2011-12-29

12/26 - 竿納め

26日の夜は久しぶりに風がおさまった。

12月の前半はまだ Salem 近辺でスメルトがそこそこ釣れていたのだが、後半に入ってからは数が釣れなくなった。釣り友達の Tony によると、Winthrop では良い時は50は行くとのことだったが、Winthrop は家からだとちょっと行きにくい。スメルトのために片道1時間以上かけて運転していくのは気が乗らないので、Salem 近辺で釣れなくなったら今年の竿納めにしようと考えていた。

23日は近所のOさんと Gloucester に行ってみたが、スメルトは私が掛けた1匹のみ。あとは小さいポラックやスカルピンなど。途中で雨が降ってきたので、早めに切り上げた。これで竿納めとするのは気残りであった。26日は Salem Harbor で満潮が日が替わって27日の午前0時33分。この潮で釣れなければ本当に終わりのはずである。

家を午後9時45分頃出発、いつもスメルトを釣りに行く、Wendy's の前のポイントへは午後10時30分頃到着。ここは非常に浅いところで、いつもの小型の電気浮きを使った仕掛けでの釣り。浮き下は1mくらい、餌はオキアミ。日本では釣り餌屋さんに行けば、オキアミは非常に安価に手に入るのだが、このあたりでは釣り餌としては売っていない。ペットショップで魚の飼育用に真空パックされた冷凍のものが売っている(Frozen Krill)。私は16オンスパックを買って(15ドルくらい)、ジップロックに小分けにしておく。本当は Grass Shrimp や Sea Worm があればよいのだが、Grass Shrimp はなかなか手に入らないし、Sea Worm は保存が利かない。

釣りを始めて20分くらい。やっぱりだめだったかと考えていたところ、浮きがスーッと横流れして、ゆっくりと沈んでいった。しっかり餌を咥えさせてから、竿をスッと立てる。とりあえず1匹。ここで続けば満潮までに10くらいは釣れるかなと思ったが、そうは行かなかった。その後はまったくあたりがなく、午後11時15分頃ポイント移動することに。

午後11時30分。今度は、Salem のフェリーポート。2週間くらい前までは明かりに集まる、シルバーサイドがうようよいたのだが、かなり少ない。ここは水深が5m以上あり、浮きでは釣りにならない。仕掛けは2本針の胴付。このポイントではスメルトがいる時はだいたい底すれすれ。仕掛けを底まで落として、誘いを入れては、止めて、あたりを待つ。うんともすんともいわなかった。午前0時10分。あきらめて、Beverly Pier に行ってみる事に。

午前0時30分。Beverly Pier。今シーズンは、ここでのスメルト釣りは始めて。以前ほどではないが、まだかなりシルバーサイドが残っている。とりあえず浮き仕掛けを投げておいて、手持ちの竿は胴付の仕掛けで底付近を探る。スカルピンが1匹。40分ほど場所を変えながら粘ってみたが、まったくだめ。

とりあえずこれで気が済んだので、2011年の竿納めとした。

今年は10月以降もずっと Salem、Marblehead、Gloucester で何かしら釣れていた。ずいぶん長い間ブログを更新していなかったが、実はかなり足繁く通ってました。

2011-10-19

ktp.com

先日 Marblehead でイカ釣りをしていたとき釣り友達の Tony が、スメルト釣りに使っている竿にリールがしっかり入らないとぼやいていたので話を聞いてみると... 彼はとにかく硬い(というかヘビー)竿を使いたいようで、バス釣り用のキャスティングロッドのラインレーティングで言うと、15から25ポンドテストくらいにシマノの 1000 サイズのスピニングをつけるという、まったく無茶なことをしている。それでリールフットがしっかり固定できないとのこと。そりゃーねーぇ。

私がローカルのイカなどの小物用に作ってあげた2本の竿じゃだめなのと聞いてみると、ティップが柔らかすぎて、イカには良いんだけどとの回答。そこで、そういえば自分のイカ釣り用に巻いた竿のティップが硬すぎて気に入らないのを思い出した。この竿、Mudhole の CRB シリーズの IM6 の安物ブランク。5フィート6インチでラインレーティングは2から4ポンドだが、ティップが 5/64 もあり(このクラスなら通常は 4/64 か 4.5/64)がちがち。竿先にまったくしなやかさがない。仕方がないので、イカ釣りでもシンカーをつけてキャストするときなどの特殊用途の竿に成り下がっている。

早速この竿を車に取りに行って、Tony にこれはどう?って聞いてみると... 良し買った!とのこと。あれれ、売るつもりはなかったんだけど、まぁ気に入らない竿だったので良しとするか。いくら?と聞かれたので、使ったパーツが合計いくらか考えていると、その竿に付いていたリールも一緒に売ってくれとのこと。Tony は最近お気に入りの Stradic CI4 1000 をサービスに出していて、そのバックアップに Abu の安いスピニングを買って使っていたが、それがどうも気に食わないとのこと。私の竿に付いていたリールは、昨年 Dick's で安売りになっていた、ダイワの Dick's 専用モデルの 1500 サイズ。確か40ドルくらいで購入したが、その値段を考えれば可もなく不可もなく。一応、ほぼ新品の PE ラインを巻いているので、うーん。結局、合計60ドルでどう?とオファーしたところ、すぐに財布からお金を出して、はいと渡された。

かねがねもう少し良い小型スピニングが欲しいと思っていたのだが、本当にすぐに必要になった。あれこれオンラインサイトを見て、Pflueger の Patriarch やSupreme XT とかかっこよいなとか、やはり定番のシマノの Stradic CI4 に行くべきか。ダイワの2012年モデルもよさげだけど、あまり待てないし。この辺りの小物釣り用のリールに200ドルかけるのはどんなものか。あれこれ迷っていたところ、Kittery Trading Post からセールの案内のメールが来た。

Kittery Trading Post は名前の通り、Kittery (メイン州)にある地元のアウトドアショップで、フィッシング用品の品揃えもまぁまぁ。もちろん、全国チェーンの Bass Pro や Cabela's とは品数が違うが、ある意味この辺りでターゲットとなる魚向けの仕掛けなどが Bass Pro や Cabela's より充実していることもあり、私は好きである。

ここのオンラインショップは50ドル以上買うと送料無料になるのがうれしい。今やっているセールは、一部のブランド製品を除いて150ドル以上買うと20%オフ。ここは年に2,3回このようなセールをする。釣り用具は基本的に定価販売がほとんどで、とくにシマノは小売の販売価格にうるさいようで、モデル落ちの在庫処分以外にはほとんど値引きがない(私が時々買い物をする CharkBait は、これが元でシマノと一悶着あったようで、今はシマノ製品を扱っていない)。なので、値引きが期待できないような製品は、このようなセールの時に買うとお得。

問題は、オンラインで販売している製品が一部しかないこと。最近は、Backroom とかいうのを始めたようで、少し期待してみて見たが、まだまだのようである。

さて、欲しかったリールだが、結局、型落ちのシマノ Stradic FI 1000 セール価格129ドルに、ラインやジグなどの小物をいろいろ足して、150ドルの条件をクリア。最終的にリールだけでは103ドルといったところ。悪くない買い物だったと思う。

2011-10-18

10/3 タラ釣り - Bunny Clark

もう2週間経ってしまったが... Bunny Clark である。この船はいろいろな意味で特別な船である。今年は6月の末の春のシーズン最後のマラソンと、7月の初めのエクストリームに乗った。夏の間はある意味書き入れ時で、観光客向けの釣りが中心となり、シリアスな釣り客向けのマラソンは9月までおあずけとなる。秋にも一度は乗りたかったので、9月に入ってから予約を入れた。



ここのマラソンは、ニューハンプシャーやマサチューセッツのタラ釣りのパーティボートに比べて値段が張るが、それだけの価値がある。

10月2日はオフショアからのやや強い風と高い波で船が出なかったが、10月3日は予報では波が5フィートから8フィートと相当高いものの、風は5ノットから10ノットとのこと。2日の昼頃にコンファメーションの電話を入れる。すると、船には午前3時30分までに来るようにとのこと。Bunny Clark のサイトではマラソンは午前5時から午後5時となっているが、大概は出発時間が早くなるようだ。ここのマラソンに乗るのは今年の6月の末に行ったのが初めてで、その時は午前2時45分集合だった。出発時間が早くても、帰港する時間はやはり午後5時。

家を午前2時頃に出発して、Ogunquit ME にある、Perkins Cove に午前3時15分頃到着。一旦、竿とタックルを船に運んで、車をタウンパーキングに停める。今日は16人の釣客。バーモント、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルバニア、デラウェアなど、皆遠くから来ている。どうやら私が一番近いようだ。集合時間の午前3時30分には皆揃い、この船のオーナーキャプテンの Tim が、今日の釣りのプラン、仕掛けについて、その他いつものプロトコル通りの説明。最初の釣り場へは、約2時間15分とのこと。午前3時50分に出航。もちろんあたりはまだ暗い。

Perkins Cove を出て、外海に出ると、キャプテンの予想の通り5フィートちょっとの長い波長のうねりはあるが、船を叩くような風波は立っていない。予定通り午前5時10分頃に最初のポイントに到着。アンカーを打たずに、そのままドリフト。この船は基本ドリフトで釣りをする。

このポイントでは Pollock がメインターゲットとのこと。あたりは東の空に薄明かりがさしてきたが、まだ暗い。バウの甲板に出て行ったのは私を含めて3人。これは快適に釣りができそうだと思ったが、ドリフトが早すぎる。スターボード側にジグをキャストしたが、あっという間にラインがボートの下に潜り込んでいく。底で何度かジグをしゃくった後、角度がつきすぎたので、ジグを一旦回収。ドリフトの上側に再度遠めにキャスト。ところがどうもジグがすっきり落ちていかない。この角度では他の人とラインが絡むはずがないよなと思いながら、一旦またジグを回収しようとすると、何かゴリゴリという変な感触の後に、ジグの重みがまったくなくなった。あげてみるとやはりジグがない。いったいどうしたことか。

そうこう言っているうちに、私の反対側で釣っている人に Pollock が掛かる。バウの先端で釣っている人は一度フッキングしたが、バラし。その後、根掛かりして、ジグをロスト。私も新しいジグをつけて再キャスト。またしてもあっという間にラインが下に潜り込んでいく。底に落ちて数度しゃくっただけで、ラインが船底をこすってしまうので、すぐにまた回収することになる。そうこうしている間に、バウの人が1匹目。私の反対側の人が2匹目をフッキング... ところが魚がもう少しであがるというところで、ラインを持っていかれた。明らかにブルーシャークの仕業だ。なるほど、私のジグもどうやらブルーシャークに持っていかれたのだ。こういうときはリーダーが切れてくれればジグのロストだけで済むのだが、どうもジグがきれいに口に掛かってしまったみたいで、ラインはどんどん出されるし、いくら引いてもラインが切れない。結局、リールに巻いてあるラインを半分以上持っていかれたところであきらめて、ラインを切ることに。PEラインを150ヤード以上。勿体ない。

船の後ろのほうでも、ぽつぽつ Pollock が掛かっており、そのうち数匹はブルーシャークの餌食になっていた。私はというと..一向に釣れない。Tim が今日はどうしたの?らしくないねぇ。と声をかけてくる。釣り開始から50分位して、やっと1匹目の Pollock。他の釣り人ですでに3匹は釣っている人もいたので、どうなることやらと思っていたが、とりあえず1匹釣れてほっと一息。

この釣り場では約2時間いたが、私は Pollock 2匹と小さい White Hake を1匹。スロースタートとなった。ブルーシャークによる魚のロストがひどくなってきたので、移動することに。次の釣り場は、ここから約20分くらい。White Hake がメインターゲットになる。

White Hake の釣り場に到着してフィッシュファインダーを見ると、約110ファゾム。650フィート以上の深場である。このあたりの White Hake のグランドはだいたい500フィートから700フィートなので、まぁ予想通り。私は秘密兵器の自作シャクリ棒に、タコベイトを付けたちらし針。針には持参のサバの切り身を付ける。(船でもサバの切り身を配るが、鮮度があまりよくない。)このシャクリ棒、他の人が使っているジグに比べて200グラム以上重く、抵抗も少ないので、底まで落ちる時間はずっと短い。以前はタコベイトにトレブルフックを付けていたのだが、どうもトレブルだとバラしが多い気がするので、シングルを2本にしたところバラしが減った気がする。

とりあえず1番に底について、底を何度か叩き、ゆっくりシャクリ上げるという動作を何度か繰り返すと、ずんという重みが伝わってきた。ラインのふけを回収し、しっかりあわせを入れる。サイズは、White Hake にしては小さいが、魚の大きさは選べないので仕方がない。650フィート分、延々と巻いてきて、とりあえず1匹目。この釣り場では、ドリフトを3流し。約1時間30分、船がポイントを外れていない間はコンスタントに釣り上げて、White Hake を6匹(その他、Red Fish を2匹)。残念ながら、30ポンドオーバーどころか20ポンドオーバーの1匹も掛からなかった。船内では、35.5ポンド(これが結局、この日のプールフィッシュとなった)、20ポンドオーバーが4,5匹上がっていたようだが、私の釣った合計7匹の White Hake は10ポンドから15ポンドクラスばかり。またしても、プールフィッシュの夢は破れた。(Bunny Clark はこれで6回目だが、マラソンでのセカンドプールしか取れていない。プールを取るともらえるステッカーが欲しい...)

