあえず顔を洗って、着替えさせる。荷物を車に積み込み、午前3時少し前に家を出る。息子にはブランケットを渡して、少し寝かせる。今日はマサチューセッツのポーギーシーズンの間 New Bedford に来ている NY Montauk の Viking Fleet の船に乗る。家から New Bedford の state pier まではほとんど高速道路で行けるため、距離の割には早く着く。息子は1時間ほど車の中で寝て、空が白み始めたころ目を覚ました。New Bedford の state pier 着、午前4時20分。船は午前5時に出港する。

朝の気温は60度くらい。風は5ノットから10ノット程度か。New Bedford の満潮は午前11時9分。予報では今日は天気が良く、最高気温は80度近くまで上がるとのこと。

今日は息子と来ているので、船の中で広く空いていた、スターボード側の真ん中あたりに竿を置く。息子と朝ご飯のアップルターンオーバーをパクつく。午前5時、ほぼ定刻通りに出発。ポイントまでは1時間15分とのこと。外はまだちょっと肌寒いので、船内に入って椅子に座って少しうとうとする。

最初のポイントは岸がすぐ近くに見える、かなりの浅場。水深はたぶん20フィートくらい。アンカーをうって、釣り開始のホーンが鳴った。皆、一斉に仕掛けを落とす。今日の竿は2本とも自分で巻いた竿。息子の使っているのは、まさにこの釣りのために作った竿で、多少乱暴に扱っても大丈夫なグラスファイバーのブランクを使い、長さはあまり長すぎないように6フィート3インチにトリムしてある。私の竿は、この冬に Jaws の 10-20 lbs ブランクを使って巻いた、船からのヒラメ、ポーギー、ブラックシーバス用。

釣りが始まって数分して、スターン側で誰かがポーギーを釣ったのが見えた。私と息子の竿にはまだあたりがない。釣り開始10分頃だろうか、やっと私の竿にあたり。少しラインテンションを抜いて、餌をしっかりくわえたのを見計らって、竿を立てる。ポーギー特有のぶるぶるした引き。12.5インチくらいのキーパー。このあたりから、船のあちこちでポーギーがあがり始める。息子の竿を見ていると、何度かあたりがあったのだが、竿をレールにのせてしまっているので、息子は気付いていない。何度も両手で竿を持ちなさいと言ったのだが、すぐにやめてしまう。まぁ向こうあわせで掛かるのを待つしかないかと考えていたところで、息子の竿の竿先がぐっとしなった。さすがにこれは息子にもわかったようで、すぐにリールを巻き始める。ポーギーが水面まであがった所で、私がラインを手繰ってランディング。こちらもキーパー。

このポイントでは1時間半くらい釣りをしていただろうか。飽きない程度にあたりがあり、ポーギーが順調に釣れていた。私はこのポイントで Black Seabass 1匹と、ポーギーが7、8匹といったところ。 ここでポイント移動。20分くらい船を走らせ、次のポイントへ向かう。次のポイント付近にはすでにプライベートボートやチャーターボートが数艇、他のパーティボートも1隻いる。

2番目のポイントはちょっと深くなって30フィートくらいか。、仕掛け投入後にすぐにあたり。 ここから次々とポーギーが釣れる。息子の方も少しペースは遅いが、それでも順調に1匹1匹釣り上げている。

息子はだいぶ慣れてきたようなので、なるべく自分のことは自分でやらせるようにする。本人も餌をつけると「上手にできた?」とうれしそうに聞いてくる。それほど大きくない魚が掛かったときは、自分で抜き上げさせる。針をはずすこともやらせてみたが、魚が暴れて、針が手にささって、痛いと大騒ぎしていた。

午前10時前、持ってきたクーラーボックスが満杯になり、バケツに水を入れてそちらに魚を入れはじめる。もうかなりの数が釣れているので、ざっと見て12インチ未満のポーギーはもうリリース。ちょっと Black Seabass を釣りたいので仕掛けを代えてみたが、これが見事に根掛かり。また仕掛けを代えて釣りを再開したが、少しして魚のあたりがあった後に根掛かり。こちらは根に巻きつかれたのだろう。また仕掛けを代えようと考えていると、息子がもう釣りは一休みして、お菓子を食べたいと言ってきた。私は息子の竿を使って釣り再開。午前11時を回って少しペースが落ちたが、それでもポンポンとポーギーが釣れている。午前11時30分頃、釣り終了の合図。

