2012-10-23

10/17, 19, 21 サバ・イカ - Gloucester

出張で今週1週間、カリフォルニア。さすがに竿は持ってきていない。しかし、先週はよく Gloucester に通った。

10月17日、そろそろサバもいけるのでは思い、竿を何種類か持って Gloucester に行った。手前のポイントにはOさんがいて、イカ釣りをしていた。沖漬けのタレを持参で、小さめのちょうど良いサイズが釣れているが、ぽつぽつとのことだった。私は小さいイカはあまり興味なかったので、外側のポイントへ。とりあえず、サバの浮き仕掛けを投げ入れる。と、すぐに来ました、超大型のサバ。このあたりで釣れる最大のサイズ。

よく見ると、サバの群れが時折目の前を横切って泳いでいく。これはこれはと思い、胴突き仕掛けの竿を出す。すぐにまた浮き仕掛けにヒット。続いて胴突きの仕掛けにもヒット。どのサバも超大型。急いでOさんに連絡。Oさんはもう少しイカをやってから来るとのこと。

この後も波がいくつかあり、Oさんが来たころにはすでに10匹くらい。そのあとも波が何度かあり、私が合計17匹。Oさんも、6,7匹。どのサバもみな大きく、最大で40cmクラス。平均で35cmといったところ。皆、脂がのりきって、パンパンの丸々とした魚。たたきとしめ鯖で食べたが、まさにトロ鯖といった感じ。

10月19日、またサバをということで Gloucester。夕方は風が強いとの予報だったので、午後11時すぎから釣り開始。まだ風は強く、雨も降ってきた。一度、外側でサバの竿も出したが、まったくだめ。仕方がないので、手前側の風裏になるところで、イカ。午前4時すぎから入れ食い状態。毎キャストイカがかかるが、サイズは中の小といったところ。もうイカは終わりだと思っていたが、また戻ってきたよう。

やはりサバが釣りたいので、夜明け前に Salem に移動。サバ狙いの連中がぽつぽつ。とりあえず、餌仕掛けと、ジグサビキ。餌仕掛けに明らかにサバのあたりがあったが、針掛かりせず。他の連中はみなジグサビキだが、まったくうんともすんとも。私はジグサビキを根掛かりさせてしまい、餌釣りに専念。一度仕掛けを回収するときに、サバが水面まで追いかけてきたのが見えた。とりあえず、サバはいることはいるが、まったく喰わない。午前9時前、あきらめて帰ることに。釣り人は他に5,6人いたが、誰も釣れていない。

10月21日。月曜の午後から出張なので、もう一度サバをトライすることに。Gloucester に行ったが、サバの気配はなし。仕方がないので、イカを釣ったが、サイズは中と小がほとんど。とりあえず、良いペースで釣れている。1時間に20から30杯のペースか。

サバもイカも釣れていないときはスメルトも狙ってみたが、あまり釣れない。いるのはいるが、まだ少ない。どうもまた少し後戻りしてしまったようだ。来週はサバがまた釣れると良いなぁ。

2012-10-17

10/11 - 10/13 イカ釣り - Gloucester

3日連続のイカ釣り。完全にイカ釣り中毒になっています。というのも、木曜日の晩に行って、大きいのがばんばん釣れて、金曜日はさらに凄くて、そうなると土曜日の晩もがまんができませんでした。

半月ほど前は、数は釣れていたものの、サイズが本当に小さいものばかり。それが、10日ほど前から、数は減ったものの、胴長が20から30センチある大型がばたばた釣れだし(といっても、ほんの短い時間でしたので、10杯から20杯程度)、金曜日の明け方前は人によっては大型が30杯から40杯(私はさすがに金曜日の仕事があったので、朝まではいませんでしたが、釣れ始めた時間はいました)、金曜日の晩から土曜日の早朝にかけては幸運にも何度か波にあたり、平均の胴長が25センチくらいの大型が70から80杯という、私としては記録的な大釣り(数からすれば、合計100杯足らずでしたが、なにしろサイズが凄かった)。ところが、土曜日の晩はぽつぽつしか釣れず、日曜日の明け方になってやっと大型のイカがぽつぽつ。