続いて、タラ狙いのポイント。250フィートから350フィートの少し浅めのポイントをいくつか試すが、あまり釣れない。何度か長い移動をはさんで、午後1時すぎに着いたポイントでやっと魚の食いが良くなったが、ブルーシャークが待ち構えていて、4匹に1匹くらいは水面近くで持っていかれる。私も一度なかなかのサイズの魚を掛けたが、あと50フィートというところで持っていかれた。ゴンときて、パツンとラインが切れた感触のあと巻き上げたところ、テーザーにまだ5,6ポンドクラスの Pollock が付いていた。たぶんジグのほうには15ポンドクラスの Pollock が掛かっていたと思われるが、ジグごと持っていかれた。それでもこのポイントで何匹か Pollock とキーパーサイズぎりぎりのタラを上げる。

一度ブルーシャークを嫌って小移動したが、結果は同じ。魚は掛かるものの、ブルーシャークの餌食になるものが多数。ブルーシャークが待ち構えているときには、深さ50フィートあたりから水面までなるべく早く巻き上げないと、持って行かれる確率が高くなる。掛かった魚が大きいほど早く巻けないので、ブルーシャークの餌食となり、フラストレーションがたまる。私はこの最後の2つのポイントでジグを2つロスト。午後3時の終了のコールの直前に釣った Pollock はブルーシャークに噛まれたが、その時点で強烈に竿をしゃくって一気に引き上げたので、傷だらけだった。

この日の釣果は、タラが2匹(船内8匹)、White Hake が7匹(船内28匹)、Pollock を7匹、Red Fish を4匹、Cusk が1匹、Whiting が1匹の合計22匹。フィレにした状態で50ポンド前後だろうか。


後日の Bunny Clark のフィッシングレポートによると、"I believe Shawn Rosenberger (PA) and Yoshito .... tied for high hook with over twenty legal. Yoshito had more hake and cod but Shawn had more pollock. Yoshito caught a 15.5 pound white hake (his largest hake of the trip), a 12.5 pound pollock and the largest (only) cusk weighing in at 11 pounds...."  とのことで、竿頭か2番といったところ。スロースタートだったが、得意の White Hake で挽回したといった感じか。




2011-10-06

9/27, 28, 30 イカ釣り - Marblehead

9月26日、月曜日の夜に、釣り仲間の Tony から電話があった。Marblehead でサイズは小さいがイカが釣れているとのこと。私の近所の日本人の O さんにも教えてあげてとのこと。Marblehead では5月の後半からから8月の半ば頃まで、波はあったものの、割と安定してイカが釣れていた。ここ数年のうちでは、間違いなく当たり年である。今年特に良かったのは、このあたりではあまり見ない胴長が12から14インチクラスの超大型が数多く釣れていたこと。さすがに例年通り9月に入ってからさっぱりだったのだが、ここに来てまた群れが入ってきたとは。

9月27日、火曜日の夕方 O さんに電話。私は平日の釣りは子供たちが寝てからなので、午後10時30分頃 Marblehead 着。やっぱり O さんは来ていた。他も、Tony を含め、顔見知りの常連ばかり。

Tony の話によると、月曜日はイカの群れがずっと見えていたが、喰いはそれほどでもなかったとのこと。私が到着した時点では、群れは見えているものの、数はそれほどでもなかった。夕方から釣りをしている常連の連中は、今日はいまひとつとぼやいている。

私はとりあえず Naory 1.5B で始める。ぽつぽつ掛かるが、いまひとつ。今年の夏、いろいろと試行錯誤していてわかったこと。こういう群れが回遊しているものの、喰いが今一つの時には、単純な早い上下動をする Colman's の Bullet-Head Squid Jig に反応することがあるということ。 それから、イカの群れが水面近くに見えていても、底べたに徹すること。ジグをいったん底まで落として、底が取れたらそこから50cmくらいの細かい上下動。時々ちょっと長めにしゃくって、落としたところでストップ。これが大当たりだった。

正直いって、この Colman's のジグはお世辞にも出来が良いとは言えないが、ときどきパターンにはまるときがある。このジグは針がろくなものではないので、買ってから自分で研ぐのは必須。針のパターンもあまりよくないと思う。何しろバラしが頻発する。しかし、他のタイプのジグではあたりもないときに、反応しまくることがあるので、いつも選択肢のひとつとして持っておきたい。

この日はあまりにも他の連中と差がでたので、「今日はまた日本製のスーパージグか?」とかいろいろ言われたが、ちゃんと種明かししてあげたら、翌日はみんな同じジグを買って持ってきていたのには笑ってしまった。この日は翌日午前2時30分くらいまでねばって、約50杯。

 9月28日、水曜日。また行くことに。今回は、沖漬けのたれを持参。午後11時前に到着。さらに群れがうすくなったようだ。前日の当たりジグ、Colman's Bullet-Head ではじめる。10分くらいでぽんぽんと4杯釣ったがその後が続かない。満潮を過ぎて下げ潮になってから少しペースがあがった。今日は O さんがなかなか好調。O さんの得意パターンは、やや暗めのところに、スローシンキングのジグをキャストして、ゆっくりしゃくって引いてくるパターン。私もいろいろ試してみる。やはり午前2時30分すぎまでねばって、25杯くらいいったかどうか。

1日あけて、9月30日、金曜日。潮の関係からちょっと遅めに行く。午後11時45分頃に到着。常連の話によると、木曜日は雨もひどく、さっぱりだったとのこと。この日はスロースタート。釣れる、釣れないの波はなく、安定してぽつぽつと。途中サンダーストームが通過して、雨が大降りになると車へ避難、小降りになるとまた釣りに戻るの繰り返し。まぁ、この雨の中、みんなほんとに好き物です。午前3時あたりからちょっとペースが上がり、最終的に午前5時までに約40杯。やはりみんな小型。常連の Kenny が1杯だけ最近さっぱり見なかった大きなイカを釣った。

9/25 サバ釣り - Captain's Lady

またちょっと間があきました。

9月25日、日曜日。寝不足気味だったので、朝一の釣りはあきらめてゆっくり寝ることに。午前10時過ぎに起きて、午後は何をするか検討。NH の釣り船のレポートを見る限りでは、まだサバが釣れているようだ。毎年、秋に岸から釣ったサバで食べきれない分を、翌年の春のストライパーの餌のために確保するのだが、今年はなんとなくあまり数がつれない気がするので、ここらでちょっと確保しておくかと。

まずは、Eastman's に電話してみると、サバのいるところに行く、Half Day Boat は今週末はないとのこと。続いて、Al Gauron に電話。こちらはもう今シーズンの Half Day Boat は終わりとのこと。仕方がないので、Captain's に聞いてみることに。こちらはまだやっていた。Captain's では Bluefish がメインターゲットだけど、サバも釣れるよとのこと。まぁ、9月はどの船も、Bluefish がメインなので、仕方がない。

春に、子供たちをサバに連れて行ってあまり釣れなかったし、今日は天気も良いので、子供たちに「行く?」と聞いてみると、「行っても良いよ」とのこと。まぁ、家族サービスということで連れて行くことに。

家を午前11時半頃にでて、Newburyport のハイウェーを降りたところでバーガーキングのドライブスルーで昼食を買う。Plum Island の先端にある、Captain's Fishing Party には午後12時40分頃到着。一応、Bluefish の船になるので、ちょっと料金が割り増し。Blue を釣る気はあまりないが、一応、Blue 用の竿も持っていく。チェックインするときに、「Isle of Shoals に行くの?」と聞いたところ、「南にいくよ」とのこと。南となると、Merrimack の河口を出てすぐの、Ipswitch Bay になるのだが、こちらは通常 Bluefish がメインのポイント。うーん、少し高い料金を払って、サバ狙いとしては望み薄のところに行くのかとちょっとがっかりしたが、ここまできてしまった以上仕方がない。

今日の船は、Captain's Lady。バウのポート側に持ってきた竿を置いて場所を確保。クルーの Justin が声を掛けてきたので、「サバはどう?」と聞くと、午前中はサバを釣っている人があまりいなかったのもあるけど、ぽつぽつとのこと。これはどうもだめそうだ。

船は定刻の午後1時15分を少し回ったところで出発。Merrimack の河口の干潮が午後4時9分。これから下げ潮となる。船は河口を出て右へ、Plum Island Sound 沿いに南へ向かう。30分足らずでポイントに到着。

乗客は25人から30人くらいか。見渡す限り、私の家族以外では1人しかサバ釣りをしていない。私は7フィートのロッドに、サビキ(というか、自作のフライ)の針を2つ、先端に 1/2 オンスの Mackerel Jig (小型のダイアモンドジグ)。息子もほぼ同じ仕掛け。娘の方は、サビキの針を1つ減らした仕掛け。とりあえず仕掛けを投げてしゃくるが、うんともすんとも。30分もしないうちに、息子が、おなかが減ったからスナックを買ってとぶつぶつ言い始める。Bluefish の方は、ポート側で1匹、スターボード側で1匹かかったようだが、まぁぱっとしない。子供たちはもう飽きたようなので、Bluefish の仕掛けをセットアップして、何もしなくて良いから、この竿を2人で持っていなさいと指示する。1時間ちょっとして、ポイント移動。Justin が言うには、スターンでサバが1匹釣れたとのこと。1匹じゃねぇ。



ポイント移動している間に息子があまり文句を言うので、じゃあ1匹でも釣ったらスナックを買ってあげる条件を出す。「釣れなきゃ、船を下りてからじゃないと買ってあげないよ」と言ったのだが、本人は当然釣れるものだと思っている。まぁ、うちの息子は超ポジティブシンキングなので。


船は北へ少し戻って、10分ちょっとで次のポイント。なんだか潮目ができていて、先ほどのポイントよりはだいぶ良さげだ。アンカーをセットして釣りを始めたところ、すぐに息子の竿にサバがダブルでかかる。そこそこ良い型がダブルで掛かったので、「巻けないよぉ」とヘルプを求めてくる。仕方がないので、とりあえず巻けるまで巻かせて、最後は私が竿を取って魚を抜きあげる。これでスナックを買ってあげる約束は果たさなければならなくなったが、釣れることに越したことはない。針を外して、えらのところから心臓の辺りを指でえぐって海水を入れたバケツに放り込む。そうこうしているうちに、今度は娘が「巻けないぃ。ヘルプ!」こちらも私が魚を寄せて、抜きあげる。するとまた今度は息子が... これがかわりばんこに。やっと嵐が過ぎたと思って、自分の竿を投げると、またすぐに子供たちが「ヘルプ!」との声。まったく自分の釣りをする暇がない。


ここから釣り終了の午後4時30分まで、ほぼ釣れっぱなし。途中、息子の仕掛けが絡んで、切るしかなかったのだが、子供たちももうだいぶ釣って満足したので、娘の使っていた竿を2人を交代で使うことに。息子の方はだいぶ慣れてきて、私のヘルプなしに、仕掛けを自分で投げて、魚を釣り上げて、針を外すこともできるようになった。






まわりの Bluefish 釣りの方はというと... こちらはあまり良くなかった。35インチはありそうな大型もあがっていたが、Justin が言うには、船全体で dozen くらいとのこと。一方、サバに専念していた私たち家族は、後半は入れ食い状態で、後で数えたところ、合計115匹。14インチクラスの大型が25匹くらい。残りもほとんどが10インチから12インチくらいの中型。7月に大量に釣れたときより、ずっと型が良かった。



2011-09-24

9/23 ストライパー - Salem

先週の土曜日にブルーフィッシュが釣れて以来、ずっと今度はいつにするか考えていた。平日に釣りに行くときは、なるべく子供たちの寝る時間の後に出かけるようにしているので、潮の兼ね合いから金曜日まで待つことにした。