釣りが終わって一旦釣れた魚をクーラーボックスから取り出して、つめ直す。一番大きそうな魚を選んで、後ろでプールのコンテストをしてるから持って行ってきなと、息子に持たせる。一旦氷を取り出して、魚をつめ直すがやはりクーラーボックスにははいりきらない。魚は全部で52匹。そのうち息子が17匹を釣った。

魚をクーラーボックスとバケツに分けて、釣り道具の片付けをしていると息子が帰ってきた。息子はうれしそうに、プール勝ったよと言っている。え?本当かいな。誰が言っていたのと聞いたら、あのオレンジのズボン履いている人というので、メイトの一人なのだろう。釣り道具を片付け終えて、そのメイトに聞いてみたら、本当だよとのこと。あらま。これはラッキー。

メイトの一人が、ドックに着いたら写真を撮ってあげるよといってきた。Viking のサイトに載せるとのこと(写真はここにあります)。息子はそれを聞いてまた大喜び。前回のイカ釣りではつまらなかったようだけど、今日は何匹も釣れて、いろいろ自分でやったりして、本当に楽しそうでした。私も、本当に楽しい釣りでした。

小学生のお子さんを釣りに連れて行きたいと考えている方、この Buzzards Bay のポーギー釣りは本当にお勧めです。

2010-06-02

5/29 イカ釣り - Gail Frances

今月は7日のシーズンオープナーと、その二週後の22日にフランセスのイカ船に乗ったが、いずれも大釣りには程遠かった。フランセスのフィッシングレポートや、友人の話によると、二週前の14、15日あたりがちょっとましだったようなので、同じ大潮の29日は少しは良くなるかもと淡い期待。

今回は、奥の友達の旦那のSさんと、7日にも一緒に乗った、釣り友達の Tony も来ることになった。29日は息子の日本語学校の運動会で、それが終わってから直接ロードアイランドへ向かった。天気予報では、午後に15ノットくらいまで風が上がって、夕方ににわか雨。私は雨はどうでも良いのだが、風のことが気になっていた。

途中でスーパーに寄って、夕飯のサンドイッチと飲み物、氷などを買い込み、午後5時少し前に Point Judith のフランセスフリートに到着。Gail Frances は昼のヒラメ釣りの後の掃除がまだ終わっていなかったので、すぐには船に乗れなかった。先客の6人組みが竿を持って船の準備ができるのを待っていた。風があまり強いと、バウでは糸があおられて釣りがしにくいので、今日はスターンに行くことも考えていたが、この連中は多分スターンに場所を取るのだろうなぁ。今のところ風は10ノットちょっとのようだし、予報では徐々に風が弱まってくるはずなので、やはりバウに場所取りをすることに決めた。午後5時15分を回って、やっと船の準備が出来た。やはり先客はスターンに場所取り。私はすぐにバウに行って竿を置く。

荷物を船に運び入れていると Tony がやって来た。今日は Tony はここに来る前にちょっと Goat Island に寄って来たとのこと。2匹釣ってきたそうだ。Tony は今回はバウではなく、ポート側の後ろの方に場所を確保。この後、常連の Peter と Connie が来て、ちょっと立ち話。前日、前々日どうだったか聞いてみると、"slow" だったとのこと。金曜の夜は9時までまったくうんともすんともいわなかったらしい。9時からはある程度釣れたようで、2人でバケツ1杯だったとのこと。金曜の夜の満潮は午後9時7分。今晩は午後9時52分。このパターンとなると、今日は午後10時までだめかも。

この後、今日一緒に釣りをする約束をしていたSさんがきて、Tony と3人で釣りの準備をしながら雑談。出発の30分前頃から雨がふってきたが、空の様子を見る限りこれは予報通りにわか雨のようだ。今日はあまり人が多くないので、Gail Frances の一艇のみ。全体で30人もいないようだ。コックピット下のベンチから前にはSさんと私しかいない。船は定刻の5分過ぎに出発。いつもと同じポイントへ向かう。風は10ノットから15ノットくらい。Point Judith の港外に出ると、波は2フィートから3フィート程度。思ったよりは悪くない。

午後7時30分、釣り開始。私はイカが釣れ始めるまでは、ヒラメ狙いのつもり。予想通り、イカは釣れていない。私とクルーの2人が前の方でイカの餌をつけたバックテールをキャストしてしゃくる。20分くらいやっていたが、なにも掛からない。私の背中側でイカ釣りをしていたSさんに船内1杯目のイカが掛かる。胴長15cmもない小さなイカだった。この頃から船全体で10分おきに誰かに1杯ずつしかイカが掛からない、超スローペース。私もヒラメ釣りがうんともすんともいわないので、ヒラメの竿を置き竿にして、イカ釣りを始める。

