2010-02-02

第三のプロジェクト

実は前回 Mudhole でパーツを注文した際に、ブランクを3本購入した。ブランクは何本買っても送料は大して変わらないので、ついついまとめ買いしてしまう。

そのうちの1本が、Gator Glass のB15-50-66 というブランク。これはその型番の通り、ラインレーティングが15ポンドから50ポンド、6フィート6インチ。バットの太さが2cm以上ある、E-グラス製のごっついブランク。ただ、ライブベイトブランクらしく、ティップは細めで、アクションは Extra Fast に近い感じ。値段は格安で、25ドルしない。

去年、初めて作ったロッドが Gator Glass の B10-30-76 というブランクで、これをボートあるいはピアからのストライパー用のスピニングロッドに仕立てた。このブランクがグラスファイバーにしては軽めかつ硬めで、穂先がキューンと曲がっていく割には、パワーもしっかりあって、結構好みだった。

その後、うちのチビが扱えるようなボートロッドが欲しくなって、今度は B10-30 というモデルをバットから何インチか切って、6フィート3インチのスパイラルガイドのベイトロッドを作った。これも B10-30-76 と似たような調子で、昨年11月、Frances Fleet での Tautog 釣りで使ってみたが、なかなか良かった。

今回、B15-50-66 を買ったのは、タラの餌釣り用のロッドにいいのではという考えから。今までタラの餌釣りに使っていたのは、ダイワの安い既製品ロッドで、グリップが細めなのがあまり好きでなかった。私の場合、タラの船に乗ればジグが主体なので、プライオリティは低いのだが。まぁ、安いブランクなので、だめもとで買ってみた。

Gator Glass のブランクは、製造工程でブランクを焼き固めたあと、周りに巻いたセロファンをはがした状態で売られている。見た目は Ugly Stik と同じで、まだ表面に螺旋状のグルーブが残っている。

このままの状態で、ガイドを取り付けても良いのだが、細い糸をまくとこの表面のグルーブに干渉して糸が巻きにくい。そこで標準的なブランクのように、サンドがけをする。


200番くらいのサンドペーパーから初めて、最終的には1000番くらいのペーパーで仕上げた。右の写真は、表面をならしたあとの状態。グラスファイバーの繊維の模様が良く見えている。

うちのチビ用に作ったベイトロッドはこの状態にガイドを取り付けたのだが、今回は Perma Gloss というウレタンコーティングを施すことにした。

このロッドは安く仕上げるするつもりなので、Fuji のハードロイのガイドを使うことにした。ブランク25ドル、ガイドとトップで25ドル、グリップとリールシートで20ドル、計70ドルくらいの予算でいけると思う。

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