9月23日金曜日。Salem Harbor の満潮が午後8時16分。いつもの Lead Mills に午後9時55分に到着。雨でびしょびしょになると後が面倒なので、冷凍したサバを3匹入れた小さなクーラーボックスに、プライヤー、メジャー、予備の錘と針、ベイトナイフ、フィッシュグリップと最低限必要になるものを放り込む。バケツ、折りたたみの水汲みバケツ、竿を1本持って、防水のジャケットを羽織る。来る時よりは雨は弱まったが、それでも強い雨がまだ降っている。こんな時釣りしているのは、私と Tony ぐらいだろうなぁと考えながら、いつもの橋に向かう。

魚が掛かるとしたらまたブルーだろうと考え、ワイヤーリーダーを使う。

一投目。ちょっと狙っているところから右にそれた。まぁ良いかと思っていたが5分くらいあたりがないので、投げなおすことに。餌はまだついている。

二投目。今度は狙った所に行った。数分後、ベイトランナーから糸がずるずると出て行った。流れ出しが速くなってきたのか、それとも小さな藻が絡んだか。とりあえず竿を軽くあおって、藻が絡んでいるかチェック。大丈夫なようだ。また竿を置いて、糸のたるみをとり、ベイトランナーをセットしようとしたその瞬間、いきなりあたり。そのままドラッグを引き出していく。おっ、これはなかなかのサイズのブルーだなと考えながら、無理をせず竿を立てて少しラインテンションがさがったところで糸を巻き取る。何度かドラッグを出して走っていくが、ここは我慢比べ。しばらくやりとりしているうちに、何かブルーではない気がしてきた。ブルーフィッシュの引きは強烈だが、何度も方向転換しながらかなり速く泳ぐので、こちらへ向かって泳いできたときは急激に糸が緩む。ストライパーはブルーフィッシュほど速く泳がない。だいたいどっしりした重みがずっと続く。

とりあえず橋の脇から水面近くの岩まで降りる。糸を半分くらい回収したところで、これはストライパーだと確信した。魚体が見えた。30インチは余裕である。やはりストライパーだった。最後に何度か抵抗するが、ついに力尽き、足元まで寄ってきた。水辺の海草の上まで引き寄せ、リーダーを掴んで一段上の岩に持ち上げようとしたところで、リーダーが針の付け根で切れた。が、この魚本当に力尽きたようで、動かない。手でえらのところを掴み、抜きあげることができた。32インチのでっぷり太ったストライパー。9月末にここで釣れるとは正直思っていなかった。

橋の上に戻って、餌を付けて投げてから魚の後処理。水を汲んでいるところであたりがあったが、針掛かりしなかった。また餌を交換して投げる。釣った魚のえらを切り取っていたところ、またあたり。また掛からなかった。魚の処理が一段落したところで、今度はベイトランナーから糸がガーっと出て行った。竿を持ってあわせを入れる。今度はしっかりフッキング。先ほどの魚よりは泳ぎも速いし、水面で跳ねたりしたので、今度こそブルーかと思った。が、また寄せてくるうちに、ブルーフィッシュの引きとは少し違うような気がしてきた。いずれにせよ、サイズは小さい。橋の下まで寄せてくると、やはりストライパー。橋の上にそのまま抜き上げる。24インチ。針をはずして、すぐにリリース。

この後すぐに一度あたりがあったが、魚は掛からず。以降、さっぱりあたりがなくなった。午後11時20分になって、そろそろ帰り支度をするかと考えていたところ、いきなり糸が出て行った。針をサークルフックに換えていたので、あわせはいれず、そのままじんわり竿を立てる。ここからいきなりドラッグを出して走る。竿を立てて耐えては、糸を巻くチャンスをうかがうが、この魚ぜんぜん寄らない。今度こそブルーか?途中でワイヤーリーダーからナイロンに換えていたので、まずいなぁと思いながら、無理をせずやり取りする。糸をかなり出されたところで魚の抵抗が弱まった。ここからじりじり寄せ始める。これは抜きあげるサイズではないので、水面近くまで降りていく。

近くまで寄せてくると、今度もまたストライパーだった。引きからすると、最初の魚と同等、若しくはちょっと大きいかもと考えていたが、水辺まで寄せるとそれほど大きくない。こちらは30.5インチ。今年最後かもしれないので、こちらもキープ。マサチューセッツでは、28インチ以上を2匹キープできる。

とりあえず、血抜きやら後片付けをしている間、仕掛けは投げておいたが、あたりはまったくなし。午後11時40分、仕掛けを回収したところで、納竿。




2011-09-19

9/17 ブルーフィッシュ - Salem

今年の夏は本当によく釣りに行った。Lead Mills は、8月の初めまで遊歩道が閉鎖されており、それまでは車道側から、5oz の錘で遠投をしていた。ストライパーは6月末まではさっぱりだめだったのだが、7月に入ってからだんだん良くなって、8月末までにキーパーサイズを計10匹あげた。例年、8月も半ばになれば、この場所ではキーパーサイズがなかなか釣れなくなるのだが、今年は9月の頭まで長く続いたので、結果としては例年並み。サイズは一番大きいので33インチが2匹。本当に大きいのはあがらなかった。

先々週あたりから、大き目のブルーフィッシュがぽつぽつ釣れだし、ストライパーは掛からなくなってきた。先週は、私が岸から釣った中では最大の35インチのブルーフィッシュを掛けた。

9月17日土曜日、Salem Harbor の満潮が午後3時01分。午前中は子供を日本語学校に。一旦、家に帰って昼食を取り、午後3時前に家を出た。Lead Mills には午後4時15分頃に到着。誰も釣りはしていない。今日はおそらくストライパーは掛からないので、ブルーフィッシュに切られないように、ワイヤーリーダーを使用。

釣りを始めて15分くらいで最初のあたり。ベイトランナーから糸がぎゅいんと引き出されたが、針掛かりしていない。いったん竿をあおってみると、どうやら餌をとられたよう。餌を換えてまた投げる。しばらくして、またぎゅんと糸がでる。竿を持って、合わせのタイミングをうかがっていると、また糸がぎゅいんと出る。ここで合わせを入れたが、ずんという感触があったすぐ後に、すぽっと抜けた。

餌を交換して、5分もしないうちに、また糸がぎゅんと出る。竿を手に持ったところで、またぎゅーんと糸が出た。ここで合わせを入れる。今度はしっかりフッキングできたが、サイズはたいしたことないようだ。橋の近くまで寄せてくるが、どうやら抜きあげられるサイズ。そのまま竿先を水面近くまで下げて、一気に抜き上げる。24インチといったところ。とりあえずキープする。

また餌を付けて投げたところで、釣った魚の血抜きをする。この後、また何度かあたりがあり、餌をとられるが、針が掛からない。15分くらいして、やっと次の魚。こちらはあたりがあってから一気に持って行った。合わせを入れると、しっかりフッキング出来た。今度はちょっと大きめだが、たいしたことはないようだ。また橋の下まで寄せて抜きあげようとするが、ここでさっきのよりはだいぶ大きいことがわかった。いまさら橋の下に下りるのも面倒なので、ドラグを締めて、そのまま抜き上げる。今度は30インチ程度。

晴れた土曜日の午後なので、通行人も多い。中には立ち止まって、「おー、いいブルーが釣れているね」と立ち話になる。なんやかんや話をしているとまたあたり。しっかり糸を持っていったところでしっかり合わせをいれる。また掛かった。今度はさっきのよりちょっと大きいか。あまり無理せずにゆっくり寄せて来る。ブルーフィッシュは横走りしたり、水面でジャンプしたりするので、なかなか楽しい。何度かドラグを引き出して走った後に、やっと橋の下まで寄ってきた。また横着して抜き上げようか迷ったが、この魚はちょっと無理のようだ。橋の脇から水面近くまで降りて、足元の岩のところに抜き上げる。暴れる魚の口にグリッパーを入れるのはそう簡単ではないので、リーダーを何度か手に巻いて、そのまま上に持って上がることに。この魚は33インチ。先ほどの魚より3インチほど大きいだけだが、ブルーフィッシュの割にはでっぷり太っていて、ずっしり重い。

次もすぐに掛かった。こちらもだいぶ大きいようだ。竿を立ててこちらに向かせようとしたが、魚も負けずに抵抗する。魚が向きを変えてこっちに走った。ラインのスラックを急いでとる。ここでまた魚が沖へと走った瞬間、糸がぷつんと切れた。 糸を回収してみると、どうやらスナップの上のところで切れたようだ。おそらく、糸が魚に巻いて、口に入ってしまったのだろう。

また仕掛けをセットして投げる。またすぐに掛かる。魚はそこそこのサイズだが、33インチよりは小さい。また横着して抜き上げる。こちらは32インチあったが、先ほどの魚より身が痩せており、だいぶ軽い。釣りを始めて1時間20分くらい。これが最後だった。もう少し粘ればあと1匹か2匹は釣れたかもしれないが、午後7時に家に帰るといって出てきたので、ここで切り上げることに。


ブルーフィッシュはスポーツフィッシングの対象としては人気がある。しかし身に脂が多く、血も多いので、食べるのはちょっとという人が多い。まあ、ブルーフィッシュがおいしくないと言っている人たちは、魚を釣ってからの処理が悪いのが問題であることが多いのだが。

私も普段はブルーフィッシュは1匹キープすればそれで終わりにする。これはおいしくないからというより、フレッシュなうちに食べきれないからという理由なのだが。しかし今回はちょっと考えがあった。日曜日はちょっと家でゆっくりしようと思っていたので、久しぶりにスモークをするかと。スモークにするなら、多少量があっても良い。

土曜日の晩、このうち1匹を近所のOさんに持って行き、残りをフィレにする。これを、水、食塩、砂糖、醤油、レモン汁、ハーブ類を混ぜた液に漬けて冷蔵庫に。日曜日は寝不足だったのでお昼に起きる。昼食を食べてから、スモークの準備。フィレを取り出し、一旦フードデハイドレーターに入れ、表面を乾燥させる。ウッドチップを水につけて、スモーカーの準備にかかる。約1時間デハイドレーターで乾燥させた後、ラックの上にフィレを並べ、スモーク開始。ちょっとフィレの量が多かったが、なんとかラック2段に収まった。


温度を華氏175度で、約1時間20分。なかなか良い感じに出来ました。


2011-06-07

5/29 ポーギー釣り - Vinking Starship

この季節の行事となりつつある、Buzzards Bay のポーギー釣り。過去2年は、息子を連れて行った。今回は、娘も連れて行くことに。

今年は5月15日から6月18日までがマサチューセッツのボーナスシーズン。乗り合い船やチャーターボートは、ミニマムサイズ11インチで一人当たり最高で40匹まで持ち帰りができる。特にこのシーズンはブラックシーバスも混じるし、気候も良いので、楽しい釣りが期待できる。

今年 New Bedford から船を出しているのは、Viking Fleet、Nice Day Too に加えて、いつもは Lynn からタラの乗り合いをやっている、Walsh's の American Classic。Viking はまぁ、ニューヨーク価格でなにからなにまで高いので、今年は American Classic にすることも考えたが、どうやら Viking には昨年までなかった子供料金が設定されていて、子供は半額。ということで、また Viking で行くことにした。

午前船に乗るために、子供を午前2時半頃に起こす。さっと準備をさせて、午前2時45分に家を出発。子供達に車の中で寝るように言い聞かせたが、あまり眠れなかったようだ。New Bedford の State Pier 着、午前4時20分。Viking Starship にはすでに人がごった返している。釣り座は後ろのほうから埋まっており、バウのほうにしか空きスペースがない。バウのスターボード側の一番前のほうに竿を置き、荷物をアンカーロープ等を収納しているおおきなコンテナのあたりにまとめた。

釣り場に着くまで、子供たちを寝かせてやりたかったが、キャビン内はもう席がすべて埋まっており、外のベンチしか空きがない。ここ数日気候は暖かかったのだが、やはり日の出前はかなり寒い。息子は寒さと睡眠不足で、気持ち悪いと訴えてきた。キャプテンに早く帰るように言ってとかぶつぶつ言っている。まだ釣り場にも着いていないのに。ギャレーでモーニングサンドイッチを2つ買って、1つは半分ずつ子供達に分ける。サンドイッチを食べたあと、息子をキャビンの一席だけぽつんと空いた席で休ませる。娘のほうは、いたって元気のよう。

New Bedford を出て、約1時間40分。やっと釣り場に到着。息子は少しだけ休んだだけだったが、もう大丈夫と言っている。釣り場周辺には、パーティーボートやチャーターボート、プライベートが数十艇集まっている。Viking Starship はその中でも群を抜いて大きい。船団の一番端にアンカーをうって、さっそく釣りを開始。

この日、New Bedford の満潮が午前6時11分。満潮が午前11時20分。曇り空で、風はそよそよと感じるくらいだが、思ったより肌寒い。今日は、娘に竿を持たせて、魚が掛かったら巻き上げるヘルプをすることにする。自分の竿は娘があきるまではとりあえず置いておくことに。息子のほうは、なんとか自分でできそうだし、本人も自分でやりたがるので、ヘルプが必要でないとき以外は勝手にやらせておくことにする。

