2010-02-11

ハイパロングリップ

タラのベイトロッドの続き。先週、EVA でリアグリップを作成し、昨晩このリアグリップとリールシートをブランクに取り付けた。リールシートとブランクの隙間がだいぶ小さかったので、今回はポリウレタンのアーバーを使わず、ファイバーメッシュテープをブランクに巻きつけて終わり。

今晩は、フォアグリップの作成した。結局、予定通り、赤いハイパロンを使うことにした。まず最初にハイパロンのストレートグリップにマンドリルを差し込んで、簡易レースにセット。グリップの先端側を細くサンドペーパーで削っていった。グリップのリールシート側も、軽く傾斜をつけるように整形。ここまではそれほど苦労しなかった。次に、グリップの穴をブランクに合うように広げていく。ハイパロングリップはブランクに接着するときにお湯につけて柔らかくするとかなり伸びるので、穴は小さめで良いのだが、今回はブランクが0.8インチぐらいの径に対してグリップの内径が0.5インチなので、ちょっと無理め。もし入ったとしても、外径が大きくなりすぎて、リールシートとつりあわなくなってしまうので、地道にリーマーで削り始めた。

これがいつまでたっても広がらない。リーマーを無理やりドリルにセットして削ろうとしたのだが、すぐに外れてしまってなかなかうまくいかない。結局、3時間以上格闘して、内径を0.7インチくらいまで広げた。これが EVA やコルクだと、15分もかからないと思う。いかにハイパロンが他のグリップ素材と比べて丈夫であるかということをまた思い知らされた。ハイパロンは EVA やコルクに比べてずっと重いのだが、滑らないし、本当に丈夫で、欠けたり、変形したりしないので、ソルトウォーターのヘビーロッドに向いている。ただ加工はこれでもかというほど大変なので、今回はより負担のかかるフォアグリップだけにした。

ハイパロングリップのブランクへの装着は非常に簡単。熱で柔らかくしてしまえば、すっと望みの位置まで押し込んでいける。今回はちょっと思い立って、ハイパロンのフォアグリップの先端に、EVA グリップの切れ端を加工したものをアクセントに加えた。

そうそう、グリップをインストールするときにブランクに付いたエポキシをアルコールでごしごし拭いていたら、ブランクに塗った Permagloss がはげてきてしまった。ガイドを付ける前に、もう一度きれいに塗りなおそうと思う。

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