最近のパターンは、常にポイントを移動して、喰いの立ったイカの群れを探すのがキーになっています。場合によっては、10分くらいしか波が続かないので、あるポイントで待つのか、それとも他のポイントに移動するのか、うまくパターンにはまれば大型のイカがばんばん釣れますが、パターンをはずすと、さっぱり。こういう時は、あるポイントが良くなかったら、釣り仲間と分散してポイントを探すというのが一番。何故か私は正しい時間に正しい場所にいることが多く、結構良い思いをしました。



金曜日から土曜の早朝にかけて釣ったイカは、上の写真。土曜日は子供の日本語学校で配れば良いやと言うことで、思う存分釣ってきました。日本語学校の父兄の控え室のカフェテリアに大きなクーラーボックスを持ち込んで、「あの人何者?」と思われていただろうなぁ。

それから、Tony によると、Salem に鯖の第一波がやってきたようです。Gloucester でも、土曜の昼に十数匹釣った人がいたとのこと。秋の鯖のシーズンが到来です。

2012-10-09

10/1 タラ釣り - Bunny Clark

10月1日月曜日。会社を休んで、今年3回目の Bunny Clark の Marathon。今回は、午前3時30分に船に集合。

数日前の予報では、南西の風、10から15ノット、ガストで20ノットといった感じだったが、前日の予報では少し上がって、15から20ノット、ガストで30ノット。南西から西にシフトする風で、波は極端に高くはならないと思われるが、それでも Bunny Clark のような小さな船では結構きそうな感じである。

船は午前4時すぎに出港。客は15人。港をでると、やはり吹いている。時折、高い波が右舷のほうからやってきて、デッキを洗っていく。今回は3時間くらい睡眠をとって来たのでそれほど辛くないが、キャビンのなかのバースに誰もいなかったので、もぐりこむことにする。最初のポイントまでは2時間ちょっととのこと。とりあえず、バースに寝転がって目をつぶっていたが、船が波にたたかれてかなり揺れていたので、寝ることはできなかった。途中、誰かが向かいのバースに入ってきて、ポイントに付く直前で、げーげーはいていた。最初のポイントに付いたのは、午前6時30分。普段まったく船に酔わない私も、なーんか気持ちが悪い気がしたが、キャビンから出て、釣りをはじめたら、さっぱりすっきり。

今回は、かなりハードな釣りになりそうだったので、ベンチに座ることもできる船の後ろ側半分にポジションを確保することも考えていたが、船に到着するのがちょっと遅くなって、前の甲板の上しか空いていなかった。仕方がないので、気合を入れて甲板の上に。

最初のポイントはポラックのポイント。300フィートちょっとの水深。Bunny Clark のポイントとしては浅いほう。風は20ノットから25ノットといったところ。波は、うねりが4-5フィートある上に、チョップがさらに4-5フィート。最大10フィートくらいの波か。特にバウは大きな波がくると大きくたたかれるので、手すりに掴まっていないと海に転落しそう。今回は Blue Shark が心配だったので、Cod Fly を付けずに、16オンスの LavJig のみではじめる。

最初のキャスト。ジグが着底して、何度かしゃくっていると、ごんというあたり。10ポンドくらいのポラック。Blue Shark に食われるのを嫌って、最後の50-60フィートは急いで巻き上げる。順調に、2匹目、3匹目をあげる。みな良いサイズのポラック。大きなポラックはフッキングした直後はかなり抵抗するので、タラよりは面白い。船内も次々にポラックがあがる。私はここで少しペースが落ちるが、見える限りは周りもあまり変わりがない。1時間くらいして、どうやら Blue Shark の心配がないようなので、黄色の Cod Fly をテーザーにつけることにする。ポラックには昔から黄色の Cod Fly というのが常識(のわけない)。では何故 Blue Shark がいるとテーザーを付けないのかというと、ポラックはダブルでかかることが多く、大きなのがダブルでかかると重すぎて早く巻き上げられない。で、ゆっくり上がってくる2匹の魚なんていうのは、Blue Shark の格好のターゲットになってしまう。