釣り開始のサインと同時に、仕掛けを下ろす。5オンスの錘に、1/0 の針を2つ付けた、胴付き仕掛け。餌はクラム。娘と竿を一緒に持っていると、すぐにあたりが来た。ほらっと教えて、あわせを入れる。娘にリールのハンドルを持たせて、それをアシスト。ポーギーが水面近くまで来たところで、私が竿を持って抜きあげる。13インチくらいの、まぁまぁのポーギー。餌を付け直して、2投目。まもなくまたあたりが。またあわせを入れて、娘と一緒にハンドルを回す。水面下に魚の姿が見え始めた。今度はブラックシーバス。ブラックシーバスを釣るには少し針が小さめでばらしたくないので、私が竿を持ってまた抜きあげる。今年のマサチューセッツのレギュレーションはミニマムサイズが14インチになったが、この魚は14.5インチあった。とりあえず、出だしは悪くない。

娘は自分の竿に連続で2匹掛かったのに対し、息子はまだ1匹も掛かっていない。娘は満足そうな顔をしている。息子は、なんで釣れないの?と文句を言っている。船全体では、まだぽつぽつとしか釣れていない。しばらくして、やっと息子の竿にあたりが。息子は自分で巻き上げたが、やはり抜き上げるのは難しそうなので、私がヘルプして抜きあげる。これも十分キーパーサイズのポーギー。

30分くらい、ぽつぽつ釣れる状態が続くが、まだ本調子ではない。そこでキャプテンはポイントを取り直すことに。一旦アンカーを上げて、ほんの数100ヤードの移動。ポイントを取り直してからは、入れ食いというほどではないにしろ、飽きない程度にポーギーが掛かる。息子もだいぶ慣れてきて、全部自分でやりたいと言って来た。餌を付けて、仕掛けを下ろして、釣り上げて、魚をはずすところまで、まぁなんとかこなしていた。本人も全部自分でしたというのが嬉しいようだ。

娘のほうは、途中で飽きて、クラムをいじくり回して遊んだり、釣れた魚をつっついたり。それはそれで良い。

釣り終了のコールは午前10時半を過ぎ。3人合わせて、ポーギーが40匹ちょっとにブラックシーバスが1匹。近所の知り合いに配っても十分に余る量。今日は子供と釣りを楽しむのがメインテーマだったので、これで十分。午前10時を回って潮の流れが変わってからは少しあたりが遠のいたが、それまでは入れ食いとまでは行かないにしろ、文句なし。

息子は自分の釣ったポーギーが3人のなかで一番大きかったので、かなり鼻が高かったようだ。大きいといっても17インチ程度なので、プールフィッシュには程遠い。プールフィッシュのコンテストに持っていっても無駄だよと言っても、どうしても行きたいと言い張るので、好きなようにさせておいた。後でどうだった?と聞くと、バツが悪そうに、やっぱり負けたと言っていた。
 

5/27 ストライパー釣り - Salem

5月27日金曜日。Salem Harbor の満潮が午後8時19分。Lead Mills は、いつも釣りをする場所へアクセスできなくなっているが、手前の Lafayette St 側の岸から、いつも仕掛けを投げるエリアまではなんとか届くはず。子供たちをお風呂に入れて寝かせてから、釣り竿と仕掛けをまとめて家をでる。竿は今年の冬に巻いた12フィート6インチのサーフロッド。この竿なら、5oz の錘と、サバのぶつ切りの餌を100ヤードちょっと投げられるはず。

現地着、午後10時。どの辺りから投げるか足元を確認する。Lafayette St に面するコンクリートの堤を越えると、そこからは整形した岩を並べた斜面になっている。もし魚が掛かって水面近くまで降りるとなると足場が余りよくないが、とりあえず始めることにする。仕掛けを思いっきり遠投すると、なんとかいつも投げるあたりのこちら側の端のあたりまでは届いているようだ。

しばらくすると、Lafayette St を Salem 側へ走ってきた車が引き返してきて、人が降りてきた。車を見て、一目で釣り友達の Tony だとわかった。彼は夕方から Marblehead でイカ釣りをしていて、20匹くらい釣ったとのこと。数日前に Tony からの電話でイカが釣れていることは聞いていたが、まぁ順調のよう。昨年、一昨年と、Salem、Beverl、Marblehead 近郊のイカはさっぱりだったが、今年はなかなかのスタート。今釣れているイカは、このあたりで見るなかでは最大のサイズ。Frances でも今年は大きなイカばかり釣れていたが、Marblehead でも同じ傾向のようだ。Tony が言うには、この日のイカは少し小さめだったとのこと。見せてもらったが、確かに中型という感じ。このあたりで見るイカとしては、それでも大きいほう。Tony からは竿のガイドの修理を頼まれていて(ガイドの足元のエポキシがはがれてきただけ)、ちょうど修理が終わった竿を持っていたので、彼に渡した。少し立ち話をした後に帰って行った。

ストライパー釣りのほうは、ウナギらしきあたりが数回あったのみ。午前12時になって、そろそろやめにするかと考えていたところ、いきなり車を停めてこちらに向かってくる人影が。「こんばんは」と声をかけて来た。いったい誰だと考えていると、日本語学校で3月まで娘と同じクラスだったこのお父さんのSさんだった。Sさんは昨年私のブログを発見して、いろいろどこでどんな魚が釣れるか熱心に聴いてきた。どうやらまた一人はまってしまったよう。

私は仕掛けを回収して、Sさんとちょっと立ち話。Marblehead でイカが釣れていることを教えてあげた。場所を知らないそうなので、ちょっと案内することに。

Marblehead のイカ釣りのポイントに着いて、とりあえず水中を観察。ここではほとんどサイトフィッシングみたいなもので、イカがいればその姿が見える。錘なしで沈むスピードがゆっくりの小型のジグを水中を漂わせるようにゆっくり動かすのがここでのイカ釣りのコツ。潮位は満潮後4時間はたっているのでかなり低く、だめだろうなぁと思っていたのだが、イカが数匹スーッと泳いでいくのを見つけ、急いで車に竿とジグを取りに帰る。戻ってきたときには、釣り場所のギャングウェーの左側はイカの姿が見えなかったが、ポンツーンに降りると、ギャングウェーに繋がる手前あたりに大きなイカが群で漂っているのを確認。早速ジグを投げると、すぐに食ってきた。胴長が11インチはある、かなりの大型。また数分もしないうちに、次の1杯。どうもこのあたりでイカがすれたらしく、ジグに反応しなくなった。いろいろあの手この手で釣ってやろうとしたがだめだった。

結局1時間くらいイカ釣りをしていただろうか。大型のイカの群が行ったり来たり。なんとかあと2杯追加。Sさんもなんとか2杯釣り上げた。私は、日曜日に友人と集まって手巻きすしでもやろうかという話だったので、とりあえず2杯キープして、残りをSさんにあげた。

2011-06-03

5/25 イカ釣り - Lady Frances

3週連続の、Frances Fleet のイカ船。今回は、会社の釣り友達のHさんとの釣行。仕事を午後4時前に切り上げて、Acton のHさん宅にピックアップに向かう。Frances は混むといやなので、今度は Seven B's にしようかと話していたのだが、Seven B's は水曜日には船を出さないとのこと。Seven B's のサイトには、Wed, Fri, Sat and Sun と書いてあるのにねぇ。

Point Judith には午後6時20分頃着いた。早速、場所取りに船に向かったが、わりと空いている。ただし、スターンのエリアはもう埋まっていたので、またいつものようにバウの一番先端に場所取り。このくらいの混み方だったら、アンカーロープを収納するエリアから前はどこでも釣りができるだろう。またいつものように、Peter と Connie がいた。私が Frances にイカ釣りに行ってこの人たちがいなかったことはいままで一度もなかったのでは。

5月25日の Point Judith の干潮は午後10時07分。満潮は日が変わって午前3時33分。船は午後7時になっても出発しない。クルーによると、あと一組が遅れてくるとのこと。結局この一組が7時20分頃到着して、やっと出港。

船はいつものポイントへ向かう。午後7時45分にはアンカーをセットして釣り開始。明るいうちはいつものように底狙い。前日から気温がぐっと上がり、イカの活性があがることを期待していたが。スタートは2週前と大して変わらないか。10分に1杯くらいのペースで、ぽつぽつといった感じ。前週、前々週と同じく、平均サイズが大きい。この後ペースが上がることを期待して、辛抱強くしゃくる。

船が空いているので、Frances の受付の兄ちゃんも乗っていたが、彼はイカ釣りではなく、イカを餌にした魚釣り。なかなか良いサイズの Black Seabass がぽんぽんあがるが、Rhode Island では今年は7月11日にならないと Black Seabass をキープできない。アンダーサイズの Fluke も時々掛かっている。

午後9時30分をすぎた頃か、どうやら水面近くにイカが上がってきたようだ。早速、一番下に 3/8 オンスの Squid Chow を付けた仕掛けに切り替え、中層から上のイカを狙う。ジグが着水してから最初にしゃくるまでにかかるような状態ではないが、それでも3投連続で中型のイカが掛かったので、ここから数が伸びるかと期待したが、その後はぱったり。

午後11時を回ると、かなりペースが落ちてきた。こうなるとただひたすら惰性で釣っているような雰囲気。Hさんはまた Fluke の仕掛けを取り出し、置き竿。午前12時頃、この竿に Fluke が掛かった。竿の曲がり具合から、そこそこのサイズのよう。この Fluke は18.75インチで、キーパーサイズだった。見える範囲では他の人がぽつぽつ Fluke を釣っていたが、すべてアンダーサイズ。Hさんはこの1匹だけだったが、これがキーパー。Hさんは前にもこういうことがあった。どうやら Fluke は人を選ぶらしい。(私は明らかに Fluke に嫌われている...

午前12時45分。出発の時間が少し遅れたためだろうか、いつもより少し遅い終了のコール。前週、前々週よりは釣れたが、それでも50くらい(後で数えたら、45でした)。Hさんも似たような釣果。7割くらいはかなり大型のイカなので、そこそこかさはあった。翌日、Frances のレポートを見ると、"The catch varied from angler to angler but two guys fishing up in the bow each managed a full five gallon pail of the tasty mollusks." なんて書いてあったが、さすがに "full five gallon pail" はないよなぁ。

5/23 ストライパー釣り - Plum Island

ここのところブログを書く暇もないほど、釣り三昧してます。

ストライパー釣りのホームグランドの Salem/Beverly 周辺の釣り場がだめになって、まだ1匹もストライパーを釣っていない。仕方がないので、こちらで釣りを始めた頃よく通った Plum Island に行くことに。ここは非常に有名なところで、週末などは釣り人でごった返す。

5月23日のタイドチャートを見ると、Merrimack 河口の干潮が午後11時22分。Plum Island の北端、Captain's Fishing Parties から河口にかけての Sand Bar と呼ばれるエリアは、下げ潮から上げ潮の変わり目に魚が集中する。Merrimack 河口の干潮の30分くらい前から、1時間後ぐらいまでが一番釣れる時間。

家を午後10時過ぎに出て、午後11時に Plum Island Point Parking に到着。釣り道具をまとめて、海岸へ歩いていく。10ノットくらいの風に霧雨がぱらついており、あたりは真っ暗。Sand Bar 付近には、餌で投げ釣りをしている一組と、岸沿いをポイントを探りながら歩いているルアー釣りの人が一人のみ。私は、流れが折れ曲がるあたりから釣りをすることにする。餌は、冷凍鯖のぶつ切り。サンドスパイクをセットして、今年の冬に作った12フィート6インチの竿、いつものフィッシュファインダーリグに4オンスの錘をつけて遠投。まだ川の流れ出しが強く、4オンスの錘でもどんどん下流に流されていく。

 午前12時を過ぎて、もう一組の釣り人は帰っていった。何も釣れなかったようだ。私の竿にもまったくあたりがない。午前12時20分、流れがほぼ止まった。水面を見ていると、薄暗い中なにか黒いものがスーッと流れてくる。流木かなと見ていると、だんだん岸によってきて、いきなり歩き始めた。シルエットからすると、アザラシではない。4本の足がしっかりあり、尻尾もかなり長い。なんだなんだと、ヘッドライトを向けると、一旦こちらをじっと見て、そのあと逃げるようにまた水に入っていった。あれはなんだったんだろうと後でしらべると、どうやらカワウソ (River Otter) だったようだ。