今日は風はある程度吹いているものの、潮がまったく動いていない。この雰囲気だと、潮が動きはじめるまで釣れないなぁ。午後8時30分を回って、ヒラメの置き竿にあたり。すぐに竿を持ってあおると、魚の重み。すぐにヒラメではないことがわかった。あげてみると、black seabass。13.5インチとそれほど大きくないが、とりあえずキーパー。次を期待してまたヒラメの仕掛けを持ってシャクリを入れるが、そうそううまくはいかない。

午後9時30分、そろそろきても良いかな考え、イカの仕掛けを底ベタ用のものから、一番下にメタル製のジグをつけた上中層用のものに換えて、ちょっとまじめに探りを入れる。どうやら潮が動き始めたようだ。船は南西の風の方向、潮はポート側8時半くらいの方向から流れてくる。私はバウのポート側に移動し、潮上にキャストして手前に流れてくる潮にあわせてジグを落とし込む。これを何度か繰り返していると、やっと本日1杯目のイカが掛かった。このイカは胴長10cmちょっとの本当に小さなイカ。沖漬けのたれを入れたジップロックに放り込む。また数キャスト後、今度はちょっとだけ大きいイカ。やっと時合がきたか。ここからイカ釣りに専念するため、ヒラメの置き竿を仕舞う。この時点でSさん、私ともに2杯ずつ。船内の他の人たちも、0から5杯程度。

私はここからほぼ一投毎に一杯に近いペースで釣れ始める。私の仕掛けは、ヤマシタのエギスッテスリム1.7号のピンクとオレンジ。一番下に Line Stretcher Squid Chow のクロムメッキ 3/8 オンス。これを潮上にキャストし、ゆっくりと10から15カウントくらいして、鋭いしゃくりを入れ、また6から8カウントで次のしゃくり、だんだん間隔を短くしていって、自分の真下まできたら巻上げる動作の繰り返し。この一連の動作の中で二回目のしゃくりで面白いようにイカが乗ってくる。小型のイカが続くので、沖漬けのバッグにどんどん入れていく。30分くらいして袋が一杯になったのと、大型のイカが混じるようになったので、バケツにスイッチ。

一緒に釣りをしていたSさんはまだこの時点で2杯のみ。さすがに痺れを切らして、"OK, what's the secret?" と話しかけてきた。まぁ、こういうことになるのはある程度予想していたのだが。私としては、最初から私が釣れると思う仕掛けを押し付けるより、思うようにやってもらって、本人がだめだと思うならヘルプするという主義なので。早速、私の持ってきたスペアの仕掛けと、一番下につける錘代わりのジグを渡す。この後、私は順調に毎キャスト一杯のペースを維持。Sさんはまだ釣れない。仕方がないので、今度は Yozuri の小型のジグを貸してあげる。ここで1杯掛かったが、後が続かない。さらにヤマシタのエギスッテスリム1.7も貸す。彼に私がどうやって釣っているのか説明するが、どうもまだ感じがつかめていない模様。ちょっとしゃくりがきつすぎるなぁと思って見ていたら、仕掛けを上げたところでジグにイカの切れた足が付いているのが見えた。Sさんが持ってきた竿は、ストライパーにも使えるようなグラスファイバーのミディアムヘビーといった感じ。これでは感触が掴めないと思う。そこで、私の持ってきたスペアロッドを貸すことにする。

Sさんは竿を代えてからすぐに何杯か上げた。10分もやっているとだんだんどうしたら良いか分かってきたようで、どんどんペースが上がってくる。ここから釣り終了の午前12時25分まで、私とSさんは毎分一杯ちょっと欠けくらいのペースで釣れ続けた。普通はこういう釣りになってくると、イカが表層近くで泳いでいるのが見えてきて、ジグが着水後すぐに食ってくるのが続いたりするものだが、今日はほとんど上にも書いた通り、2回目のしゃくりでゴンと乗ってくるのが半分くらいだった。

最終的には、Sさんが50杯ちょっと、後ろの方で釣っていた Tony がやはり50杯くらい。私は後で数えたところ134杯あった。今日は前回に比べて小型のイカの割合が大きかったので、5ガロンバケツちょうど1杯程度。他の Peter と Connie 以外の釣り客はぱっと見たところ、一桁から20杯程度。この釣り、本当に釣り方次第で10倍以上差が出ます。