Cod Fly を付けて最初のキャスト。ジグが着底する前に、ごつごつというあたり。やはりポラックには Cod Fly が良く効く。このあと、そこそこペースを戻して、午前8時30分ころまでポラック(のみ)釣る。

ポイント移動。キャプテンの Tim が言うには、すぐ近くにタラのポイントがあるので、無視するわけにはいかないとのこと。ハーフマイルくらい移動。水深も大して変わらない。何故、最初のポイントがポラックで、そのポイントがタラなのか、海底の地形のチャートを見ても(Bunny Clark はキャプテンが客のすぐそばで操船するので、計器類をすべて見ることができる)よくわからない。アンカーをセットして、釣り開始。と、すぐにタラがかかる。26インチくらいの、まぁまぁのサイズ。が、あとが続かない。他の客もまったくだめで、このポイントは30分くらいであきらめる。また先ほどのポイントに戻ってポラックを釣ることに。

最初のポイントに戻ってきて、再度ポラックねらい。また順調にポラックを釣るが、ここで Blue Shark 登場。私もとりあえず1匹やられた。なんとかジグは無傷で回収できたが、結構大き目のポラックをロスト。まもなくして、根がかりのようなあたり。大きなポラックのすれ掛りか?船が上下するのを利用してポンピングして巻くが、時々強烈な抵抗。あと50-60フィートかというところで、一気に糸を持っていかれた。Blue Shark に間違いない。キャプテンの Tim がヘルプしてくれて、ラインを掴んで無理やり切ることに。仕掛け一式失ったものの、ラインのロストはあまりなかった。果たしてこれは、底近くで Blue Shark がジグに掛かったのか、それとも大きなポラックがすれ掛かりし、最後に Blue Shark にやられたのか。これだけ船が揺れていると、よくわからない。

Blue Shark の被害ががひどくなってきたので、このポイントはあきらめることに。5マイルくらい東の、ホワイトヘイクのポイントに向かう。ポイントに着いてアンカーをセットするが、流されてポイントを外れたようで、また仕切りなおし。私は、いつもの銅管で作ったしゃくり棒、タコベイトにちらし針というセットアップ。船で配られる冷凍鯖の切り身は使わず、金曜日の夜に釣ったイカを付ける。

今回は、500フィートくらいの水深で、ホワイトヘイクの釣り場としては浅いほう。しゃくり棒が着底して、何度かしゃくっていると、早速あたり。一瞬間をおいてあわせを入れるが、抜けた。こう波が高くて、船が上下していると、あわせのタイミングに苦しむ。また底まで落としてしゃくるが、あたりがない。あきらめて一度回収しようと巻き上げたとき、底から15フィートくらいのところで、ごつごつというあたり。急いであわせをいれるが、また抜けた。さすがにあきらめて、いったん回収。

この後は何度かフッキングできなかったこともあったが、わりと順調にヘイクを釣り上げる。残念ながらトロフィーサイズは1匹も釣れなかったが、10ポンドから15ポンドくらいのサイズ(後の計測では、最大13.5ポンドだったとのこと)を合計6匹。

お昼をすぎて、ちょっと浅場に移動。今度は、タラとハドックがメインのポイントとのこと。私はジグを使って釣っていたが、小さなポラックやタラがぽこぽこかかる。こういうポイントでは、大きなのはあまり釣れないと踏んで、ここはハドックを釣ってやろうかと。イカの餌がまだ残っていたので、餌釣りに切り替える。(というか、この海のコンディションでジギングはかなり疲れるので、ちょっと楽をしようと思った。)今度は若干風が落ちてきたので、パラシュートアンカーを使ってのドリフト。

フレッシュなイカの餌は思ったより効果があり、ほぼ入れ食いの状態。カスクを釣り、リリースサイズのタラを数匹、それからついにハドックを釣る。最後はあたりがあった直後に根掛かり。ちょうど Tim がバウにいて、ちょっと貸してみなと。結局、シンカーはロストしたが、タラはまだついていた。こちらは(今年のレギュレーションでは)余裕のキーパー。