釣りのほうはまったくあたりもなく、午前12時45分に納竿。まだストライパーが釣れない。

2011-05-27

5/22 タラ釣り - Captain's Lady III

5月16日に予定していた Clipper Fleet のマラソンが悪天候で中止になってしまった。6月5日まで(こちらは Eastman's のマラソン)タラ釣りの予定は入っていなかったが、5月中に一度行っておきたかった。土曜日はいろいろ子供たちの予定が入っておりだめだったが、日曜日はなんとかなる。土曜日の午後に Captain's Fishing Parties に電話をして予約を入れようとしたが、空きは十分あるから、予約はいらないよと言われた。


今年最初のタラ釣り。やっとシーズン前に買ったリールが使える。ちょっと気合を入れて、早めに行くことに。家を午前4時30分に出て、現地着午前5時30分。駐車場にはすでに二組先客がいた。彼らは、スターンの両角に場所取りしていた。私は迷わずバウの一番前、ポート側に竿を置く。クーラーボックスやら荷物を運び入れてから車に戻って一休み。午前6時過ぎには、事務所が空いて、早速チェックイン。午前6時30分には船のキャビンの鍵が開いた。キャビンの一番前のベンチに荷物を置いて、ちょっと横になる。

午前7時30分過ぎ、ほぼ定刻に船が出る。今日はそこそこ人がいる。全部で40人から50人といったところか。 5月22日、Merrimack River の河口の満潮が午前3時19分と午後4時6分。河口付近は、外洋からのうねりと川からの流れ出しが干渉して、結構な波が立っている。Coast Guard の船が河口に近づいてきた小型船のすぐ脇に行って、警告しているようだ。Captain's Lady III は106フィートもある船なので問題はなさそうだが、河口の手前で一旦停止した。Coast Guard の船が上流に向かって行くのを待って、河口の Salisbury 側の Jetty をぎりぎりのところでかわし、そこから一旦全速力で波から90度近い角度を保って、河口から離れた。十分離れたところで転回して、東南東に向かう。波は5から7フィートといったところ、ほぼ真東の方向から来るので、ときどき高い波をかわしながらの航行となる。波の高さのわりには風は強くない。15ノットはないだろう。いつもより船のスピードが遅い。この調子だと釣り場まで2時間はかかりそうだと思ってゆっくりしていたら、午前9時ちょっと前には船が減速した。

午前9時、アンカーをセットして、釣り開始。水深270フィートとのアナウンス。波が高くちょっとしゃくりにくい。潮は左前から、ゆっくりと流れている。キャストして底を取って、しゃくっては底まで落とす。ジグがボートの下に入りこむところまできたら一旦巻き上げて再度キャスト。はじめてから10分くらいのところで、しゃくった瞬間にぐんという重み。それほど重みは感じなかったが、あげてみるとキーパーサイズの24インチはあるようだ。船に装備されているギャフの持ち手に貼られたビニールテープのマーキングにあわせると、一応0.5インチくらい出ていたので、クーラーボックスに放り込む。まわりはまったく釣れていない。このポイントでは約1時間。私はこの後、8ポンドクラスのなかなかのサイズのハドックをあげたが、それだけ。見える範囲ではハドックのキーパーが他に1匹あがったくらいか。

午前10時頃、10分にも満たない小移動。水深290フィート。最初のポイントと似たようなペース。ぽつぽつアンダーサイズのタラがあがる。私はスローペースながらコンスタントに魚をかけて、このポイントでは2匹のタラのキーパーを確保。

午前11時頃、15分くらいの小移動。今度はかなり浅いところで、水深175フィート。ここでは餌釣りの人が数匹ハドックをあげたが、あとはぱっとしなかった。30分程度でこのポイントをあきらめ、ここから30分以上さらに東へ向かう。

午後12時30分頃、ポイントに近づくと、いるわいるわ、このあたりの釣り船がごっそり。Eastman's の2艇に Yellowbird、Challenger に Atlantic Queen。どうやら今日はここらしい。

ちょっとだれていたが、気合を入れなおしてジグをキャスト。まず隣の人がポラックをあげる。ポラックはいったん釣れだすと一気に来ることが多い。なかなかかからない。ポラックはタラに比べて海底から少しあがって来ることもあるし、ジグのフォールでかかることが多いので、ちょっと巻き上げてはまたフォールさせる。ジグがずいぶん流れたので一旦巻き上げて再キャスト。しゃくりながら手前に寄せてくると、ごつごつというあたり。竿先をしっかり立ててフッキング。結構重いなと思ったら、ダブルだった。ジグには10ポンドクラス、テザー(自作フライ)にはそれより一回り小さいポラックだった。

このポイントに釣り終了の午後2時過ぎまでいた。私はポラックを4匹、タラを1匹追加。このタラは、クルーがギャフで取り込んだ後に、もしかしたらプールの可能性があるから血抜きしないよと言っていた。結局、この魚は11.5ポンド。この日のプールフィッシュは13.5ポンドで、私のタラは2番目だったようだ。

最終的にはタラが4匹、ポラックが4匹、ハドックが1匹で合計9匹。タラのアンダーサイズは7,8匹あったが、全体的にはいまひとつというところだった。 タラの乗り合い船は、帰りにクルーが魚をおろす(もちろん、ティップを払う)。まわりを見る限り、多くの人が0匹。数人のグループで5,6匹といったところで、私が一番ましだったようだ。クルーの JJ は、Yoshi がハイフック(竿頭)だよと言っていたので、たぶんそうなのだろう。

翌日、Captain's Fishing のレポートのページを見ると、"Some with a dozen or better and some with just dinner,..." と書いてあったが、そんなには釣れてないぞ。

2011-05-23

5/19 Beverly - Salem エリアの釣り場の状況

前週にストライパー釣りに行ったところ、あてにしていた Lead Mills も Salem のフェリーポートも立ち入りできなかったことを書いた。その後、これらの工事はいつまで続くのかいろいろ調べていた。木曜日の夜にちょっと偵察を兼ねて行って来た。

Lead Mills

こちらは、名前のとおり旧鉛工場の跡で、現在この跡地に Lafayette Tides というコンドミニアムを建設する計画があるとのこと。1800年代末から1900年代初頭に、Chadwick Lead Company という会社の工場がここにあり、工場は火災で焼失した。つい最近までこの土地の所有者は、NL Industries という会社だったのだが、5年前くらいに地元のデベロッパーに所有権が移動したとのこと。ただし、この土地を開発するにはいくつか問題がある。ひとつは鉛汚染。こちらは前所有者の NL Industries が費用を負担して、土壌の入れ替えを行うことを約束。もうひとつは、ここに大型のコンドミニアムを建設すること。こちらのほうはまだ周辺の住民の反対もあって、現在暗礁に乗り上げている。いずれにせよ、コンドを建設するには、鉛汚染の除去が必要条件になる。ということで、とりあえず鉛汚染の調査が数年前に行われて、作業を行う範囲が決まり、昨年の10月に作業が始まったとのこと。

前週に見たときには、Lafayette Street から橋のところが封鎖され、その向こうが大丈夫のように見えたのだが、実際には橋のところまでは土壌入れ替えの対象になっておらず、橋から向こう側が対象になっているとのこと。この工事はスケジュール通りに進行しており、今年の6月には完了するとのこと。おそらくその時点で遊歩道はまた開放されると思うが、それが6月のいつだかはわからない。


Salem フェリーポート

こちらは、Salem のフェリーポート近辺を再開発して、観光の拠点にしようというもの。第一次工事が昨年始まり、5月27日の Salem フェリーの今期の開業までには終了とのこと。第一次工事では、旧駐車場エリアの護岸工事。こちらにいくつか写真があるが、駐車場エリアからの釣りはちょっと魚の取り込みが難しくなるようだ。

木曜日の夜の時点では、フェリーの運航開始まであと一週間ちょっとにもかかわらず、まだ閉鎖されたまま。柵ごしにはまだ砂利の山が見えている。本当に5月27日に間に合うのか疑問。


Beverly Public Pier

こちらも Beverly Port の再開発計画の第一次工事が一昨年に始まり、ようやく今年の5月に完了。第二次工事は、商業漁船(ロブスターボート)が停泊している、Pier の右側の再整備だそうだが、こちらはいつから始まるかは不明。

先日来たときには、Public Pier の入り口が封鎖されており、Pier に入れそうもなかったが、こちらはすべてきれいになっていた。どうやら、Pier からポンツーンに仮設したギャングウェーを最終的な場所に移動するために一時的に閉鎖していた模様。木曜日の時点では夜に立ち入りを禁止するロープは張っていなかった。Pier の先端のほうでは、依然としてオーバーキャストをさせないように柵の上2メートルちょっとのところにロープが張り巡らされている。


White Fuel Bridge

ルート35(Water St)の Salem ダウンタウンから行くと Eastern Propane Gas の手前にある橋。こちらは数年前から工事をしていた。現在のところ、上流側の工事がまだ続いているが、車を止める場所と下流側での釣りはなんとかなりそうだ。ここは、橋の上から上げ潮の時には上流側、下げの時は下流側での釣りとなる。


あちこち確認して回った後に、先週ちょっと試しに行ってみた Kernwood Bridge に行った。木曜日は Salem の満潮が午前1時27分。前回は満潮後、2時間から3時間たっていたので、今回は満潮前の上潮の後半でどうなるか試すことに。午後11時30分から午前12時45分までいたが、あたりは一度もなかった。

5/16 タラ釣りは中止になった

5月16日は、2月の末にブッキングした Clipper Fleet の Marathon の予定だった。前週は海が荒れてあまり船が出られなかったようだが、日曜日には風がおさまった。日曜日に海上気象予報をチェックすると、釣りをする海域では10ノットから15ノットの風、瞬間最大風速で20ノット、波は3フィートから5フィートとの予報だった。これなら問題ないはずだと思ったのだが。

朝3時に起床、家を3時半に出て、現地着4時30分少し前。Marathon だとレールポジションをあらかじめ指定できるため、あまり早い時間に行かなくてよい。Clipper Fleet に着くと、少し車が少ない気がした。とりあえず車をとめてオフィスに行くと、一緒に行くことを約束していたHさんが待っていた。なんだか様子が変だ。さてチェックインするかとカウンターに行くと、いつにする?と聞かれる。え?ようやく事態を理解できた。

日曜日の晩から、釣りをする海域 (Jefferey's Ledge) の海洋ブイの観測で、30ノット以上の風が吹いており、現地は波高が7フィートを越えているとのこと。そういえば高速を運転しているときに、思ったより風が少し強いと思っていたが。

いつにするか聞かれたのは、かわりに6月のマラソンに振り替えするかどうかという話。結局、Hさんと休暇の予定を合わせるのも無理そうだし、私は6月5日に Eastman's に乗るので、リファンドすることに。午前5時には家に向かう。家に着いたのは午前6時前。ここで休暇を無駄遣いするのはもったいないし、さっさとやっておきたい仕事もあったので、一寝して会社に行くことにした。

2011-05-19

5/15 ちょっとカレイ釣り - Lynn

朝8時に目覚ましをセットしたのだが、連日の睡眠不足でまったく起きられなかった。午前10時の満潮の前後あたりに、また Swampscott でカレイを釣ろうと思っていたのだが。

昼前に起きて、仕方がないので子供の世話。上の子が Mighty Beans なるものが欲しいとのことで、昼食後に Target に連れて行った。ちょっと前までは、ベイブレードに夢中だったのに、そちらはもうよいらしい。

午後3時前、先日 Tony にもらったシーウォームをそのまま死なせてしまうのはもったいないと思い、午後4時前後の潮替わりの時間帯を狙って、とりあえず家を出る。午後4時前に Swampscott に着いたが、やはり潮がかなりひいているので釣りになりそうにない。仕方がないので、Lynn の Walmart と Building 19 の裏の海岸へ向かう。この場所は以前偵察に来たことはあったが、実際に釣糸を垂らしたことはない。

現地着、午後4時20分。駐車する場所を探していると、Tony の車があった。この前渡した竿は役に立っているのだろうか。釣具をまとめて海岸へ向かう。海岸沿いの塀を越えると、いるわいるわ。ざっと20人くらいの釣り人が、500mくらいの範囲に並んでいる。アジア人とラテン系の人がほとんど。白人の連中は、あまりこういう小物釣りには手をださない。

Tony はどこかと少し海岸を歩いていったが見つからない。途中のスペースがあるところで釣りを始めようとしたが、かばんに入れていたリールが見当たらない。どうやら海岸に下りるときに落としたようだ。また来た道を引き返して、海岸に飛び降りたところを見ると、リールが転がっていた。時間もないので、その付近で釣りをすることに。

海岸は遠浅の砂浜で、水際まで行くとかなりぬかるんでいる。13フィートのカープロッドにリールと仕掛けをセットして、遠投する。周りの連中は、サンドスパイクに置き竿。私はサンドスパイクを持ち合わせていなかったので、手持ち。底を探るようにさびいてくる。

しばらくすると、30mくらい向こうで釣りをしているアジア人(ベトナム人か?)が来て、その竿はどこで買ったのと聞いてきた。私の使っているような竿はそこらで売っていないし、連中の竿では遠投しても限界があるので興味を持ってきたのだろう。オンラインで買ったカープロッドだよと教えてあげる。

釣りのほうはさっぱり。隣の連中が一度アンダーサイズのカレイをあげたが、それ以外誰も連れていないようだった。私が来る前には何匹かいっていたようだが。途中、何らかのあたりらしきものがあったが、針掛かりしなかった。家族に午後6時過ぎに帰ると言って出てきたので、約1時間弱で釣りを切り上げる。実りのない一日だった。

2011-05-18

5/13 イカ釣り - Lady Frances

Frances のレポートではあまり釣れていない模様だったのだが、イカ釣りには都合のつく限り行くつもりでいたので、金曜日の午後に仕事のめどが立ったところで Frances に電話で予約。ブッキングしたところで、今日は混んでいるの?と聞いたところ、ぎちぎちだとのこと。うーん、お隣の Seven B's にした方が良かったかなとちょっと後悔。

午後4時すぎに会社を出て、そのままロードアイランドへ向かう。午後6時15分に Point Judith の Frances Fleet に到着。船に向かうと、先週一緒に来た O さんが大学生の娘さんと一緒に来ていた。はい、お互い好き物です。O さんの親子はポート側の真ん中ぐらいのところに場所取りしていた。

船はもう人がいっぱいだったのだが、バウの一段高くなっているところを除いてまんべんなく竿が立っている。先週は後半になってから前の方はあまり釣れていなかったのだが、私はライントラブルがなにしろいやなので、また一番前に陣取る。釣れるときは、どこでも釣れるはず。

事務所に戻ってチェックイン。なんか韓国人のグループが、あまりにも人がいっぱいなので、キャンセルしたいともめている。これは Seven B's に乗り換えるつもりだな。受付の兄ちゃんもなんかうんざり顔。

船は午後7時の定刻にいったんポンツーンから離れかけたのだが、遅れてきた韓国人グループを乗せるために、また戻る。このグループは他に空いている場所がなかったので、バウの私のすぐ横に陣取ってきた。なんか狭い場所にクーラーボックスやタックルボックスを持ち込んで来て、やたら狭苦しい。

午後7時30分、アンカーをうって釣り開始。Point Judith の満潮は午後5時4分、干潮が午後11時44分。ずっと下げ潮となる。風は南東から5ノット程度だろうか、先週より肌寒く感じる。

先週の反省もあり、今日は底付近を丁寧に釣ることに専念する。仕掛けは、ヤマシタのエギスッテスリム1.7のピンクと、やはりヤマシタのトトスッテブライトのパールホワイト。一番下に1オンス弱の錘をつけている。バウの一番先端にいる場所の利を生かして、前方にキャスト、ゆっくりと広い範囲を探ってくる。釣り開始から5分ちょっとのところで、キャストして仕掛けが着底した後に軽くしゃくりを入れると、ぐっと重みを感じる。1杯目。サイズは先週同様、かなり大型。

ここから暗くなるまで、15分に1杯くらいのペースだろうか。周りは見渡す限りほとんど釣れていない。この食いの渋い中、かなりましなペースで釣っている。午後9時を回って、ペースが落ちた。なかなかツ抜けできない。このあたりから段々と船の真ん中あたりの明るいエリアで釣っている人たちがペースをあげてきた。私の釣っているエリアでは、本当にポツンポツンとしか釣れない。

午後11時を回って、ポート側の真ん中から後ろにかけて、光に集まってきた小魚(アミエビ?)の群れが現れる。よく観察していると、この群れを捕食しに来たイカの姿がときどき見えている。このあたりから、ポート側の真ん中あたりに陣取っていた人たちに良いペースでイカが掛かり始める。O さんによると、表層で餌を捕食しているイカは仕掛けに見向きもしないが、その下の中層で中型のイカが食ってくるようになったとのこと。

私は我慢して底付近を丁寧に探っていたが、仕掛けを代えてちょっと中層まで広く探ることに。しかし、バウの周辺ではまったくペースがあがらない。

午前12時30分、終了のコール。前半は渋いながら回りにくらべて悪くないペースで釣れていたのだが、後半がだめだった。結局、合計18杯。約3分の2がかなり大型で、残り3分の1が中の大といったところか。O さん親子は合計で50杯以上釣っていた。船全体では竿頭でも50はいってないのではないだろうか。なんかもう少し水温が上がってきて、いろいろなサイズが混じって来ないと大釣りにはならないような気がする。


この翌日、土曜日の晩に、やはり釣り仲間の H さんが行ってきたがやはり似たようなパターンだったとのこと。H さんは20杯程度。常連の Peter と Connie が2人でバケツ半分くらいといった感じだったそうだ。

2011-05-17

5/12 ストライパー釣りのはずが...

夕方家に帰ってくると、Tony から留守電にメッセージが入っていた。メッセージを聞くと、まぁ要するに、隣で釣りをしていた人が遠投して、大きなカレイを次々にあげていているのに、俺はそこまで届かないのでどうしたらいいのかという相談。どうしたらいいと言われてもねぇ。

確かにこの国ではカレイのような小物をサーフキャスティングで釣るというのはまずないので、日本でいうカレイやキス釣りの遠投用の竿は売っていない。12フィートを超えるクラスのロッドは、最低5オンス+ベイトとかの大物釣りのロッドになるので、かなりごついものになる。

昔、日本から持ってきた振出の安物のサーフロッドがあったので、それを貸してあげるかと考え、とりあえず電話をする。そろそろストライパーを始めるかと考えていたところだし、いつもの Lead Mills の潮の時間もどんぴしゃなので、これからそっちへ行くから、釣り場で落ち合うことにしようという話になる。

午後9時、Lead Mills 着。この時期はまだここへ夜釣りに来る連中はまぁいないだろう。他の車は1台もいない。早速車を停めて、車を降りると、なんだかおかしい。なんと、釣り場へ行く歩道が封鎖されている。何か工事をするのだろうか、囲いに覆われていて向こうが見えない。困った。

車道沿いの、護岸から釣ることも検討したが、ここはかなり遠浅で、ポイントまでは遠投してやっと届くかどうかのところ。足場も悪いし、こちらから投げるといつも根掛かりするエリアの向こうになる。少し歩いて、いつも釣っている橋の水路の車道側から入ろうと考えたが、ちょっと無理がある。ここは遊歩道で、反対側からもアクセスできるはずなのだが、どこから入れるかわからない。車に戻って GPS をみながらいろいろと検討したが、結局これは無理と判断。では仕方がないけど、フェリーポートに行くことにする。

Tony に電話して、Lead Mills は入れないから、今からフェリーポートに行こうと思うと話したところ、フェリーポートも工事中で入れないよとのこと。ではいったいどこで釣ればいいのか?Tony は Kernwood Bridge ぐらいしかないじゃないとのこと。Kernwood Bridge のことは知っていたが、そこで釣りをしたことがない。というか、どこから釣りができるか知らなかった。とりあえず Tony の説明を聞いて、Kernwood Bridge に向かう。現地に着くと、釣りをしていた若い連中が丁度帰るところだった。何もあたりがなかったとのこと。

とりあえず、橋のたもとの Beverly 側から下に降りて、上流側で釣りを開始。すぐに Tony がやってきた。持ってきた振り出し竿を渡してこれで試してみたらと話したところ、じゃあ今から家に戻って Sea Worm を持ってくるとのこと。15分ちょっとでリールとえさを持って戻ってきた。この間に1度だけストライパーらしきあたりがあったが、小さいのだろうか、針掛かりはしなかった。

Tony が戻ってきてからは、まぁ釣りに関するよもやま話。途中、Tony が2匹 Skate を掛け、私も1匹 Skate が掛かった。時々、遠くの水面でバシャっという音がするので、ストライパーはいるのだろう。Tony はここで昼間に小さなストライパーをあげたとのこと。

まぁ潮のこともあるし、釣れないだろうことはわかっていたのだが、ここまで来た以上、釣り糸をたらさないわけにはいかない。釣りを始めて1時間半。11時半頃にまぁ気は済んだので、納竿することに。

しかし、Lead Mills が閉鎖されているのは本当にショック。5月の終わりから6月いっぱいは本当にはずれのない場所なのに。

家に帰ってきて、Google Map とにらめっこ。あの遊歩道に入る道を探すが、車を停められる所からは最低でも800mくらいはありそうだ。今度探検してみることにする。それから、フェリーポートは、現在再開発の一次工事で、Salem フェリーの営業が始まる5月24日には一旦工事が終了とのこと。ただし、護岸工事をしたようで、駐車場脇はもう海面まで降りていけないような雰囲気。今年は Beverly Pier も完全に封鎖されているし(昼夜問わず)、いったいどこで釣りをしたらいいのだろうか。困ったものだ。

2011-05-10

5/8 カレイ釣り - Swampscott

イカ釣りから帰ってきて、午前3時過ぎ。その前の日に仕事で朝までだったので、ここからタラの乗り合いに行く気力はない。とりあえず何杯か刺身用におろして、残りをビニール袋に取り分けて冷蔵庫に。ベッドに行くと奥が目を覚ました。イカの刺身はやはり新鮮であるほどおいしいので、今ちょっと食べてみる?と聞くと、こっくり。またキッチンに戻って、大きなイカの半分くらいをそうめんにしてベッドに戻る。新鮮なイカの刺身に奥も満足のよう。刺身の皿をしまった後にお昼くらいには起きるかと一寝。

お昼ちょっと前に子供たちに起こされた。そうだ、今日は子供たちをカレイ釣りに連れて行く約束だった。お昼ごはんにイカのパスタを食べ、さっそく準備をする。そろそろ出発というときに、息子がファミリールームで悪ふざけをしていて転んだあげくソファの角に顔をぶつけてまぶたを少し切ってしまった。ちょっと血がでたくらいで、大騒ぎしている。もう時間がないので、行くのか行かないのか聞いたところ、家にいるとのこと。こうなると下の娘も家にいると言うかと思ったのだが、私と一緒に釣りに行くとのこと。

午後1時少し前家を出る。えさのシーウォームを買いに、Everett の Fishing Finatics に寄る。シーウォームが1ダースで6ドル以上。高いなぁ。Swampscott のピアには午後2時過ぎに到着。車を止めたところで、一人先客がピアの上を歩いていくのが見えた。さっそく釣具をだして娘と一緒にピアに歩いていく。

5月8日、Lynn Harbor の満潮が午後3時3分。風がかなり強い。15ノットは吹いているようだ。釣りの仕掛けの準備ができたところで娘を見ると、寒くてがたがた震えている。さすがにかわいそうなので一端車に私の上着を取りに行く。仕切りなおしで、午後2時30分頃釣りを開始。

釣りを始めて比較的すぐに1匹目。そういえば今日はメジャーを持ってくるのを忘れた。パッと見、12インチは余裕だと思うが、一応もう一人の釣り人にメジャーを持っているか聞いてみる。この竿のここからここまでが12インチだよとの答え。13インチちょっとといったところか。

続いてちょうど満潮の頃に2匹目。ここからは5分おきくらいに3匹立て続けで釣れる。すべてキーパーサイズ。娘がまだ寒そうなので、私が地べたにあぐらをかいて、娘をひざの上に乗せたまま、手持ち竿でしゃくっては待ちの繰り返し。もう一人の釣り人はやっと1匹目が釣れたところで、そちらはよく釣れているねぇと声をかけてくる。

5匹目を釣ったところでちょっとペースが落ちたが、そのあともぽつぽつ。今日は午後4時30分で切り上げるかなと考えているところで、リミットの8匹目。今日は釣った魚がすべてキーパーサイズだった。もう一人の釣り人もなかなかのペースで釣っていた。私が帰る時点で、キーパーが5匹、アンダーサイズを3-4匹といったところだった。

2時間ちょっとでリミットの8匹。サイズは一番小さいのが13インチから、一番大きいので16インチ足らず。後半は風もだんだん落ちてきて、娘も楽しそうにしていた。なかなか楽しい釣りだった。

5/7 イカ釣り - Lady Frances

週末のプランは、土曜日に近場のカレイ釣り、日曜は今年最初のタラの乗り合い船かなと考えていた。土曜日は午前中に庭の芝刈りを済ませて、お昼過ぎに家を出る予定だったのだが。金曜日の夜に仕事がすっきり始末がつけられず、結局朝まで仕事。空が明るくなってからベッドに入って、起きたのは午前11時前だった。