午後2時30分。釣り終了。今回は、1st/2nd プールはともにポラック。19.5ポンドと19ポンドで、一人の釣り客が独占。またプールはとれず。また来年までお預けか。

この日は、このコンディションのなか、それほど悪くない釣りができた。魚の平均サイズも10ポンドくらいで、ポラック9、ホワイトヘイク6、タラ2、ハドック1、カスク1の合計19匹。

Bunny Clark のレポートでは

"Shawn Rosenbeger was high hook with Yoshito (MA) in second hook right behind him. I couldn't tell you how many legal fish each caught but Shawn had over twenty on the first stop of the day. Yoshito too had a lot of pollock but he also caught six white hake, the biggest haddock, the largest hake at 13.5 pounds and two legal cod including an 8 pounder, the largest cod of the trip. Three of his other notable fish included a 14.75 pound pollock, a 16 pound pollock and a 14 pound pollock. Some of the fish I weighed for Shawn included an 18 pound pollock, the third largest fish of the trip, a 13 pound pollock, a 12 pound pollock, an 11 pound pollock, a 10.5 pound pollock and a 13.5 pound pollock."

"second hook right behind him" とあるが、実際のところ"right behind" ではなかったかも。最初から Blue Shark を怖がらずに、Cod Fly を使っていればもう少しいけた感じがするが、この Shawn という人は Bunny Clark の常連のなかでもトップクラスの名人で、まだそこには届かない。

Chub Mackerel

10月7日日曜日に、Al Gauron の鯖の午前船に乗った。Al Gauron の船がある Hampton Beach から40分くらい北東にある、Isles of Shoals (まさにニューイングランドといった感じの、風光明媚なところです)での釣り。今回は、NYからグンジさんや、近所のOさん、日本語学校で息子と同級生のYさん親子と一緒だった。釣りのほうは、あまりサイズに恵まれなかったものの、鯖の群れが回って来るたびに次々に釣れて、なかなか楽しめた。くわしくは、グンジさんがブログに書いてくれると思うので省略。なお、Al Gauron は今週末で鯖の半日船は終わりの予定だったようだが、今週末の釣果が良かったのと、なんとか客が集まったので(といっても、日曜日は半分以上が私が声をかけた日本人なんですがね)、来週も客が集まれば船を出すとのこと。気候が悪くなければ、楽しい釣りなので、興味のある方はおすすめ。今のシーズンは、行けばサイズは別にして、30匹くらいは簡単に釣れます。

で、今回の話題は、鯖の種類について。昨年の秋、Gloucester にOさんと良く鯖釣りにいったのだが、その時になんかちょっと違った感じの鯖がいることに気付いた。このあたりで釣れる鯖は、Atlantic Mackerel (Scomber scombrus - 大西洋鯖、またはノルウェー鯖)だけだと思っていたのだが、Oさんも私も昨年の秋は数匹ずつなんかちょっと目が大きめで、模様が少し違う鯖が釣れたことがあった。

日曜日は、私と子供2人で行って、50-60匹持って帰ってきたのだが(30匹以上は小さいのでリリース)、この中に1匹だけこのちょっと違う鯖が混じっていた。

 写真の上のやつがその問題の鯖。ほぼ同じ長さの Atlantic Mackerel と比べると、体が太め、背中の模様が薄め、腹側にも薄いまだらで、目が大きい。頭の部分を拡大すると...まずこちらがその問題の鯖。
それから、通常の Atlantic Mackerel がこちら。
その問題の鯖は、日本のマサバによく似ている。いろいろ調べていたところ、この問題の鯖は、Atlantic Chub Mackerel (Scomber colias)のようだ。Fish Base の分布図を見ていると、大西洋でも少し南方系だが、昨年、今年とこのあたりの海水温が高いので、メイン湾でも上がってきたのではないかと思われる。