急いで芝刈りを始めようとしたのだが、トラクターのバッテリーがあがってしまっていた。仕方がないので、車をガレージから出して、ジャンプスタート。ここで厄介な問題が。バッテリーはトラクターのシートの下にあり、シートに座っていないとエンジンが切れてしまう。エンジンをかけてから数分ではバッテリーが充電できないので、立ち上がってケーブルをはずすことができない。仕方がないので、トラクターに座ったまま、ケーブルをはずし、そのまま芝刈りをすることに。なんだかんだで、芝刈りが終わった時にはすでに12時を回っていた。時間がない。

とりあえずコンピューターを立ち上げて、満潮の時間の確認。それから気になっていた Frances Fleet のイカ釣りの初日のレポートをチェック。Frances のレポートはいつもかなり誇張があるので、行間を読むのだが、とりあえずイカは入ってきていて、釣り方がわかっていれば50は釣れるという解釈をした。これからカレイだと時間があまりないので、イカ釣りに変更。近所のOさんに電話をしてみる。Oさんは一旦は用事があってだめとのことだったのだが、10分もしないうちに、予定がなくなった(?)ので一緒行くとのこと。午後4時にOさんたくにピックアップに行くことに。

Frances Fleet 着午後6時20分。今日は Lady Frances。あまり混んではいないが、船の後ろのほうから竿が並んでいる。私は広いバウで釣るのが好きなので、一番前の釣り座を確保。常連の Peter と Connie がやはり来ていた。彼らは Lynn の American Classic のオーバーナイトのタラ釣りをしてからそのまま来たとのこと。本当にこの人たちは好きものだ。

今日の Point Judith の満潮は午後11時22分。船は定刻通り午後7時に出船。20分ちょっとでポイントに到着。風は北西から10ノットから15ノットくらい。アンカーを打って釣り開始。私はいつもの通り、底狙いの一番下に錘をつけたリグで始める。一投目、底を取ってしゃくりを入れると、いきなりぐんという重み。かなり大きめのイカ。これはかなりいけるかもと思ったのだが、そうは行かなかった。

これから1時間ほど、見える範囲では数匹しかあがっていない。私は最初の1匹以降まったくだめ。Oさんはまだ1匹も釣れていない。底付近を丁寧に探っていたのだがうんともすんともいわない。あたりが暗くなってきたので、リグを変えて表層から中層への釣りに切り替える。すると、中層で何匹か連続ヒット。ここから10時くらいまでの間に、なんとか10匹ちょっと。見える範囲にいるほかの釣り人からするとまだましなほう。

午後10時を過ぎてまたうんともすんともいわなくなった。大体、潮がとまる時間は食いが落ちるのである程度予想していたが。ここから私は一時間半以上まったく釣れなかった。見える範囲では、一組だけがぽつぽつあげている。他の人たちがあまり釣れないなか一部の人たちが何の変哲もない仕掛けで釣れるのは、底から上がってきているのに違いないと思い、表層から中層にかけて、あれやこれや仕掛けをとっかえひっかえ試した。あとから考えると、完全にどつぼにはまっていた。一方Oさんはぽつぽつ釣れ始めた。

午前0時近く、周りのペースが少し上がってきた。潮が動き始めたのだろう。私は相変わらずぽつぽつしか釣れない。何がいけないのか本当にわからなかった。釣れている連中は、錘が軽いこと。これは私も同じである。では何が違うのか。最後の最後になって、やっと答えが出た。イカはべた底にずっといたということ。活性が高くないようで、しゃくった後に一端ジグを止めて潮に漂わせるように間を置かなければ食ってこないこと。答えが出てからは、釣れている連中と変わらぬペースで釣ることができたが、時すでに遅し。午前0時25分、終了のコール。

私は合計27杯しか釣れなかった。Frances でのイカ釣りでは最低に近い。しかし型はほとんど大型で胴長が10インチくらいが平均、最大で12インチちょっとあったので、嵩はそこそこあった。竿頭はおそらく Peter と Connie だろうと思うが、1人70-80杯といったところだろう。イカ釣りの乗り合いに乗れば一番釣れるグループに入って当然という慢心があった。いままでこういうパターンがなかったので非常に勉強になった。

2011-03-18

地震から一週間

3月に入って、本業がかなり忙しくなってきた。釣りシーズンが本格的に始まる5月半ばにはなんとかけりをつけられるかな、との希望的観測のなか、夜遅くまで仕事をしていると、日本でなんかすごい地震があったというニュース。すぐに日本に電話をかけたが、つながらない。こちらの金曜日中にはなんとか親と連絡がとれて(実家は横浜なので大丈夫なはずとは思っていたが)、とりあえず一安心だったが。あれからもう一週間、仕事の合間にはニュースにはりついているが、本当に心が痛む。

先日 Fin-nor のリールを買った後に、ちょっと良さ目の小型スピニングも欲しいなぁと考え、Shimano の Sustain か Stradic CI4 か、それとも Daiwa の Fuego かといろいろ検討していたのだが、これは我慢して赤十字に募金することにした。今アメリカにいてできることは募金くらいしか思いつかなかったから。

今もニコニコ動画のNHKの中継を見ながら書いている。原発のニュースを見ていると胃が痛くなってくる。早く問題が解決しますように。

2011-03-09

Fin-nor Offshore Star Drag OFC16L

ニューイングランドの長い冬。メインのアイスフィッシングに2回行った以外は、タックルの整理や、ロッドの製作など、暇を見つけては今シーズンの準備。Cabelas や BassPro のカタログを眺めて、今シーズン用の小物の注文をしたり、Mud Hole のカタログで、次に作るロッドのことを考える。本業も、今が佳境なので、無理をして Block Island のタラの遠征に行くのは我慢する。

2月の後半に、GOM のパーティーボートの Marathon のスケジュールが順次 Web サイトに掲載される。今年こそ40ポンドオーバーのタラをなんとかしとめたい。昨年は5月の中旬に  Newburyport MA の Clipper Fleet でかなり良い思いをしたので、また今年も行くことに。今回は、会社の釣り仲間の H さんに声をかけたところ、一緒に行きたいとのこと。

昨年は5月10日の Marathon に乗った。今年はNOAA の長期予想などから、おそらく幾分海水温が上がるのが遅いだろうこと、潮回りなどを検討して、5月16日の Marathon に予約を入れた。予約を入れるのが早かったので、ポート側(左舷)のバウの一番前から2つレールポジションを確保できた。Marathon の良いところは、あらかじめレールポジションを確保できるところ。朝、3時間も4時間も前に行って場所を確保しなくてすむ。また、私のような勤め人には、どうせ休暇をとるならなるべく長く釣りをしたい。

さらに、今年は NH の Eastman が、5月から6月にかけて週末の Marathon をいくつかやると Web サイトに書かれていたので、スケジュールが発表になってすぐに予約を入れた。こちらは、6月5日の日曜日。例年、6月の第一週頃は、Isles of Shoals 沖の Inshore Cod の最盛期。50ポンドオーバーがごろごろ釣れるのは、この時期、この場所に限られている。こちらも、ポート側のバウの先端にレールポジションを確保できた。

こうやって予約を入れていくと次に考えるのは釣り道具のこと。タラのジグ用の竿は自作のものが7フィート9インチと7フィート3インチの2本、それ以外に市販の竿が2本。リールは、Daiwa Saltist 40 と、バックアップに Pro Gear 454YTS と Shimano Torium 16 とあるのだが、もう一つ欲しくなった。Saltist が現在のメインのリール。こちらはまったく不満はない。Pro Gear は、ずいぶん前に買ったもので、こちらは GOM (Gulf of Maine) のタラ釣りでは非常に人気のあったリールなのだが、いまや PE ラインの時代。ちょっと大きめで重い。バックアップとしては良いのだが、ハンドルの付け根の部分に少し遊びが出たのと、ベアリング交換してもスプールがあまり滑らかでないのと、そろそろ引退かなと考えている。Torium はちょっとギヤ比が高すぎて、ハドックなどの餌釣り用リールになっている。もう一つ欲しい...

Saltist をもう一つでも良いのだが、残念ながら私の持っているギヤ比が 4.9:1 のモデルは生産中止になってしまった。新しいモデルはギヤ比が 6.4:1 で、ちょっとこのタラのジギングには使いたくない。何故ハイスピードリールはだめか... これはこの釣りをやってみるとわかると思う。タラなどの底物の釣りは、海底からリールの力で引き上げる釣りとなる。タラは自分では上に向かって泳がないし、重いジグを使っているので、ポンピングしてラインテンションが抜けてしまうとフックが外れることもある。まぁ遅すぎてもジグの回収に時間がかかるので、落としどころとなるのは、4:1 から 5:1 ぐらい。

2スピードは理想かもしれないが、もれなくレバードラグになるし、高価になる。ジグを落としてはしょっちゅう底を取り直す釣りには、スタードラグのワンクリックでロックとフリースプールを切り替えられる方が都合が良い。このあたり、掲示板などでもいろいろ討論されているが、私はこの釣りに関してはスタードラグを支持する。実際、タラのパーティーボートの常連のうまい人たちはスタードラグのリールを使っている。

Daiwa の Saltiga のスタードラグは、この釣りには定評のあるリールで、私も欲しかったのだが、何せ400ドルを超える値段である。さらに、最近2スピードのレバードラグモデルがでて、このスタードラグ版はモデル末期のような気がする。生産中止になって、在庫処分で安く出回れば飛びつくのだが、その様子はいまのところない。

Penn 113HN Baja Special はこれまた GOM のタラのジギングでは非常に人気のあるリール。メインのパーティーボート Bunny Clark のジグ用のタックルは、この Baja Special を使っている。これは通常 4/0 Narrow と呼ばれるサイズで、ナイロンのラインでも充分なキャパシティがある。ただ、せいぜい400フィートくらいまでの深さで PE ラインを使うとなると、Saltist 40 のように、3/0 サイズで充分なので、もうちょっと小さいのが良い。

2011年のニューモデル、Penn TRQ Star Drag。今年モデルチェンジをして、少し軽くなった。標準では 6:1 とハイスピードだが、4.9:1 と 5.4:1 のギヤの交換キットが別売されるとのこと。サイズとしては TRQ25 ぐらいが候補だが、これも400ドル超え。かなり真剣に検討したが、TRQ シリーズは Narrow Spool モデルがない。ジギングには Narrow Spool のほうが扱いやすい。いろいろ掲示板をあさっていると、2012年に Narrow Spool モデルの TRQ25N が発売予定とのこと。これはすごく欲しいが、ちょっと待てない。

さらに釣りの掲示板をあさっていると、Fin-nor の Offshore Star Drag に 4.3:1 のモデルがあることがわかった。Cabelas や BassPro にも Offshore Star Drag が載っているのだが、すべて 6.2:1 のハイスピード版。ロースピード版があるのは知らなかった。Saltist の旧モデルがなくなった今、この Offshore Star Drag のロースピード版は知る人ぞ知る、旧 Saltist のかわりとなるリールのようだ。定価は、16L が199ドル、20L が209ドル。この値段なら、あまり悩まなくてすむ。問題は、16L か 20L か。16L はモノ20ポンドが350ヤード、20L はモノ30ポンドが380ヤード。スプールの径は同じなので、スプールの幅の違い。ラインキャパシティさえ問題なければ、16L の方が良い。あれこれ計算すると、16L で PE 65ポンドが300ヤードちょっと巻けそうだ。この300ヤードというのが非常に微妙で、Bunny Clark などで White Hake の釣り場に行くと、200ヤード。ただこちらは1年に一度行くかどうかだし、Saltist 40 では充分問題ないので、結局 16L にすることにした。

この Fin-nor の Offshore Star Drag のロースピード版は扱っているところが少ない。一番安いのは少々怪しいところ。結局、Amazon で $181.18、Super Saver Shipping を使って送料無料で購入。ちょっと時間がかかったが、月曜日に届いた。こんな感じ。Saltist はハンドルノブがプラスティックの安っぽいもので、力が入れにくいので交換したが、こちらはなかなか良い感じ。とりあえず、ストックの状態で使ってみることにする。ラインは Cabelas で注文しておいた Sufix 832 の65ポンドテストを300ヤード。これで今年の春のタラのシーズンの準備は万端である。

2011-02-15

ソルトウォーター フィッシング パーミット

昨年の移行期間を経て、ついに2011年よりニューイングランドの各州で Recreational Saltwater Fishing Permit が導入された。今までは、メイン、ニューハンプシャー、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカットのニューイングランド5州では、コマーシャル以外の海釣りをするのに特別なパーミットは必要なかった。これが法改正で、昨年の移行期間は NOAA への登録(無料)が必要となり、今年の1月からは釣りをする州で有料のパーミットを取得することが必須となった。

マサチューセッツ州では、Marine Fisheries のこちらのページに、オンラインでのパーミットの購入のリンクと概要の説明がある。マサチューセッツ州の場合、オンラインで申し込みすると、$10 の年間費用の他に、$1.85 のプロセッシングフィーがかかる。面白いのは、ニューイングランドの5州では、隣接する州で別にパーミットを取得する必要がないこと。例えば、マサチューセッツでパーミットを購入すれば、そのパーミットはニューハンプシャーとロードアイランドでも有効になる。州によってパーミットの費用も多少違ってくる。ニューイングランド以外の州からこちらに遊びで釣りに来る機会があるのであれば、そのあたりも考慮すると良い。

New Year カウントダウンが終わって、奥にあけましておめでとうと言った直後、オンラインで申請した。奥がいったい何しているの?と聞いてきたので、パーミットの申請をしたと言ったら、あきれていた。申請したのは1月1日の午前12時03分。発行された ID は 1001749 だった。どうやら、1000000 からの連番なのだろうか。どう考えても、1月1日の午前0時から3分間のあいだにこれだけ申請があったとは思えない。もっと早い番号がもらえるかと思っていたのに、ちょっと残念(と思っている自分にばかだなぁと思う...)。

パーミットはダウンロードしてプリントアウトできるのだが、昨年の NOAA のレジストレーションのように、後で正式なカードを送ってくると思っていた。しかし、いくら待ってもいっこうに来ない。先日、ちょっと気になって調べたら、カードは郵便で送らないとのこと。結局、ダウンロードしたのが正式なカードで、パウチするなり好きにしろと。まったく味気がない。

2011-02-04

スメルト料理

スメルトが大漁だったいう話を書いたところ、数百という単位でスメルトが釣れてどうやって食べるの?という質問が...ごもっともです。

もちろん、一部は友人におすそわけするのだが、この量でははけない。日曜日から、フライ、天ぷら、ムニエル、塩焼き、南蛮漬け、甘露煮と、さまざまな料理で食べているが、もちろん家族で短期間で食べられる量はしれている。スメルトは冷凍しても食べられないことはないが、味はぐっと落ちる気がする。

ではどうするかというと...干物である。ポーギーやスメルトなど、大量に釣れることのある魚は、すぐに食べる分を残して干物にしてしまう。2年くらい前に、Dehydrator を購入した。アメリカでは、ドライフルーツやビーフジャーキー用の製品がいくつかあって、Cabela's のカタログなどを見るたびに、欲しいなぁと思っていたのだが、これは買って大正解。私が買ったのは VegiKILN というブランドで、トレイが8段の機種。100ドルちょっとだったと思う。

今回は、雌は卵を残して内臓を取り、一夜干しにしてから冷凍。雄は腹を開いてからからになるまで乾燥させた。この機械を使えば、150匹近くのスメルトをいっぺんに干物にできる。開いたものは、完全に乾燥するまで1日もかからない。左の写真のような感じ。 基本的には煮干しのような感じだが、スメルト独特の匂いがほのかに香って、なかなか上品な仕上がり。

2011-02-01

1/29 スメルト釣り - Sonny's Smelt Camp

予定通り、Oさんとその友人のFさんと Sonny's で土曜の夜10時半からの釣り。Oさんが車を出してくれて、午後7時半に家に来てくれた。North Andover でFさんをひろって、メインに向かう。Sonny's 着、午後10時半ちょうど。上げ潮で釣りをしていた連中が帰っていく。夕方からの上げ潮では釣れたのであろうか。

この計画を立てる前に、Oさんと話していたのだが、この釣り、やはり2タイド分は確保しておきたい。われわれの住んでいるところからは片道3時間近く。上げ潮、下げ潮の両方あればどこかで波は来るとは思うのだが、片方の潮で外れたら後悔することになる。今回は土曜の夕方からの上げ潮から2タイドと考えていたのだが、夕方からは予約できなかった。

私たちの読みは、ここまでの傾向から、やはり午後10時半からの下げ潮。日曜日の午前2時から4時くらいでピークが来て、朝にはもう十分釣って早めに帰るという目論見だった。だいたいこういうのはとらぬ狸の... になることが多いのだが、結論から言ってしまうと大当たりだった。

今回の小屋は、先週Oさんが奥さんと来たときと同じ11番の4人シャンティ。$65 x 2タイド、えさ2袋込みで、$130。中央にストーブがあり、釣りをするスリットは両側に開いている。私が奥の右側、Fさんが同じ側の手前、Oさんは反対側に陣取って早速釣り開始。

釣りを開始してすぐに私が1匹目をあげる。このあとにOさんが続くが、Fさんはこの釣りがはじめてで、ちょっと苦戦している。3人とも持参のアイスフィッシングロッドでの釣り。あたりは頻繁にあるが、どうやら活性が低い。棚は底付近。Oさんはあたりを見極めてズバッと合わせをいれるタイプ。私はどちらかといえば、本あたりの前に軽い誘いを入れて追い食いしてきたなというのを見極めてから合わせをいれるタイプ。いずれも半分くらい空振りといったペース。スメルトは多分うようよいるのだろう。後は活性が上がって餌に飛びついて来るような時合がいつ来るか。私はジグの仕掛けと、2本針の胴付の仕掛けで釣っていたが、どうやらジグに反応するほど活性が高くないようなので、ジグをやめて、2本とも胴付仕掛けで釣ることにした。

食いは渋いながら、日付けが替わる頃までには、私もOさんも40から50は釣れていた。Fさんもちょっとペースは悪いながら20は釣れていた。午前2時を回って、俄然ペースが上がってきた。活性が上がってくると、だんだんと棚が上がってくる。ここから午前3時30分くらいまで、入れ食い。休む暇もない。

スメルト釣りで数を釣るには、いかに時合が来たときに手返しよく釣るかで差が出てくる。私が入れ食いのときに扱えるのは、竿が2本まで。胴付の仕掛けは針2本まで。3本になると、魚をはずすときにあちこち引っ掛けたり、ラインが絡んだときに時間を浪費してしまう。また、この釣りは活性が高いときはハリスの太さは大して関係しないと思うので、かなり太いものを使ってライントラブルが少なくなるようにしている(今回は17ポンドテストのラインを使用)。針も、すぐに魚をはずせるように、シャンクの長い Aberdeen のサイズ6を使用。とにかく仕掛けは手返しの良さを最優先に。

午前4時を回って、潮の流れがだいぶ落ちてきた。食いはだいぶ落ちてきたが、まだ細かい波がやって来る。午前5時ころ、そろそろ入れ替わりの時間。周りのグループが帰っていく。近くにいたアジア人(ベトナム人か?)が、Sonny's で働いている人から我々がかなり釣っているとの話を聞いたらしく、帰りがけに魚を見せてくれとがやがやとやってきた。どのくらい釣れた?と聞かれたので、多分3人で600は超えていると答えると、びっくりしていた。俺は4匹しか釣れなかったとか言っていたが、いったいどんな釣り方をしていたのだろう。

2タイド目、上げ潮。午前6時くらいまでは本当にぽつぽつしか釣れなかった。午前6時を回って、潮の流れが出てきて、小さな波が行ったり来たり。もう2タイド目はずっとこのペースかなと思っていたが、このあとまた入れ食いに。もう十分釣ったので、いつやめるかという話に。帰りに Bath という町にある Gilmore's Sea Foods というところで甘えび(Maine Shrimp)を買って行こうという話だったのだが、店が開くのが何時かわからなかった。多分遅くても午前9時には開くだろうということで、午前8時にやめることに。

結局3人で900匹近く釣れたようだ。私が300匹くらい、Oさんは多分400近く。Fさんはちょっと少なめで、200弱といったところだと思う。釣果には皆満足で Sonny's を後にした。

Gilmores's Sea Foods は、ルート1を下って30分くらい。店はすでに開いていた。私はここに来るのは初めて。Oさんが以前来たときには、甘えびがまだ生きていて、ぴちぴち跳ねていたそうだ。今回は生きてはいなかったが、一目で新鮮なのがわかる。値段も格安で、1ポンド1ドル50セント。Oさんが昨年来たときは、もっと安くて、1ポンド1ドルだったそうだ。私は4ポンドお土産に買った。日曜日の夕飯に刺身で食べたが、なんとも新鮮で、香りよし、味よし、歯ごたえ(ぷりぷり)よしで大満足。

2011-01-29

1/15 スメルト釣り - Jim Worthing Smelt Camp

3ヶ月くらいブログの更新サボってました。10月から11月の半ばくらいまではいろいろ行ってたのですが。

今年の冬は12月中はいっこうに寒くならず、年末にとった休暇中にはメインのスメルトキャンプはまだ氷が張らずどこも営業ができない状態で、家で悶々としてしていました。年が明けてやっと本格的な寒さがやって来て、会社の釣り仲間のHさんから、1月15日の土曜日に一緒に行かない?とお誘いを。Hさんいわく、James Eddy に行こうと思ったけど、2タイドとれなかったので(メインのスメルトキャンプは、上げ潮ないしは下げ潮の約6時間単位で料金を払う)、Jim Worthing にしたとのこと。土曜日の午前10時30分からの下げ潮とその次の上げ潮を予約。

朝、7時30分にHさんが家に来て、私の車でメインに向けて出発。2時間45分くらいのドライブ。現地で Hannaford (スーパーマーケット)によって、食べ物と飲み物を買って、10時20分に到着。氷は川の真ん中以外は十分張っていて、釣り小屋ももう2列並べてあった。

チェックインをして早速釣りを開始。私たちが入ったのは3人用の小屋。2人だとそこそこ余裕がある。Hさんも私も備え付けの手巻きの仕掛けは一切使わず、アイスフィッシング用の短い竿を使う。私は小型のジグにシーウォームの切れ端をちょん掛けにした仕掛け1本ではじめる。Hさんは針3本の胴付仕掛けを2本と、ジグの1本。

開始そうそう、スメルトのあたり。ジグを落として、ちょっとしゃくるとあっという間にかかってくる。Hさんも良いペースで釣っている。お昼頃までやく2時間くらいの間に、50匹ずつくらいは釣れた。これだと2タイド目はいらないかもねなんて話しながら、腹ごしらえ。しかしこのあたりからペースがガクッと落ちた。私はもう1本仕掛けをだすが、あたりは遠のく。ここから2時30分頃まで、ぽつぽつ釣れてはまた食いが止まるの繰り返し。

午後2時30分を回って、またぱたぱたっと釣れ始めた。ここから約1時間くらいは入れ食い。竿2本を使って釣りをしていたが、魚をはずしている間にもう一方の竿にあたりがあり、魚をはずした仕掛けを落としながらもう一方の竿を巻き上げそちらの魚をはずしている間に、また仕掛けを落としたばかりの竿にあたりがあるという状態がずっと続いた。

午後3時30分。また魚の食いが落ちてきたが、ぽつぽつとは釣れていた。これが潮どまりの午後5時には完全にあたりがなくなった。ここから2タイド目。Hさんも私もここまで150匹くらいずつ釣っている。

昼の下げ潮のときは空いている小屋がずいぶんあったが、夕方からの上げ潮にはずいぶん人がやって来てにぎやかになる。子供連れも何組もやってきたようだ。

Hさんと潮が動き始めればまた食いが戻るはずだよねと話をしていたのだが、一向に食ってこない。30分おきくらいに数匹ぱたぱたっと来てはまた食いが止まる。子供がいる小屋などは、魚が釣れれば歓声が聞こえてくるのだが、まったくだめな模様。午後7時を回ってHさんとぼちぼち引き上げようかという話になる。まわりの小屋からは、このスメルト1匹10ドルだよとぐちる声が聞こえてくる。午後8時。とりあえず小屋の中の荷物を片付け始める。竿と仕掛けを1本ずつ片付けていく。ここで何匹かぱたぱたと来るが、続かない。午後8時30分。まだ1時間30分くらい時間はあるが、この調子ではまったく期待できないので、引き上げることにする。

最終的には、Hさんも私も2タイド目で10匹ずつくらい。2人合計で320匹といったところ。こうも潮の上げ下げで差が出るとは。夕方から来た人は私たちの釣った魚を見て驚いていた。

近所の釣り友達のOさんはこの次の週末1月22日の夜から Worthng's のちょっと下流の Sonny's に行って日曜日の朝までに夫婦で400くらい釣ったとのこと。Hさんも1月23日の朝10時から Worthing's で2タイド。こちらは130位だったそうだ。HさんとOさんとの話を総合すると、いずれの釣行も上げ潮はまったくだめ。下げ潮の間に入れ食い時間があったとのこと。今週、Oさんから今週末にまた行くんだけどどう?という電話がかかって来た。29日の夜10時半から2タイド、Sonny's に行ってきます。夜からの潮は下げなので、ここで十分釣れれば早く帰ってくるつもりだが、読みはあたるかな?